蒼天の画家入江観の世界展
茅ヶ崎美術館で”蒼天の画家入江観の世界展”を観てきました。
大半が、風景画で、森と海と湖が多く描かれています。
蒼と緑の色使いが鮮やかで、美術館内の椅子に座って展示されている絵を観ていると、ほっとした気分と、寂寥感が何故か迫ってきます。殆どの絵が画面の三分の二を空が占めます、何故か殆ど人物は、後ろ向きです。蒼天の画家の所以ですが、これだけ空を描き続けるのは、相当勇気のいる作業ではないかと思いながら鑑賞しました。
セザンヌの研究をされておられていたようでうが、静物、フランスで描かれた風景画には、それらしきイメージが垣間見られます。しかし、日本での風景画は、入江観の世界そのものが満ち溢れています。
11月3日までの開催、一見の価値ありです。秋の好天の日に茅ヶ崎海岸の散歩もかねてお出かけになっては如何でしょうか。観にいかれた方のコメントをいただければ幸いです。
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