ジョージ・リランガ この世は精霊たちとともに展
昨日の酒がぬけきらない土曜日の午後、エネルギーをもらえるもしれないと思って、多摩美術大学美術館に行ってきました。
9月3日までの開催しています。
人間が生きていくうえでの根源的な意味を問いかけているような作品です。
圧倒的な色彩、踊るような描線、日常生活を切り取ったようなテーマの作品群は、自然のリズムを感じさせます。
椅子に腰かけて、のんびり観られて良いですよ。場所柄のせいか、いつも空いている美術館です。
私はよく出かけます、結構、良い企画展をやる美術館です。
以下の画像、解説文は美術館のHPから引用させていただきました。
21世紀になってから、多くの国際美術展や権威ある美術館などの重要な現代美術展において、アフリカのアーティストの参加は決して珍しいことではなくなりました。
多摩美術大学美術館では21世紀を目前にした2000年夏に、現代アフリカ諸地域の15人のアーティストによる作品をご紹介する「サナーヤ アフリカ!―現代アフリカ美術に宿るもの―」展を開催しました。そこではアフリカ美術が、従来の欧米主導の美術への流れとは異なる、独自の発展と世界観をもった文化や芸術性の高さが再評価され、西欧合理主義への見直しとしての自然環境への眼差しや、癒し、共生といったテーマに積極的に取り組むアーティストの宝庫であり、また、同時に社会性の強い民衆のパワーやメッセージを生々しく表現するアートとしても、数々の衝撃を与えてくれることを紹介しました。
今回は「サナーヤ アフリカ!」展の中でも、独自の表現世界を展開し、アフリカという地域性を超えた異才のアーティスト、ジョージ・リランガ(George Lilanga 1943-2005)に焦点をあてた展覧会です。リランガの作品には人類の根源的な宇宙観や神話世界を、身近な人間生活とそれに並行し融和するように描くことによって、アートの可能性を拡張していく力があります。日常と超自然的な世界が並存することを教えてくれるリランガの芸術は、時空を縦横無尽に交錯することで、現代社会に生きるわれわれ人類の本質、文明社会や自然との関わりについての啓示を与えてくれます。
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コメント
elmaさん、コメントを頂き有難うございます。
異文化空間に浸るのも刺激になると思いました。
とても、刺激になりました。
社会集団とは、生きるとは、家族とは.....。
勿論、作品そのものも、色調、構成、面白かったですよ。
観にいって正解でした。
投稿: elmaさんへ | 2006.07.17 05:05
こんにちは、makoさん!
この手の怪異な作品は、好きではないのですが、色がきれいなのでびっくりしました。不思議と癒されます。
食べて、寝て・・・というのは、満たされないといけませんね。
投稿: elma | 2006.07.16 08:29