2020.07.11

東京クロニクル1964-2020展-オリンピックと東京をめぐる創造力の半世紀-

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東京クロニクル1964-2020展-オリンピックと東京をめぐる創造力の半世紀-は、

町田市民文学館 ことばらんど
で開催されています。

会期 2020年6月9日(火)~8月10日(月・祝日)
4月26日~6月28日の日程が変更になりました。
飯沢耕太郎氏、泉麻人氏の講演会、オリンピアンの新宅雅也×土佐礼子両氏のトークショーも中止・・残念です。

東京オリンピック開催(だった)を前に、
1964年に行われた東京オリンピックを起点として現代までをその時代のキーワードを基に
「東京」という都市を舞台に紡がれた小説やエッセイ、ルポルタージュなどの文学作品や、グラフ雑誌、記録写真、映像。美術作品を展示して
「東京」の年代記(クロニクル)を検証しています。

それぞれの世代で感想は異なるでしょう・・
自分史と重ね合わせる人もいるでしょうし、東京ってこんな街だったんだと思いながら鑑賞する世代もいるでしょう。
何度も読んだ「本」途中まで読んで投げ出してしまった?本も見つかるかもしれません。

展示構成は以下の通りです。
第Ⅰ章 1960年代:オリンピック前後の「東京」事情
1960年代を読み解くためのキーワード
東京オリンピック
新幹線開通
高層ホテル建築ラッシュ
ベトナム戦争
漫画ブーム

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春日昌昭/写真 銀座松坂屋 1964年 はこだてフォトアーカイブス
 
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森村誠一/著 人間の証明 角川書店 1976年
と創作ノート

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開高健/著 ずばり東京 光文社文庫版 2007年

こんなキャプションも・・
開高健「空も水も詩もない日本橋」より 
都市の必要のためにこの橋は橋ではなくなったようである。
東京の膨張力のためにどぶをまたいでいた、かすかな詩は完全に窒息させられてしまった。

第Ⅱ章 1960~1970年代:激動の季節の終焉と消費の時代
1970年代を読み解くためのキーワード
成田闘争
学生運動
大阪万博
立川米軍基地全面返還
オイルショック

第Ⅲ省 1980年代:新しい家族のカタチと「東京論」の誕生
1980年代を読み解くためのキーワード
地価高騰
女子大生ブーム
新人類
東京ディズニーランド開業
平成元年
サブカルチャー

第Ⅳ章 1990年代:バブル崩壊と「個性」の時代
1990年代を読み解くためのキーワード
新宿副都心
バブル崩壊
地下鉄サリン事件
J文学

第Ⅴ省 2000~2010年代:ゼロ年代批評と新しいコミュニケーション 
2000~2010年代を読み解くためのキーワード
同時多発テロ
リーマンショック
格差社会
ダイバーシティー
メディアミックス
東日本大震災
令和元年

―HPの解説ー
2020年夏、東京は2度目のオリンピック・パラリンピックを迎えます。
1964年のオリンピック開催から56年、「東京」は大きく変貌を遂げ、その姿は創作者たちに様々なインスピレーションを与え続けてきました。そして、私たちひとりひとりも、それぞれに異なる「東京」の姿を心に宿しています。
本展では、「東京」という都市を舞台に紡がれた小説やエッセイ、ルポルタージュなどの文学作品や、グラフ雑誌、記録写真、映像。美術作品を手掛かりに、そこに表現された「東京」のイメージやテーマ、書き留められた風俗や事象を解読します。
半世紀の間に蓄積された「東京」の姿に共通項や普遍性を見出し、改めてこの都市が与える創造性の秘密に迫ります。

 

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2020.07.06

インプリントまちだ展2020  すむひと⇔くるひと ―「アーティスト」がみた町田―

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インプリントまちだ展2020 
すむひと⇔くるひと ―「アーティスト」がみた町田―は、
町田市立国際版画美術館
で開催されています。

会期 2020年6月9日(火)~9月13日(日)
(4月11日からの予定が変更になりました)

インプリントまちだ展は、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて2017年から当館で開催してきたシリーズ展です。(HPから)

その集大成となる展覧会、
展示構成は以下の通りです。
1、水と木が作る土地
若林奮『境川』『境川の氾濫』
インプリントまちだ展2019招へい作家 田中彰(1988年生まれ)
インプリントまちだ展2018招へい作家 荒木珠奈(1970年生まれ)
2、断章 団地・移住
松本旻(1936-2020)
『風景から』
3、住む町に育てる文化
町田市の沿革と市民活動の展示コーナー
インプリントまちだ展2017年招へい作家 ながさわたかひろ(1972年生まれ)
4、インプリントまちだ展2020年招へい作家 アグン・プラボウォ(1985年生まれ) 


