与謝野晶子展(大倉集古館)
「やわ肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」
泉屋博古観で江里佐代子展を観た後、大倉集古館の「与謝野晶子展」に行きました。
歌集「みだれ髪」の初版本がパンフレットのデザインに使われています。
本の装丁は藤島武二です。与謝野晶子がこの装丁の絵の解説をしています。
「恋愛の矢のハートを射たるにて、矢の根より吹き出たる花は詩を意味せるなり」
晶子23歳の時です。
歌集「リラの花」は梅原龍三郎の装丁です。
装丁が時代を感じさせて面白い。
以下はパンフレットからの引用です。(一部分)
わが国文学史上に大きな足跡を残し、また、近代を真摯に生きた一人の女性としても関心を集め続ける歌人与謝野晶子(1878~1942)。本展では晶子の書の放つ芸術性に焦点をあてて、生誕地、大阪府堺市が所蔵する自作の短歌を書いた屏風、軸、短冊、色紙など書作品や歌集などの書籍を含む役80点を一同に展観し、晶子の全容に迫ります。
書の良し悪しは分かりませんが、展示されていた晶子の意志の強そうなポートレートとやさしい書が印象的でした。
また、鏑木清方画、与謝野晶子筆の作品黒髪がとてもよかった。
ところで、ギャラリーショップで購入してきたブックカバーを、その晩、我が家のジローが噛み千切ってしまいました
(いくつ目になるのだろうか?ためいき.......)
本展は7月31日で終了しています。
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