2020.11.25

特別展「桃山―天下人の100 年」

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特別展「桃山―天下人の100 年」は、東京国立博物館
で開催されています。

会期 2020年10月6日(火) ~ 11月29日(日)

前期展示
10月6日(火)~11月1日(日)
後期展示
11月3日(火・祝)~11月29日(日)

コロナ禍のなかでの開催。
事前予約制ですので、会場内は混雑なくゆっくり鑑賞できました。
この展覧会、入場料が2,400円と高めの設定になっていました。
前・後期観に行って図録購入(3,000円)で合計7,800円。

それだけの価値のある展覧会です。

どのセクションをとっても「それだけで一つの展覧会」といえるほどの豪華な構成になっています。
御用絵師集団狩野派に連なる絵師の作品、対抗した長谷川等伯の作品。
利休、織部を中心に茶の湯の名品。
戦国武将の甲冑、刀剣、馬具など・・
沢山の洛中洛外図
外国と始まった交流によって生まれた作品。
などなど・・・

政治史における安土桃山時代は、1573年の室町幕府の滅亡から1603年の江戸幕府開府までの30年間をさします。この30年間に花開いた、日本美術史上もっとも豪壮で華麗な「桃山美術」を中心に、室町時代末期から江戸時代初期にかけて移り変わる日本人の美意識を数々の名品によってご紹介します。(HPから)


展覧会の構成は以下の通りです。

桃山の精髄―天下人の造形

変革期の100年―室町から江戸へ

桃山前夜―戦国の美

茶の湯の大成―利休から織部へ

桃山の成熟―豪壮から瀟洒へ

武将の装い―刀剣と甲冑

泰平の世へ―再編される権力の美

 

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国宝  洛中洛外図屛風(上杉家本)
狩野永徳筆 室町時代・永禄8年(1565) 山形・米沢市上杉博物館蔵
織田信長が、上杉謙信に贈ったとされる京の都を描いた屛風。
永徳23歳の時に描かれたとされる

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国宝  檜図屛風
狩野永徳筆 安土桃山時代・天正18年(1590) 東京国立博物館蔵
天正18年(1590)、秀吉の命によって建てられた八条宮(後の桂の宮家)邸を飾った襖絵



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重要文化財 四季花鳥図屛風
狩野元信筆 室町時代・天文19年(1550) 兵庫・白鶴美術館蔵



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国宝  花下遊楽図屛風
狩野長信筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵



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重要文化財 鶴下絵三十六歌仙和歌巻
[書] 本阿弥光悦筆 [絵] 俵屋宗達筆 江戸時代・17世紀 京都国立博物館蔵



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重要文化財 黄瀬戸立鼓花入  銘 旅枕
美濃 安土桃山時代・16世紀 大阪・和泉市久保惣記念美術館蔵



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重要文化財 織田信長像
狩野宗秀筆 安土桃山時代・天正11年(1583) 愛知・長興寺蔵
信長の一周忌に、信長の家臣が狩野永徳の弟狩野宗秀に描かせたもの。



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重要文化財 紺糸威南蛮胴具足
安土桃山~江戸時代・16~17世紀 東京国立博物館蔵
関ヶ原の合戦の直前、徳川四天王のひとり榊原康政が家康から拝領した甲冑。

 


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重要文化財 刀 無銘 伝元重・朱漆打刀
(刀身)伝備前元重 南北朝時代・14世紀 (刀装)安土桃山~江戸時代・16~17世紀
東京国立博物館蔵
徳川家康の次男・結城秀康が用いた指料。


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重要文化財 花鳥蒔絵螺鈿聖龕
安土桃山時代・16世紀 九州国立博物館蔵

 


―HPの解説ー
政治史における安土桃山時代は、1573年の室町幕府の滅亡から1603年の江戸幕府開府までの30年間をさします。この30年間に花開いた、日本美術史上もっとも豪壮で華麗な「桃山美術」を中心に、室町時代末期から江戸時代初期にかけて移り変わる日本人の美意識を数々の名品によってご紹介します。
戦国の幕開けを象徴する鉄砲伝来が1543年、島原の乱鎮圧の翌年、ポルトガル船の入国を禁止し、鎖国が行われたのが1639年。豊臣秀吉が北条氏を滅ぼし天下統一を果たした1590年が、その100年間のほぼ中間地点といえます。安土桃山時代を中心として、日本は中世から近世へ、戦国武将が争う下剋上の時代から、江戸幕府による平和な治世へと移り変わります。本展は、室町時代末期から江戸時代初期にかけての激動の時代に生まれた美術を概観し、美術史上「桃山時代」として語られるその美術の特質を、約230件の優品によってご覧いただこうというものです。
激動の時代に、「日本人」がどう生き、どのように文化が形作られていったのか、約100年間の美術作品を一堂に集め概観することで、日本美術史のなかでも特筆される変革の時代の「心と形」を考える展覧会です。

