動物絵画の100年 1751-1850
この企画はあたりでしたね。
とにかく楽しい展覧会です。
行き帰りの車の中では落語を聴きながら、げらげら笑い、展覧会でニコニコ。
とても良い日曜日でした。
府中美術館で 4月22日間で開催されています。
チラシには、「なにを思う、江戸の動物」と書いてありますが、何も考えず、とにかく楽しめばいいのではないでしょうか。
ということで詳しい解説なし、私のお気に入りを図録からコピーします。
(何時もの手、横着な性格は直らない)
今回の展覧会での私のベスト
我が家のワンはとてもかなわない。
何度も行ったりきたりして観てきました、自然と口元が緩みます。
円山応挙 時雨狗子図
本当に笑ってしまいます。何とも愉快な絵ですよね
長澤蘆雪 一笑図
仙崖の茶目っ気、大好きです。
仙崖義梵 虎図
もう完璧、猿が生きています。
森狙仙 猿図
どうします、この愛らしさ
円山応挙 雪中老松熊図
この蛙には思わず感情移入してしまいますね「なに思う.....」ですね
長澤蘆雪 若竹の蛙図
この投稿記事を書きながら、またまたニコニコ......。
他にも良い作品がたくさん。
以下に府中美術館HPの解説文を引用させていただきます。
動物はいつの時代にも描かれてきました。中でも18世紀後半から19世紀前半までの約100年間は、日本絵画史上、最もバラエティー豊かな動物絵画の時代と言えるでしょう。
珍しい生物や自然界への好奇心から博物学が高まり、庶民の間では動物の見世物が人気を呼んだ時代でした。ラクダや象、まるで図鑑のような魚の絵が、掛軸となり床の間を飾ったのです。一方で、古来、人々が動物に対して感じてきた神秘性から、信仰的な目的の不思議な絵も生まれています。
江戸後期の絵画界全体を揺るがした「本物のように描く」という新しい技術も、動物絵画の面白さを一段と押し進めました。「森派」のように、迫真的な動物の絵を家業にする一派さえ現れたほどです。また、この時代には、画家が個性を表現し自身の内面性に目を向けようとする近代的な芸術精神が高まりました。物思いにふけっているような表情の動物や、動物の姿を借りた奇抜な表現も、そうした背景から生まれた新しい世界です。さらには、犬がまだ今日ほどペットとしては飼われていなかった当時にあって、町なかの子犬に人間的な表情を与え、誰もが愛らしいと感じる絵に仕立てた円山応挙のような画家もいました。
動物の絵と一口に言っても、そこには実にさまざまな動機があります。そして画家たちのほとんどが、余技ではなく本気で動物の絵に取り組んだのです。「動物たちが主役」になった約80点の絵を通して、多彩な魅力あふれる動物絵画の時代を、実感していただきたいと思います。
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コメント
はろるどさん、コメントを頂きありがとうございます。
本当に、楽しい展覧会ですよね。
私も、楽しみにしていたのですが、のびのびになってしまい、やっと日曜日の午前中に行ってきました。
もう、ニコニコしながら見てきました。
この企画は当たりでしたね。
投稿: はろるどさんへ | 2007.04.20 12:39
makoさんこんばんは。
この展覧会はチラシをいただいた時から楽しみにしていたのですが、
実際に行くと期待以上の内容で満足出来ました。
特に蘆雪は素晴らしかったですね。
東京でも回顧展があればと思います。
TBがうまくいかないようなので、コメントだけで失礼します…。
投稿: はろるど | 2007.04.19 20:50
うしろの正面さん、コメントを頂きありがとうございます。
>今回のようにただひたすら無心に動物のかわいさに酔えばいい展覧会あり
本当に良い企画ですよね。
忘れ去っていた何かを思い起こさせてくれたような気がしています。
ちなみに、我が家からも17km位かなと思って車のメーターをリセットして出かけたのですが、何度も行っているにもかかわらず、迷子になりました。
地理音痴です。
自転車どうしようかな.....。
投稿: うしろの正面さんへ | 2007.04.18 21:17
行かれましたね。
ありそうで今まであまりなかった企画でしたね。
いろいろ人生の意味を考えさせてくれる展覧会あり、今回のようにただひたすら無心に動物のかわいさに酔えばいい展覧会あり、芸術っていいもんですねー。
私も図録を見返しては「ふっふっふ、このワンコロ!」と何回もにやけています。これからも開くたび、私を励ましてくれるでしょう。
投稿: うしろの正面 | 2007.04.18 12:59
elmaさん、コメントを頂きありがとうございます。
是非、ニコニコしに行ってください。
公園の緑もいい時期になりましたから、日頃のお疲れ解消にいいかもしれませんよ。
投稿: elmaさんへ | 2007.04.18 12:45
makoさん、こんばんは!
>仙崖義梵 虎図
>もう完璧、猿が生きています。
>他にも良い作品がたくさん。
>この投稿記事を書きながら、またまたニコニコ......。
何かとても楽しそうですね。私も行ってみたくなりました。
間に合いそうです。このところ「シリアス」になり過ぎていましたから・・・。何も考えずにゲラゲラ・・・ニコニコしてみたいですね。
投稿: elma(自分磨き) | 2007.04.17 22:34