映画 家の鍵
原題 LE CHIAVI DI CASA/THE KEYS TO THE HOUSE
製作年度 2004年
上映時間 111分
監督 ジャンニ・アメリオ
出演 キム・ロッシ・スチュアート 、アンドレア・ロッシ 、シャーロット・ランプリング 、アッラ・ファエロヴィック 、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
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ジャンニは、障害を持つパオロとベルリンのリハビリ施設へ同行する旅に出る。
それは、まさに困惑に日々です。初めて接する、障害を持つ15歳のパオロと、どの様にすれば良いのかわからないのです。
そんな彼を、施設で知り合った、重い障害を持つ娘を支える強い母親ニコールが助言、支えます。
彼は、彼女に事情を話します。
恋人が交通事故にあい、お腹の中にいたパオロは、かろうじてとりあげられるのですが、恋人は亡くなってしまいます。
ジャンニは、子供に障害があることをわかっていて、逃げてしまいます。
そして、今は妻子ある身です。
この旅は、父親の愛情による奇跡を望むたびでもあったのですが.......。
実は、何も起きません。何も変わりません。
父と子の心の機微を描いただけの映画です。
ラストシーンは、辛い、でもジャンニとパオロの心の絆が徐々に.....。
気丈な母親にコールが、電車を待つホームでジャンニに話す。
娘が、絶望の眼差しでわたしを見ることがある。
私は心の中で思うの「死んでくれれば....。」
このシーンは、なんとも重く辛い。
見る方によって印象はさまざまでしょう。
居眠りが出るかもしれません。
私は、このような映画も大切にしたいと思いました。
パオロ役のアンドレア・ロッシが印象的。
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