「すむひと」として、
若林奮(1936年町田市生まれ)、赤瀬川原平(1984年から町田市に居住)などの作品を展示。
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《境川 V》エッチング、1991年、町田市立国際版画美術館

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《風のレコード》オフセット、凸版、1988年、町田市立国際版画美術館


「くるひと」として、インプリントまちだ展招へい作家の作品を展示・紹介しています。
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ながさわたかひろ(2017年招へい、テーマ:スポーツ)
『FC町田ゼルビアを描く!2019年』より
《40節vsレノファ山口(11月10日)》ペン、色鉛筆、紙、2019年、作家蔵

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荒木珠奈(2018年招へい、テーマ:記憶)
《たままゆ・k》エッチング、雁皮刷り、紙、2018年、作家蔵


田中彰(2019年招へい、テーマ:自然)展示風景
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(左の作品) 
田中彰+来館者共同制作
《町田芹ヶ谷えごのき縁起絵巻》木版(芹ヶ谷公園のエゴノキ) 、紙、2019年、作家蔵

今年2020年はインドネシアの若手アーティスト、アグン・プラボウォが来日!
2週間町田市に滞在し、その経験を作品にして展示しています。
展示風景
ベンチは取り払われて、間隔をとって椅子が置かれていました。
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「町田のための新作』2020リノカット彫り進み技法・金箔・手製の再生紙
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《希望のプラズマを抽出する》
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《東京の夏の夜、故郷の大火》
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《不安のプラズマを採取する》

町田市はオリンピック・パラリンピックで、アグンの祖国インドネシアのホストタウンを務めます。

2019年に来日、町田駅周辺での取材と人々の交流から・・・・
来日前・滞在中・帰国後のイメージを膨らませて描いた作品です。
180枚(60×3)の再生紙に描かれた組み合わせ作品です。

―HPの解説ー
 インプリントまちだ展は、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて2017年から当館で開催してきたシリーズ展です。その集大成となる本展では、「すむひと」=町田在住のアーティストの作品と市民による自主出版物、「くるひと」=当館が招いたアーティストたちの作品をあわせて展示。版画を中心とする印刷物から、町田の姿を示すことを試みます。
 さらに、シリーズのフィナーレにふさわしいゲストとして、町田市がホストタウンを務めるインドネシアから新進気鋭のアーティスト、アグン・プラボウォを招へい。これまでの代表作を本邦初公開するとともに、町田の市街地に取材した新作を発表します。

 

同時開催の、
ミニ企画展(常設展)
シリーズ現代の作家 横尾忠則
も楽しめます。
会期 2020年7月1日(水)~9月13日(日)

展示室を360度のパノラマに見立て主に初期のポスター作品を展示しています。
横尾忠則の個性が際立つ作品を見ることができます。
懐かしい。

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2020.06.25

特別展 超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵

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特別展 超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵は、
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されています。

会期:2020年6月11日(木)~29日(日)

本展は、3月18日〜5月11日の予定が4/6(月)で中止となりました。
新コロナによる自粛を経て再開です。

到着してすぐ、モニター付き検温器(サーモカメラ)の前に誘導されて体温測定。
渋谷駅から歩いてきたので高めの表示・・・・
ハンド検温器(非接触型検温器)で再測定でした。

そして、氏名と連絡先を記入。
ロッカー使用不可、
会場のベンチは撤去。
腰痛が酷かった身にはつらい。

勿論?マスク着用です。
会場内は会話も控えるようにということですので、とても静かで混雑もなくゆっくり鑑賞出来ました。

写実絵画について、

写真との違いは・・という問いかけはつきまとうようです。

回答の一つが青木敏郎さんのコメントにあります。
「写実画とは、モチーフを如何にしてリアルに表現するかというよりも、画面の中に美意識がにじみ出ているものでなければ美術的表現にならない、そうでなければ単なる図像でしかない」
この答え、写真作品にも通じるものでしょうが、写実絵画の存在感、魅力はまた格別です。06_20200624213401
青木敏郎《レモンのコンフィチュール、芍薬、染付と白地の焼き物》2013年 油彩・キャンバス

野田弘志さんは、
「細部にこだわるのではなく、大切なのはその存在感を感じられるかどうか」
と述べています。
描かれたモチーフに鑑賞者が如何に感情移入出来るかも写実絵画には特に重要な要素ですね。

