私の美術館展(横浜美術館)
最近は都心方面に行くことが多いので、たまにはと思い、 横浜美術館に行ってきました。
私の美術館展「市民が選んだ」横浜美術館ベストコレクションを観て来たのですが。
展覧会は6つのコーナーに分かれています。
1、はぐくむ・・・・・・・・近代日本がをはぐくんだ地横浜
私はこのコーナーに一番時間を割きました。下山観山の小倉山(六曲屏風一双1909年)がとてもよかった。色づいた葉の美しさはどうだろう、定家の面立ちもとてもよかった。速水御舟の麦(1925)は単純化された構図で緑が鮮やか、素晴らしい。横山大観の霊峰不二(1919)は墨画、裏箔の作品で、墨の濃淡をうまく使い見事な作品に仕上がってています。小林古径の作品も2点ありました。菓子(1940)の鮮やかな色使いに古径らしさが見られました。
2、はばたく・・・・・・新たな表現にはばたいた横浜のアーティストたち
岸田劉生の椿君の肖像が良い。
3、であう・・・・・美術の東西交流
地域性(横浜らしさを)を感じさせる展示です。高橋由一の愛宕山より品川沖を望む(1877)は、当時を偲ばせる絵で、今の愛宕山と品川を思い浮かべながら見ました。
4、見つめる・・・・・・・・19世紀から20世紀前半のヨーロッパ美術
ポールセザンヌの2作品がよかった。縞模様の服を着たセザンヌ夫人(1882~85)は全体の色調にセザンヌらしさが現れているように感じました。
5、ゆめみる・・・・・シュルレアリスムの作家たち
サルバドールダリの作品が結構楽しめます。幻想的風景は、ダリの面目躍如の観ありです。ルネマグリッドの王様の美術館も面白い。
6、生きる・・・・・・現代の美術
残念ながら、あまり記憶に残りそうな作品に出合えなかった。
こういう企画もありかなという感想です。
8月31日まで開催
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