「天地水 月光浴」 石川賢治 月光写真展
土曜日、暑い日でしたので、涼しい雰囲気の場所に行きたくて、水族館にでも行こうと思ったのですが......。
結局、三の丸尚蔵館と大丸ミュージアムに行ってきました。
この展覧会は、良い雰囲気の展覧会です。
会場全体をインスタレーションとして構成しています。
9月5日まで、大丸ミュージアム東京で開催されています。
解説文に、「太陽光の46万5千分の1の光で撮影」と書いてあります。
満月のわずかな光だけで写真撮影を続けて20年以上になるそうです。
最初は、画面のざらつきが気になったのですが、そのうち、気にならなくなりました。
会場は、天井照明を使わず、スポットライトで作品を浮かび上がらせています。
効果音も結構マッチングしていました。
ござを敷いて、横になってのんびり見られたらもっとよかったのに.....。
撮影場所は、オーストラリア、ガラパゴス、ハワイ、アフリカ、マダガスカル、屋久島、京都等々に及びます。
月明かりのみで撮影した、竜安寺、金閣寺はすばらしい。
ところで、竜安寺の写真の前で、腰掛けて観ていたら、ご婦人が話しかけてこられました。
ご婦人:「この写真は一人の方が全部撮られたのですか」
私:「そうです」
ご婦人:「すごいわー」
私:「そうですね」
ご婦人:「全部、月の光で撮ったんですか」
私:「そのようですね」
ご婦人:「すてきだわー」
私は、このご婦人は、何でこの場所にいるのだろうと頭の中で考えていました。
このような会話、結構楽しい。
以下、写真はチラシの切り取り、解説文はHPから引用させていただきました。
太陽光の46万5千分の1の光で撮影。
満月のわずかな光だけで写真撮影し、独自の世界を創り続ける写真家・石川賢治。 1984年の夏、カウアイ島の月光の中で地上の宇宙を感じて始まった月光写真制作は20年以上にも及びその神秘的な深いブルーに彩られた作品群は多くの人々に驚きと感動を与え続けています。
2002年からは、オーストラリアに通い、満天の星の下で宇宙的な広がりを持つ大地を撮影し、さらにはマダガスカルのバオバブの木やガラパゴスのイグアナとゾウガメという化石的生物を銀河をバックに撮影しました。
本展覧会は、これらの最新作を中心に、新作約60点、代表作を含む120余点を一堂に集め、 “時空を越えた月光写真の新たな世界”を紹介します。
五感で感じる展覧会
さざめく波、風や葉の音、虫の音などと植物インスタレーションが調和し、月光写真と融和した展示空間。神秘的なブルーに彩られ、からだ全体を包み込む宇宙感覚《月光浴》をお楽しみください。
石川賢治(いしかわけんじ)
1945年、福岡県生まれ。'84年から月光写真に取り組む。'90年、東京・ラフォーレミュージアム原宿における展覧会と初の写真集「月光浴」(小学館刊)が一大センセーションを巻き起こし、以降、満月の夜に月光写真の撮影のため満月の旅を続けている。
| 固定リンク
コメント
elmaさん、コメントをいただきありがとうございます。
>期待していたのと違っていたので、写真集は買いませんでした。3,800円はちょっと・・・という感じでした。
同感です。
私も買いませんでした。
展覧会に行かれたら、遠くから全体を眺めて雰囲気を楽しむのがいいかもしれません。
時間があったらでいいのでは......。
投稿: elmaさんへ | 2006.08.21 10:06
こんばんは、makoさん!
さっそく行かれたのですね。
私は、写真集が先に出ていたので、そちらを見ました。しかし、期待していたのと違っていたので、写真集は買いませんでした。3,800円はちょっと・・・という感じでした。
ただ、こうしてPCで見るとやはり、いいですね。
液晶の画面だと、きれいに見えます。
やはり、会場に行って、本来の美しさを味わいたいですね。残念ながら、9月になってからです。
投稿: elma | 2006.08.20 20:40