ル・コルビジェ展
大倉集古館で”江戸の粋”を観てから、とぼとぼ歩いて、六本木ヒルズに向かいました。
何度も、行き来したコースなのですが、チョット寄り道したら、もう、道に迷いました。
汗を拭き拭き、何をやっているのでしょうね.....。
ル・コルビュジエを体感する展覧会となっています
森美術館の展示には、いつも感心させられてしまうのですが、今回もいいと思いました。
パリのアトリエを実寸大で再現した空間
集合住宅のマルセイユ・ユニテのメゾネットタイプ(2階建てアパートの内部)
彼の終の棲家で日本初公開となるカップ・マルタンの休暇小屋(ともにフランス)
実際に。その中へ入り、歩き回って、ル・コルビュジエの空間を体感出来るようになっています。
まさに、コルビジェの設計思想が体感できます。
マルセイユ・ユニテのメゾネットタイプ(2階建てアパートの内部)は機能的で、コンパクトにまとまっていて、心地良い空間です。外部に面した幾何学的な窓も、魅力力的に仕上がっています。
彼の終の棲家で日本初公開となる、南仏カップ・マルタンの休暇小屋(ともにフランス)は、日本の間取りで言うと、たった8畳間の空間です。
ここの展示には、長蛇の列が出来ていて、私も並んで入りました。
食事は、隣のレストランで摂ったそうで、最低限の住空間です。
とても落ち着いた空間で、これなら私でも、と創造を膨らませました。
展覧会は、彼の絵画、彫刻の展示から始まります。
こちらは、あまりシンパシーを感じませんでしたが.....。
建築家の展覧会と言うと、建築模型と設計図の羅列を思う方が多いと思いますが、勿論今回の展覧会にも同様な展示はあるのですが、ラフなデッサンも多く楽しめます。
更に、多数のDVDによる映像解説がなされていて、理解を助けてくれます。
そうそう、お弟子さと言えば、前川國男ですが、彼の移築された私邸をカメラを持って観に行くのが念願なのですが、まだです.....、何時になるのかなー....。
お出かけの際は、体調を整えて、3時間位かけて、ご覧になるといいと思います。
展望室の天空の水族館もこの時期、涼を感じさせてくれます。
商売上手ですね。
以下の画像は、HPから引用させていただきました。
《キャバノン(休暇小屋)》
《赤いバイオリンのある静物》
1920年
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コメント
うしろの正面さん、コメントを頂きありがとうございます。
母子でコルビジェを観に行くなんて良いですね。
再現空間、DVDの解説は、興味深いものがあります、お嬢さんの向学心、更にUPだと思いますよ。
場所柄、結構混雑しています。
先ず会場を一巡して、要点を決めておいて、再度というのが私の鑑賞法です。
ゆっくり、休み休み、会話しながら楽しんできてください。
行かれて後悔はしないと思いますよ。
前川邸の宿題、難しそうですね。
投稿: うしろの正面さんへ | 2007.07.31 05:08
makoさんが道に迷うタイプって、別の項で知らされてとても意外でしたが・・・・。
季節の息吹など味わって歩いていらっしゃるからですよー。きっと。
私のようにランドマークをハッタと睨み付けつつ、前のめりの勢いでゆけば、大丈夫!・・・・でもそれじゃつまらないですね。
さて・・、コルビュジエの展覧会、娘を連れて行っておくべきなのですが、また退屈な展覧会なのかなあと思い延ばし延ばしにしていました。
カップ・マルタンの休暇小屋を体感出来るとは幸せです。これでフランスまで行かなくて済みます。(笑)
makoさんの記事で重い腰が軽くなりました。行ってきますね。
前川邸、私は近いので何度も行っていますが、年をとって夫婦ふたりで、またはその後一人でも住むのに最高だと思います。
玄関からリビングへ入る部屋の衝立を兼ねたドアはどうやって吊ったか、考えつつ見てきて下さいね。期限のない宿題です。(笑)
ほんとにどうやって吊ったんだろう?
投稿: うしろの正面 | 2007.07.30 12:46