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2007.09.29

没後50年 川合玉堂展

Gyokudou

先週の土曜日が出勤で、うずうずしていました。
日曜日の午後に出かけました。
山種美術館で11月11日までの開催です。

御岳の美術館には、何年か前に行ったことがあります。

今回は、どうかなー...と思いつつ行ったのですが、矢張り素晴らしかった。
行ってきてよかったと思います。

絵の中に入り込みたいような懐かしさを感じさせてくれます。
まさに、日本の風景です。

玉堂の絵について、自らお話されています。
的確に表現されています。
ミュジアムショップで売っていた小冊子からの引用です。

「自然がすき」  川合玉堂

「私の個性は自然が好きなんですね。これはどうも仕方がない。
矢張りそれが系統というのでしょうか。祖父は絵は描きませんでしたが
自然好きで、私の子供の時分、父と山登りを時々した。私は(雅邦先生のように)
理想派にはなり得ない。自然がすきなんですね。」

その雅邦の絵も数点展示されています。
端正な絵に魅了されます。

以下に、私のお好みを.....。

Amemizu
水声雨声
没骨画法の魅力に注目です。人の配置が、遠近感を更に強調しています。


Gyokunami
荒海
見事に波しぶきを描ききっています。

Kouyou
渓雨紅樹
紅葉、山の遠景、人の配置、見事。


Saotome
早乙女
この俯瞰、なんとも、いいですね。

いすに座って、しみじみ、鑑賞しては、まだまだ、良い作品が......。

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コメント

elmaさん、コメントを戴きありがとうございます。

>自然は、いいですね。

本当ですね。
私たちが、自然と引き換えに獲得したものって何なのでしょうか......。
つくづく感じてしまいました。

海、山、川で遊んでいると、何か大きな物に包み込まれたような感覚で、ほっとします。

この展覧会は、たまにはこっちにおいでよと、自然が呼んでいるようでした。

投稿: elmaさんへ | 2007.10.01 04:54

おはようございます、makoさん!

「玉堂展」に行かれたのですね。私も、初日に行ってきました。夏の暑い日でしたので、玉堂およびその師たちの絵が、一服の清涼剤のようでした。

やはり、郷愁を誘われる感じで、楽しんできました。もう、なくなってしまった古きよき時代の日本を感じさせられますね。夏の御岳渓谷も思い出します。自然は、いいですね。

投稿: elma | 2007.09.30 05:07

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