2024.06.11

三の丸尚蔵館の名品 第4期:三の丸尚蔵館の名品

三の丸尚蔵館の名品 第4期:三の丸尚蔵館の名品

令和6年5月21日(火)~6月23日(日)
※会期中、一部展示替えあり

皇居三の丸尚蔵館

新しく生まれ変わった皇居三の丸尚蔵館
本展は、今年11月に開館30年を迎える三の丸尚蔵館が、令和という新たな時代に、装いを新たに
「皇居三の丸尚蔵館」として開館することを記念して開催するものです。
約8か月にわたって開催する本展では、「皇室のみやび」をテーマに、
当館を代表する多種多彩な収蔵品を4期に分けて展示します。
これらは、いずれも皇室に受け継がれてきた貴重な品々ばかりです。
長い歴史と伝統の中で培われてきた皇室と文化の関わり、
そしてその美に触れていただければ幸いです。(HPから)

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(画像はクリックで拡大表示になります)


最終の第4期、人気”若冲の動植綵絵”の展示などもあり、当日予約で入場はできない状況でした。(全期間予約制です)
※現在の予約状況を確認したところ”お申し込み可能なチケットはありません”と表示されました。
HPでご確認ください。


第4期の出店リストです。
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以下の画像、ピントが甘かったです。ご容赦ください。

国宝 春日権現絵巻 巻一
高階隆兼 鎌倉時代 延慶2年(1309) 絹本着色
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(巻頭部分)
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(部分)
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(巻末部分)


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国宝 動植綵絵 伊藤若冲 江戸時代 18世紀 絹本着色
老松孔雀図 諸魚図 蓮池遊魚図 芙蓉双鶏図

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花鳥十二ヶ月図 酒井抱一 江戸時代 文政6年(1823) 絹本着色

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国宝 唐獅子図屏風
右隻 狩野永徳 桃山時代 16世紀 紙本金地着色
左隻 狩野常信 絵ぢ時代 17世紀 紙本金地着色

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閑庭鳴鶴 九重ノ庭之図刺繍屏風 高島屋呉服店 昭和3年(1928) 刺繍


スマホで撮った写真をまとめてみました。


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2024.06.08

画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎 「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで

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(画像はクリックで拡大表示になります)

静嘉堂文庫竣工100年 ・ 特別展
画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎
「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで

会期 2024年4月13日(土)~6月9日(日)

静嘉堂文庫美術館

武四郎が暁斎に初めて挿絵を依頼したのは明治五年『西蝦夷日誌』だった。暁斎は湯島に、武四郎は馬場崎門近くの岩倉邸長屋明治六年からは神田五軒町と近所に住んでいました。

お釈迦様になりきり、好物に囲まれシアワセなお昼寝
武四郎が自邸で昼寝をする自身の姿を釈迦入滅の情景に見立て、暁斎に描かせた一幅。

重文 武四郎涅槃囪
河鍋暁斎 明治19年(1886)松浦武四郎記念館
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お釈迦様になりきり、好物に囲まれシアワセなお昼寝
武四郎が自邸で昼寝をする自身の姿を釈迦入滅の情景に見立て、暁斎に描かせた一幅。愛用の丹前を着て、右を下に眠る武四郎の顔は実に穏やかだ。胸に自慢の大首飾り、腰に愛用の「火用心」煙草入。足をさすり泣き伏すのは黒付姿の妻・とう。満月に沙羅双ならぬ常緑の赤松が映え、天上から駆け付ける仏母・摩耶夫人一行ならぬ、古画から飛び出した遊女たち。武四郎の周囲の愛玩品は皆、悲壮な面持ちだ。武四郎と暁斎ならではの作。(キャプションから)

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大首飾り
縄文時代~近代 (公財)静嘉堂
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勾玉・管玉二四三個繋げて背丈ほどの首飾り
「蔵品目録」にも「勾玉首掛一連」と記され、65~67歳頃撮影した唯一の肖像写真にも、「武四郎涅槃図」でも身に着けている自慢の大首飾り。総数243点の玉を絹糸で繋げて一連としている。形態は、勾玉あり、管玉あり、材質も、硬玉、碧玉、瑪瑙、水晶、滑石、ガラスと多岐にわたり、それらを美しくつなげている。本品は「馬角」と墨書された、玉類の収納箱に入っていた。「馬角」は武四郎の号「馬角斎」のことで「ありえないこと」の意。(キャプションから)

伊勢撮革紙の袋に玉付けて「火用心」刻煙草入
重文 火之用心袋
巌谷一六 明治期(19C)松浦武四郎記念館
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展覧会の構成です。
第一章 暁斎と武四郎ーー『撥雲余興』まで
第二章 暁斎と武四郎ーー天神信仰と祈りの造形
第三章 暁斎✖武四郎=「武四郎涅槃図」
第四章 好古趣味の系譜ーー静嘉堂文庫と千歳文庫

―HPの解説ー
絵師・河鍋暁斎(1831~89)と、探検家で好古家、著述家、北海道の名付け親である松浦武四郎(1818~88)は、幕末から明治期を生きたマルチタレントです。二人の交流は明治の初め頃からあり、武四郎は愛玩品を集めた書物『撥雲余興(はつうんよきょう)』(当館蔵)等の挿絵を暁斎らに依頼しています。住いも近く、共に天神を信仰し、情に篤い二人の記念碑的作品は何と言っても「武四郎涅槃図」です。本展では、「武四郎涅槃図」とそこに描かれた、「大首飾り」(当館所蔵)をはじめとした武四郎愛玩の品々(武四郎記念館所蔵品と当館所蔵品)を同じ空間で展示し、「武四郎涅槃図」を立体的に再現します。さらに、武四郎の親友・川喜田石水(1822~79/川喜田家第14代)と実業家で陶芸も能くした川喜田半泥子(1878~1963/川喜田家第16代)、岩﨑小彌太(1879~1945/三菱第四代社長・静嘉堂初代理事長)との縁を紹介します。
幕末明治の多才な二人と、彼らを支えた人々の、古物(文化財)への情熱に思いを馳せる機会となれば幸いです。