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野田弘志《手吹き花瓶にバラ》2001年 油彩・パネル・キャンバス

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野田弘志《聖なるTHE-Ⅳ》2013年 油彩・パネル・キャンバス

私にとって、ホキ美術館はちょっと遠いですから渋谷で再度見ることができたのはありがたかったです。
ホキ美術館の建築、その展示会場はとても魅力的です。

写実絵画の殿堂ホキ美術館に行って、そこで鑑賞するのも勿論お勧めです。
(現在、水害による影響で休館中です)

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三重野慶《信じてる》(部分)2016年 油彩・パネル・キャンバス

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石黒賢一郎《存在の在処》2001-2011年 油彩・パネル・綿布
 
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島村信之《幻想ロブスター》2013年 油彩・キャンバス

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原雅幸《ドイル家のメールボックス》2012年 油彩・パネル

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島村信之《オオコノハムシ-擬態-》2014年 油彩・キャンバス

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森本草介《未来》2011年 油彩・キャンバス

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礒江毅《地の音》2000年 鉛筆・水彩・アクリル・墨・紙

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藤原修一《萩と猫》2009年 油彩・キャンバス

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小尾修《kay》2012年 油彩・キャンバス


―HPの解説ー
現在、ブームとも言える盛り上がりをみせる写実絵画。1年に数点しか描くことができないほど作家が時間をかけて向き合い、丁寧に描かれた作品には、それぞれの画家が表現したい想いが込められ、ただ細密に描かれているだけでなく、写真や映像とは違った存在感を醸し出します。
本展では“写実絵画の殿堂”と呼ばれるホキ美術館が所蔵する、現在の写実絵画を代表する作家たちの作品を紹介します。個性豊かな凄腕の作家たちによるバラエティに富んだ作品で写実絵画の醍醐味をお楽しみください。

 

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2020.06.19

奇才―江戸絵画の冒険者たち―

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「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」は、
江戸東京博物館で開催されています。

会期 2020年6月2日(火)~6月21日(日)

4月25日(土)~6月21日(日)の予定でしたが、新コロナの影響で日程変更になった展覧会です。
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チケット売り場で検温、手指の除菌が行われていました。
マスク着用も義務化されていて、マスクを口からずらしていると注意されます。

35人の奇才の絵師の作品が、それぞれ数点ずつ展示されています。
奇才の絵師概論の趣。

本展に行った目的の一つが北斎の浪図が展示されているということです。
3年前に小布施北斎館に行ったとき、
「浪図は大英博物館に貸出中でレプリカの展示でした」ので・・・

拙ブログ
北斎ゆかりの地「小布施」に行ってきました。 2017年7月

晩年の北斎を小布施に招き入れた髙井鴻山の面白い作品もこの展覧会で楽しめました。 
北斎と鴻山の作品を並べて展示して、キャプションでその関係を解説するという方法もあったのでは?

モダンな作風の田中訥言、劇画チックな絵金などなど、面白い作品が興味を引きます。
知らなかった絵師の個性的な作品を楽しんで、
これらの絵師の作品展は今後開かれるのだろうか?
なんて思いました。

勿論、何度も開催されてきた人気絵師の優品も楽しめる展覧会です。
 
展覧会の構成です。

俵屋宗達
尾形光琳 
狩野山雪
伊藤若冲 
円山応挙
長澤蘆雪 
曾我蕭白 
池大雅 
与謝蕪村 
祇園井特
狩野永岳

大阪 
中村芳中
耳鳥斎
林閬苑
墨江武禅

江戸
葛飾北斎
加藤信清
谷文晁
鈴木其一
狩野(逸見)一信
歌川国芳

諸国
蠣崎波響
菅井梅関
林十江
河鍋暁斎
佐竹蓬平
髙井鴻山
白隠
田中訥言
岩佐又兵衛
浦上玉堂
絵金
仙厓
片山楊谷
神田等謙

 

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「紅葉狩図凧」 鈴木其一 江戸後期 個人蔵(滴翠美術館寄託)

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「寒山拾得図」狩野山雪 京都・真正極楽寺 真如堂蔵

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「水を呑む大蛇図」 歌川国芳 個人臓

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「上町祭屋台天井絵 女浪」 葛飾北斎 小布施町上町自治会蔵(北斎館寄託)

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「御味方蝦夷之図 イコトイ」 蠣崎波響函館市中央図書館蔵

