2019.02.20

明治150年記念「日本を変えた千の技術博

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「明治150年記念「日本を変えた千の技術博」 「は、
国立科学博物館で開催されています。

会期 2018年10月30日(火)~2019年3月3日(日)

日本を変えた科学・技術について、重要文化財や多数の技術遺産を含む600点を超える貴重資料、科学者・技術者の発明・発見にまつわるエピソードなどで紹介。(HPから)

医療・建築・家電・材料技術・車・ロボット・飛行機・宇宙科学・飛行機・船舶・鉄道・産機一般・合成樹脂・新素材・生命科学・コンピュータなどなど・・・・・明治以来の科学・技術の歴史を実機を観ながら体験できる、懐かしさと、「物作り現場の頑張り」に思いを馳せながら見てきました。

米国はどんどん先を行き、中国に追いつかれ、追い越されていく、日本の科学技術の衰退に不安を感じながら・・・・・


展示構成は以下の通りです。
(写真撮影可ですので、撮ってきた写真と共に)

第1章 明治維新 科学と技術で世が変わる
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エジソン クラスM
エジソンからの明治天皇への贈り物。
1-1 まなびが変わる
1-2 学者が変わる
1-3 ものさしが変わる
1-4 変わる医療
1-5 変わる産業
1-6 西洋建築の導入
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明治23年に建てられた浅草凌雲閣(12階建て)に8階までのエレベーターが設置された。
1-7 電気で遠くに伝える


第2章 科学で変える
2-1 女性科学者の誕生
2-2 科学の企業家
2-3 時と時計が生活を変える
2-4 日本人が貢献した磁気材料の開発


第3章 くらしを変える技術
3-1 あかりがくらしを変える
3-2 家電の登場と生活改善
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国産初の自動式電気釜    氷冷蔵庫
「昭和だな~」しみじみと・・・・


第4章 産業を変える技術
4-1 動力革命
4-2 乗る 走る 飛ぶ
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Milburn電気自動車    マツダCOSMO SPORT(ロータリーエンジンも展示)
4-3 産業用ロボット


第5章 モノを変える技術
5-1 近代化を支えた材料
5-2 アンモニア合成ではじまる科学の大規模工業化
5-3 広がる合成樹脂の利用
5-4 生活を変える新材料


第6章 生命に関わる技術
6-1 天然物化学から生命科学へ
6-2 品種改良から生命科学へ

 
第7章 街づくりを変える技術
7-1 高層建築を可能にした耐震設計
7-2 土木機械
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第二次世界大戦中、飛行場建設などの目的で国からの要請にこたえて開発されたのが、国産初のブルドーザーG40(小松1型均土機)でした。
7-3 レーダー


第8章 コミュニケーションを変える技術
8-1 電気でつなぐ技術
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[ウォークマン一号機 TPS-L2] [ PCM-1 PCMオーディオプロセッサー]
[ソニー トランジスターラジオTR55] [CDプレーヤー CDP-101]

8-2 見る技術
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セイコー テレビウオッチ(これは記憶にないな~)   ソニーポータブルテレビ TV8-301(このデザインは忘れられない)

8-3 コンピューターが世界を変える
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ヘンミ計算尺
検定試験もあった。そろばんは生き残ってるけど・・・・

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電子計算機
この配線は気の遠くなるような作業だったでしょうね、一本でも間違えれば誤動作ですね。
日本人の得意とした仕事かもしれませんね。

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日本語ワードプロセッサー JW10
弁理士をしていた先輩が、「値下がりしたので買ったので見に来い」といわれ、事務所に伺った。たしか当時で100万円以上したと記憶している。

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マイコン(パソコン)
この時代は、グリーンディスプレイ・・・欲しかったけど、買えない時代。

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写真左の電子計算機・・・銀座ソニービルの展示場に順番待ちの行列ができていたのを記憶している。
電子計算機 SOBOX ICC-500   電子卓上計算機コンペットCS-10A       タイガー計算機 十號型
カシオミニ 

8-4 夢か幻か現実か、社会を変えるかこの技術

この後「第2会場 未来予測」へと続きます。

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国立科学博物館 明治150年記念 日本を変えた千の技術博
InternetMuseum

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2019.02.16

石川直樹 この星の光の地図を写す

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「石川直樹 この星の光の地図を写す」は、
東京オペラシティ アートギャラリーで開催されています。


会期 2019年1月12日[土]〜 3月24日[日]


1990年代後半の初期作から最新作まで、初公開作品を含んだ展覧会構成で、「石川直樹の旅」 を追体験したような気になりました。


展覧会の構成は次の通りです。
(石川直樹さんの言葉(語り)とともに)


この展覧会は、一部を除いて撮影できます。(条件あり)

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雪原の照り返しをイメージするように、目一杯照明を明るくした?ホワイトキューブに作品が並んでいます。


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1、 DENALI 1998
デナリ(DENARI)は、北アメリカ・アラスカ山脈最高峰。かつてはマッキンリーと呼ばれたいた。