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2020.11.10

トーハクでカワセミ?発見

トーハク(東京国立博物館)に展示されていた作品(屏風絵)の中にカワセミ?がいました。

この嘴はカワセミに違いないと思うのですが?
違うかな~?
羽の色が違うな~ 
多分違う?
(以下の画像はクリックで拡大表示になります)2020100201

カワセミ写真はこちらで。

カワセミ?はこの屏風絵の中にいました。
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枯木花鳥図屏風 山卜良次(さんぼく よしつぐ)筆 生没年不詳 紙本着色 江戸時代・17世紀

山卜良次
狩野派は多くの門人に支えられて集団制作を行いました。山卜良次も、三楽門人として京都で活動した絵師ですが詳細は不明です。その代表作で、牡丹は大覚寺の三楽の襖絵、左端の山鳥は三楽・山雪の天球院襖絵と共通しますが、奇異な形の岩や膨む梅の幹に個性がみられます。(キャプションより)

このような気づきがあると・・・
他の鳥にも興味がわきます。

鳥の名称、想像はできますが確信が持てないので記しません。
調べてみようかと・・

この屏風に描かれている鳥です。
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2020.11.03

TOPコレクション 琉球弧の写真

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「TOPコレクション 琉球弧の写真」は、
東京都写真美術館で開催されています。

会期 2020年9月29日(火)~11月23日(月・祝)

琉球弧とは・・・ 
奄美群島から八重山列島にかけて弧状に連なる島々を表す言葉です。

沖縄を代表する7名の写真家が1960年代から1970年代の沖縄を撮影した作品で構成された展覧会です。
昨今、基地問題と観光で取り上げられることの多い沖縄、その原点を教えてくれる・・・そんな展覧会かもしれません。

石川真生作品以外は撮影可能でした。(条件あり)
展覧会場で撮った以下の写真は、クリックで拡大表示になります。

以下の画像の
プリントは、ゼラチン・シルバー・プリント
平良孝七作品以外は東京都写真美術館蔵です。


山田實(1918-2017)
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《手をつないで 糸満漁港》 1960年 ゼラチン・シルバー・プリント

001-2 《守礼門でスケッチ 再建された城》 1958年

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《祈る母子 弁ヶ岳 首里》 1963年


比嘉 康雄(1938-2000)
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《本土集団就職 那覇港》〈生まれ島沖縄〉より 1970年

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《女性初の国政参政参加 コザ、山内〉〈生まれ島・沖縄〉より 1970年

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《毒ガス移送 石川氏》〈生まれ島・沖縄〉より 1971年


比良孝七(1939-1994)
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《74・8 多良間村 水納島》〈バイヌカジ〉より 1974年 名護市蔵

Hira
《73・4 波照間島》〈バイヌカジ〉より 1973 名護市蔵

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《75・3  伊良部島》〈パイヌカジ〉より 1975年 ゼラチン・シルバー・プリント 名護市蔵    


伊志嶺隆(1945-1993)
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《星立》〈光と陰の島〉より 1987年

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《祖納》〈光と陰の島〉より 1986年

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《題不詳》〈72年の夏〉より 1971-1974


平敷兼七(1948-2009)
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《火葬場 南大東》 1970年

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《与那原 つなひき》 1972年

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《復帰の翌日 大雨後 伊平屋》 1972年


比嘉豊光(1950-)
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《コザ暴動》〈赤いゴーヤ〉より 1970年

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《ゴザ・全軍労デモ》〈赤いゴーヤ〉より 1971年

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《泊港》〈赤いゴーヤ〉より 1971-1972


石川真生(1953-)
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《赤花 アカバナー》〈沖縄の女〉より 1975-77年

 