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2024.06.05

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」

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(画像はクリックで拡大表示になります)

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」

会期 2024年3月15日(金)~ 2024年6月9日(日)

横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、
クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路
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【横浜美術館】
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いま、ここで生きてる
展覧会の冒頭を飾るこの大きなスペースは、どこかキャンプを思わせます。自然に囲まれた楽しい キャンプ場のようにも、また人びとが身を寄せ合う難民キャンプのようにも見えます。

災害や戦争に巻き込まれ、避難し、逃亡し、さまよう――こうした「非常事態」は、わたしたちの日常のすぐそばにあります。実際、無数の人びとが難民キャンプをはじめとする厳しい環境のもとで暮らしています。ふだん意識せず何気なく日々を送るわたしたちにも、予期せぬ異常な事態がいつ訪れるかわかりません。

この章でご紹介するアーティストたちの作品は、こうした危機を象徴的に表しています。これらはわたしたちに、いつか来る非常事態を想像するための手がかりを与えてくれます。しかしまた、生の安全がおびやかされ、「生き延びたい」と願うこんなときこそ、わたしたちの創造の力が刺激され、生きることの可能性が大きく開かれるのかもしれません。

中央のテーブルには「日々を生きるための手引集」が置かれています。アーティスト、思想家、 社会活動家などがいまの時代や歴史、生について書いた、2000年代以降の文章を集めたもの です。そこには、傍観せずにまずは実践しようという呼びかけがあります。
(展示会場の解説パネルから)



ギャラリー1
鏡との会話
魯迅の詩集『野草』の中に不思議な一節があります。
なつめ 「わが裏庭から、塀の外の二本の木が見える。一本の木は棗の木である。もう一本も棗の木で ある。」★

魯迅はなぜ「二本の棗の木がある」とはせずこんな書き方をしたのでしょう。同じ種類の木なのにふたつある。ひとつのものがふたつに分離して向かい合っているようだ。そんなことを考えたの でしょうか。

作品とはアーティストの精神的な自画像です。それはアーティストの姿を鏡のように映し出しま す。しかし同時に、ひとたび制作されると、作品は独立した存在としてアーティストの前に立ち現 れます。

あるアーティストは歴史に入り込み、別のアーティストは自らを機械に変容させます。こうした行 為を通して、アーティストたちは、自分の魂を見つめ、自身を知るための秘密の通路を探り出します。そのために用いられるのは、観察、スケッチ、誇張、想像、類推、置き換え、象徴化といっ た手法です。こうして、自分で創造した「自己」たる作品が同時に見知らぬ「他者」でもある、とい う分裂した状況が生まれます。

鏡に映った自分の姿と対話すること。これは、自分を深く知り、同時にまだ見ぬ新しい自分を想像することでもあるのです。
★魯迅(竹内好訳)『野草』、岩波文庫、1980年
(展示会場の解説パネルから) 

 

ギャラリー2、5
わたしの解放
この章はギャラリー2とギャラリー5の2室による2部構成です。タイトルは、日本のアーティスト、富山妙子の自伝的エッセイ『わたしの解放辺境と底辺の旅』(1972年刊)に由来します。

ギャラリー2では、ウィーン在佳のアーティスト、丹羽良徳によるビデオ・インスタレーションと、台湾の台南を拠点とするグループ、你影視社(ユア・ブラザーズ・フィルムメイキング・グループ)の新作<宿舎>(2023年/2024年)をご紹介します。

丹羽の作品は、資本主義の論理を大げさに強調し、あるいはあいまいにぼかして、その本質を暴とうとします。丹羽の作品に向き合うことで、わたしたちは、自分も市場経済をまわすしくみにうまく組み込まれていることに気づきます。個人と国家の関係もまた、国の秩序と利益を守るととを前提に結ばれています。わたしたちは、ここからどのように自分を解放することができるでしょうか。

你哥影視社の作品は、2018年、台湾の新北市にある寮で、100人以上のベトナム人女性労働者がストライキを起こし、その様子がインターネットを通じて世界中に拡散された、という出来事に想を得ています。作品は、たくさんのワークショップやさまざまな職業の人びととのコラボレーションによりつくられました。
(展示会場の解説パネルから)

 

ギャラリー3、4
密林の火
この章では、いま現在の姿を映し出すものとして過去の歴史をとらえます。そして、まるで火打石 を打ちつけたときのように激しく火花が飛び散った歴史上の瞬間を現在によみがえらせます。

飛び散る火や火花とは、紛争や対立、衝突や事件のたとえです。この部屋には、そのような歴史的な出来事をふり返る作品と、こんにちの課題に向き合う作品を一緒に並べてあります。する と、過去と現在が混じり合って時代の違いが消え失せます。代わって、人びとの苦しみとそれに 立ち向かう行為とが、生きることの本質として浮かび上がってきます。

この章の作品は、もちろんそれぞれに異なるアーティストが創造したものです。しかしそれらは また、アーティストたちが人類に共通する視点をもって現実に反応した結果、生み出されたものでもあります。だからこそこれらの作品は、個々のアーティストが生きた時間と空間を飛び超えて、 今を生きるわたしたちのうちに共感と共鳴を呼び起こします。
(展示会場の解説パネルから)

 

ギャラリー6
流れと岩
「流れと岩」の章では、進む力とはばむ力がぶつかるところに生命力がほとばしるさまをご紹介し ます。

小川とは生命の絶え間ない活力であり、湧き上がる潜在的なエネルギーのようなもの。一方、 岩とは困難、停滞であり、頑固に立ちはだかる問題のようなもの。流れは岩にぶつかることで行く手をはばまれ、同時にそこでエネルギーを生み出します。