2、 POLE TO POLE 2000
石川は北磁極から赤道を越えて南極まで、人力で地球を横断するプロジェクトに日本代表として参加しました。

3、 POLAR 2007
1997年から約10年間にわたり繰り返し訪れた北緯66度33分以北の北極圏への旅の軌跡です。

4、 ANTARCTICA 2011
「南極大陸」を写したシリーズです。

メディアを通して聞こえてくる声は、他の多くの声のほんの一部でしかない。土の上からかすかに聞こえる隣人の息吹をどれだけ感じられるか。今ここを意識しつつ、ここではない場所や自分と異なる人々について、少しのあいだ思いを巡らせてみることはそんなに難しいことではない。もしかしたら、本当の辺境は自分の中にあるのかもしれない、とも思う。
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イルリサット(グリーンランド)で犬橇に乗せてもらった男は、白熊の皮で作ったズボンを履いていた。彼 に、スノーモービルは使わないのかと尋ねると、「機械は壊れたら終わりだよ」と言う短い答えが返ってきた。極地で生き抜くための知恵は、それが受け継がれてきた明確な理由がある。犬橇はノスタルジアに彩られた過去の残滓ではなく、現在に至るまで優れて同時代的な移動手段なのだ。カメラは 動かなくなることが何度もあったが、犬たちは白い息を吐きながらいつまでも走り続けてくれた。
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暗幕で仕切られた展示場に作品が並び、照明が当てられています。

5、 NEW DIMENSION 2007
わたしは壁画を前にして、原初の知覚の一端に触れる。意識の内側にある未踏領域へ注意深く侵入しながら、同時にいまそこにある世界の皮膜の外へと躍りに出ること。太古の壁画と、そこへゆっくりと近づいていく旅の過程は、自分にとってそうした臨界点へ近づくために不可欠な経験そのものである。
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Gallery2
6、 KORONA 2010
タイトルの「KORONA」は、この旅の最後となったマンガィア島で見た皆既日食に由来しています。

7、THE VOID 2005
「THE VOID」とは空っぽでありながら満たされた空間を意味しています。 

ニュージーランドの鬱蒼とした原生林は人間から隔絶されたために美しい姿を保っているのではない。マオリと言う良き理解者が畏敬の念をもって森とつきあってきたからこそ、今の状態を保っていられるのだ。自然と共生すると言うのは、「人間が自然を守る」ことではなく、人間と自然が対等な関係を結ぶことではなかったか。
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8、 Mt.Fuji 2008 
季節や天候の変化、山小屋や山道で出会う登山者たちの人間模様も含め、登るたびに未知の世界を見せてくれる富士山は、何よりも自分自身における登山の原点であり、帰ってくる場所でもある。また、富士山に登ろう。彼の地に在るのは見慣れたあの山ではなく、未知の風景を抱え込んだ、いまそこに屹立する「山」という頂きそのものである。
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暗幕で仕切られた空間を出て・・・再び明るいホワイトキューブに作品が並びます。

9、 K2 2015
「k2」はヒマラヤ山脈西端に位置する世界第2位の高峰。世界で最も昇るのが難しく、「山の中の山」とも評されます。2015年に挑戦したものの、あいつが雪崩などで断念することになりました。

会場のテント内で記録映像が放映されています。確か定員は7名だったと思います。
土日は順番待ちですかね~?
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Corridor

10、MAREBITO
今年ユネスコの無形文化財に登録されることが決まった来訪神。民俗学者の折口哲夫は「まれびと」と呼びました。

11、ARCHIPELAGO
「ARCHIPELAGO」は「多島」「群島」を意味する英語。日本列島の南北に広がる島々の暮らしや風景を10年にわたって通い、撮影した写真です。

12、AUTHAGRAPH

13、知床半島
近年石川は知床半島を定期的に訪れ、撮影を続けています。

14、石川直樹の部屋
登山道具、書物などが所狭しと、展示されています。
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フィルムカメラ派?なんですね。
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――HPの解説――
弱冠22歳で北極点から南極点までを人力で踏破、23歳で七大陸最高峰の登頂に成功した石川は、その後も世界各地を旅しながら、人類学や民俗学などの観点を取り入れた独自のスタイルによる写真作品によって、私たちの日常や世界を見つめ直す活動を展開し続けています。

本展では、北極、南極、ヒマラヤ8000m峰といった極地を撮影した各シリーズ、ニュージーランドの原生林を撮影した『THE VOID』、ポリネシア地域に浮かぶ島々を星に導かれるように巡った『CORONA』、世界各地の洞窟壁画を訪ねた『NEW DIMENSION』、そして日本列島の南北に広がる島々を探索する『ARCHIPELAGO』など、石川の初期から現在までの活動の全貌を総合的に紹介します。


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同じ建物内のNTTインターコミュニケーション・センター(略称:ICC)で、
「イン・ア・ゲームスケープ ヴィデオ・ゲームの風景,リアリティ,物語,自我」が開催されています。
バーチャル表現を見て、体験してきました。
ヘッドマウントディスプレイを装着し、両手にコントローラー(センサー)をもって・・・室内のもの(バーチャル)を持ったり投げたりして体験してきました。

同じ日の二つの展覧会で、ある意味象徴的な体験をしてきました。
楽しかったですよ。

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2019.02.09

新・北斎展

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新・北斎展は、
森アーツセンターギャラリー で開催されています。


会期 2019年1月17日(木)~3月24日(日)


