後藤純男展
1月15日まで日本橋三越ギャラリーで開催されていました。
この拙blogで、以前、秋山庄太郎の風景写真を、絵を描くように撮ると表現しましたが、後藤純男の風景画は、写真で撮った風景の構図をなぞらえた様な絵というのが印象でした。
お寺の境内、山、滝、桜、紅葉、雪景色、斑鳩の町並み、中国の大地、町並みと多彩な絵画が、約50点展示されていました。
はっとさせられるような絵画が結構ありました。ただ、会場が狭く大作を展示するには無理があり、最終日の混雑もあって、他の鑑賞者とぶつかっては「すみません」の繰り返しでした。
浄苑残照、旭光富士な金泥が効果的に使われていてみごとでした。
今回、風景画以外では、百済観音のみが展示されていました。だからと言うわけではありませんが、印象に残った作品です。
那智は幻想的作品で、良かったと思います。
その他、御影堂、秋の談山神社多武峰、吉野山が印象に残りました。
中国に取材した作品では、旭光紫禁城のパノラマ、西安村落残照、江南水路の朝が印象的でした。
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