MULTIPLE SHOW(町田市立国際版画美術館)
個々にも面白い作品が沢山ありましたが、展覧会場全体の雰囲気が楽しい。誰でも思いつきそうな発想に思えますが、実際に作品として実現するのは、そう簡単ではないのでしょう。
以下、パンフレットの解説文を引用します。
美術の領域でいう「マルチプル」とは、同じものが複数作られた作品をいいます。広い意味では版画も含まれますが、狭義にはおもに立体的な作品を指します。
私のお気に入りは
①拷問にかけられた絵の具 アルマン
ビニール袋の中には、アクリル板2枚、ねじ4個、絵の具のチューブ、メモが入っています。メモには「絵の具の チューブをアクリルに挟んでつぶす。そうすると絵の具がアクリル板の間に広がってゆく。OK。即席に拷問に かけた絵の具の出来上がり」とかかれています。
②圧縮されたオートバイ セザール ミニチュアのオートバイを圧縮、つぶして額に収めた作品。
③ロンドンニーズ1966 クリス・オルデンバーグ
ロンドンに巨大なひざのモニュメントを設置したいと考えました。そのアイデア集のマルチプルです。
実現して欲しかった.......
その他にも楽しい作品がたくさんありました。
出展作家一覧(さあ、どれだけの作家をご存知でしょうか)私が知っているのは数名。
マルセル・デュシャン(1887~1968)
マン・レイ(1890~1976)
メレット・オッペンハイム(1913~1985)
加納光於(1933~)
瀧口修造(1903~1979)
岡崎和郎(1930~)
アルマン(1928~)
ヨーゼフ・ボイス(1921~1986)
ウイリアム・コプリー
トニー・ドラッグ(1949~)
ルーチョ・フォンタナ(1899~1968)
イブ・クライン(1928~1962)
ヴィクトル・ヴァザレリ(1908~1997)
ここまで、書いてきて、意味が無いのではと思ったので中止。あと13人は、気が向いたら書き込みます。
12日まで開催
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