前進を続ければ、岩はやがてなめらかに削られ、流れはまた次の岩にぶつかるでしょう。中断や行き詰まりは、意味の連続性を断ち切ることもあれば、新たな意味を生み出すこともあります。 危機と回復はいつもとなり合わせ。この意味で「流れと岩」は、ごくふつうの人生のありようを描き 出しているとも言えます。

この章では、強い生命力のしるしとして、無邪気さ、若さ、気ままさ、高揚感、爆発、欲望、 穏やかさ、平凡さ、忍耐力などに注目します。そして、それらの要素が歴史的な、また現代の問題に力を及ぼすさまを考察します。決して枯れることのない若さは、困難に立ち向かう意志を生む源泉なのです。
(展示会場の解説パネルから)

 

ギャラリー7
苦悶の象徴
この章では100年ほど時をさかのぼります。タイトルは1900-1920年代に活動した日本の文筆家、 厨川白村の著作『苦悶の象徴」 (1924年刊)から採りました。1924年、魯迅は詩集「野草」を執筆 しながら、同時に白村のこの本を翻訳しました。この中で白村は次のように述べています。

「文芸は純然たる生命の表現だ。外界の抑圧強制から全く離れて、絶対自由の心境に立って個性を表現しうる唯一の世界である。」★

しかし続けて白村は、この自由な創造は何の制限もないところからではなく、前進する力と抑えつける力がぶつかるところからこそ生まれ出る、と語ります。この意味で芸術とは、まさに「抑圧強制」と戦って生じる「苦悶の表現」なのです。思えばふたつの力のぶつかりあいは、芸術の創造 に限らず、わたしたちが未来を切り開く力を生み出すための普遍的な条件なのかも知れません。

魯迅は1902年に日本に留学し、その後医学の道を捨てて文筆家になりました。帰国後、母国 の人々に近代的な考えを広めるため、版画を用いた活動を展開しました。魯迅の版画コレクショ ンには、ドイツの社会主義運動と共に歩んだ版画家、ケーテ・コルヴィッツの作品も含まれていま した。
★厨川白村『苦悶の象徴』1924年、改造社
(展示会場の解説パネルから)


【旧第一銀行横浜支店】
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【BankART KAIKO】
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すべての河 
旧第一銀行横浜支店とBankART KAIKOの二会場にまたがるこの章のタイトルは、イスラエルの作家、ドリット・ラビニャンの小説『すべての河』 (2014年刊)から採られています。イスラエルとパレスチナから来た二人の恋物語は、公的な出来事がいかに個人の人生を翻弄するかをわたしたちに教えてくれます。

旧第一銀行でご紹介するのは、この20年ほどの間に東アジアで活発化した、カフェや古着屋、 低料金の宿泊所、印刷所やラジオ局を運営する人々の動きです。彼らは「自治」「助け合い」「反消費」といった理念を掲げ、資本主義の論理や支配的な社会秩序の及ばないスペースをつくって、日々の暮らしの中に社会を変えるきっかけをもたらそうとしています。また街頭に出て活動し、人と人とを結びつけ、新たなコミュニティを創造しようとします。

あわせて、道をはさんで向かいのBankART KAIKOでは、東西冷戦が終結した1990年代以降、世界が経済優先、弱者切り捨ての方向に進む中で、それに対抗しようとする人々の動きをご紹介します。

これらの実践はわたしたちに、想像力を通じて互いにつながり、革命が起こるのをただ待つのではなく、自ら日常のうちに革命的な行動を持ち込もうと呼びかけます。
(展示会場の解説パネルから)


展示風景です。

 

セット券プログラム
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
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セット券プログラム
黄金町バザール2024 —世界のすべてがアートでできているわけではない
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2024.06.03

5月花散歩 2024

ぼたんなどの大きめの花が咲き、ますます華やかさを増した5月。

下旬には花菖蒲に続き、紫陽花も咲き始めました。

散歩の途中にスマホ撮った写真をまとめてみました。

 

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2024.05.31

和フリカ—第三の美意識を求めて―

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和フリカ—第三の美意識を求めて―

会期 2024年5月8日(水)~6月8日(土)

丸紅ギャラリー


「和フリカ—第三の美意識を求めて―」と題する本展は、パリを拠点に活動するカメルーン出身の現代アーティスト、セルジュ・ムアングの日本での初個展です。
本展では、日本とアフリカの文化的親和性について、心を弾ませるような新たなビジョンを示す彫刻や着物などの芸術表現作品、具体的には、日本の漆によってリ・イマジンされた伝統的アフリカのマスク、アフリカの布でつくられた着物、表象的なインスタレーションの代表作、本展のために特別に制作された作品、などを展示致します。ムアングの芸術は日本とアフリカの伝統を超えた「第三の美意識」へ私たちを誘います。
本展を通じて、皆さまが日本とアフリカの親和性を感じとり、アフリカ文化への興味を一段と高めて頂ければ幸いです。(本展チラシの解説から)


展示作品です。
和フリカ着物
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《”ケンテ”振袖》ケンテ(手織り綿)2023

漆彫刻写真

漆彫刻
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《お供え》2024 木、漆 

インスタレーション
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《ブラッド・ブラザーズ(血の兄弟)》2010 木、漆

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《セブンシシターズ(七人姉妹)》2010 木、漆

着物的スタイル素描

スケッチ

和フリカ着物「女王たち」


スマホで撮影した写真をまとめてみました。


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2024.05.27

特別展「法然と極楽浄土」

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(画像はクリックで拡大表示になります)


特別展「法然と極楽浄土」

会期 2024年4月16日(火) ~ 2024年6月9日(日)

東京国立博物館 平成館 特別展示室


本展の撮影可スポットです。
よく見かける仏涅槃群像(軸・平面画)の立体版は新鮮でした。
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仏涅槃群像
【釈迦)木造、金泥塗、玉眼
【その他】木造、彩色、玉眼(藤満・天龍八部等)、彫眼(動物)
江戸時代 17世紀 香川法然寺