大規模な「北斎展」といえば、トーハクで開催された((2015年)「北斎展」が思い浮かびます。

この時の出展数が500点、今回は(新・北斎展は)480点(展示替えあり)ですから同規模ですね。
そして、本展には初公開作品も多数出展されています。

本展(新・北斎展)の監修者・永田生慈氏はトーハクの「北斎展」にもゲストキュレーターとして参加されました。

永田生慈氏は北斎研究のために作品の収集も行いました。作品数は2000件を超えます。それらは2017年に一括して、故郷の島根県に寄贈されました。そして氏の遺志により、本展に出品された後は、島根県のみで公開されることとなりました。つまり、本展は永田コレクションを東京で見ることができる最後の機会となります。
永田生慈氏は本展を半世紀にわたって北斎と歩んだ自らの集大成とすべく準備を進めてきましたが、2018年2月6日に逝去されました。
(HPから)


北斎はその多彩さに、何度見ても飽きるこちがありません。
今のところ、展示会場は大混雑というほどではありませんが、列に並んでの鑑賞になります。
私はじっくり3時間半ほどかけて見てきました。

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展覧会の構成は次の通りです。
第1章:春朗期─ デビュー期の多彩な作品
第2章:宗理期─ 宗理様式の展開
第3章:葛飾北斎期─ 読本挿絵への傾注
第4章:戴 斗 期 ─ 『 北 斎 漫 画 』の 誕 生
第5章:為一期─ 北斎を象徴する時代
第6章:画 狂 老 人 卍 期 ─ さら な る 画 技 へ の 希 求

因みに、2005年に開催されたトーハクの「北斎展」の構成は以下の通り。
第一期 春朗期--習作の時代--20歳頃~
第二期 宗理期--宗理様式の展開--36歳頃~
第三期 葛飾北斎期--読本挿絵への傾注--46歳頃~
第四期 戴斗期--多彩な絵手本の時代--51歳頃~
第五期 為一期--錦絵の時代--61歳頃~
第六期 画狂老人卍期--最晩年--75~90歳

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春朗期 安永8年 寛政6年(1779~1794) 20〜35歳
勝川春朗時代のデビュー作品。勝川派そのものの様な作品ですね。
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四代目岩井半四郎 かしく(部分) 細判 安永8年(1779) 島根県立美術館(永田コレクション)

宗理期 寛政7年~文化2年(1795~1805) 36〜歳頃の作品
初公開です。
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津和野藩伝来摺物より(曙艸)吉野山花見(部分) 寛政9年(1797) 島根県立美術館(永田コレクション)

近年発見された、もう一つの忠臣蔵、この作品も初公開です。
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かな手本忠臣蔵 小判10枚 文化初・中期((1804-1813) シンシナティ美術館

葛飾北斎期 文化2年~文化6年(1805~1809) 46〜50歳
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円窓の美人図 紙本額 文化2年(1805)頃 シンシナティ美術館

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鯉亀図(部分)紙本1幅 文化10年((1813) 埼玉県立歴史と民族の博物館

すみだ北斎美術館所蔵の「隅田川両岸景色図巻」も一部展示されています。
すみだ北斎美術館では開館当初の企画展で全編公開されました。こちらの所蔵にも永田生慈氏は尽力されました。


戴 斗 期 文化7年~文政2年(1810~1819) 51〜60歳頃の作品
森羅万象を描き手本としましたが、特に人体のあらゆる動作をのびやかにとらえた絵手本は、観飽きません。
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北斎漫画 絵手本 半紙本15冊 文化11年-明治11年(1814-78) 島根県立美術館(永田コレクション)

為一期 文政3年~天保5年(1820~1834) 61〜74歳頃
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富嶽三十六景 凱風快晴 大判 天保初期(1830-34)頃 島根県立美術館(永田コレクション)


画狂老人卍期 天保6年~嘉永2年(1835~1849) 75〜90歳頃
この「ひまわり」をゴッホが見たとしたら、どんな感想を漏らすのでしょうか?
なんて思ったりして・・・北斎88歳の作品。
初公開です。
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向日葵図(部分)紙本1幅 弘化4年(1847) シンシナティ美術館 

寺伝によれば、弘法大師が西新井の地を訪れたとき、流行していた疫病を鎮めたとされる。本図の鬼は病魔を表し、大師がその退散を祈っている場面であるという。
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弘法大師修法図 紙本1幅 弘化年間(1844-47) 西新井大師總持寺

最後の展示作品は最晩年の双幅「雨中の虎図」「雲龍図」(落款は九十卍筆)です。龍と虎の視線が・・見合います。
(3月4日までの展示)

記念撮影?コーナー
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――HPの解説――
葛飾北斎(1760~1849)は世界で最も知られた日本の芸術家の一人です。
江戸時代後期に浮世絵師として登場してから
90歳で没するまでの約70年に及んだ北斎の画業は、
常に新たな絵画の創造への挑戦の連続でした。
度重なる画号の改名は有名ですが、画風もまた大胆に変え続けました。
つまりは自らをUPDATEし続けた人生に他なりませんでした。
本展では、「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』などの有名作だけに焦点を当てるのではなく、
日本初公開となる貴重な作品を含めた北斎の全生涯にわたる画業を展観します。
国内外に所蔵される北斎の名品・優品はもちろん、
近年更新された主な研究成果を参照しつつ、
発見・再発見されてきた作品を一堂に公開いたします。



森アーツセンターギャラリー 新・北斎展 HOKUSAI UPDATED
InternetMuseum

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2019.02.07

絵画のゆくえ2019 FACE受賞作家展

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「絵画のゆくえ2019 FACE受賞作家展」は、
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されています。


会期 2019年1月12日(土)~2月17日(日)

