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2020.09.29

ピーター・ドイグ展

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ピーター・ドイグ展は、
国立近代美術館で開催されています。

会期 ~2020年10月11日

この展覧会は撮影可です。(条件付きです)
以下の画像は、クリックすると拡大表示になります。

この作品の光景はドイグ自身が現地で撮影した写真にもとづいていますが、この作品を制作するにあたって彼は当時、スタジオフィルムクラブ(本展第3章で特集)で見た小津安二郎の映画「東京物語」における計算された静けさも念頭に置いたそうです。
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ラベイルーズの壁 2004年 油彩・キャンバス

スタジオフィルムクラブのポスター
スタジオフィルムクラブとは、ドイグがトリニダード・トバゴ出身の友人のアーティスト、チェ・ラブレスと2003年より始めた映画の上映会です。ポート・オブ・スペインのドイグのスタジオで定期的に開催されています。誰でも無料で参加することが可能で、映画が終われば上映作品について話し合ったり、音楽ライブへと展開したりする。(HPから)
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東京物語 2004年 油彩・紙 ヴイーホフ・コレクション

ピーター・ドイグは、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクの作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告、彼が過ごしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。

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天の川 1989-90年 油彩・キャンバス
湖面に浮かぶ小舟には一人の人物が力なく横たわっています。このイメージは映画「13日の金曜日」のラストシーンに由来しているそうです。
実景よりも湖面に映る樹木のほうが鮮明という面白い?構成の作品。

ボートをモチーフにした作品はほかにもあります。
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カヌー=湖 1997-98年 油彩・キャンバス

[カヌー=湖]にもみられる、画面を3つに区分した構成の作品も多く見られます。
ドイグは述べています。
「横長のトリプティック[三つの色の帯のこと]の出発点は、バーネット・ニューマンによる初期の絵画です。そのストライプやジャップを分厚い色の塊の間の小さな風景をとらえてみたくなったのです」。
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ロードハウス 1991年 油彩・キャンバス

ピータードイグの作品には、ほかにも様々な仕掛けが潜んでいます。
既視感で、画面に引き込み、
不思議の世界に導くピータードイグ作品・・・
鑑賞者の想像力がどこまで追いつくか?

だまし絵のような作品も・・・
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山の風景の中の人物(アイ・ラブ・ユー、ビッグ・ダミー)1999年 油彩・キャンバス

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章 森の奥へ 1986年〜2002年
1992年、イギリスの美術雑誌『フリーズ』で作品が取り上げられ、1994年にはターナー賞にノミネートされたことなどを通して、ドイグはロンドンのアートシーンで一躍注目を浴びることとなりました。
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第2章 海辺で 2002年〜
ドイグは、2002年に活動の主な拠点を、ロンドンからトリニダード・トバゴの首都、ポート・オブ・スペインに移しました。
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0011  馬と騎手 2014年 油彩・キャンバス
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第3章 スタジオフィルムクラブ 
─コミュニティとしてのスタジオフィルムクラブ 2003年〜
上映会用のポスターが並べられています。
座頭市、東京物語、HANABIなどの日本映画も・・・
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―HPの解説ー
ピーター・ドイグ(1959-)は、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家です。今日、世界で最も重要なアーティストのひとりと言われています。彼は、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告、彼が過ごしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。私たちが彼の作品に不思議と魅せられるのは、誰もがどこかで見たことのあるイメージを用いながらも、見たことのない世界を見せてくれるからだと言えるでしょう。本展は、ピーター・ドイグの初期作から最新作までを紹介する待望の日本初個展です。絵画から広がる想像の旅へ、みなさんをお連れします。

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2020.09.24

ダリア園に行ってきました。 2020年9月

 今年も町田ダリア園に行ってきました。

開園期間 7月1日~11月3日

薬師池公園から歩いていきました。
ちょっとしたハイキング気分で15分程度歩いてです。


家族で、友達で、一人ベンチでのんびり、写真撮影を目的に・・・
それぞれの楽しみ方で皆さん過ごしていました。

天気のいい日に好きな本を持って、花を愛で、本を読んで、居眠りして、というのもお勧めです。

園内は大輪ゾーン・中輪ゾーンに分けて500品種4,000株が植栽されています。
(画像クリックで拡大表示になります)
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それぞれのダリアの花に名前が付けられていて、うなずいたり、首を傾げたりです。
(画像クリックで拡大表示になります)
フェルメール Dsc03687_20200924154101  
優萌
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親愛
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縁結び
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彩蝶
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白蝶
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新星
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ホンカ
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キティー
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愛ちゃん
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夢の人
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雪こんこん
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 星夜
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秋祭り
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夢舞台
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ダリアの花を鑑賞後は、花菜(花園)で花を買ったり、木花(休憩所)でソフトクリームを食べたりで皆さん楽しんでいました。