―HPの解説ー
本展では、「琉球弧の写真」と題し、35,000点を超える当館コレクションから、新規収蔵作品を中心に、沖縄を代表する7名の写真家(山田實、比嘉康雄、平良孝七、伊志嶺隆、平敷兼七、比嘉豊光、石川真生)の多種多様な写真表現を紹介します。 沖縄は、その温暖な気候や風土、古来からの歴史を背景に、独自の文化を育んできました。本展出品作品の多くは、1960年代から70年代の沖縄を撮影したものです。市井の人々の暮らしや、大きなうねりとなった復帰運動、古くから各地に伝わる祭祀などを写した作品は、それぞれの写真家にとって、キャリア初期の代表作となっています。 沖縄に暮らし、沖縄にレンズを向けた7名の写真家の作品には、沖縄のみならず、琉球弧(奄美群島から八重山列島にかけて弧状に連なる島々)全体を見据えたまなざしがあり、様々な角度から、この土地固有の豊かさと同時に、沖縄が直面する困難を写し出しています。 本展はこれまで沖縄県外の公立美術館で紹介されることが少なかった、沖縄を代表する写真家の作品を網羅的に紹介する初の展覧会です。

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2020.10.30

生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市

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「生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市」は、
東京都写真美術館で開催されています。

会期 2020年9月29日(火)~11月23日(月・祝)

「石元泰博」の写真で連想するのは「桂離宮」という方は多いのではないでしょうか、
私もその一人です。

生誕100年を機に3館で石元泰博の展覧会が開催されます。
写真家「石元泰博」の全貌を概観するいい機会だと思います。

「高知県立美術館」には行けませんが、「東京オペラシティ アートギャラリー」には見に行こうと思っています。

展覧会の構成は以下の通りです。
シカゴ、シカゴ
変化し続ける都市の中で生きる市民。石元はゆるぎない都市空間とその中でうつろいゆくものに視線を向け「生命体としての都市」を写真表現として作り上げました。(キャプションから)
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《シカゴ街》1958-61年 東京都写真美術館蔵 ©高知県 石元泰博フォトセンター


東京
石元は1960年代にシカゴから東京に移って以後、亡くなるまでの約60年間東京に拠点を置き、東京を被写体として撮影を続けました。(キャプションから)
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《東京 街》1964-70年 東京都写真美術館蔵

桂離宮
石元泰博の名前で、ほとんどの人が桂離宮を連想するのでは、
石元作品の桂離宮、何度見てきたことか・・・・
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《桂離宮 中書院東庭から楽器の間ごしに新御殿を望む》1981-82年 東京都写真美術館蔵

多重露光
1959年、シカゴ滞在時から制作し続けた色彩豊かな「多重露光」のシリーズは、樹木や構造物、色紙、自ら描いたドローイングをモチィーフにフィルターを駆使して制作され、モダンデザインの限界を写真によって乗り越えた連作です。(キャプションから)
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《色とかたち》2008年 高知県立美術館蔵 

 
人の流れをモチーフとして撮影された作品群。
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《人の流れ》2001年 高知県立美術館蔵


シブヤ、シブヤ
スクランブル交差点で信号待ちをする人々を捉えた作品。ファインダーを通して被写体を確認することなく「ノーファインダー」の技術を用いて撮影。
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《シブヤ、シブヤ》2003-06年 高知県立美術館蔵 ©高知県立美術館蔵 

―HPの解説ー
東京都写真美術館では、「都市」への視線を核としてシカゴや東京の街、人々の風景やポートレート、建築写真、色彩豊かな多重露光など、ミッドキャリアから晩年に至る作品を中心に写真家・石元泰博の時を超える孤高のまなざしを展覧します。
1983年に紫綬褒章、1993年に勲四等旭日小綬章を受章し、1996年に文化功労者となった写真家・石元泰博(1921―2012)。石元は、モダンデザインの思想をシカゴで学び、その厳格な画面構成と造形意識から、日本にとどまらず国際的に高い評価を得ています。 都市と人間のあり方を問いかけるシカゴや東京のシリーズ、桂離宮や伊勢神宮から日本の伝統建築にモダニズムを見出した建築写真群、半世紀余りを共に歩んだ多重露光によるカラー作品のシリーズ、晩年に取り組んだ〈刻〉や〈シブヤ、シブヤ〉など、石元が手掛けた仕事は多彩を極めます。 石元の写真家としての確固たる意志や被写体への鋭いまなざし、撮影に対する飽くなき探究心は「カメラを持った古武士のまなざし」 とも賞されます。 2021年の生誕100年を祝し、3つの美術館の共同企画で展覧会を開催し(東京は2会場で同時期開催、十代を過ごした高知では2021年1月~3月)、その多彩な仕事を過去最大規模のスケールで俯瞰、写真家・石元泰博による唯一無二の視点を詳らかにします。


