北斎展
先日、読んだ本に「世界中で最も知られている絵は、ダビンチの「モナリザの微笑み」と北斎の「神奈川県沖波裏」だ」と書いてありました。
真偽の程は確認のしようがありませんが、兎に角北斎展は混雑していました。外国の方も沢山みえていました。土・日2日間行ってきましたが、じっくり鑑賞するというわけにはいきませんでした。
実に、6期間に分けての展示になっています。概ね13日までと15日から12月4日に大きな展示替えが行われるようです。
会場に入ると、以下の6期に分類されて作品が展示されています。
第一期 春朗期--習作の時代--20歳頃~
第二期 宗理期--宗理様式の展開--36歳頃~
第三期 葛飾北斎期--読本挿絵への傾注--46歳頃~
第四期 戴斗期--多彩な絵手本の時代--51歳頃~
第五期 為一期--錦絵の時代--61歳頃~
第六期 画狂老人卍期--最晩年--75~90歳
北斎の画家としての変遷を概観できる、とても良い展覧会です。
矢張り、葛飾北斎の時期以降に見るべき作品が集中しているように思いました。
実に多彩な画法、知識を取り入れて咀嚼してきたかが分かります。
詳しい感想は、次の機会に(何時になるか分かりませんが)書いてみます。
何しろ閉館時間になっても、富嶽三十六景の前には何重 もの列ができている状態です。
作品の前を歩きながら鑑賞する形になります。望遠鏡の持参をお勧めします。
実は、私も二日目には持参するつもりでしたが、うっかりして忘れて出かけてしまいました。
図録を買ってきましたが、他の展覧会より購入される方が多いように感じました。
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コメント
こんばんは。
TBありがとうございます。
私も普段は図録を購入しないのですが、
今回だけは特別です。
迷うことなく買ってしまいました。
投稿: Tak | 2005.11.06 21:51
paul-ailleurさん。コメント、TB有難うございます。北斎展に対する、貴blogの相変わらず素晴らしい感想コメント、同感する部分が多々ありました。外国の方はあまり並ばないようですね。私も、空いているところを見つけては、鑑賞し移動するという仕方で二日間通ってしまいました。但し、富嶽三十六景の前は列が途絶えなかったので、並んでの鑑賞でした。
展示替え後に、また、行くつもりです。
投稿: mako(雑感ノート) | 2005.11.06 03:57
興味津々の人物に会ったという印象です。
TBが重複してしまったようです。消去していただければ幸いです。
投稿: paul-ailleurs | 2005.11.06 02:19