FACE2016からFACE2018までの3年間の「グランプリ」「優秀賞」受賞作家たち11名の近作・新作約100点を展示した展覧会です。

公募コンクール『FACE』の展覧会は、毎年見てきましたので、既知の作品も多々ありました。
それぞれの画家がこれからどのようにその個性を強めていくのか、それとも多様性をもって挑戦していくのか・・・楽しみです。

FACE展 2019 損保ジャパン日本興亜美術賞展は下記日程で開催されます。
会期 2019年2月23日(土)~3月30日(土)

――HPの解説――
2013年に創設された公募コンクール『FACE』は、年齢・所属を問わない新進作家の登竜門として数多くの応募者を毎回迎えております。美術評論家による作品本位の厳正な審査によって、真に力があり将来国際的にも通用する可能性を秘めた作品を入選とし、その入選作品の中から各賞を授賞しております。  
本展は、FACE2016からFACE2018までの3年間の「グランプリ」「優秀賞」受賞作家たち11名の近作・新作約100点を展示し、受賞作家たちの受賞後の展開をご紹介します。また、当館所蔵作品となった「グランプリ」受賞作品3点も併せて展示します。
時代の感覚を捉えたFACE受賞作家たちの数年間に亘る作品によって、絵画のゆくえを探る展示となることでしょう。

※本展覧会は展示室内での作品撮影が可能です。(条件あり)

以下、受賞作品と展示風景です。(本展に展示されていない受賞作品もあります)

青木 恵美子氏の作品は、初めて拝見した時から気になっています・・・・このレリーフの様な絵肌と光の効果は実作品を観ないとですよ・・・
FACE2017 グランプリ
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青木 恵美子《INFINITY Red》 2016年アクリル・キャンバス130.9×162.6㎝
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色面のバランスが心地よい作品にも注目。

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FACE2016 グランプリ
201903
遠藤 美香《水仙》2015年 木版画182×91㎝
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FACE2016 優秀賞
201910
唐仁原 希《それでも僕は。》 2014年 油彩・キャンバス194×162㎝
Face20190103

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FACE2016 優秀賞
201904
三鑰 彩音《曖昧》 2015年 日本画・麻紙・岩絵具・箔162×162㎝
Face20190115

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FACE2016 優秀賞
201905
松田 麗香《そこにある それもまた 84》 2015年 顔料・雲肌麻紙・パネル162×194㎝
Face20190105

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FACE2017 優秀賞
201906
大石 奈穂《うその融点》 2016年 油彩・綿布・パネル130.3×162㎝
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FACE2017 優秀賞
201907
石橋 暢之《ジオラマの様な風景》 2016年 ボールペン画130×162㎝
Face20190114

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FACE2017 優秀賞
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杉田 悠介《山》 2016年 アクリル・パネル162×130㎝
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FACE2018 グランプリ
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仙石 裕美《それが来るたびに跳ぶ降り立つ地面は跳ぶ前のそれとは異なっている》 2017年 アクリル・油彩・キャンバス194×162㎝
Face20190111

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FACE2018 優秀賞
201909
阿部 操《The beautiful day》 2017年 油彩・キャンバス190×136㎝
Face20190112

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FACE2018 優秀賞
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井上 ゆかり《ふたつの海》 2017年 油彩・キャンバス 194×162㎝
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2019.02.04

インポッシブル・アーキテクチャー  もうひとつの建築史

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「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」は、
埼玉県立近代美術館で開催されています。


会期 2019年2月2日[土] ~3月24日[日]


建築展を見ていると、実現しなかった構想、設計作品が展示されていることが多々あります。

この展覧会は、様々な理由で実現しなかった構想を (あえて実現できないことを想定した構想を含め)
20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて図面、模型、関連資料などを展示して紹介しています。

何故実現しなかったのか、完成しなかったのか・・・故に却って時代背景が鮮明に浮かび上がるような思いで見てきました。

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黒川紀章《東京計画1961-Herix計画》模型 1961年 森アートコレクション、東京 撮影;大橋富夫 
東京の人口増加に対して東京湾の埋め立てでなく、杭構造によって竹型(巨大な円柱構造)あるいは樹木型(柱の周囲に円形の構造を重ねる)で垂直に空中に伸びていく構造を等間隔に作りそれらすべてを空中交通と地中交通で結ぶという計画を構想している。
1956年に発見された遺伝子の二重螺旋構造に着想をえたもの。(キャプションから)

この構想を、現代の(今の)東京にCGで再現したビデオが、展覧会入口で放映されていて、その斬新な風景に未来都市?を思いました。

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ルートヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエ《フリードリヒ通り駅の摩天楼》フォトモンタージュ(展示は複製)1922年頃
石や煉瓦の建築に囲まれた当時のベルリンでミースの案は、あまりにも革新すぎたため落選し、コンペではより小型の保守的なプランが勝利した。(キャプションから)


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.映像制作・監督:長倉威彦、コンピューター・グラフィックス:アンドレ・ザルジッキ/長倉威彦/ダン・ブリック/マーク・シッチ、≪ウラジミール・タトリン「第三インターナショナル記念塔」(1919-20年)≫、コンピューター・グラフィックス、1998年
労働者の国際的な組織のための塔。鉄のらせんの中にガラスの建物が4つあり、それぞれが回転する。当時の世界で最も高かったエッフェル塔を超える、400mの高さを目指した。ロシアに建てる予定だったが、内戦が続いていたことなどもあり、実現しなかった。(パンフレットから)