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「竹虎図屏風」(左隻) 片山楊谷 鳥取・雲龍寺蔵

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「伊達競阿国戯場 累」 絵金 赤岡町本町二区蔵

 

ーHPの解説ー
 江戸時代には、従来の常識を打ち破り、斬新で個性的な表現に挑んだ「奇才」と呼ぶべき絵師たちが、全国で活躍していました。昨今注目を集める伊藤若冲、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳ら、過激で強烈な個性を放つ絵師にとどまらず、従来の江戸絵画史において“主流派”として語られてきた、俵屋宗達や尾形光琳、円山応挙らも新しい表現に挑み続けています。

 本展では、北は北海道から南は九州まで、全国から35人の奇才絵師を集め、その個性溢れる作品を選りすぐり紹介します。東京が世界の注目を集める2020年に、まさにふさわしい特別展です。

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2020.06.08

美術館の3DVR無料公開(緊急事態宣言下臨時休館中に・・・・)

美術館が徐々に再開し始めています。
臨時休館中は、多くの美術館・博物館が様々な形で展覧会等の動画配信を行ってきました。

自粛生活の中で、
3DVRでの無料配信に注目して、国立科学博物館の 「おうちで体験 !かはくVR 」を拙blogで紹介させていただきました。
拙blog「おうちで体験 !かはくVR 」の公開開始
国立科学博物館は6月1日から予約制で開館しています。

さらに2つの美術館の3DVRに注目しましたので以下にご紹介します。

国立近代美術館
所蔵作品展は6月4日から。
企画展の「ピーター・ドイグ展」は、
2月12日~6月14日までの予定が、
6月12日再開で10月11日まで会期延長になりました。
入場は、いずれも日時指定制です。
特設サイトで、
ピーター・ドイグ展会場を3DVRで無料公開しています。

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本展の予習に最適ではないでしょうか?

作品は現場で体験しなければです。


森美術館
森美術館の再開についは、この時点で決まっていません。
「未来と芸術展」3Dウォークスルー特別公開中です。

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未来と芸術展(本展)は既に会期終了しています。

森美術館休館により会期途中で終了となった「未来と芸術展」。インスタグラムライブや展示風景写真の公開などで会場の様子をお伝えしてきましたが、今回、特別に3Dウォークスルーを公開いたします。
休館中の会場内を撮影して制作された3D空間は自由な角度で作品をご覧いただけるほか、各ポイントで本展を企画した南條史生(森美術館特別顧問)の動画解説を見ることができます。

良質展覧会をもう一度です。
拙blogの「未来と芸術展」投稿記事はこちら。

ゴーグルがあるとさらに楽しめます。
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2020.03.20

長崎盛輝著 日本の傳統色 その色名と色調

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日本の傳統色 その色名と色調
著者 長崎盛輝
発行 2001年10月初版発行
発行者 安田英樹
発行所 青幻舎

本書カバーに記された解説です。
文学を彩る様々な色は、これまで実際にその正しい色を見ることができず、
文献を検索して推理する以外にありませんでした。
本書は、色彩学の権威者である著者が
長年にわたって蒐集した故文献・古裂・染見本帳など、
権威ある典拠により考証し、
さらにそれを試染して色調を確かめてあります。
225色すべてに、染料・古染法・色調や流行沿革などを収蔵、
あわせて文献年表・和洋色名対照一覧表・参考文献・英名を付し、
また活用に至便なようにカラー・チャートを添えた、
日本色彩芸術辞典です。

では、この時期”春”を象徴する色の一つ「桜色」を本書解説から引用してみます。

桜の色に似て、ほんのり紅みを含んだ淡紅色をいう。それは、『延喜縫殿式』の「退紅(あらぞめ)」より更に淡く、紅染の最も淡い色である。桜に因んだ色名は平安文学の装束の重色の名称によくあらわれてくるが、染色の名称の桜色はこの時代には見つからない。「桜」の重色の配合については諸説があるが、その中で実物の花色に最も近いのは「表白・裏赤花」とする説(『女官飾抄』)であろう。この色目は、赤みを帯びた若葉の上に白い花を咲かせた山桜を表したものである。織色では、経(たて)を紅、緯(ぬき)を白にとったものがこの色に近い。「染色」の「桜色」は江戸時代後期の『手鑑模様節用』「新古典染色考節附色付譜」や、中期ごろのものとされている『紺屋伊三郎染見本帳』にも見えているから、この染色は中期ころには広く行われていたのではないかと思われる。
英名「ベリー ペール オーキッド ピンク」 らんの花に見る紅味のごくうすい色。
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225色についてこのような詳細な解説が記されています。
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先日スマホで撮った桜