東京都写真美術館「生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市」
Internet Museum

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2020.10.25

特別展「工藝2020-自然と美のかたち-」

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特別展「工藝2020-自然と美のかたち-」は、
東京国立博物館 表慶館 で開催されています。

会期 2020年9月21日(月) ~ 11月15日(日)

表慶館での特別展を観るのはは久しぶりです。
毎回、表慶館の建築・内装に見合う展示に感心しています。
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(クリックで拡大表示になります)
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(クリックで拡大表示になります)
エントランスのドーム天井の下、第一章展示室入り口手前のケースに展示されている3点のうちのひとつが、
截金で装飾を施した江里朋子氏の作品です。
人間国宝の江里佐代子さんの長女、父親は仏師。
私が截金の魅力を初めて知ったのは江里佐代子さんの作品からでした。
工芸作家のひとつのパターンかもしれません。
そんな環境から、江里朋子作品の個性は・・・・
そんな見方でも鑑賞してきました。
ほかの作家の作品も。
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(クリックで拡大表示になります)
江里朋子 截金飾筥《静夜思》2018年 個人蔵


建築家・伊東豊雄氏の「自然と生命の輝き」をコンセプトとしたデザイン空間に、82名の工芸作家が近年に制作した作品82件が展示されています。
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展示風景 このフロアのみ撮影可能でした。

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【漆工】室瀬和美 柏葉蒔絵螺鈿六角合子 平成26年(2014)個人蔵  
 
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【金工】春山文典 宙の響 平成29年(2017) 個人蔵

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【陶磁】前田昭博 白瓷面取壺 平成29年(2017)個人蔵

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【木竹工】本間英昭 流紋ー2018 平成30年(2018)個人蔵

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【染色】森口邦彦 友禅着物 緋格子文 令和元年(2019)個人蔵

第一章の展示作品から、
(クリックで拡大表示になります)
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【金工】大角幸枝 銀打出花器「海峡」2013年 個人蔵

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【陶磁】大桶年朗 黒陶「夢見る童」飾壺 2014年 大桶美術館蔵

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【陶磁】中田一於 紫地紫苑釉裏金銀彩花文鉢 2019年 個人蔵

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【人形】奥田小宙女 海から天空へ 2018年 個人蔵

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【截金】月岡裕二 切金砂子彩箔「凛」 2015年 個人蔵



展覧会の構成は次の通りです。
第1章 金は永遠に光り輝き、銀は高貴さに輝く 
第2章 黒はすべての色を内に吸収し、白はすべての光を撥する
第3章 生命の赤、自然の気
第4章 水の青は時空を超え、樹々と山々の緑は生命を息吹く

―HPの解説ー
日本では、自然との共生による密接な精神的感性と固有の生命観が芽生えて我が国特有の工芸を発展させてきました。それは、長い歴史と文化が形成されるなかで、変化に富む地形と四季折々の気候、そして豊かな風土に育まれた自然観を要因とすることが大きいと考えられます。日本が世界に発信する芸術文化を牽引する現代の工芸を一堂に会する本展では、82名の作家らが自由な感性によって多彩な芸術表現を発揮した、優れた近年の制作品82件をご覧いただきます。連綿と継承された伝統を踏まえつつ、自然と美のかたちとの関係性を造形としたそれらは、日本人の自然への愛情や畏敬の念をもって新しい自然観が表されたものでしょう。

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2020.10.21

イラストレーターが挑む 寺山修司の言葉

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イラストレーターが挑む 寺山修司の言葉

会期 2020年10月16日(金)~10月22日(木)

Bunkamura Box Gallery
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チラシの作品は、
七戸優《汽車》