法然寺は、高松藩初代藩主松平頼重(1622 ~95、徳川光圀の兄)が、法然上人配流の地 にあった寺を移して、寛文8年(1668)から3 年かけて造営した。十王堂、来迎堂などにも 群像があるが、圧巻はこの仏涅槃群像である。 大小あわせて82艇の中から26軀を展示する。(展覧会場の解説から)

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本展は、令和6年(2024)に浄土宗開宗850年を迎えることを機に、法然による浄土宗の立教開宗から、弟子たちによる諸派の創設と教義の確立、徳川将軍家の帰依(きえ)によって大きく発展を遂げるまでの、浄土宗850年におよぶ歴史を、全国の浄土宗諸寺院等が所蔵する国宝、重要文化財を含む貴重な名宝によってたどるものです。(HPから)


展示構成です。
第1章 法然とその時代
浄土宗の歴史のはじまりである、祖師・法然の事績や思想をたどります。
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重要文化財
選択本願念仏集(廬山寺本)
鎌倉時代・12~13世紀 京都・廬山寺蔵
(展示期間:4月16日~5月12日))

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国宝 法然上人絵伝(巻第六(部分))
鎌倉時代・14世紀 京都・知恩院蔵
(展示替えあり)

 

2章 阿弥陀仏の世界
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国宝 阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)(部分)
鎌倉時代・14世紀 京都・知恩院蔵
(展示期間 4月16日~5月12日)

重要文化財 阿弥陀如来立像(部分)
鎌倉時代・建暦2年(1212) 浄土宗蔵
(展示期間 5月14日~6月9日)

法然上人像(隆信御影)(部分)
鎌倉時代・14世紀 京都 知恩院像

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重要文化財 阿弥陀三尊来迎図
鎌倉時代・14世紀 福島いわき市蔵
(展示期間:5月14日~6月9日)

 

3章 法然の弟子たちと法脈
法然のもとには彼を慕う門弟が集い、浄土宗が開かれました。法然没後、彼らは称名念仏の教えを広めようと、それぞれ精力的に活動をおこないます。
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国宝 綴織當麻曼陀羅
中国・唐または奈良時代・8世紀 奈良・當麻寺蔵
(画像提供:奈良国立博物館)
(展示期間:4月16日~5月6日)

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重要文化財 當麻曼荼羅図(貞享本)
青木良慶・宗慶筆 江戸時代・貞享3年(1686)奈良當麻寺像
(展示期間:5月8日~6月9日)

4章 江戸時代の浄土宗
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重要文化財 徳川家康坐像
江戸時代・17世紀 京都・知恩院蔵
(展示期間 4月30日~6月9日)

日課念仏
伝徳川家康筆 江戸時代・17世紀
東京国立博物館蔵

東京会場だけの展示 祐天寺
祐天上人坐像
祐天筆 六字名号

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第24幅 六道 地獄           第57幅 神通
五百羅漢図
狩野一信筆 江戸時代・19世紀 東京・増上寺蔵
(展示替えあり)

 

―HPの解説ー
平安時代末期、繰り返される内乱や災害・疫病の頻発によって世は乱れ、人々は疲弊していました。比叡山で学び、中国唐代の阿弥陀仏信仰者である善導(ぜんどう、613~681)の教えに接した法然(法然房源空、ほうねんぼうげんくう、1133~1212)は、承安5年(1175)、阿弥陀仏の名号を称えることによって誰もが等しく阿弥陀仏に救われ、極楽浄土に往生することを説き、浄土宗を開きました。その教えは貴族から庶民に至るまで多くの人々に支持され、現代に至るまで連綿と受け継がれています。

本展は、令和6年(2024)に浄土宗開宗850年を迎えることを機に、法然による浄土宗の立教開宗から、弟子たちによる諸派の創設と教義の確立、徳川将軍家の帰依(きえ)によって大きく発展を遂げるまでの、浄土宗850年におよぶ歴史を、全国の浄土宗諸寺院等が所蔵する国宝、重要文化財を含む貴重な名宝によってたどるものです。困難な時代に分け隔てなく万人の救済を目指した法然と門弟たちの生き方や、大切に守り伝えられてきた文化財にふれていただく貴重な機会です。

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2024.05.22

KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物

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(画像はクリックで拡大表示になります)

KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物

会期 2024年5月1日(水)~7月1日(月)

そごう美術館

―チラシの解説からー
世界中をかけめぐり、絶えず変化する星空を絵や写真、映像やプラネタリウム番組などさまざまなかたちで表現するKAGAYA。天文普及にも力を注ぎ、人々に星空の魅力を伝え続けています。
本展では、KAGAYAの代表的な写真作品、新作32点を含む約100点を「四季の星空」「月のある空」「オーロラ」「天の川を追う星の旅」
「一瞬の宇宙」、そして新章「天空を映す」のカテゴリーに分け、一挙に展示いたします。
あわせて、KAGAYAが撮影した迫力あふれる新作映像作品を体験できるコーナーを新設。美しい音楽とともに、16mの大画面で放映いたします。 美しい写真や、臨場感あふれる映像作品を通して、はるかなる星空の世界をお楽しみください。

映像作品上映スケジュール
A.新作 天空の贈り物(約10分)
B.新作 天空の贈り物(約10分)
C.一瞬の宇宙+天空賛歌(約10分) 

展覧会の構成です。
第1章 四季の星空
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春の軽便鉄道
千葉県、成田ゆめ牧場まきば線 2023年4月1日18時54分
宮沢賢治さんの時代の汽車がよみがえったかのような夜空の風景。まるで「銀河鉄道の夜」の世界。 

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夜の始まりの停車場
愛媛湾 2016年9月23日18時35分
ああ、次の列車もやり過ごそう。くもがあんまり綺麗だから。

第2章 月のある空
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残照の町
東京都 2017年1月30日17時55分
透明な冬の夕暮れ。街灯りの向こうに三日月と富士山。