昨年話題になった、陛下の御召物「黄櫨染の御袍」についても本書が参考になりました。
櫨の木(ハゼノキ)の黄色の下染めに蘇芳又は柴根を上掛けした黄褐色をいう。この染色は「延喜縫殿式」に綾一疋に櫨14斤、蘇芳11斤、酢2升・・・・この染色は引仁十一年(820)に天皇の晴の儀式に着用の袍の色と定められ、地の文様は桐、竹、鳳凰(のちに麒麟が加えられる)で、天皇以外は用いることができない「絶対禁色」とされた・・・・
(文字変換に時間がかかりそうな単語が含まれているので、かなりの部分を省略しました)

色の命名にもさまざな歴史・由来が潜んでいて、奥深いですね。 

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2020.03.05

画家が見たこども展  ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン

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「画家が見たこども展  ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」展は、
三菱一号館美術館で開催されています。

会期 2020年2月15日(土)~ 6月7日(日)
臨時休業のお知らせ【2月28日~3月16日】
三菱一号館美術館に併設するStore 1894では、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、2月28日から3月16日の期間、美術館の休館にあわせて休業とさせていただきます。その後の予定は、3月10日以降改めて当館WEBサイトにてお知らせいたします。

 

ゴーギャンは印象派の色彩から多くを学びましたが、思想的深みが欠けていると感じて独自の技法を深めました。目に見えた色彩そのものでなく心象に従って描くようにと・・・

ゴーギャンに学び、新たな美の創造を目指したのがナビ派の画家たちです。
彼らは、精神性、宗教、夢などの神秘的なもの「目に見えない世界」に関心を寄せました。

ナビ派の画家の中には、生涯にわたって家族など身近な人々をモデルに、何気ない日常のひとこまを、親密さを込めて描き続けた親密派(アンティミスト)といわれる画家、ボナールやヴュイヤールも・・

この美術館で何度か取り上げられてきたナビ派の画家、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットンが描いた子供たち(画家が見たこども)に注目した展覧会です。作品の中に垣間見られる、家庭の空気感、子供の服装などから、19世紀末の時代背景を想像するのも良いかと思いました。

展覧会の構成は以下の通りです。(写真は特別の許可をいただいて撮影したものです)
プローグ 「子ども」の誕生
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ウジェーヌ・カリエール 《病める子ども》 1885年、油彩・カンヴァス   パリ、オルセー美術館
ウジェーヌ・カリエール 《画家の家族の肖像》 1893年、油彩・カンヴァス   パリ、オルセー美術館

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フィンセント・ファン・ゴッホ 《 マルセル・ルーランの肖像 》1888年、油彩・カンヴァス  アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館
メイエル・デ・ハーン《ミミの横顔のある静物》 1889年、油彩・カンヴァス   アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館
 
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モーリス・ブーテ・ド・モンヴェル 《ブレのベルナールとロジェ》 1883年、油彩・カンヴァス   パリ、オルセー美術館  


1 路上の光景、散策する人々
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ピエール・ボナール《 パリの朝》 1920年頃、油彩・カンヴァス  北九州市立美術館 

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エドゥアール・ヴュイヤール《 赤いスカーフの子ども 》1891年頃、油彩・厚紙   ワシントン・ナショナル・ギャラリー

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エドゥアール・ヴュイヤール 《乗り合い馬車》 1895年頃、油彩・厚紙   ロサンゼルス、ハマー美術館


2 都市の公園と家族の庭
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フェリックス・ヴァロットン 《公園、夕暮れ》 1895年、油彩・厚紙  三菱一号館美術館

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モーリス・ドニ《赤いエプロンドレスを着た子ども》 1897年、油彩・厚紙   個人蔵

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(左端)アルフレド・ミュラー《ピクニック 》1903年、リトグラフ・紙 57.5×155 cm 個人蔵(エレーヌ・ケール氏蔵)


3 家族の情景
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ピエール・ボナール 《歌う子どもたち(シャルルとジャン・テラス)》 1900年頃、油彩・板に貼った厚紙   ル・カネ、ボナール美術館寄託 

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ピエール・ボナール 《子どもたちの昼食》 1897年頃、油彩・板  ナンシー美術館 