「汽車」
ぼくの詩のなかを
いつも汽車がはしってゆく

その汽車には たぶん
おまえが乗っているのであろう

でも
ぼくにはその汽車に
乗ることができない

かなしみは
いつも外から
見送るものだ
『寺山修司 少女詩集』 1981 角川文庫

寺山修司は、東急文化会館(今のヒカリエ)にあった書店で何度か見かけました。
あの瞳、眼差しは氏の感性を具現していて、今でもはっきりと思い出せます。
明治通りに面した並木橋には「天井桟敷」がありました。
唐十郎との喧嘩騒動もこの場所で・・・

縁の渋谷のミニギャラリーでの展覧会です。
今回の展示では、世代も作風もまったく異なる作家17名が一堂に介します。寺山の盟友として怒涛の時代を駆け抜けた宇野亞喜良や及川正通をはじめ、彼が亡くなった後に生まれた次世代の作家も参加。
彼自身や作品との繋がりの有無にかかわらず、それぞれがテーマとなる言葉を選び、独自の解釈で作品を描きました。新たな息吹を吹き込まれた寺山の言葉が、いま、一層の輝きを放ちます。(HPから)

残念ながら画像は載せられませんが、この展示会の寺山修司の言葉を以下に少し・・・

遠くへ行きたい。
どこでもいいから遠くは行きたい。
遠くへ行けるのは、天才だけだ。
『若き日の石川啄木』より

健さん愛してる
オシッコ臭い
場末の深夜映画館
棒つきキャンディをなめながら
あんたが人を斬るのを
見るのが好き

死んでもらいまヒョ
『健さん愛してる』歌詞より

「遊びについての断章」
かもめは飛びながら歌をおぼえ
人生は遊びながら老いていく
遊びはもう一つの人生である
そこにはめぐり逢いも別れもある
人は遊びの中であることを思い出し、
あることをわすれ、そしてあることを捨てる
夢の中で失くしたものを、
目がさめてからさがしてみつかる訳はない
現実で失くしたものを、
夢の中でさがしても見つかる訳はない
人は誰でも二つの人生をもつことができる
遊びは、そのことを教えてくれるのです
新装版『馬敗れて草原あり』1989 新書館 武市好古解説より


展示目録です。
(クリックで拡大表示になります)
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2020.10.18

藝大コレクション展 2020――藝大年代記クロニクル

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藝大コレクション展 2020――藝大年代記クロニクル

会期 2020年9月26日(土)~ 10月25日(日)

東京藝術大学美術館

1889(明治22年)「本国固有の美術を振興する」という主眼のもとに開校した東京美術学校は、教材となる資料の収集を行ってきた。
東京芸術大学なってからも続く参考美術品の収集は古美術のみならず、教員の作品、卒業生、生徒作品が含まれている。

第一部は「所蔵参考美術品」を紹介し、第二部では「生徒作品」のうち、卒業制作の一環でつくられた「自画像」のコレクションを展示しています。

教科書で紹介されている(されていた)作品など優品がずらり・・・・
あの画家の若き日の自画像を探してみるのも楽しいです。

展覧会の構成は以下の通りです。
第1部 「日本美術」を創る
第1章 1889年 東京美術学校と最初期のコレクション
第2章 1896年 黒田清輝と西洋画科
    西洋画科と模写
第3章 美校の素描コレクション
第4章 1900年 パリ万博と東京美術学校
第5章 1931年 官展出品・政府買上作品

第2部 自画像をめぐる冒険 
    東京美術学校の自画像 

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国宝《絵因果経》(部分)天平時代(8世紀後半)紙本着色 

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藤島武二《湖畔納涼》明治31年(1989)油彩・キャンバス

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重要文化財 上村松園《序の舞》昭和16年(1936)絹本着色 

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重要文化財 狩野芳崖《慈母観音》明治21年(1888)絹本着色

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和田英作《渡頭の夕暮》明治30年(1897)油彩・カンバス 

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北蓮造《自画像》1898年      李岸《自画像》1911年

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小出楢重《自画像》1914年     日高安典《自画像》1941年

