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2007.05.17

良寛の歌070517

うづみ火に足をさしくべて臥せれども
こよひの寒さ腹にとほりぬ

「腹にとほりぬ」という極限の寒さに耐えて、むかえる春の美しさはどのようなものなのだろうか
私には一生感得出来ないものなのかもしれません。

春に咲く花を見る度にこの歌を思い出します。

良寛はいろいろなことを教えてくれます。

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コメント

elmaさん、コメントを頂きありがとうございます。

良寛は、自分の揺るがない座標軸を修行によって得たのでしょうね。

私は、確たる意志、目的を持った修行を経ないと、確たる座標軸はもてないと思っています。

本を読んでも、人の話を聴いても、音楽、絵画全て私の座標軸は揺らぐばかりです。

良寛は、私の今現在の座標点を分からせてくれる、身近な座標軸だと思っています。

「物を所有することは、心が物に所有されることだ」
私には無理ですが。

投稿: elmaさんへ | 2007.05.19 07:21

>良寛はいろいろなことを教えてくれます。
makoさんは、どのようなことを感じられたのでしょうか?

私の場合は、上掲の歌が気になり、「たぶん、この本で見たことがある・・・」と思ってその本をひっぱり出しました。かすかな記憶を頼りに・・・。

この歌の次の頁に以下のような歌がありました・・・。

「間庭百花発き、余香此の堂に入る。相対して共に語る無く、春夜夜将に央ばならんとす」・・・『座右の良寛』松本市壽著より

遠い昔、三畳一間の暖房器具もない部屋で暗鬱たる孤独の中に生きていた私は、この気持ちが、いくらかはわかるような気がいたします。凍りきって眠れない夜・・・友がくれた中古の「電気アンカ」に涙しました・・・。

投稿: elma(自分磨き) | 2007.05.17 22:57

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