第3章 オーロラ
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天空の庭
ノルウエー 2023年9月18日 20時21分21秒(UT)
北欧で見つけた天空の庭のような場所。磁気嵐の始まりを告げるオーロラが、空に大きく広がりました。

第4章 天の川を追う星の旅
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夢見るタウシュベツ橋 
北海道 2016年5月29日01時52分
月光を浴びて眠る鉄道橋。かつて汽車を走らせていたころの夢を見ているのでしょうか。

第5章 天空を映す
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銀河のほとりで
ボリビア、ウユニ塩湖 2016年1月15日07時25分
満天の星を映す天空の鏡。地球の裏側でたどりついた夢の光景。短い雨季にだけ現れる湖はごく浅く、その上を歩くことができます。

第6章 一瞬の宇宙
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満月彩花
新潟県 2023年8月2日20時07分
夏の宵、花束のように鮮やかな花火に彩られ、満月がゆっくり姿を現しました。


撮った写真をまとめてみました。


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2024.05.17

特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」

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特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」

会期 2024年3月16日(土)~6月16日(日)

国立科学博物館


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(画像はクリックで拡大表示になります)

”分類と系統から哺乳類の進化に迫る!”展覧会です。


展覧会の構成です。
第1章 哺乳類とは
荒野を駆け、地中を遣い、大洋を泳ぎ、夜空を舞う 体長はわずか5cmに満たないものから 30mを超えるものまで――。
とにかく、哺乳類は多種多様だ。 それでも、そこには共通点があり、つながりがある。

さまざまな空間で生き、極地から熱帯まで多様な環境に体や生き方を適応させた哺乳類。私たちヒトも含むこのグループは読んで字のごとく、母親が乳を与えて子を育てる脊椎動物の一群である。
哺乳類を定義する特徴は多数あるものの、本展示では「哺乳」を 含む5つの形態的特徴に着目して紹介する。心臓の構造や小さな耳の骨が、私たちが「なかま」であることを教えてくれる。(本展会場の解説から)

展示風景(シロナガスクジラの心臓(実物大レプリカ)
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第2章 分類と系統-わけるとつなぐ
比べて、分けて、つなげる。
分類額はあらゆる自然誌研究の基礎である。
その発展とともに、思いもよらぬ発見がもたらされることもある。

新種を論文に記載したり目の前の生き物が何なのかを結論付けたりする(同定する)工程は「分類」作業そのものだ。「種」や「属」同 士の関係性(系統関係)を見ることも、進化の過程を明らかにするうえで重要だ。

分類作業はビー玉や積み木を色や形ごとにわけて箱にしまう 行為と本質は変わらないが、生き物は見た目だけでは分類できないから面白い。哺乳類はこれだけ多様化した動物グループだからなおさらだ。

この章の終わりには「見た目は似ているけれど違う分類群」「見 た目は似ていないけれど同じ分類群」の事例を紹介するが、まずは なぜそのような結論に至ったのかを見ていこう。(本展会場の解説から)

展示風景
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哺乳類系統樹
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第3章 リアル哺乳類図鑑ーわけてつなげて大行進ー
国立科学博物館には、8万点以上の哺乳類の標本がある。
本章では、可能な限り多くの目・科の標本を選りすぐり、 第2章で学んだ分類・系統に沿って基本に忠実に紹介していく。
さあ、大図鑑と大行進のはじまりだ!

第2章で紹介したように1990年代後半からの分子系統解析を経て、現在哺乳類は27目に分類される。この27の「目」を系統別に 6つの分類群に分けるのが現在の主流である。6色の色分けにも注目しながら歩みを進めていこう。
壁沿いの展示は、図鑑をめくるように各目を1つひとつ紹介している。見た目以外の特徴もわかるよう、各所に展示された「骨格」や 「内臓」標本にも注目してみよう。「哺乳類大行進」ゾーンでは200体以上の剥製標本や骨格標本を間近で観察することができる。
理解への手助けとして、「コラム」コーナーの中では、特に収斂進化にまつわるトピックを展開する。合言葉は、「見た目にだまされるな」。
(本展会場の解説から)

”霊長目”展示風景
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”200体以上の剥製標本”展示風景
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第4章 哺乳類の分け方-過去から未来へ
最終章では、人類が哺乳類を観察し、分類を系統づけることで理解しようと試行錯誤してきた歴史を、最新の研究結果も含めて紹介します。(HPから)


撮ってきた写真をまとめてみました。

 

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2024.05.12

4月花散歩 2024

今年の桜の満開は4月になりました。
様々な花が咲き誇り、中旬からは新緑が心を和ませてくれてます。


スマホで撮った写真をまとめてみました。

 

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2024.05.08

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展 皇室のみやび―受け継ぐ美― 第3期:「近世の御所を飾った品々」

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(画像はクリックで拡大表示になります)

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展 皇室のみやび―受け継ぐ美―
第3期:「近世の御所を飾った品々」

令和6年(2024)3月12日(火)~5月12日(日)
前期:3月12日(火)~4月7日(日) 後期:4月9日(火)~5月12日(日)

三の丸尚蔵館


観てきたのは前期展示です。

ー展覧会場の解説からー
歴代の天皇や皇族は学問をはじめ、文化芸術に造詣が深く、それらの保護にも熱心でした。そのため、さまざまな分物が蒐集・蓄積されてきました。開館記念展第3期では、藤原定家《更級日記》など「御在来」と称される、江戸時代まで京都御所伝来した作品と、旧桂宮家伝来の海北友松《浜松図屏風》など、近世の御所や宮家を飾った絵画や書、工芸などをご紹介します。これらの品は、いずれも大切に受け継がれてきたしなであり、御所を中心に花開いた宮廷文化の有様を今に伝えています。

第2展示室の展示風景
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菊花散蒔絵黒棚 江戸時代(18~19世紀) 蒔絵

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《蔦細道蒔絵文台・硯箱》 桃山時代(16世紀) 蒔絵 (御在来)