出品リスト
(クリックで拡大表示になります)
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―HPの解説ー 
東京美術学校(美校)開学から現在の東京藝術大学まで、130年以上にわたって引き継がれている本学の美術・教育資料の集積である「藝大コレクション」。2020年の展示では、美校・藝大に残された多様な美術作品によって、学史を「年代記」のように辿ります。
第1部では、上村松園の《序の舞》、狩野芳崖の《悲母観音》など、名品群を紹介します。
第2部では、藝大を象徴するコレクションと言える自画像群を特集します。黒田清輝を中心とする西洋画科の卒業課題としてはじまり、現在まで続くコレクションで、その総数は現在6000件を超えます。これらの自画像を、日本近代美術・美術教育史の流れを示す「歴史資料」として扱い、100件以上の自画像を一堂に並べ、美校・藝大の流れを「年表」のようにご覧いただきます。

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2020.10.14

西洋の木版画 500年の物語

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「西洋の木版画 500年の物語」は町田市国際版画美術館で開催されています。

会期 2020年9月26日(土)~11月23日(月)

日本の木版画とは異なる展開をとげてきた西洋の木版画。その500年の歴史を120点の作品で紹介する展覧会です。
(撮影可能です(条件あり))

展覧会の構成は次の通りです。
(本展配布小冊子の文章を引用しています)
Ⅰ木版画のはじまり
ヨーロッパで木版画が作られるようになったのは14世紀末といわれます。
版画の発展に必要な紙が13世紀後半にイタリアで漉かれるようになり、15世紀にはいるとヨーロッパ各地で生産が進んだことによって、木版画の制作も発展していきました。
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「ライオンの刺を抜く聖ヒエロニムス」1450年頃 木版 手彩色
世界に3部しか残っていない初期木版画で、刷った版画の上から絵の具を用いて手で色彩を施しています。


15世紀なかばにグーテンベルクが発明した活版印刷により、書物の出版は飛躍的に増大します。
文章と一緒に版に挿絵を組み込んで印刷される様になりました。
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シェーデル《年代記》より1493年刊 木版


Ⅱデューラーの登場
15世紀末のアルブレヒト・デューラーの登場で木版画の歴史上最初の頂点を迎えます。
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アルブレヒト・デューラー《黙示録》より〈四人の従者〉1498年頃 木版
下絵制作と彫りの分業が進んでいました。デューラーも彫りにかかわった可能性が指摘されています。

大衆的な刷り物「民衆版画」も登場します。
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「聖ステパノ」16世紀後半~17世紀初頭 木版 手彩色
聖人が殉教するまでを絵と文字で説明しています。


Ⅲ小口木版
18世紀後半、に小口木版の技法を確立したのがイギリスのビューイックです。
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トマス・ビューイック《英国鳥類誌》より 〈カワセミ〉 1797年刊 小口木版
19世紀には本や新聞の図版などで広く用いられました。

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ギュスターヴ・ドレ《新曲 煉獄編》より 1868年刊 小口木版

1860年代にイギリスの刷師エドマンド・エヴァンスが小口木版の多色刷りを実用化しました。
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リチャード・ドイル 『妖精の国で』より 1870年刊 木口木版(多色)

小口木版と出版;
19世紀には本や新聞の図番などで小口木版は広く持ち入れれましたが、
19世紀も後半になって写真技術を利用した印刷技術が登場すると、小口木版は急速にすたれていくことになります。


Ⅳ近代から現代へ
19世紀を通して印刷技術が発展をとげると、版画は図像の印刷という実用的な役割を失い、その存在を改めて問われることになりました。
木版画が美術表現として見直されるのは1880年代末のことで、その契機となったのは日本の浮世絵版画でした。06_20201014144301
フェリックス・バロットン《街頭デモ》1893年 木版

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ポール・ゴーギャン《ノアノア》1893-94年 木版

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ヴァシリィ・カンデンスキー《響》より1913年刊 木版(多色)

この美術館の配布資料「版画の技法 用語解説です」
会場内でも解説パネルが掲示されています。
(クリックで拡大表示になります)
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2020.10.08

サントリー美術館 リニューアル・オープン記念展 Ⅱ 日本美術の裏の裏

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リニューアル・オープン記念展 Ⅱ
日本美術の裏の裏

会期 2020年9月30日(水)~11月29日(日)

サントリー美術館

「日本美術の裏の裏」とは?
本展の解説から(HPから)の引用です。
古の人々の愉しみ方を知り、追体験することは、現代人にとって知られざる裏ワザ鑑賞と言えるかもしれません。
「裏」には、見えない部分だけでなく、奥深く、隠された内部という意味があります。日本美術をより深く愉しめるように、教科書では教えてくれない面白さの一端をご案内します。目に見えていない(=裏)ところにこそ、魅力が隠れている(=裏)かもしれません。

