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2006.08.08

近代洋画の巨匠たち 浅井 忠 岸田劉生 そしてモネ

Sennokuhakukokinnbi

先週の日曜日は暑かったですね。
泉屋博古館 分館に入館してすぐ、ベンダーで冷水を数杯飲んでから鑑賞です。
点数は少ないですけれど、良い作品がたくさんありました。

10月9日まで開催されています。

画像は、HPから引用させていただきました。


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沢山ある麗子の中でも良い作品の部類に入るのではないかと思いました。
異常に小さく細い手、頭蓋の異様な大きさ、何か不思議な世界ですよね。
何を狙ったのでしょうか......。

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印象派以前の作品でしょうか、上の画像と比べてみると面白いですよね。

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浅井忠の作品も良いですね。

その他、
和田英作のこだま。(よく見かける絵です)
岡田三郎助の五葉蔦(肌の表現がとても美しい)
岡鹿之助のスミレ(岡鹿之助に、こんな作品もあったのかと思いました)
梅原龍三郎の薔薇図(数ある薔薇の絵の中でも、今回の展示作品の鮮やかな色調が印象に残りました
六本木に行ったら、涼みがてら寄ってみてください。


以下に、HPの解説文を引用させていただきました。

泉屋博古館分館のコレクションの奥深さを示す分野のひとつに近代洋画部門の作品群をあげることができます。
住友コレクション形成の立て役者、住友家15代家長・住友吉左衞門友純(雅号・春翠)は、実兄・徳大寺(西園寺)公望の勧めにより 黒田清輝の作品―「朝妝」「昔語り」―を購入し、さらに、明治30年(1897)に外遊を行なうことによって、欧米の美術館、博物館を見学、藝術に関する見聞、理解を深めることとなりました。

事実、春翠は、その洋行時に今回出品するクロ-ド・モネの「サン=シメオン農場の道」(1864年)、「モンソ-公園」(1876年)を購入し、日本にもたらしています。これは、わが国への印象派の導入の、最も早い例のひとつとして貴重なことであります。しかも印象派の旗揚げの前後の作品であり、作風変化が認められ、興味深いものとなっています。

また、鹿子木孟郎の欧州留学に際しても援助し、その結果、今展のジャン=ポ-ル・ロ-ランス(鹿子木孟郎の師)の「マルソ-将軍の遺体の前のオ-ストリアの参謀たち」(1877年)、「年代記」(1906年)がコレクションに加えられることとなりました。

今展では、上記の作品の他、浅井 忠、三宅克己の珠玉の水彩画、文部省美術展覧会(文展)に出品された藤島武二「幸ある朝」、岡田三郎助「五葉蔦」、山下新太郎「読書の後」、松山省三「芝居茶屋の娘」、渡辺ふみ子(亀高文子)「離れ行く心」、渡辺與平「ネルの着物」などの女性像を始め、和田英作「こだま」、梅原龍三郎「姑娘卿々弾琵琶図」、岸田劉生「麗子六歳之像」、「二人麗子図(童女飾髪図)」、中川紀元「少女」、小磯良平「踊り子二人」、森 芳雄「女性たち」などの女性像を特集展示、さらに藤島武二「大王崎」「室戸遠望」、熊谷守一「野草」「鴨跖草(つゆ草)」、坂本繁二郎の300号の大作「二馬壁画」、「箱」、梅原龍三郎「北京長安街」、岸田劉生「晩秋の霽日」「自画像」「冬瓜葡萄図」、曾宮一念「ザボン」などの諸作を第一、第二展示室の両室全部を使用して展示します。

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コメント

elmaさん、コメントを頂き有難うございます。

何時も、大蔵集古館と掛け持ちです。
集古館は、古典趣味がないと辛い企画が多いので、私にとっては今ひとつです。

博古館はバラエティーに富んだ企画で楽しませてくれます。
あまり大きな美術館ではありませんので、何かのついでに寄ってみると言うことで、いいのかもしれません。

投稿: elma さんへ | 2006.08.10 08:23

こんばんは!

浅井忠の作品が、淡い色調でいいですね。
「泉屋博古館分館」記憶にインプットします。

麗子像は、強烈な印象がありますね。昔の同級生を思い出します。名前を忘れても、「あの人、麗子のような人」っていうと、みんなわかるのです。

投稿: elma | 2006.08.09 22:47

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