春の彩り060408
三の丸尚蔵館で伊藤若冲の絵を見てから九段下の昭和館まで皇居内、お堀に沿って歩きました。
桜花がまだ残っていて、菜の花の黄色、ダイコンの花の青との競演です。
皇居内の桃華楽堂
桃華楽堂の解説文からの引用です。
桃華楽堂は、香淳皇后の還暦を記念して建てられた音楽堂で、昭和41年(1966)に完成しました。八角形の建物で、屋根は、テッセンの花弁を形どっています。八つある壁画は、各画とも大きく羽ばたく鳥を中央に、それぞれ日月星、松竹梅、楽の音などをイメージした図柄が陶片で描かれています。香淳皇后のお印の「桃」にちなんで命名されました。
桃華楽堂の設計者は、今井兼次です。
以下は、昨年多摩美術大学美術館で開催された「建築家 今井兼次の世界」展のパンフレトから引用しました。
今井兼次は、早稲田大学旧図書館をはじめ東京地下鉄銀座線(上野―浅草間各駅)、岸田國士山荘、多摩帝国美術学校、日本中学校、碌山美術館、大多喜町庁舎、日本26聖人殉教記念館、桃華楽堂(香淳皇后還暦記念ホール)、遠山記念館など優れた建築作品を設計、わが国のモダニズム建築の流れから離れたところで独自の内面的な世界を築いた建築家であるとともに、エストベリ、ガウディ、シュタイナーらをいち早く日本に紹介したことでも知られています。
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コメント
こんばんは!
菜の花と大根の花が、桜とマッチングして、穏やかな春の日和をあらわしていますね。何か、ホッとする空間です。
一方、ベルント・ローゼ展の写真は、緊張感を強いられながらも、力強く生きようとしている人々の姿が印象的でした。
投稿: elma | 2006.04.10 23:17