本展は撮影可能です。(条件あり)
以下の画像は、クリックすると拡大表示になります。

展覧会の構成は次の通りです。
第1章: 空間をつくる
襖で仕切られた3部屋の空間に掛け軸、絵巻、屏風が展示されています。
花鳥の部屋・武蔵野の部屋・洛中洛外(京都の市中と郊外)の部屋
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《青楓瀑布図》円山応挙 一幅 江戸時代天明7年(1787)

日本美術の定番のひとつ四季花鳥図はすべての四季が同時に存在するという現実にはあり得ない光景を描いています。
部屋の中に屏風を立てれば、異次元の別世界が出現します。
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(部分)
重要文化財《四季花鳥図屏風》伝 土佐広周 六曲一双 室町時代15世紀

次の部屋は武蔵野の風景です(現在の東京西部から埼玉南部にかけての地域)
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《武蔵野図屏風》 六曲一双 江戸時代17世紀

そして古の京都
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《洛中洛外図屏風》伝 土佐充高 六曲一双 江戸時代17世紀 

 

第2章: 小をめでる
小さいものは無条件にカワイイと思う、日本人が平安の昔より持ち続けている感性が刺激されるはずです。(小冊子サントリー美術館ニュースから)
江戸時代後期に上野池之端で栄えた高級人形展・七澤屋による、極小の雛道具の数々が展示されています。
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《雛道具》一式 江戸時代 19世紀 

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右《雛道具のうち牡丹唐草文蒔絵銚子 七澤屋 江戸時代19世紀
左《鈴虫蒔絵銚子》 江戸時代17世紀

第3章: 心でえがく
いわゆるヘタウマの世界
上手いとか下手とかを超越し、とにかく描きたい、伝えたい気持ちが溢れ、生き生きと筆が走っているような作品群です。(サントリー美術館ニュースから)
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《鼠草子絵巻》 五巻のうち 室町~桃山時代 16世紀
鼠の権頭は、子孫を畜生道から救いたいと人間との結婚を企て、清水寺のご利益によって見事人間の姫君と結ばれます。しかし夫の正体を知った妻は、鼠捕りを仕掛けて逃亡。破局に絶望した権頭は出家してしまいます。約500年前に、すでに鼠がキャラクター化されていたとは驚きです。(キャプションから)
 

第4章: 景色をさがす
ここでの「景色」とは焼き物を焼くときにできる偶然の効果に見つけた日本人の美意識を指します。
個々人がどんな景色に何を思うか異なるはずです。
信楽・美濃・伊賀・丹波・京焼の作品が展示されています。
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《黄瀬戸立鼓花入》美濃 一口 桃山時代16世紀

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《壺 銘野分》信楽 一口 室町時代15世紀 

第5章: 和歌でわかる
言葉(和歌)と絵画、工芸の結びつきを探ります。 212_20201008023901  《白泥染付金彩薄文蓋物》尾形乾山 一合 江戸時代18世紀
よみびとしらずの俗謡
武蔵野は 月の入るべき 山もなし
草より出でて 草にこそ入れ

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《白綸子地橘亀甲文字模様小袖》 一領 江戸時代18世紀
よく見ると橘の枝や岩の模様に混じり合うように文字が散りばめられています。

第6章: 風景にはいる
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《楼閣山水図》谷文晁 二幅 江戸時代 文政5年(1822)
右幅の左下、杖を持って楼閣を指さす老人と若い従者の目を借りれば、この地の風景はより一層険しく映ります。(キャプションから)

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《隅田川図屏風》鍬形蕙斎 八曲一隻 江戸時代 文政4年(1821)


―HPの解説ー
日本人にとって「美」は、生活を彩るものです。室内装飾をはじめ、身のまわりのあらゆる調度品を、美意識の表現の場としてきました。そのような「生活の中の美」を、ひとりでも多くの方に愉しんでいただきたい。それが、1961年の開館以来変わることのない、サントリー美術館の基本理念です。