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マーク・フォスター・ゲージ《グッゲンハイム・ヘルシンキ美術館》コンピューター・グラフィックス、2014年
コンテストに出された美術館の建築のアイデア。インターネットからダウンロードした3D画像を組み替えてつくられている。建築の面積は⒓000㎡。フィンランドの首都ヘルシンキに建てられる予定だったが、政府のお金が足りず、この美術館の建築計画そのものが中止になった。(パンフレットから)

04
ブルーノ・タウト書籍「アルプス建築」より挿図 1919年 東京都市大学図書館蔵 写真提供:新潟県立万代橋美術館

05
荒川修作+マドリン・ギンス《問われているプロセス/天命反転の橋》4模型 1973-89年 撮影;上野則宏
もはや、この模型から現実的風景は想像できませんでした。

06
ヤーコフ・チェルニホフ書籍「建築ファンタジー101のカラーコンンポジションン、101の建築小図より 1933年 個人蔵
イタリアのサンテリアやイワン・レオニードの建築ドローイング、またはカンデンスキーの絵画を連想させるものがある一方で、現実的な建築構造や、機械を描き出しているものも見逃せない。(キャプションから)


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藤本壮介《ベトンハラ・ウオーターフロント施設》コンピューターグラフィックス 2012年

ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV(日建設計、梓設計、日本設計、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン設計共同体)の新国立競技場の模型、アピールビデオ、膨大な設計資料(冊子)が展示されています。
ザハ・ハディドのこの風景体感してみたかった!あの騒ぎはいったい何だったのだろうか・・・・ワイドショー政治?のあやうさに関しては、ワイドショーが始まったころからアーティストは指摘してきたはず。

前川國男の国立博物館案、磯崎新の新宿都庁案など、現存のそれと比べて「どちらがいいかな~」なんて思ったりしました。


解説を読みながら丹念に見ていくとかなりの時間を要します。

山口晃、合田誠の絵の前の椅子に座って気分転換。

なにしろこれだけのボリュームですから・・・・
主な出品予定作家(アルファベット順)
会田誠、安藤忠雄、アーキグラム、荒川修作+マドリン・ギンズ、ヤーコフ・チェルニホフ、ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール・ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV(日建設計、梓設計、日本設計、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン設計共同体)、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、長倉威彦、コンスタン・ニーヴェンホイス、山口文象(岡村蚊象)、岡本太郎、セドリック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、山口晃、村田豊


――HPの解説――
 建築の歴史を振り返ると、完成に至らなかった素晴らしい構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在しています。未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制度によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案など、いわゆるアンビルト/未完の建築には、作者の夢や思考がより直接的に表現されているはずです。
 この展覧会は、20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称しています。ここでの「インポッシブル」という言葉は、単に建築構想がラディカルで無理難題であるがゆえの「不可能」を意味しません。言うまでもなく、不可能に眼を向ければ、同時に可能性の境界を問うことにも繋がります。建築の不可能性に焦点をあてることによって、逆説的にも建築における極限の可能性や豊穣な潜在力が浮かび上がってくる-それこそが、この展覧会のねらいです。   
 約40人の建築家・美術家による「インポッシブル・アーキテクチャー」を、図面、模型、関連資料などを通して読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望します。

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2019.02.01

観てきた展覧会備忘録 2019年1月

今月は、一月が会期末の展覧会に集中しました。

イサム・ノグチと岡本太郎―越境者たちの日本―
会期 2018年10月6日(土)〜2019年1月14日(月祝)
川崎市岡本太郎美術館

ルーベンス展―バロックの誕生
会期 2018年10月16日(火)~2019年1月20日(日)
国立西洋美術館

[新館 版画素描展示室]
ローマの景観―そのイメージとメディアの変遷
会期 2018年10月16日(火)~2019年1月20日(日)
国立西洋美術館

明治150年記念「日本を変えた千の技術博」
会期 2018年10月30日(火)~2019年3月3日(日)
国立科学博物館

サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝 江戸の名品勢ぞろい!

会期 2019年1月9日(水)~21日(月)
日本橋高島屋本館8階ホール

テクニカル北斎展 ~進化する浮世絵木版画の技と美~

会期 2019年1月17日(木)~2月16日(土)
伊藤忠青山アートスクエア

博物館に初もうで
会期 2019年1月2日(水)~1月27日(日)
東京国立博物館

六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展
カタストロフと美術のちから展
会期 2018年10月6日(土)~2019年1月20日(日)
森美術館

没後50年記念 加藤土師萌展 色絵磁器を極めた人間国宝 その技とデザイン
会期 2018年12月8日(土)~2019年1月27日(日)
町田市立博物館

ブルーノ・ムナーリ 役に立たない機械を作った男
会期 2018年11月17日(土)~2019年1月27日(日)
世田谷美術館

ミュージアムコレクションⅢ アフリカ現代美術コレクションのすべて
会期 2018年11月3日(土)~2019年4月7日(日)
世田谷美術館

絵画のゆくえ2019 FACE受賞作家展
会期 2019年1月12日(土)~2月17日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