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筝 銘 團乱旋 室町時代(16世紀) 桐材・螺鈿

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菊花散蒔絵十種香箱(部分) 江戸時代(18世紀) 蒔絵

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《修学院焼ふくべ形香炉》 江戸時代(18世紀) 陶磁

第1展示室の展示風景
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源氏物語図屏風 伝狩野永徳 桃山時代(16~17世紀) 紙本金地着色 

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散手貴徳図衝立 狩野永岳 江戸時代(19世紀) 紙本着色

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国宝 《更級日記》 藤原定家 鎌倉時代(13世紀) 紙本墨書

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北野天満宮縁起絵巻 巻一 室町時代(16世紀) 紙本着色


撮った写真をまとめてみました。


―HPの解説ー
歴代の天皇や皇族は、学問や文化芸術に造詣が深く、それらの保護にも熱心でした。そのため各時代にさまざまな品々が集積され、大切に受け継がれてきました。第3期では、国宝・藤原定家《更級日記》など、「御在来ございらい」と称される京都御所に伝来した作品をはじめ、旧桂宮家かつらのみやけ伝来の伝狩野永徳《源氏物語図屏風》など、近世の御所や宮家を飾った書画や工芸、楽器などをご紹介します。

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2024.05.03

江の島国際芸術祭2024 サムエル・コッキング苑

江の島国際芸術祭
“湘南の空”に心で描く芸術祭

会期 2024年4月13日(土)~5月31日(金)


鎌倉・江の島には長年頻繁に出かけているつもりですが、
”江の島国際芸術祭って” いつから始まったのか?

海を眺めてのんびり・・・のついでにと予備知識なしで行ってきました。

サムエル・コッキング苑のイベントをメインンに観てきました。
”ミラーボールアート”と”MADE IN ENOSHIMA(湘南を中心に活動する作家の作品展示)”でした。
ライトアップの夕方・夜間の入場がお勧めのようです。
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スマホで会場の様子を撮ってきました。
(画像はクリックで拡大表示になります)
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まとめ動画です。

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2024.04.29

企画展 ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」

企画展 ライトアップ木島櫻谷
― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」

会期 2024年3月16日(土)~2024年5月12日(日)

泉屋博古館東京


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(画像はクリックで拡大表示になります)


木島櫻谷作品展示と、
江戸時代中期(18世紀)京都で生まれた円山四条派の代表的な画家たちによる花鳥画表現を併せて紹介することで、櫻谷の「生写し」表現の特質をライトアップします。


展覧会の構成は次の通りです。
第1章 四季連作屏風のパノラマ空間へ、ようこそ。
木島櫻谷が描いた四季連作の金地大屏風が全面居並ぶ空間をまずはご用意しましたので心行くまでご堪能ください。
四双の金屏風は、大正中期に大阪茶臼山に建築された住友家本邸のため、大正4年頃から2年をかけた制作されたものです。
本紙だけでもすべて180cm、幅720cmをこえるサイズは、書院大座敷にあわせてかなろ大振りです。琳派が流行した大正期、これらの屏風は制作中から「光琳風」との評判もたち、古典をこよなく愛した15代住友吉左衛門(春翠)の審美眼にかなうものでした。(展示会場の解説から)
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木島櫻谷《燕子花図》大正6年(1917)泉屋博古館東京 
(この作品のみ撮影可です)


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第2章 「写生派」先人絵師たちと櫻谷
円山派は筆数を増やすことで細密な描写をめざす「加筆系」、一方諧謔味を含んだ四条派は筆数を減らす「減筆系」の傾向があります。時代が下ると、それらが融合した作風も現れますので、一括りに円山四条派という呼び名も通りがよかったのでしょう。
ここでは円山四条派の写生に基ずく親和的表現に特色がある動物画に焦点を当て、先人画家たちによる動物表現と比較しながら櫻谷の動物画をライトアップします。さて、櫻谷の筆は加筆系、減筆系?(展示会場の解説から)

第3章 櫻谷の動物たち、どこかヒューマンな。
絵の中の動物たちは櫻谷の筆を通して息を吹き返し、生き生きとした豊かな表情が観る者の心に沁みます。ここでは動物表現に託した櫻谷のヒューマニズムが生んだ作品を紹介します。
櫻谷は「技巧派」とか、「最後の四条派」などと称されましたが、櫻谷の真骨頂は、それに収まらない斬新なものでした。


【第4展示室】同時開催企画:住友財団助成による文化財修復成果-文化財よ、永遠に


―HPの解説ー
大正中期に大阪天王寺の茶臼山に建築された住友家本邸を飾るために描かれた木島櫻谷の「四季連作屏風」を全点公開します。

大正期の櫻谷は、独特な色感の絵具を用い、顔料を厚く盛り上げ、筆跡を立体的に残し油彩画のような筆触に挑戦しています。そのために櫻谷は、「技巧派」などと称されましたが、櫻谷の真骨頂は、それに収まらない極めて近代的なものでした。リアルな人間的な感情を溶かし込んだ動物たちは絵の中で生き生きと輝きはじめ、とりわけ動物が折節にみせる豊かな表情は、観る者の心に沁みます。
江戸時代中期(18世紀)京都で生まれた円山四条派の代表的な画家たちによる花鳥画表現を併せて紹介することで、櫻谷の「生写し」表現の特質をライトアップします。


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2024.04.24

庭園美術館開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z

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(画像はクリックで拡大表示になります)


開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z

会期 2024年2月17日(土)~5月12日(日)

東京都庭園美術館


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展覧会のタイトルにある A to Z
旧朝香宮邸のそれぞれの部屋に、キーワードとその解説が書かれたカードが配置されています。
カードに記された解説を読みながら往時に思いを馳せるという体験展の様相です。