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モーリス・ドニ 《サクランボを持つノエルの肖像》 1899年、油彩・厚紙   ブリュッセル、個人蔵
アリスティード・マイヨール 《母と子》 1896年、油彩・厚紙   個人蔵(パリ、ギャルリー・ディナ・ヴィエルニーおよび コネリー・アンド・アソシエイツ寄託)


4 挿画と物語、写真
ボナールが撮影した写真が展示されていました。
この時代の反映でもありますね。
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挿絵本、リトグラフ、書籍の展示風景


エピローグ 永遠の子ども時代
ピエール・ボナールの作品5点が展示されています。
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ピエール・ボナール 《雄牛と子ども》 1946年、油彩・カンヴァス   モナコ、個人蔵(マーク・カウフマン氏蔵)


―HPの解説ー
2020年に開館10年目を迎える三菱一号館美術館は、丸の内に位置する美術館として都市と芸術のかかわりにスポットをあてた企画や、建物の特性を活かした親密なテーマによる展覧会を数多く開催してきました。10周年を記念する本展では、19世紀末パリの前衛芸術家グループ「ナビ派」の画家たちが追求した親密なテーマの中から「子ども」に焦点をあて、都市生活や近代芸術と「子ども」との関係を検証します。フランス、ル・カネのボナール美術館の全面協力のもと、国内外の美術館および当館の所蔵品から、ボナール、ヴァロットン、ドニ、ヴュイヤールらナビ派を中心とした油彩・版画・素描・挿絵本・写真等約100点により展覧します。

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2020.03.01

観てきた展覧会備忘録 2020年2月

ほとんどの美術館、博物館が新型コロナウイルス感染症の影響で2月末から3月中旬まで臨時休館となりました。会期終了日を前倒しにした美術館もあります。

白髪一雄展
会期 2020年1月11日(土]─ 3月22日[日]
東京オペラシティアートギャラリー

開かれた可能性——ノンリニアな未来の想像と創造
2020年1月11日(土)—3月1日(日
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]


日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」
020年1月15日(水) ~ 2020年3月8日(日)
東京国立博物館

北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック
アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美 
会期:2020年2月1日(土)– 4月7日(火)
東京都庭園美術館

モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展
会期 2020年1月11日(土)~3月22日(日)
パナソニック汐留美術館


茶道具取合せ展
会期 2019年12月14日(土)〜2020年2月16日(日)
五島美術館


磁州窯と宋のやきもの
会期 2020年1月18日(土)〜3月15日(日)
静嘉堂文庫美術館


第65回重要刀剣等新指定展
会期 2020年1月11日(土)~2月16日(日)
刀剣博物館


天下泰平 〜将軍と新しい文化の創造〜
会期 2020年1月2日(木)~2月16日(日)
江戸東京博物館

生誕120年・没後100年 関根正二展
会期 2020年2月1日〜 2020年3月22日<
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

新収蔵作品展 Present for you
会期 2020年1月5日(日)~2月16日(日)
町田市立国際版画美術館


三島由紀夫展-「肉体」という second language
会期 2020年1月18日(土)〜3月22日(日)
町田市民文学館 ことばらんど


壁に世界をみるー吉田穂高展
会期  2019年12月7日(土)〜2020年2月16日(日)
三鷹市美術館ギャラリー


千田泰広 ―イメージからの解放―
2020年01月11日~2020年02月23日
武蔵野市立吉祥寺美術館


ハマスホイとデンマーク絵画
会期 2020年1月21日(火)~3月26日(木)
東京都美術館


開館10周年記念 画家が見たこども展 - ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン
会期 2020年2月15日(土)~ 6月7日(日)
三菱一号館美術館美術館 


狩野派 ─画壇を制した眼と手
会期 2020年2月11日(火・祝)~3月1日(日)
出光美術館


ミイラ「永遠の命」を求めて
会期 2019年11月2日(土)〜2020年2月24日(月・休)
国立科学博物館


日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念
ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵
ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年
会 期2019年12月4日(水)~2020年3月16日(月)
国立新美術館

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2020.02.26

三島由紀夫展-「肉体」という second language

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写真 薔薇刑#25、1961 細江英公

「三島由紀夫展-「肉体」という second language」は、
町田市民文学館 ことばらんどで開催されています。

会期 2020年1月18日(土)〜3月22日(日)

三島由紀夫の死から50年、「青空文庫で読めるようになるのかな~」なんて思ったりして・・・
昨年、NHKでノーベル賞に纏わる三島由紀夫と川端康成の関係、経緯などについての特集が放映されたりで、ちらほらと三島に対する話題が取り上げられています。
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「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」なる映画も公開予定です。
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予告編