国宝 雪松図と動物アート
会期 2018年12月13日(木)~2019年1月31日(木)
三井記念美術館

所蔵作品展 近代工芸の名品― [特集展示] 棗にまつわるエトセトラ
会期 2018年12月21日(金)~2019年2月11日(月)
東京国立近代美術館工芸館

Bunkamura30周年記念 国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア (再訪)
会期 2018年11月23日(金・祝)〜2019年1月27日(日)
Bunkamura ザ・ミュージアム

扇の国、日本 (再訪)
会期 2018年11月28日(水)~2019年1月20日(日)
サントリー美術館


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2019.01.30

テクニカル北斎展 ~進化する浮世絵木版画の技と美~

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「テクニカル北斎展 ~進化する浮世絵木版画の技と美~」は、
伊藤忠青山アートスクエアで開催されています。


会期 2019年1月17日(木)~2月16日(土)


森アーツセンターギャラリーで開催されている「新・北斎展」の協賛展で、浮世絵制作の技術に焦点を当てた展覧会です。

先ずは、彫師と摺師の伝統技術(伝承技術)のビデオの観賞から・・・・
そしてアダチ版復刻浮世絵版画の展示、北斎の名作から、現代のアーティストの作品まで紹介しています。


展示風景です。

浮世絵のできるまで
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色鮮やかな復刻版で、北斎の画業を辿る
本展で紹介するアダチ版復刻浮世絵は、伝統木版画の技術を高度に継承した熟練の彫師・摺師を抱える工房兼版元であるアダチ版画研究所によって製作されたものです。

草創期の北斎
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西洋に学んだ北斎
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波を追求した北斎
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流行色を駆使したカラリスト・北斎
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西洋に影響を与えた北斎
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神羅万象を描いた北斎
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未来、そして世界へ継ぐ伝統木版画の可能性

インスパイア・北斎 北斎摸様画譜より
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現代アーティスト×伝統木版技術

山口晃
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N.Sハルシャ
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ジェームス・ジーン
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現代の浮世絵師発掘プロジェクト アダチUKIYOE大賞
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――HPの解説――
この度、伊藤忠商事では、メセナ活動支援の一環として森アーツセンターギャラリー(東京都港区)にて2019年1月17日(木)から行われる「新・北斎展」に協賛します。同日から、伊藤忠青山アートスクエアでもその開催記念として、「テクニカル北斎展~進化する浮世絵木版画の技と美~」を開催し地域の文化創出に貢献します。伊藤忠青山アートスクエアでは、森アーツセンターギャラリーとは異なり、特に浮世絵制作の技術に焦点をあて、アダチ版復刻浮世絵版画を通して、北斎の名作や制作の裏側をご紹介いたします。また、技術を継承した現代の彫師・摺師が国内外で活躍するアーティストと新たに創造したオリジナル木版画(現代の浮世絵)も展観いたします。進化しながら継承される伝統木版技術の魅力を是非、ご覧ください。


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2019.01.26

没後50年記念 加藤土師萌展 色絵磁器を極めた人間国宝 その技とデザイン

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「没後50年記念 加藤土師萌展 色絵磁器を極めた人間国宝 その技とデザイン」は、
町田市立博物館で開催されています。

会期 2018年12月8日(土)~2019年1月27日(日)

加藤土師萌は、
中国色絵磁器の中でも最も難しいとされた「黄地紅彩」や「萌黄金襴手」などを再現し、昭和36年(1961年)には「色絵磁器」で人間国宝に認定されました。
晩年は皇居新宮殿におさめる高さ150センチの大作「萌黄金襴手菊文蓋付大飾壺」の制作に没頭し、完成間近の昭和43年(1968年)にこの世を去りましたが、遺族の手によって仕上げられ、現在の皇居正殿の竹の間で国賓などを迎えています。

展覧会の構成は以下の通りです。
⒈瀬戸時代 図案家から陶芸家へ
⒉多治見時代 岐阜県陶磁器試験場の陶工技師として
⒊横浜時代 色絵磁器の人間国宝 

以下、展覧会場のキャプションを部分引用しています。
08
萌黄金襴手丸筥、昭和33年、東京国立近代美術館蔵
萌葱金襴手によって器面全体に宝相華を施した優美な作品。加藤土師萌は、金箔を施したものを金襴手、金泥のものを金彩と区別している。こうした萌葱金襴手や黄地紅彩などの再現を経て昭和36年(1961)には、色絵磁器で人間国宝に認定されている。
萌葱金襴手は、中国明時代、嘉靖年間の景徳鎮窯で最も高度に発展した。加藤土師萌は昭和30年(1955)頃再現に成功している。


02
色絵染付金襴手迎春花文喰朗籠 昭和42年(1967) 個人蔵
迎春花とは黄梅の漢名で、中国原産のモクセイ科の落葉低木。葉より先に黄色く筒状で先の6裂した花を付ける。染付と上絵付によりこの迎春花を描き、内部にはさらに、鶯も描いている。また帯状の金襴手による菱格子に十文字や上絵付による間道文、鋸歯文が見られる。


03
瑠璃釉雲文金彩コーヒーセット 昭和14年81939)頃 岐阜県セラミックス研究所
瑠璃釉に雲の文様を白抜きし、その輪郭部分を金線で絵付けしたもの。
昭和15年(1940)の日本工芸品ブラジル国際見本市に出展されたと伝わる。


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柿釉色絵菊花文大皿 昭和17年(1942) 瀬戸市美術館