庭園美術館では、度々旧朝香宮邸に関する企画展が開催されていますが、今回の企画は出色に思えました。

新館の展示室にAからZのカード全てが展示されています。
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カードB 水のせせらぎ
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小客室
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カードE 食べられそうな
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大食堂
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カードF フランスと日本
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小食堂
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カードI 噴水に憩う
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殿下居間
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カードZ 美学を纏う
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妃殿下居間
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―HPの解説ー
この館(やかた)に込められたキーワードを拾い集め、解き明かす—
旧朝香宮邸—。1933年(昭和8)に竣工したこの建物は、皇族・朝香宮家の邸宅として、または外務大臣・首相の公邸や迎賓館として、時代とともに役割を変えて様々な顔を見せながらも今日たくさんの方々をお迎えしています。 建設当初の姿を留めた旧朝香宮邸は、現在では特別で豊かな時間をお楽しみいただける美術館という一面のみならず、国指定の重要文化財という特性も兼ね備え、活用と保存の両輪を成した存在と言えます。

開館40周年を記念して開催する本展は、改めて旧朝香宮邸をじっくりと読み解く趣旨の展覧会です。これまで培った調査や研究をもとに、建築技法、建設に携わった人々、室内意匠や素材、各時代にまつわるエピソード等、アルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードをピックアップして解説し、新たな見どころや魅力を来館者に発見していただきたいと思います。

今回、可能な限り建築空間との対話ひとつひとつを大切に考えていきます。今までに来館されたことがある方も、まだ見たことがない!という方も、この機会にぜひご来館いただき、建築そのものを存分にご堪能ください。そして当館の活動へのご理解を深めていただけるきっかけになれたら嬉しく思います。

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2024.04.19

没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる

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没後50年 木村伊兵衛写真に生きる

会期 2025年3月16日(土)~5月12日(日)

東京写真美術館

1936年の沖縄。
戦前戦後に活躍した画家、作家、俳優。
戦前戦後の列島風景。
戦後間もないヨーロッパ、パリ。
1952-1963年の秋田の民族。

木村伊兵衛流歴史のドキュメントです。

”私が撮り続けてきたのは、人びとの生活や顔である。何かを語ってくれそうな写真を感情の現れた写真を撮り続けてきた”

展覧会の構成は次の通りです。
第1章 夢の島ー沖縄
1935(昭和10)年に東京で開催された日本各地の民族舞踊大会で琉球舞踊を初めて観た木村は、つよい感銘を受けて連日会場に通い撮影した。沖縄が夢のような島という印象を舞踊から受け、矢も楯もたまらない想いにかられ、翌年4日間の船旅で渡航した。ライカ2台、交換レンズ5本、照明機器の大荷物を背負っての旅だった。この一連の作品が、木村が初めて世に出るきっかけともなった。(展示パネル解説から)
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那覇の市場、本通り、沖縄、1936年


第2章 肖像と舞台
木村の最初の個展「ライカによる文芸家肖像写真展」は日本工房の主催で1933(昭和8)年に東京銀座の紀伊国屋ギャラリーで開催された。従来の大型カメラで正面からきっちり捉える肖像写真ではなく、小型カメラで被写体の性格や感情の動きを捉えたものが高く評価された「ライカ使いの名手」としての名声の出発点。また被写人物の日常生活を自然さを尊重して撮影をする姿勢の原点ともなった。(展示パネル解説から)

第3章 昭和の列島風景
東京下町に生まれ育った木村は、戦中戦後を通じ一環として都市の日常風景をスナップショットで描きとり「街角」を記録し続けた。
戦争が終わり、戦後の混乱の中で、自らの写真表現の方向性を模索する。たまたまアンリ・カルティエ=ブレッソンの作品を見て強い衝撃を受け、あらためて報道写真こそ自分の写真の道であるという覚悟を新たにした。(展示解説パネルから)20240404_20240419092501
本郷森川町、東京、1953年

第4章 ヨーロッパの旅
木村が写真への心構えを新たにする契機ともなった一連の旅。

第5章 中国の旅
木村は戦前と戦後それぞれ数回ずつ中国の旅をしている。
私が訪中のたびごとに、変わることなく生活を主とした写真を撮り続けてきたのも、そうした姿や表情をそのときそのときの時点のものとして伝えたかったからである。(展示パネル解説から)
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王府井の酒場にて、北京、中国、1973年

第6章 秋田の民族
1952年、秋田県総合美術展覧会で写真部門の審査のために秋田を訪れた木村を秋田在住のアマチュア写真家たちが審査後県内の農村へと案内した。
木村は、日本社会の縮図があると直感した。農民の姿を捉えたい、そこにこそ自分の探し求めたテーマがあると確信した。それから1971年までの20年間、秋田に21回通い続けて319本のフィルムに収めた。(展示解説パネルから)
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秋田おばこ、大曲、秋田、1953年

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板塀、追分、秋田、1953年

第7章 パリ残像
1954年9月、木村は羽田空港を出発してヨーロッパへの初旅にでた。ギリシャ、イタリア、ドイツなどを回ってパリに入るが・・・
アンリ・カルティエ=ブレッソンと一夜写真について語り合い、ロベール・ドアノーに同行して下町の人びとの人情にふれたことも自身の写真の道を再認識することになった。ニコンとライカM3を使って「富士カラーフィルム(感度ASA10相当)を用い、生きた街―パリの表情を捉えようとした。(展示解説パネルから)
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ミラボー橋、パリ、フランス、1955年 


ーHPの解説ー
本展は日本の写真史に大きな足跡を残した写真家・木村伊兵衛(1901-1974)の没後50年展として、その仕事を回顧するものです。1920年代に実用化が始まったばかりの小型カメラに写真表現の可能性をいち早く見出し、それを駆使した文芸諸家のポートレート、あるいは東京下町の日常の場面を素早く切り取るスナップショットで名声を確立しました。1933年に開催された「ライカによる文芸家肖像写真展」では、従来の型にはまった肖像写真ではなく、被写体の一瞬の表情の変化を捉える独自のスタイルを確立し、また1936年には初めて沖縄を訪れて生活感にあふれた日常を記録するなど、“ライカの名手”としての名を早くに馳せました。