一方で、美を生み出してきた日本人の「生活」そのものは大きく変化しています。障子や畳、床の間が住まいから姿を消し、古文も外国語のように感じられる今、古美術をどう愉しんだらよいか悩める方も少なくないでしょう。
そこで本展では、生活の中の美の“愉しみ方”に焦点をあて、個性ゆたかな収蔵品の中から、日本ならではの美意識に根ざした作品をご紹介します。古の人々の愉しみ方を知り、追体験することは、現代人にとって知られざる裏ワザ鑑賞と言えるかもしれません。
「裏」には、見えない部分だけでなく、奥深く、隠された内部という意味があります。日本美術をより深く愉しめるように、教科書では教えてくれない面白さの一端をご案内します。目に見えていない(=裏)ところにこそ、魅力が隠れている(=裏)かもしれません。

 

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2020.09.29

ピーター・ドイグ展

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ピーター・ドイグ展は、
国立近代美術館で開催されています。

会期 ~2020年10月11日

この展覧会は撮影可です。(条件付きです)
以下の画像は、クリックすると拡大表示になります。

この作品の光景はドイグ自身が現地で撮影した写真にもとづいていますが、この作品を制作するにあたって彼は当時、スタジオフィルムクラブ(本展第3章で特集)で見た小津安二郎の映画「東京物語」における計算された静けさも念頭に置いたそうです。
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ラベイルーズの壁 2004年 油彩・キャンバス

スタジオフィルムクラブのポスター
スタジオフィルムクラブとは、ドイグがトリニダード・トバゴ出身の友人のアーティスト、チェ・ラブレスと2003年より始めた映画の上映会です。ポート・オブ・スペインのドイグのスタジオで定期的に開催されています。誰でも無料で参加することが可能で、映画が終われば上映作品について話し合ったり、音楽ライブへと展開したりする。(HPから)
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東京物語 2004年 油彩・紙 ヴイーホフ・コレクション

ピーター・ドイグは、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクの作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告、彼が過ごしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。

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天の川 1989-90年 油彩・キャンバス
湖面に浮かぶ小舟には一人の人物が力なく横たわっています。このイメージは映画「13日の金曜日」のラストシーンに由来しているそうです。
実景よりも湖面に映る樹木のほうが鮮明という面白い?構成の作品。

ボートをモチーフにした作品はほかにもあります。
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カヌー=湖 1997-98年 油彩・キャンバス

[カヌー=湖]にもみられる、画面を3つに区分した構成の作品も多く見られます。
ドイグは述べています。
「横長のトリプティック[三つの色の帯のこと]の出発点は、バーネット・ニューマンによる初期の絵画です。そのストライプやジャップを分厚い色の塊の間の小さな風景をとらえてみたくなったのです」。
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ロードハウス 1991年 油彩・キャンバス

ピータードイグの作品には、ほかにも様々な仕掛けが潜んでいます。
既視感で、画面に引き込み、
不思議の世界に導くピータードイグ作品・・・
鑑賞者の想像力がどこまで追いつくか?

だまし絵のような作品も・・・
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山の風景の中の人物(アイ・ラブ・ユー、ビッグ・ダミー)1999年 油彩・キャンバス

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章 森の奥へ 1986年〜2002年
1992年、イギリスの美術雑誌『フリーズ』で作品が取り上げられ、1994年にはターナー賞にノミネートされたことなどを通して、ドイグはロンドンのアートシーンで一躍注目を浴びることとなりました。
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第2章 海辺で 2002年〜
ドイグは、2002年に活動の主な拠点を、ロンドンからトリニダード・トバゴの首都、ポート・オブ・スペインに移しました。
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0011  馬と騎手 2014年 油彩・キャンバス
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第3章 スタジオフィルムクラブ 
─コミュニティとしてのスタジオフィルムクラブ 2003年〜
上映会用のポスターが並べられています。
座頭市、東京物語、HANABIなどの日本映画も・・・
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―HPの解説ー
ピーター・ドイグ(1959-)は、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家です。今日、世界で最も重要なアーティストのひとりと言われています。彼は、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告、彼が過ごしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。私たちが彼の作品に不思議と魅せられるのは、誰もがどこかで見たことのあるイメージを用いながらも、見たことのない世界を見せてくれるからだと言えるでしょう。本展は、ピーター・ドイグの初期作から最新作までを紹介する待望の日本初個展です。絵画から広がる想像の旅へ、みなさんをお連れします。

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