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辰砂釉華文飾壺 昭和4年(1929) 愛知県陶磁美術館


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スケッチ「均窯鶴首壺(デイヴィット・コレクション)」 昭和32年(1957) イギリス 個人蔵


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スケッチ「オーフス」 昭和32年(1957) デンマーク 個人蔵


  

展覧会概要(HPから)
萌黄金襴手丸筥、昭和33年、東京国立近代美術館蔵
重要無形文化財保持者(人間国宝)加藤かとう土師萌はじめ(1900年から1968年)は、横浜市の日吉に窯を築いて作陶した、日本を代表する陶芸家です。
加藤は愛知県瀬戸市に生まれ、地元で図案を学んだ後、岐阜県多治見の岐阜県陶磁器試験場(現・岐阜県セラミックス研究所)に迎えられ、窯業技術と陶磁器デザインの開発に取り組みました。昭和12年(1937年)パリ万国博覧会では、日本館の室内調度を手がける陶磁器デザイナーとして活躍しただけではなく、個人としての出品作がグランプリを受賞しました。やがて、加藤の芸術家としての才能は、独立と日吉窯開窯の道に向かいました。多治見時代に培った豊富な技術や知識とデザイン力を大きくはばたかせていきます。
加藤は横浜に移った後、東京藝術大学初の陶器講座担当教授として教鞭をとる傍ら、苦心の末、中国色絵磁器の中でも最も難しいとされた「黄おう地じ紅こう彩さい」や「萌もえ黄ぎ金きん襴らん手で」などを再現し、昭和36年(1961年)には「色絵磁器」で人間国宝に認定されました。晩年は皇居新宮殿におさめる高さ150センチの大作「萌黄金襴手菊文蓋付大飾壺」の制作に没頭し、完成間近の昭和43年(1968年)にこの世を去りました。
本展覧会は、加藤土師萌の没後50年を記念し、初期の岐阜県陶磁器試験場で制作された多数の作品をはじめ、その後横浜時代に手がけた技法の作品により、加藤の比類ない技術と創造性を明らかにします。また、古陶磁の調査や海外視察の際に描かれた美しいスケッチ類などを併せて展示し、芸術家にして陶磁器研究者、そしてデザイナーとしてもすぐれた功績を残した幅広い創作活動を紹介します。

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2019.01.25

Bunkamura30周年記念 国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア

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「Bunkamura30周年記念 国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」は、

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されています。

会期 2018年11月23日(金・祝)〜2019年1月27日(日)

投稿が会期末になってしまいました。
開催間もなく行ったときは、クラムスコイの作品 《忘れえぬ女ひと》《月明かりの夜》に鑑賞者が集まっていたのですが・・・今回(2回目)は風景画に行列ができていました。
クラムスコイの作品は勿論素晴らしいのですが、祖国の風景に対する愛情が際立つ、写実を極めた風景画に皆さん見入っていました。


展覧会の構成は次の通りです。
第1章 ロマンティックな風景
1-1、春
1-2、夏
1-3、秋
1-4、冬
第2章 ロシアの人々
2-1、ロシアの魂
2-2、女性たち
第3章 子供の世界
第4章 都市と生活
4-1、都市の風景
4-2、日常と祝祭


06
イワン・クラムスコイ 《忘れえぬ女ひと》
1883年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
クラムスコイの名作《忘れえぬ女ひと》は、この美術館で以前にも鑑賞しています。
モデルは、トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』とも言われているそうですが・・・諸説あるようです、目には涙?
その容姿から想像が膨らみます。


09
イワン・クラムスコイ 《月明かりの夜》
1880年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
クラムスコイの創作に常にみられる叙情的な側面が強く表れた本作で、彼は「幻想的」で「魔法のようなもの」を表現したがったと語っている。当初本作も「魔法の夜」と名付けている。


03
《帰り道》 1896年 油彩、キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
道は、ロシアの藝術でしばしば取り上げられるテーマ。
本作も御者を歌った民謡や文学作品を連想させる。


10
イワン・シーシキン 《正午、モスクワ郊外》
1869年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
1866年シーシキンは、カーメネフとともにモスクワ近郊に滞在した。その夏の最も重要な作品。これ以後祖国の自然というテーマがシーシキンの創作に加わった。


08
イワン・シーシキン 《雨の樫林》
1891年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
シーシキンの画家としての絶頂期の作品。シーシキンは愛してやっまない自然に身を委ね曇りや雨の日にさえロシアの風景の美しさを見出した。


05
ワシーリー・バクシェーエフ 《樹氷》
1900年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
バクシェーエフは、樹氷というモチィーフを繰り返し描き、冬の太陽の日差し照らされて輝く白い雪の美しさを表現した。


07
ニコライ・グリツェンコ 《イワン大帝の鐘楼からのモスクワの眺望》
1896年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
モスクワ要塞のパノラマは何世紀もわたり、その美と偉容によって詩人や画家たちを魅了してきた。


04
ワシーリー・コマロフ 《ワーリャ・ホダセーヴィチの肖像》
1900年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
幸福な幼年時代が象徴的に描かれている作品。


02
ウラジミール・マコフスキー《ジャム作り》 1876年 油彩、キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
ロシアにのダーチャと呼ばれる菜園付きのセカンドハウスでの一場面。
老後を自然の中で過ごすための場としても使われるこの家での心和む風景を描いたのでしょうか・・・・・


