無言館 残された絵画 展
雨の日東京ステーションギャラリーに行きました。目的は「戦後六〇年 無言館 残された絵画 展」の鑑賞です。
この写真では、人がまばらで閑散としたイメージですが。館内は、鑑賞する人でいっぱいでした。
このパンフレットの絵の題名は「編み物をする婦人」です。興梠武さんの作品です。最愛の妹を描いたもので、妹さんは25歳で病死されたそうです。その知らせを戦地で聞いた武さんは号泣したと解説文にありました。JRの電車内でこのパンフレットよく見かけます、その効果のせいかギャラリー内は、かなり混雑していました。
パンフレットの裏面です。狭い館内に130点あまりの作品が展示されていました。油彩画が主ですが、日本画、彫刻の展示もありました。(600点に及ぶ収蔵作品の中の一部です)
作品そのものは、完成度が高いとはいえませんが、説明書きを読みながら、鑑賞すると、感慨深いものがあります。
平日の午後ということもあって、鑑賞者は中高年のご婦人がほとんどでした。鼻をチュンチュンさせながらご覧になっている方も多く見かけました。私のお気に入りは、日高安典さん(享年27歳)の自画像2点、六つのりんご、裸婦の4作品です。
3月21日まで開催
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