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2006.07.10

没後30年 高島野十郎展

Yajyuuroublog

ずっと気にしていた展覧会にやっと行ってきました。
この展覧会場の狭さにはいつも閉口させられます。

三鷹市美術ギャラリーで17日まで

蝋燭の絵画、月の絵画が大きく取り上げられていますが、彼の本意とするところではないかもしれません。

私は、果物を描いた静物画がとても好きです。
隣の子どもが「これ食べたくなっちゃう」と言いましたが、子どもの表現はストレートですね。
油彩で描かれた果物の存在感、みずみずしさは素晴らしいと思いました。

風景画も良いのですが、私には高島野十郎ならではの個性というものがが見られないような気がしました。
また、どこか日本の空気が感じられませんでした。

バルゾン派を思わせる絵画、ゴッホを真似た?絵画もありましたね......。

坂本繁二郎との関係、青木繁との関係も知ることが出来ました。

先日、坂本繁二郎が描いた月の絵を観ながら、野十郎の絵を思っていました。
彼ら、二人の間にも何か意識するものがあったのでしょうか.......。

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コメント

elmaさん、コメントを頂き有難うございます。

>野十郎の「月」や「蝋燭」は、祈り、瞑想だったのではないかと推測しています。

同感です。
蝋燭の絵とそれにまつわる話は、円空仏を思い出させます。私だけでしょうか?

東京国立博物館の次の特別展は「仏像」です。

円空仏、木喰仏の展示もあるようです。今から楽しみです(10月3日から)

投稿: elmaさんへ | 2006.07.15 08:28

こんにちは、makoさん!
「ココログ」復旧してよかったですね。

彼の静物画は、いいですよね。私は、その中でも「からすうり」が気に入っています。都会の人は、あまりみたことがないでしょう?
野十郎の「月」や「蝋燭」は、祈り、瞑想だったのではないかと推測しています。
心が震えました、魂を揺さぶられました。

投稿: elma | 2006.07.14 12:40

はろるどさん、コメント、TB有難うございました。

>これらの風景画の魅力を感じとることがあまり出来ませんでした。それよりもむしろ、初期ほどの圧倒感はないにしろ、静物の「菊の花」(1956)や「柿」(1962)などの方がやはり味わい深い。

はろるどさんと意見が一致したようです。
油彩で、日本の風景を表現するのは難しいのかもしれません、坂本繁二郎晩年の絵画は、うまく表現していると感じましたが。如何でしょうか......。

投稿: はろるどさんへ | 2006.07.14 12:35

makoさん、こんばんは。
行かれましたか!
私も静物が一番好きです。良いですよね。

>油彩で描かれた果物の存在感、みずみずしさは素晴らしい

同感です。心打たれる静物画というのも久しぶりでした。

投稿: はろるど | 2006.07.14 00:33

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三鷹市美術ギャラリー(三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5階) 「没後30年 高島野十郎展」 6/10-7/17 「美術散歩」のとらさんのエントリを拝見して行ってきました。生前、殆ど有名になることがなかった(パンフレットより。)という、画家の高島野十郎(1890-1975)の回顧展です。静謐でまた、時として力強い静物画が特に魅力的でした。 青年時代の自画像からして圧倒的です。終生を写実に徹したという彼の絵画は、早くもこの初期の�... [続きを読む]

受信: 2006.07.14 00:34

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