加山又造(アトリエの記憶)多摩美大美術館

加山又造の所謂大作には出会えません。タイトルにもある通り、アトリエでの仕事のを観るという感じです。
展示会場に入ると、まず版画に出合えます。アクアチント、メゾチント、等々の技法をうまく使った、見事な作品に出会えます。色彩が鮮やかです。題材は、カミキリ、玉虫、イチゴ、熱帯魚等多彩です。
展示場の中央には、四曲一隻 の「倣北宋水墨山水雪景」が展示されています。今展覧会唯一の屏風です。
描線にとても特徴があり、常に改革を心がけた加山又造の努力がしのばれます。
水墨画が一番経費がかかるそうですね。使用していた墨が展示されています。中国産の墨です。いい墨は200
~300万円、1000万円の墨もあるようです。
屏風を挟んで、更に版画が展示されています。裸婦の版画も数点あり加山又造の世界の片鱗を垣間見ることができます。
その他、3展示室に分けて裸婦の素描が展示されています。日本画家は、素描に、細筆と平筆を使うそうですね。年1000枚をノルマにしていたようですが、弛まぬ努力なしに、あの大作は誕生しないのだなと納得してしまいます。
大作を期待していくとチョット落胆するかもしれません。作家としての多様性と努力の後を、アトリエに見に行くという感覚で......(5月5日まで)

サンリヲピューロランドの建物を目印に歩いていけば、その手前、横に多摩美術大学美術館があります。

更に右隣にあるのはベネッセの社屋です。
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