インゴ・マウラー展
多くの若い男女が、ノートを取りながら熱心に鑑賞していました。
とても期待していっただけに.......。
東京オペラシティーアートギャラりーで9月18日開催されています。
「光の魔術師」、「光の詩人」と解説文にはありますが、私には、美術好きの電気技術者の趣味の作品にしか見えませんでした。
会場の広さも含めて、展示作品の選定、方法に課題を残した展覧会でと思いました。
このような作家の展示は、ある程度の規模の作品が求められると思います。
本などで、作品の写真を見ると、すらしい作品がたくさんあるようです。
(それなりの空間が必要です)
インゴ・マウラー自身が、不本意な気持ちでいるのではないかと心配してしまうほどです。
技術的な新しさは感じませんでした。
全否定するつもりはありません。個々の作品はそれなりに楽しめます。
以下は、チラシから切り取った写真です。
(会場では、写真の通りに展示されているわけではありません。これも何故?)
次に、HPの解説を引用させていただきます。
「光の魔術師」あるいは「光の詩人」の異名をもつ照明デザインの巨匠、インゴ・マウラー(1932〜/ドイツ生まれ)は、40年間にわたって独自のランプや照明システムを制作してきました。グラフィック・デザインを学んだのち独学で照明デザインの道へ進んだマウラーは、電球の形をしたランプ《バルブ》(1966)を発表、一躍注目を浴びました。天使のような翼がはえた《ルーチェリーノ》(1992)やカンパリ・ソーダの瓶を束ねた《カンパリ・ライト》(2002)、また、日本の文化にインスピレーションを得て作られた和紙のランプシェードの作品などご存知の方も多いでしょう。
近年日本国内でも多くのファンの心をつかんでいるマウラーですが、世界中のデザイナー、建築家、クリエイターからも熱い注目を浴び続けています。公私ともに親交が深いデザイナーの三宅一生や、2003年秋に当館で個展を開催した建築家のジャン・ヌーベルも大のマウラーファン。彼の照明デザインは、イッセイミヤケの展示会場やパリ・コレクションのステージ、ミュンヘンの地下鉄駅構内の空間照明でも知られています。
「身近な材料から、いかに機能をもった美を生み出すか」、それがマウラーの長年追究してきたテーマのひとつです。照明器具のデザインにとどまらず、光の本質を引き出すような独創的なアイデアから生まれる作品は、デザインとアートの融合といえるでしょう。マウラーが創り出す光はポエティックで遊び心にあふれ、まさに魔法のようです。
本展は、2003年にヴィトラ・デザイン・ミュージアムによって企画され、マウラー自らがインスタレーションを構成した、その40年にわたる仕事を紹介する初めての本格的な個展です。今年ミラノサローネとニューヨークで発表されたばかりの新作が、東京オペラシティアートギャラリーの空間に合わせて追加出品される予定。
初期作品からLED技術を活用した近作までを含むマウラーの全活動の軌跡を体験し、さまざまなジャンルを横断する現代の創造力に触れる機会となることでしょう。
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コメント
elmaさんコメントを頂き有難うございます。
期待はずれと言うより、私の気分がのっていなかっただけかもしれません。
基本的に、否定的はことは書かないつもりなのですが、投稿してしまったものを、削除すのもどうかと思いますので、そのままにします。
サントリーのチラシ、楽しく拝見させていただきました。懐かしかったです。
投稿: elma さんへ | 2006.07.19 12:34
おはようございます!
「光の魔術師」、「光の詩人」なんて聞くと私も行きたくなります。期待はずれっていうのは、残念でしたね。
ところで、開高健の古いキャッチコピーを発見しましたので、アップしました。よろしければ覗いてみてください。
投稿: elma | 2006.07.18 07:20