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2006.12.09

ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 江戸の誘惑

Edoyuwaku1

矢張り、北斎の絵にはパッと眼をひきつける何かがあると思いました。

最終日は、12月10日です。

膨大な浮世絵が流出したことをつくづく残念に思わせる展覧会です。

会場が狭いこともあって、相変わらずの混雑で、じっくり鑑賞できなかったのも残念でした。
列に加わって、すばらしい肉筆画の数々を鑑賞してきました。

私のベストはこの作品です。
動きのある描線は圧巻です。素晴らしい。
Hokusai11
石橋図 勝川春章


北斎の作品も流石すばらしかった。
(図録からのコピーですので、一部欠けている画像があります)

Hokusai1
鏡面美人図

Hokusai2
大原女図

Hokusai3
朱鐘馗図幟

Hokusai4
唐獅子図

Hokusai6
月下猪図


Hokusai7
提灯絵 竜虎

Hokusai8
提灯絵 龍蛇

Hokusai10
李白観瀑図
どうでしょう、この構図は、良いですね。

鳳凰図屏風がとても素晴らしかったのですが、図録は折り込みになっていて、大きすぎてご紹介できず残念です。北斎(画狂老人卍)らしい素晴らしい作品です。


その他、沢山の素晴らしい作品が観られました。

以下に、HPの解説文を引用させていただきます。

菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重……。江戸時代に活躍した代表的な浮世絵師たちが描いた肉筆の浮世絵が、アメリカ・ボストン美術館からやってきます。明治時代に来日したアメリカ人医師のウィリアム・ビゲロー氏は多くの浮世絵を買い集め、そのほとんどをボストン美術館に寄贈しました。

しかし、その数があまりにも膨大なため、作品の調査は進まず、長い間、「幻の浮世絵コレクション」と言われてきました。そこで、1996年から日本人研究者が現地で調査したところ、版画と違って1点しかない肉筆の浮世絵が700点近くも見つかり、大きな話題となりました。

本展では、このコレクションを中心に選りすぐった約80点の名品を世界に先駆けて紹介します。これらの作品が日本に里帰りするのは、実に1世紀ぶりの事です。世界に数点しか現存しない鈴木春信の肉筆画や、完全な形で初めて発見された北斎の幟(のぼり)絵など、極めて貴重な作品もあり、そのほとんどが日本初公開となります。

版画にはない肉筆の鮮やかな色彩を堪能し、江戸の風俗や文化を体系的に振り返るまたとない機会になるでしょう。

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コメント

Takさん、コメント、TBありがとうございました。
Takさんのリポート読ませていただきましたが、いつもながらの詳細さ、脱帽ですね。これからも楽しみに拝見します。

投稿: Takさんへ | 2006.12.24 05:32

こんばんは。

北斎だけ異彩を放っていたようで
他の絵師達と違って見えました。
「北斎の謎を解く」という本を
読んで、多少なりとも理解できた気がします。

TB送らせていただきました。

投稿: Tak | 2006.12.22 23:28

評論家の中でも今年のべスト10に入れる方がおられるようです。

これだけの肉筆画を見る機会は、そうないかもしれません。

北斎の、また違った一面も見ることができてよかったと思います。

「東京人生」ご覧になれなかったのは残念でしたね。

投稿: elmaさんへ | 2006.12.13 12:51

makoさん、こんばんは。コメントとTBをありがとうございました。
仰る通り会場に難がありましたが、
それにしても良い展覧会でしたよね。

>どうでしょう、この構図は、良いですね

初めに拝見した時は、それが滝だとは全く思えませんでした。
何やら分厚いカーテンがかかっているようで…。
本当に面白い作品です。

投稿: はろるど | 2006.12.12 21:56

おはようございます!

私も遅ればせながら、行ってきましたよ。
makoさんのブログが背中を押してくれました。
だいたい、良いなと思ったのは同じでしたね。

>「画狂老人卍」

という落款を見ましたよ。画業三昧・・・いいですね。

私も簡単なレポートを載せましたので、お立ち寄りください。
ご紹介ありがとうございました。

投稿: elma | 2006.12.11 06:00

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