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2006.02.17

沖で待つ

okidematu

今年の芥川賞受賞者絲山秋子さんの小説です。
こういう短編小説をなんとなく読んでみるのもいいのかもしれません。

帰宅電車の待ち時間、駅の売店で、目に付いたので、買って読みました。
帰宅までの時間で読みきりです。

同期入社の男女(太っちゃん、及川)が、恋愛感情なく、同期の仲間として、働き、のみ、会話し、そして飲み屋である約束をします。
その約束とは、「どちらかが先に死んだら、残った者が、先に死んだほうのPC内のHDDドライバーを破壊し、記録を消滅する」と言うものです。

そして、太っちゃんが不慮の死を遂げます。
及川は、一人、単身赴任していた太っちゃんのマンションに向かいます。

何かドラスティックな展開があるわけでもありません。
我々が普通の生活の中で考えそうなこと、行っていること?が淡々と書かれています。

こういう小説をなんとなく読んでみるのも、楽しい時間の過ごし方なのかなと思ったりしました。

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