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三島由紀夫展-「肉体」という second language
この展覧会は、「肉体」をキーワードに三島由紀夫の生涯を紐解くという企画展です。
タイムリーな企画だと思いました。

各章には、自筆原稿・創作ノート、写真・書簡が展示されていて、添えられたコラムが三島の全体像理解を助けてくれます。
作家が、思想家が社会問題や政治について大いに語った、マスコミも取り上げた、あの時代を懐かしみながら観てきました。


展覧会の構成は次のとおりです。
プロローグ 
言葉が先にあらわれて、次に言葉に蝕まれた肉体があらわれた。「太陽と鉄」より

第一章 言葉の記録  ー 生からの隔絶
「詩を書く少年」のころ
三島由紀夫と二・二六事件
「三島由紀夫」の誕生
夭折への憧れ
戦後文壇へ
書くことによる生の恢復

第二章 second languageとしての肉体の発見
眷恋の地・ギリシャ
肉体改造の開始
「オブジェトしての肉体」

第三章「文武両道」の行く末
「言葉から行動」へ
作家としての集大成
 
エピローグ
肉体の終わり ー三島由紀夫の死
散るという世にも人にもさきがけて
散るこそ花と吹く小夜嵐

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東京オリンピックと三島由紀夫
三島は、東京オリンピック観戦記を各紙に書いている。
東洋と西洋を結ぶ火 ー開会式 (毎日新聞)
競技初日の風景 ーボクシングを見て (朝日新聞)
彼女も泣いた、私も泣いた ー女子バレー (読売新聞)
「別れも楽し」の祭典 ー閉会式 (報知新聞)


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図録 山中湖文学の森 三島由紀夫文学館

ーHPの解説ー
没後50年を迎える現在まで、世界中で読み継がれている作家・三島由紀夫の文学展を開催します。
少年期から類いまれな文学の才能を発揮し、川端康成の支持を受けて戦後文壇に登場した三島は、『仮面の告白』で職業作家としての地位を確立します。初期作品に肉体の存在感が希薄だったのは、生来虚弱であったがゆえに、常に健康への不安と肉体的コンプレックスを感じていたことが影響していました。しかし、30歳でのボディビルとの出会いが、「福音が訪れた」と表すほど大きな変化をもたらします。肉体改造に取り組み、外国語を学ぶように「肉体」と向き合ううちに、他者と自分の現実感覚の一致を確信し、『金閣寺』『鏡子の家』『憂国』などの代表作を次々に発表。作家としての充実期を迎えます。やがて健康を目指すために鍛えられた肉体は、作品にも繰り返し描かれた、三島が心の深部で願う「悲劇」を実現するためのものとなっていきました。本展では、この「肉体」をキーワードに、自筆原稿や創作ノート、書簡などから、三島作品を紐解きます。
また、三島は1964年の東京オリンピックの際に新聞社の特派員となり、開会式や各競技の観戦記を執筆しています。会場内にはそれらを紹介するコーナーも設け、作家の言葉から先の東京オリンピックを回顧します。

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2020.02.22

ハマスホイとデンマーク絵画

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ハマスホイとデンマーク絵画展は、
東京都美術館で開催されています。

会期 2020年1月21日(火)~3月26日(木)


「私はかねてより、古い部屋には、たとえそこに誰もいなかったとしても、独特の美しさがあると思っています。あるいは、まさに誰もいないときにこそ、それは美しいものかもしれません」
1907年 ヴィルヘルム・ハマスホイ
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ヴィルフェルム・ハマスホイ《室内ー開いた扉、ストランゲーゼ30番地》 1905年 油彩/カンヴァス デーヴィズ・コレクション蔵
1989年から 約10年間住んだストランゲーゼ30番地の住まいの食堂からの眺めを描いた作品。この住まいを描いた一連の室内画はハマスホイの評価を決定ずけるものとなった。(キャプションより)

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ヴィルヘルム・ハマスホイ《カード・テーブルと鉢植えのある室内、ブレスゲーゼ25番地 1910-11年 油彩/カンヴァス マルムー美術館増
室内に差し込む柔らかい光は、フェルメールの表現を想起させます。

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《背を向けた若い女性のいる室内》 1903-4年 油彩/カンヴァス ラナス美術館蔵
幾何学的な画面構成と女性の肩の曲線が、画面に柔らかさを与えている。

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《室内》1898年 油彩/カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵

ハマスホイは当初肖像画を描いていました、本展でも自画像をはじめ数々の肖像画・人物画が展示されています。

そして風景画も・・・ハマスホイの光、空気感が心地よい。

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《農場の家屋、レスネス》 1900年 油彩/カンヴァス デーヴィズ・コレクション蔵
煙突からまっすぐに立ち上る白い煙は、そこが無風であることを表している。
ハマスホイの風景画は、その場の光、空気感を見事に伝えている。

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《聖ペテロ聖堂》 1906年 油彩/カンヴァス デンマーク国立美術館蔵


ハマスホイの展覧会は、「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」というタイトルで
2008(平成20)年9月30日(火)~12月7日(日)の会期で国立西洋美術館で開催されて好評でした。
「ハンマースホイの芸術世界を日本で初めて紹介する本展」ということでした。
私も「ハンマースホイ」と記憶していたのですが・・・

同じ国立西洋美術館で、
「日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念 スケーエン:デンマークの芸術家村」展も開催されました。
会期 2017年2月10日(金)~5月28日(日)

都美のこの展覧会でも、
「第2章スケーイン派と北欧の光」でスケーイン派の作品を展示しています。(スケーエンではなくスケーインなんですね)
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ピーザ・スィヴェリーン・クロイア 《スケーイン南海岸の夏の夕べ、アナ・アンガと マリーイ・クロイア 》 1893年  油彩/カンヴァス 
ヒアシュプロング・コレクション蔵
クロイアは「芸術家たちの自由研究学校」で教鞭をとっており、そこでハマスホイたちを指導していました。

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ミカエル・アンカー《ボートを漕ぎ出す漁師たち》1881年油彩、カンヴァス スケーイン美術館蔵
ミカエル・アンカーは救助のために嵐の海へ乗り出そうとするスケーインの漁師たちを当代の英雄として描いた大作により、デンマークの美術界で大きな成功を収めました。

もう一つこの展覧会で、取り上げているのがデンマーク文化”ヒュゲ(hygge)くつろいだ心地よい雰囲気”にまつわる作品です。
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ヴィゴ・ヨハンスン 《きよししこの夜》 1891 油彩/カンヴァス  ヒアシュプロング・コレクション蔵
デンマーク人が大切にする価値観”ヒュゲ(hygge)くつろいだ心地よい雰囲気”をこの上なく温かく、そして美しく描き出したイメージとして親しまれている作品。(キャプションより)

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ヴィゴ・ヨハンスン 《春の草花を描く子供たち》 1894 油彩/カンヴァス  スケーイン美術館蔵 

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カール・ホルスーウ《読書する女性のいる室内》 1913年以前 油彩/カンヴァス  アロス・オーフース美術館蔵

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ピーダ・イルステズ《ピアノに向かう少女》 1897年  油彩/カンヴァス  アロス・オーフース美術館蔵  

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クレステン・クプゲ《海岸通りと入り江の風景、静かな夏の午後》 1837年  油彩/カンヴァス  デンマーク国立美術館蔵

HPの「本展のみどころ」から・・
コペンハーゲンで19世紀前半に華開いた、“デンマーク絵画の黄金期”の素朴で純粋な絵画から、印象派風の光の描写を取り入れたスケーイン派、世紀末の首都で活躍した画家たちによる室内画まで、魅力あふれるデンマーク絵画を日本で初めて本格的に紹介します。

展覧会の構成は以下の通りです。
1、日常礼賛─デンマーク絵画の黄金期
2、スケーイン派と北欧の光
3、19世紀末のデンマーク絵画─国際化と室内画の隆盛
4、ヴィルヘルム・ハマスホイ─首都の静寂の中で

 

ーHPの解説ー
身近な人物の肖像、風景、そして静まりかえった室内――限られた主題を黙々と描いたデンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864-1916)。17世紀オランダ風俗画の影響が認められることから “北欧のフェルメール” とも呼ばれるハマスホイの作品は、西洋美術の古典を想起させる空気を纏いつつ、近代の都市生活者特有の、ある種の郷愁を感じさせます。
欧米の主要な美術館が続々と作品をコレクションに加えるなど、近年、ハマスホイの評価は世界的に高まり続けています。日本でも2008年にはじめての展覧会が開催され、それまでほぼ無名の画家だったにもかかわらず、多くの美術ファンを魅了しました。
静かなる衝撃から10年余り。日本ではじめての本格的な紹介となる19世紀デンマークの名画とともに、ハマスホイの珠玉の作品が再び来日します。

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