凹版―銅版画名作展+メゾチント大特集
浜口陽三--西瓜--
とても良い企画の展覧会です。
タイトルの通り、凹版―銅版画名作展+メゾチントの作品が堪能できます。
町田市立国際版画美術館の個性がよく出た展覧会です。
特集・メゾチントのコーナーでは、長谷川潔、駒井哲郎、浜口陽三、丹阿弥丹波子の作品が観られます。四氏の個性が煌く素晴らしい作品の展示です。
長谷川潔--時 静物画--
今年の2、3月横浜美術館で開催された長谷川潔展を見逃した方、お勧めです。(ミニチュア版のつもりで)
説明の必要は無いですね。
図録(印刷物)では、あの漆黒は再現できません。是非作品そのものの鑑賞を.......。
丹阿弥丹波子--棚--
漆黒に浮かぶほのかな白の描線、繊細な画面はとても魅力的です。
日本橋のミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションには、行こうと思いながら実現していません。
矢張り行かなくては。
その他、ドライポイントのコーナーでは、
エドヴァルト・ムンクの病める子
パブロ・ピカソのダンス
エゴン・シーレのしゃがむ女
その他の手法のコーナーでは、
ジョルジュ・ルオーの「ミセーレ」より
死に至るまで、そして十字架上の死に至るまで従順なるが見所です。
秀作ばかりのとても良い展覧会です。
以下にHPの解説を引用させていただきます。
エングレーヴィング、エッチング、ドライポイントなど、凹版を代表する技法である銅版画の世界を、デューラー、レンブラントなどの作品によって紹介します。また、長谷川潔、浜口陽三、丹阿弥丹波子(たんあみにわこ)らのメゾチントの特集展示もいたします。
| 固定リンク
コメント
elmaさん、コメントを頂き有難うございます。
良い展覧会でしたよね。
メゾチントのあの黒は作品そのものを見ないと駄目ですよね。そう思いませんでしたか?
版画の技法を頭にい入れて鑑賞すると、面白いですね。
横浜美術館の長谷川潔展は、混んでいましたし、図録も売り切れになっていました。追加申し込み受付をしていましたが、あの黒は印刷物では無理と思い申し込みませんでした。
先日、芸大美術館に行ったら、新規収蔵品の中に長谷川潔の版画が数点ありました。
投稿: elmaさんへ | 2006.06.26 12:45
こんばんは、makoさん。
TBさせていただきました。
今朝、この記事を拝見してすぐに行ってみたくなりました。30分も前についてしまいました。すごいでしょ、この気合い。
思い立ったら吉日!の人間ですから…(笑)
町田から長津田に出て、それから用賀にも行きましたよ。ご報告です。ご紹介ありがとうございます。
投稿: elma | 2006.06.26 00:21