朝日新聞の読書欄から070226
最近、読書量が極端に減って、反省しています。
ただ、読書欄は好きで必ず読みます。
先週、日曜日の朝日新聞には、評者柄谷行人の、金と芸術(ハンス・アビング著)が掲載されていました。
面白かったので、要約します。
前略
二十世紀前半に、前衛芸術は「芸術の神話」を破壊しようとした。たとえば、「泉」と題して便器を出展したデュシャン。それは、いかなるものも芸術でありえるという主張である。しかし、ブルジョアは、そのような前衛芸術を高尚な芸術として仰ぐことによって、その破壊性を消してしまった。
中略
では、なぜ芸術に贈与したがるのか。
わが国は、わが社は、芸術に理解がある、というポーズを示したいからだ。芸術を神聖化するシステムは、国家と資本を神格化するシステムにほかならないのである。
さてさて、私も何かの渦に巻き込まれた行動しているのかも.......。
飲んでますので......この投稿は、覚めたら削除するかもしれません、あしからず。
知の巨人、立花隆
「(読書の)欲望がなくなったら、その人はすでに知的に死んでいる」。
私は、半死状態かもしれません。
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コメント
elmaさん、コメントを頂きありがとうございます。
>読む量は関係ない(!)と揶揄されています。
屁理屈を言う人は、無視ですよ!!
読んだもん勝ち、美術も、映画も見たもの勝ち。
好きなものはしょうがないですものね。
屁理屈を言う暇があったら、せっせと読んだほうがいいですよね。
420冊は私にとって脅威です。
競い合うなんてできません。
elmaさんすごい、がんばれ!!
投稿: elmaさんへ | 2007.02.27 12:45
>金と芸術(ハンス・アビング著)が掲載されていました。
ちょっと高尚すぎて・・・。残念ながら、理解できないでいます。
立花隆氏は、敬愛する人です。遠すぎて・・・。出身は、同郷という意味で尊敬しています。
今日、見城徹氏の「編集者という病い」を購入しました。太田出版刊です。「魂と魂のぶつかりあい」を求めた編集者のようです。人の悲しみや苦しみ、あるいは、喜び・・・。これを人に伝えたい・・・。こんな思いで本をプロデユースしていく彼は、何かに憑かれたようにたくさんの本を出版していきます。真摯に人生に向き合って・・・。「幻冬社」の人気の秘密はここにあるような気がします。
「著名な作家を一人」そして、「才能ある新人を発掘する」というスタンスで、やってこられたようです。「本」はいいですよね。全人に通じなくても、たった一人だけに通じるメッセージを送ることができるのです。
私は、2005年10月~2006年10月までで、420冊(漫画も含む)を読みました。ちっとも身になっていないのですが・・・。
読む量は関係ない(!)と揶揄されています。elmaは量だけです。しかし、万巻の本を読みたいと思っています。ぜひ、ご一緒に・・・競い合いませんか?
投稿: elma | 2007.02.26 22:49