――HPの解説です――
ロシア美術の殿堂・国立トレチャコフ美術館が所蔵する豊富なコレクションより、19世紀後半から20世紀初頭の激動のロシアを代表する作家の作品72点を、自然や人物像に内在するロシア的なロマンに思いを馳せてご紹介。
白樺や樫の木の深い森、雪に覆われた大平原。そして街には独特の丸屋根の教会、透き通るような白い肌の女性たち―。こうしたロシアの日常的な情景に画家たちは大いなるロマンを見出し、絵に描きとめるようになっていきました。それは19世紀後半、ロシア帝国崩壊の足音が聞こえはじめ、やがてロシア革命が起こる激動の時代でした。芽生えはじめた郷土愛と美しい自然とともに、当時のロシアの複雑な社会、そしてこの時代を生き抜いた人々もまた絵画の題材となりました。
ロシア文学の世界のビジュアル化とも言える、一枚の絵に込められた奥深い物語を、ぜひご堪能ください。


Bunkamura ザ・ミュージアム ロマンティック・ロシア
InternetMuseum

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2019.01.19

扇の国、日本

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「扇の国、日本」は、
サントリー美術館で開催されています。


会期 2018年11月28日(水)~2019年1月20日(日)


夏の間は、扇子(扇)を持ち歩いていますし、購入の際にはデザインも気になりますね。

過去の展覧会でも扇面屏風など、扇に纏わる展示は良く見てきましたが・・・・

扇をメインテーマにし、これだけ盛りだくさんの作品を展示した展覧会ってなかったような気がします。

「扇」が日本の発明品であることをご存知でしょうか。中国から伝わった団扇をもとに、日本で生まれた折り畳み式の扇は、早く10世紀末には中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされ、近代に至るまで日本が世界に誇る一品であり続けました。(チラシより)

10世紀初頭には扇は「アフキ」、団扇は「ウチハ」と訓じられていたそうです。

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展覧会の構成は次の通りです。
序章 ここは扇の国
第1章 扇の呪力
第2章 流れゆく扇
第3章 扇の流通
第4章 扇と文芸
第5章 花ひらく扇
終章 ひろがる扇


神聖な檜扇
扇には、薄い木片を束ねた檜扇と、竹骨に紙や絹を張る紙扇の2種類があります。
古の檜扇には、扇いで涼をとるというより、もっと神秘的な役割があったと考えられるそうです。

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国宝 彩絵檜扇(熊野速玉大社古神宝類のうち) 十握のうち一握 和歌山・熊野速玉大社

02jpg03
重要文化財 彩絵檜扇 一握 島根・佐太神社(島根県立古代出雲歴史博物館寄託)
永く社殿の奥に秘められ、ご神体に準ずる扱いを受けてきたそうです。(本展パンフレットから)

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扇は遊びにも現れます。水面に扇を投じ、そのさまを楽しむ「扇流し」。
扇を屛風や襖に扇を散らすように配置し、背景に流水や波を描く「扇流し図」も様々な形のものが作り出されていきました。

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重要文化財 扇面流図(名古屋城御湯殿書院一之間北側襖絵) 狩野杢之助 画 四面 名古屋城総合事務所

05
尾道市重要文化財 源氏物語絵扇面散屛風 六曲一双のうち右隻  広島・浄土寺

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日明貿易の主要な輸出品のひとつとして喜ばれ、日本では、中世を通して、扇は季節の贈答品として用いられ、人々が日常的に身につけるアクセサリーとしても欠かせないものになっていきました。

特別な注文品のほか、すでに14世紀半ば頃には、既製品の扇が店頭販売されていたことが知られ、貴賤を問わずより多くの人々に享受されたと考えられます。(HPから)

扇を作る工程は、室町時代から現代まで変わらないそうです。
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扇屋軒先図 二曲一隻
江戸時代 17世紀 大阪市立美術館 (田万コレクション)


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扇は末広がりにつながる縁起の良いモチーフとして、
屏風、巻物、工芸、染織などと結びつき多彩な作品を生み出してきました。


06
梅樹扇模様帷子 一領 女子美術大学美術館

07
ぢがみうり 中村富十郎 鳥居清広 画 一枚 千葉市美術館

08
織部扇面形蓋物 一合 梅澤記念館

09
重要文化財 桜に破扇図鐔 伝 林又七 作 一枚 永青文庫

――HPの解説です――
「扇」は、日本で生まれ発展したものです。その起源は詳らかではありませんが、早く10世紀末には中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされ、中国の文献には、それまで一般的だった団扇と区別して、折り畳む意味の「摺」の字をあてた「摺扇」「摺畳扇」や、「倭扇」などと登場します。すなわち、扇が日本のオリジナルであったことを物語っています。
宗教祭祀や日常生活での用具としてだけでなく、気分や場所、季節に応じて取りかえ携帯できる扇は、貴賤を問わずいつでもどこでも楽しめる、最も身近な美術品でした。和歌や絵が施された扇は、贈答品として大量に流通し、また、人と人をつなぐコミュニケーション・ツールの役割も担いました。
さらに扇は、屛風や巻物、そして工芸や染織などとも結びついて、多彩な作品を生み出していきます。あらゆるジャンル、あらゆる流派と交わる扇には、日本人が求めた美のエッセンスが凝縮されているのです。
本展では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を、幅広い時代と視点からご紹介します。手中の扇がひらひら翻るたび表情を変えるように、「扇」の多面的な世界をお楽しみください。

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