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2007.05.02

遊鶏の賦 清原啓一

Kiyoharablog

3週間程前に行ってきたのですが投稿が遅れました。
この美術館のソファーに座ってゆっくり鑑賞するのが大好きです。
20日までの開催です。

大混雑の渋谷の町から、チョット移動すれば、静かでゆっくり、別空間です。

まとめてご覧になる方は、たばこと塩の博物館松涛美術館bunkamuraザ・ミュージアム、の経路が良いかも知れません。(閉館時間的を考慮して)
神泉駅利用の方は、松涛、たばこ塩、bunkamuraの順番。

清原啓一は鶏の画家といわれています。

鶏の絵画のほかに、山シリーズ、花の絵画の展示もあります。

花鳥画、油彩画版の趣です。
当然、清原啓一も花鳥画を意識したと思いますが、油彩画での表現もまた、面白いな思いました。
筆の動き、マチエールも見ものになっています。

実際、鶏を飼育して観察し写生しています。
鮮やかな彩色による季節感。
筆の勢い、マチエールによる、軍鶏の迫力。
または、山に佇む雷鳥、静けさ。


楽しめますよ。
コーヒーでも飲みながらごゆっくり。

以下は、チラシからの切り抜きです。
Kiyohara1aki
秋色遊鶏

Kiyohara1asama
樹間浅間

Kiyohara1beni
紅庭に遊ぶ

Kiyohara1hana
花とランプ

Kiyohara1katorea
グラスのカトレア

Kiyohara1kenritu
鼎立

Kiyohara1rai
雷鳥

HPから解説文を引用させていただきます。

清原啓一(1927~)は富山県に生まれ、光風会や日展を主な発表場所として、創作活動を続けてきました。数々の受賞を重ね、日本芸術院会員、日展常務理事、光風会常務理事をつとめるなど、今日の洋画壇の重鎮として活躍しています。

1954年の日展に初めて「鶏」を題材とした作品を出品し、1959年には日展で特選になるなど一貫して「鶏」を描き、確たる評価と名声を得ました。重厚なマチエールや、華やかな色彩によって装飾性が際立ち、油彩画ながら花鳥画的な画趣は、まことに希有なものといえるでしょう。

本展は清原啓一の代名詞ともなった鶏のシリーズを中心に、近年力を入れている山岳シリーズや花の作品などを併せ、初期から最新作まで約50余点の代表作で構成し、60年におよぶ画業をたどる集大成ともいえる展覧です。

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コメント

elmaさん、コメントを頂き有難うございました。

>makoさんのお薦めにしたがって、昨日、松涛美術館に行ってきました。

すみません、私のお勧めは、あまりあてになりませんのでご注意ください。今回は楽しんでいただけたようでほっとしています。

洋画は、筆の勢い、マチエールをじっくり見据えると作家の感情が伝わってきますよね。
清原啓一の執念が伝わってくるいい展覧会だと思いました。

>『ペルジーノ展』の聖母子に違和感を覚えられたということですが、受け入れられるかどうかというのは、感覚かもしれませんね・・・。

もう一度、行ってくるかもしれません。
何か、変わった印象を持つこともあるかも知りませんから。

投稿: elmaさんへ | 2007.05.06 08:45

おはようございます!

makoさんのお薦めにしたがって、昨日、松涛美術館に行ってきました。
『秋色遊鶏』と『花とランプ』が気にいって帰ってきました。『グラスのカトレア』も良かったです。マチエールが柔らかく、私の好みになりました。

『ペルジーノ展』の聖母子に違和感を覚えられたということですが、受け入れられるかどうかというのは、感覚かもしれませんね・・・。

投稿: elma(自分磨き) | 2007.05.05 04:58

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