金刀比羅宮 書院の美
所要で休暇をとった日、チャンスと思って行って来ました。
混雑を予想していたのですが、そうでもなく、ゆっくり観られました。
東京芸大美術館で、9月9日まで開催されています。
本展の特徴は、なんと言っても、金刀比羅宮の表書院、奥書院の内部をを出来る限り再現しようと試みた点にあります。どの程度実現できたかは.....。
以下、展示の概要です。
画像は、HPからの引用、ミュージアムショップで購入したポストカード、又はチラシから切り取ったものです 。
展示と異なる点もありますのであしからず。
表書院
鶴の間 円山応挙
飛ぶ鶴、舞い降りる鶴、たたずむ鶴。
空間表現に引き込まれました。
虎の間 円山応挙
一度で良いから、この空間で過ごしてみたいですね。
応挙ファンならずとも、この展覧会は楽しめますね。
彼の描く、動物、人物は、とても愛くるしくて楽しい。
水を飲む虎
お客さんを凝視する虎。
七賢の間 円山応挙
とても気高く豊かな表情が、応挙らしい。
とても良いですね。
山水の間・二の間 円山応挙
少々意外な応挙
山水の間・上段の間 円山応挙
富士一の間 邨田丹陵
富士二の間 邨田丹陵
一之間に続く二之間には、源頼朝の一行が鹿を追う様子が描かれています。
躍動感のある表現が見もの。
奥書院
柳の間 岸岱
岸岱という絵師の作品は始めてみました。
部屋全体で、柳と鷺を描ききった、とても表現豊かな空間です。
彼の個性が垣間見れる空間です。
菖蒲の間 岸岱
春の間 岸岱
上段の間 伊藤若冲
私は、中腰になりながら、1点1点ゆっくり眺めてきました。
若冲に囲まれて、何か押しつぶされそうでした。
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