没後50年 川合玉堂展
先週の土曜日が出勤で、うずうずしていました。
日曜日の午後に出かけました。
山種美術館で11月11日までの開催です。
御岳の美術館には、何年か前に行ったことがあります。
今回は、どうかなー...と思いつつ行ったのですが、矢張り素晴らしかった。
行ってきてよかったと思います。
絵の中に入り込みたいような懐かしさを感じさせてくれます。
まさに、日本の風景です。
玉堂の絵について、自らお話されています。
的確に表現されています。
ミュジアムショップで売っていた小冊子からの引用です。
「自然がすき」 川合玉堂「私の個性は自然が好きなんですね。これはどうも仕方がない。
矢張りそれが系統というのでしょうか。祖父は絵は描きませんでしたが
自然好きで、私の子供の時分、父と山登りを時々した。私は(雅邦先生のように)
理想派にはなり得ない。自然がすきなんですね。」
その雅邦の絵も数点展示されています。
端正な絵に魅了されます。
以下に、私のお好みを.....。
水声雨声
没骨画法の魅力に注目です。人の配置が、遠近感を更に強調しています。
荒海
見事に波しぶきを描ききっています。
渓雨紅樹
紅葉、山の遠景、人の配置、見事。
早乙女
この俯瞰、なんとも、いいですね。
いすに座って、しみじみ、鑑賞しては、まだまだ、良い作品が......。
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コメント
elmaさん、コメントを戴きありがとうございます。
>自然は、いいですね。
本当ですね。
私たちが、自然と引き換えに獲得したものって何なのでしょうか......。
つくづく感じてしまいました。
海、山、川で遊んでいると、何か大きな物に包み込まれたような感覚で、ほっとします。
この展覧会は、たまにはこっちにおいでよと、自然が呼んでいるようでした。
投稿: elmaさんへ | 2007.10.01 04:54
おはようございます、makoさん!
「玉堂展」に行かれたのですね。私も、初日に行ってきました。夏の暑い日でしたので、玉堂およびその師たちの絵が、一服の清涼剤のようでした。
やはり、郷愁を誘われる感じで、楽しんできました。もう、なくなってしまった古きよき時代の日本を感じさせられますね。夏の御岳渓谷も思い出します。自然は、いいですね。
投稿: elma | 2007.09.30 05:07