アウグスト・ザンダー展
横山大観の生々流転を近代美術館に見に行ったら、企画展の「アウグスト・ザンダー展」で、素晴らし写真に出会えました。写美の「混沌」で混沌とした?展示(失礼)を観た後でしたので、考えてしまいました。
写美の4回シリーズは、それなりの意味合いは感じていますので、あしからず。
以下は、近美のHPから引用させていただきました。
ワイマール時代のドイツの人々を撮影した膨大な肖像写真の仕事で知られるアウグスト・ザンダー(1876-1964)。
彼はあらゆる階層や職業の人々の肖像によって、ドイツ社会を包括的に描き出す「20世紀の人間」という壮大なプロジェクトにとりくみました。その構想は未完に終わりますが、見取り図として示されていた1929年の写真集『時代の顔』は、当時のドイツ美術における新即物主義(ノイエ・ザハリヒカイト)の潮流ともあいまって大いに注目されるとともに、カメラの特質を生かした客観的で即物的なスタイルは、その後の写真表現に決定的な影響を与えました。
若いビッジネスマン
若い農夫たち
四つのカテゴリーに分けています。
1、農民
2、職人
3、女性
4、階級と職業
5、芸術家
6、都市
7、最後の人々
このような分類が今の時代に当てはめることができるかは別にして、この時代においても意味ある企画と思うのですが.....
こういう企画を試みるプロ写真家が現れると嬉しいのですが、没個性の時代では難しいのかもしれません。
今の時代、個性化したのは表面的な見た目だけのような気がします
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