松園と美しき女性たち(山種美術館)
晴天の日曜日、 皇居周辺を散策するのも良いかなと考えて、半蔵門駅から歩いて山種美術館へ、さらに竹橋の
近代美術館に行ってきました。良い絵画が見られました。
上村松園の絵についての言葉です
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香り高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである。」
「芸術を以って人を済度する。これくらいの自負を画家は持つべきである。」
蛍(大正2年)
比較的早い時期の作品といえるのでしょうか?今回展示されている他の作品と趣が異なるように思いました。
どこと問われると説明が難しいのですが。
砧(昭和13年)
私が最も「いいな」と感じた作品です。
松園自身が、「肖像のような又仏像のような気持ちで描いてみたものです。」と解説されています。
春芳(昭和15年)
着物の模様、羽織の色、表情、いいですね。このような色調が好きなようです。
松園の作品の特徴の一つとして、口の描き方に特徴があるように思いましたが、如何でしょうか。
その他の画家の絵でよかった作品は下記です。
紅葉美人(昭和22年頃)--伊藤深水
モダンな感じ
舞う(舞妓)(昭和46年)--小倉遊亀
舞う(芸者)(昭和47年)
初々しい表情
伽藍(昭和11年)--鏑木清方
とても艶っぽい
むすめ(昭和49年)--片岡球子
独特な、 装飾的表情、画法。
舞(昭和41年)--橋本明治
太い描線、色調
山種美術館をでて、大官町通りの土手を歩いて竹橋に向かいました。とてもさわやかな陽気の午後でした。
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コメント
makoさん、こんばんは。TBありがとうございました。
とっても清々しい展覧会でしたよね。
初めて上村松園の作品をまとまってみたもので、
とても楽しめました。
>着物の模様、羽織の色、表情、いいですね。このような色調が好きなようです
私も着物の味わいに惹かれました。
淡い色調で、少し鮮やかな紋様が入る。
とても美しかったです。
投稿: はろるど | 2005.11.26 00:46