木村伊兵衛はまた、広告宣伝写真や歌舞伎などの舞台写真、カラーフィルムによる滞欧作品、秋田の農村をテーマにするシリーズなど、実にさまざまな被写体を捉えた数多くの傑作を残しました。その卓越したカメラ・ワーク、そして写真機材や感光材料への深い理解などは、旺盛な好奇心と豊かな体験に裏付けられています。印刷メディアを媒体として人間の営みのイメージを伝えるという写真の社会的な機能を自覚して、自らを「報道写真家」と位置づけました。その独特な眼差しにこだわった写真表現は、きわめてユニークなもので、見るものの記憶の中にいつまでも生き続けます。

没後50年に合わせ、本展では最近発見されたニコンサロンでの 木村伊兵衛生前最後の個展「中国の旅」(1972-1973)の展示プリントを特別公開します。

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2024.04.14

令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」

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(画像はクリックで拡大表示になります)

令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」 

会期 令和6年3月16日(土)〜5月12日(日) 

国立公文書館

令和6年春の特別展では「夢」をテーマに、『源氏物語)』やその注釈書を中心とした平安文学に関する資料を展示します。和歌や物語には、
「夢」が神仏のお告げであったり、亡き人からの伝言であったり、不思議な力を持つものとして描かれています。それは当時の信仰・文化の一つであり、これらを読むことによって平安貴族の精神世界に迫ることができます。(チラシの解説から)

展覧会の構成は次の通りです。
プロローグ
『源氏物語』はある日突然現れたわけではありません。まずは『源氏物語』へいたる道として、様々な平安文学に目を通していきましょう。
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古今和歌集一首撰【編者】大森盛顕(生没年未詳)【成立】嘉永5年(1852)
和歌を学ぶ童女向けに編集された歌書のひとつで、『古今和歌集』 から記名歌人の歌を130 首抄出して掲載したもの。編者は大森盛顕、 序文は在原正高、絵は佐藤玄賢。
展示資料は嘉永6年(1853) 版で昌平坂学問所旧蔵。
(キャプションから)

第Ⅰ章 和歌・漢詩に描かれた「夢」
Ⅰ 勅撰和歌集の「夢」
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古今和歌集【下命】延喜5年(905)【成立】延喜13年(913)頃【下命者】醍醐天皇(在位:897~930)
【編者】紀貫之(生没年未詳)・凡河内躬恒(生没年未詳)・紀友則(?~907)・壬生忠岑(生没年未詳)
第1番目の勅撰和歌集。20巻。約1100首を、四季や恋の展開に合わせて配列する。理知的で優美な歌風が特徴。王朝和歌の美的感覚を確立したもので、以降の勅撰集や『源氏物語』などに多大な影響を及 ぼした。
展示資料は正保4年(1647)版『二十一代集』のうち『古今和歌集 下』で、紅葉山文庫旧蔵。(キャプションから)

第Ⅱ章 物語と随筆に描かれた「夢」
Ⅰ 物語が描く「夢」
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伊勢物語【成立】平安時代前期【作者】未詳
和歌を中心に物語が展開する歌物語。六歌仙の一人である在原業平(825~880) をモデルとするある男の生涯を、初冠(男子が成人して初めて冠をつける儀式)から辞世の歌に至るまで約125の章段で描く。『古今和歌集』以前に存在した業平の物語を中心にして、やがて他の章段が付加され、『後撰和歌集』以降に現在の形になったと考えられている。
展示資料は江戸時代前期に書写されたと思われるもので、幕末の京都で朝廷の教育機関として設置された京都学習院旧蔵。(キャプションから)

Ⅱ 随筆が語る「夢」
「夢語り」と「夢合わせ」
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枕草子【 成立】長保2年(1000)頃【 作者】清少納言(生没年未詳)
約300段にわたる随筆。作者が仕えた藤原定子 (977~1001)の後宮生活や随想を著した。内容はおよそ3種類に分けられ、①同種類のものを「は・・・」「・・・もの」と列挙していく物尽くしの章段。②定子後宮の様子を描いた日記的な章段。③「春はあけぼの」などの随想的な章段。鋭い独自の着眼点が冴えており「をかし (趣がある)」の文学とも称される。
展示資料は慶長年間(1596~1615) に刊行された古活字版で、紅葉 山文庫旧蔵。(キャプションから)


第Ⅲ章 『源氏物語』の「夢」
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源氏物語 紅葉山文庫  夕顔

第Ⅳ章 「源氏物語』の研究の来た道
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源氏物語奧入【成立】天福元年(1233)以降 【編者】藤原定家(1162~1241)
『源氏釈』に続く『源氏物語』のごく初期の注釈書。奥書に定家出家後の署名があることから、定家が出家した天福元年以降の成立と考えられている。元は『源氏物語』写本の各巻の末尾に書き加えていた注記で、別冊としてまとめなおしたという。内容は『源氏釈』を引き継ぐものだが、独自の批判を加えている箇所も多い。 展示資料は写年不明で、和学講談所旧蔵。通称「内閣文庫本」。
(キャプションから)

第Ⅴ章 光源氏たちの「現実」
Ⅰ 歴史物語が描く政変
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大鏡【成立】未詳【作者】未詳 平安時代の歴史物語。大宅世継と夏山繁樹という二人の老翁が、 文徳天皇(在位:850~858) から後一条天皇(在位:1016~1036)までの14代約180年間を回想して物語る。聞き手の若侍が批判を加えながら、藤原道長の栄華を中心として平安時代を描く。展示資料は、慶長~元和(1596~1624)頃に刊行された古活字版で、 教部省旧藏。
(キャプションから)

Ⅱ 史書に見る疫病
Ⅲ 日記が語る災害
Ⅳ 日記が語る事件


挿絵で読む『源氏物語』
本コーナーでは承応三年(1654)再販の『源氏物語』(紅葉山文庫旧蔵)の挿絵と共に『源氏物語』のあらすじをご紹介します。  
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展示風景


展示資料一覧
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