オルセー美術館展
先週の日曜日、開館時間(9時)に間に合うように行きました。
混雑を予想してのことです。
9時15分到着です。
チケットには、19世紀 芸術家たちの楽園と書いてあります。
このような世界を独り占めできたら、確かに楽園にいるような気分になれそうです。
入館待ちではありませんでしたが、入ると既に動かない行列が出来ていました。
ため息が出ました。
私は、行列が苦手なので、肩越しの鑑賞となりました。
この美術館に行くと何時も、学校の廊下?を思い出します。変ですかね。
それにラッシュ時の駅のホームの様子が加わります。
さて、作品ですが、魅力的な作品がたくさん展示されています。
印象派前後の作品展覧会は本当に多いですし、何時も混雑です。人気があるのですね。
余談になりますが、東京芸術大学の院生卒業作品展も見てきたのですが、こちらも(ある意味こちらの方が)新鮮で楽しめました。
前置きが長くなりました。
この展覧での私のベストは、クロードモネのアパルトマンの一隅です。
彼は、何故このような寂しげな絵画を描くのだろうか?(描いたのだろうか)咄嗟にそう思いました。
国立新美術館で開催される展覧会が今から楽しみです。
ジャン=フランソワ・ミレーの「グレヴィルの協会」
バルビゾンスクールの作家の作品はシンパシーを感じます。
何故なのか不思議なのですが.......。
カミーユ・ピサロ「赤い屋根、村はずれの冬の印象」
この色彩の微妙なバランスは少しでも間違えると、陳腐な絵になってしまいそうです。
その辺のバランスが魅力です。
ポール・ゴーガン「黄色いキリストのある自画像」
ゴーガンの作品の前は、一番混雑していて肩越しの鑑賞も不可でした。階段の途中から遠望している方もおられました。ゴッホとは、そりが合わなかっただろうなと思いながら見てきました。
ゴッホの絵画も2点ありましたが、私は、晩年の作品にとても惹かれます。
エドゥアール・マネ「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ
ただただ「美しい」
ポール・セザンヌの「ギュスターヴ・ジェフロワ」は私にとって収穫ある作品でした。
長くなるのでこれまでにします。
見終わって会場を出ると長い行列。
35分待ちです。
人ごみがいやな人は、チョット.....。
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コメント
elmaさん、コメントを頂きありがとうございます。
混雑を予想して、頑張って朝早く行って来ました。
でも、混雑は避けらませんでした。
じっくり見られると幸せなのですが。
仕方ないですね。
本当に、行くべきか、行かざるべきか、考えてしまいますよね。
良い作品も、ラッシュの電車の中で見る状態では、がっかりですね。
投稿: elmaさんへ | 2007.03.05 12:43
おはようございます、makoさん!
朝早く行かれたのですね。相変わらずの混雑のようでしたね。
makoさんが取り上げた作品は、私も気に入りましたよ。
「アパルトマンの一隅」は、私もなぜか魅かれました。
もっと、ゆっくり見られると本当に「楽園」ですよね。
投稿: elma | 2007.03.04 07:15