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2005.10.09

「ホルスト・ヤンセン」― 描くことに憑かれた男 ―

sinobutou

版画いろいろ+小特集「ホルスト・ヤンセン」― 描くことに憑かれた男 ―
町田市立版画美術館、常設展示のシリーズ第3期です。
画狂人と自称したヤンセンの版画はとにかく刺激的です。北斎を画業の上での父とまで慕った画家です。

展示作品は「死の舞踏」から12点、「自身」から7点、「ラオコーン」から8点、更に、同館の招聘事業の一環として彼の刷り師のハルトムート・フリーリングハウスが同館工房で刷り上げた作品5点が展示されています。すべてエッチングによる作品です。

小さな覧会ですが、見ごたえ十分です。

以下にパンフレットの文章の抜粋を引用させていただきます。(とても作品の説明として適切で良い文章ですので)

版画集「死の舞踏」で描かれているのは、若い女性の身体に骸骨の姿をした死神が鋭い爪を立てて絡みつくという壮絶な場面です。自画像も1点含まれており、それは彼自身が死神であることを暗示するかのようです。実はヤンセンは、1945年以来、死の直前まで休むことなく自画像を描き続けてきました。時には空ろな眼差しの、またときには崩れかけているかのような強烈な印象を与える顔。「自身」と題された膨大な作品群には、徹底的に自己の内面と向きあっている作者の姿が見出されます。 ヤンセンはまた、80年代から日本の伝統的な手漉き和紙を頻繁に用いています。材質感の異なる様々な色の紙に刷って、多様な表現効果を追求したのです。紙の風合いや草木染の色あいに生かされる線描。「ライコーン」には、ヤンセンがこよなく愛した北ドイツの風土と自然とが、紙との調和の中に大胆に表現されています。

早速、図書館で関連本を探して読んでみました。
画狂人ホルスト・ヤンセン 北斎への眼差し(平凡社2005年3月初版)
blog

私は、ヤンセンの一連の自画像がとても好きです。とにかく刺激的な作家と作品です。

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