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2005.06.06

MULTIPLE SHOW(町田市立国際版画美術館)

maruti1blog


個々にも面白い作品が沢山ありましたが、展覧会場全体の雰囲気が楽しい。誰でも思いつきそうな発想に思えますが、実際に作品として実現するのは、そう簡単ではないのでしょう。

以下、パンフレットの解説文を引用します。
 
美術の領域でいう「マルチプル」とは、同じものが複数作られた作品をいいます。広い意味では版画も含まれますが、狭義にはおもに立体的な作品を指します。

私のお気に入りは

①拷問にかけられた絵の具  アルマン
ビニール袋の中には、アクリル板2枚、ねじ4個、絵の具のチューブ、メモが入っています。メモには「絵の具の  チューブをアクリルに挟んでつぶす。そうすると絵の具がアクリル板の間に広がってゆく。OK。即席に拷問に   かけた絵の具の出来上がり」とかかれています。

②圧縮されたオートバイ  セザール  ミニチュアのオートバイを圧縮、つぶして額に収めた作品。
  
③ロンドンニーズ1966  クリス・オルデンバーグ
  ロンドンに巨大なひざのモニュメントを設置したいと考えました。そのアイデア集のマルチプルです。
  実現して欲しかった.......

その他にも楽しい作品がたくさんありました。

maruti2blog

出展作家一覧(さあ、どれだけの作家をご存知でしょうか)私が知っているのは数名。

マルセル・デュシャン(1887~1968)

マン・レイ(1890~1976)

メレット・オッペンハイム(1913~1985)

加納光於(1933~)

瀧口修造(1903~1979)

岡崎和郎(1930~)

アルマン(1928~)

ヨーゼフ・ボイス(1921~1986)

ウイリアム・コプリー

トニー・ドラッグ(1949~)

ルーチョ・フォンタナ(1899~1968)

イブ・クライン(1928~1962)

ヴィクトル・ヴァザレリ(1908~1997)

ここまで、書いてきて、意味が無いのではと思ったので中止。あと13人は、気が向いたら書き込みます。


12日まで開催


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