若林奮 くるみの木ドローイング1999-2003
私としては珍しくこの展覧会も初日に行きました。多摩美術大学美術館は、同大学に在職された作家ならではの一面を垣間見ることができることもあって、よく出かけます。
若林奮が多摩美術大学の教授として過ごした1999~2003年までに残したドローイングを中心にした展覧会です。世田谷美術館長酒井忠康氏の公演も聞きたいと思いこの日に行ってきました。両氏は、無名の頃からのお付き合いとのことでとても良いお話が聞けました。
氏の作品をまとめてみるのは初めてでした。なんとも不思議な世界で、益々興味がわいてきました。
既に、世田谷美術館で若林奮版画展が開催されています。今回多摩美の展覧会、講演会で氏の作品への鑑賞意欲が益々盛んになってきました。
早く世田谷美術館に行きたい気持ちと、楽しみは後にと言う気持ちが交錯しているところです。
この展覧会のタイトルにある「くるみの木」とは、氏がくるみ木の幼木から銅版に、そのくるみの木をトレースしていたことに由来します。本展に展示されていた作品も実に不思議な面白さがあります。(チラシの木の写真は、多摩美学内に植え替えられた、そのくるみの木だそうです)
世田谷美術館に行ってきたら、またreportするつもりです。
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