ちょっとお勉強、ダリアの咲き方。
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2020.09.20

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は、国立西洋美術館で開催されています。

会期 2020年6月18日(木)~10月18日(日)

この類の展覧会は、しばらくの間(どのくらいの期間?)企画できないのだろうな~と思いながら見てきました。 


ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、
13世紀後半から20世紀初頭までの幅広い時代と地域をまんべんなく網羅する、「西洋絵画史の教科書」とも言える粒ぞろいの作品によって、その後に作られた北米などの美術館のコレクションの手本ともなってきました。(HPから)

なかでも、肖像画、人物を描いた素晴らしい作品が印象的でした。
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レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《34歳の自画像》1640年 油彩・カンヴァス

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アンソニー・ヴァン・ダイク《レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー》
1635年頃 油彩/カンヴァス

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ヨハネス・フェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》1670―72年頃 油彩/カンヴァス

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フランシスコ・デ・スルバラン《アンティオキアの聖マルガリータ》1630―34年 油彩/カンヴァス

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フランシスコ・デ・ゴヤ《ウェリントン公爵》1812―14年 油彩/板(マホガニー)

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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《窓枠に身を乗り出した農民の少年》1675―80年頃 油彩/カンヴァス

ロンドンン・ナショナル・ギャラリー蔵の作品で思いだすのは・・・
上野の森美術館で2017年に開催された「怖い絵」展で展示された《レディ・ジェーン・グレイの処刑》
この大作はインパクト大でした。(本展では展示されていません)
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《レディ・ジェーン・グレイの処刑》
ポール・ドラローシュ 1833年 油彩・カンヴァス ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵


解説を含めて、かなりの展示スペースをとっていたのが《ひまわり》です。
この画像だと分かりませんが(作品は実物を見ないと駄目ですね)
背景の黄色が明るく鮮やかでした。照明の当て方もよるのでしょうか?
ゴッホは連作《ひまわり》7点を描きました。
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フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1883年 油彩・キャンバス ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵
(この作品には花瓶にゴッホ自身のサインがあります) 

SOMPO美術館所蔵の《ひまわり》は、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵《ひまわり》を基に描かれたそうです。
絵の具の盛りの違いなど感じました。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー作品のほうがあっさりした作風に感じました。
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フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1888年 油彩・キャンヴァス  SOMPO美術館蔵(本展では展示されていません)


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カルロ・クリヴェッリ《聖エミディウスを伴う受胎告知》1486年 卵テンペラ・油彩・カンヴァス 

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ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》
1829年 油彩・カンヴァス

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クロード・モネ《睡蓮の池》1899年 油彩/カンヴァス


展覧会の構成は以下の通りです。
Iイタリア・ルネサンス絵画の収集 
IIオランダ絵画の黄金時代
IIIヴァン・ダイクとイギリス肖像画
IVグランド・ツアー
Vスペイン絵画の発見
VI風景画とピクチャレスク
VIIイギリスにおけるフランス近代美術受容


ーHPの解説ー
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、1824年に設立された、西洋絵画に特化した世界屈指の美術館です。本展は、ルネサンスから後期印象派に至る同館所蔵の名品61点をご紹介します。イギリス国外で初めて開催される同館の大規模所蔵作品展である本展では、クリヴェッリの《受胎告知》やゴッホの《ひまわり》など、出品作全てが日本初公開となります。

ロンドン・ナショナル・ギャラリーのコレクションは、王室コレクションを母体とした他のヨーロッパの大型美術館とは異なり、市民が市民のためにコレクションを持ち寄る形で形成されたことに特徴があります。13世紀後半から20世紀初頭までの幅広い時代と地域をまんべんなく網羅する、「西洋絵画史の教科書」とも言える粒ぞろいの作品によって、その後に作られた北米などの美術館のコレクションの手本ともなってきました。本展は、イギリスで設立された西洋美術の美術館という同館最大の特色を念頭に、以下の7つのテーマによって構成されます。つまり、イタリア・ルネサンス絵画の収集、オランダ絵画の黄金時代、ヴァン・ダイクとイギリス肖像画、グランド・ツアー、スペイン絵画の発見、風景画とピクチャレスク、イギリスにおけるフランス近代美術受容です。本展は、これらを通じて、イギリスにおけるヨーロッパ美術の受容、及びイギリスとヨーロッパ大陸の美術交流の歴史を紐解きながら、西洋絵画史を俯瞰しようとするものです。

JR上野駅公園口~国立西洋美術館

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2020.09.16

The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション

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「The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション」は、
東京都美術館で開催されています。

会期 2020年7月23日(木・祝)~9月22日(火・祝)
前期展示:7月23日(木・祝)~8月23日(日)
後期展示:8月25日(火)~9月22日(火・祝)

日本三大浮世絵コレクションといわれる太田記念美術館・日本浮世絵博物館・平木浮世絵財団から、重要文化財・重要美術品100点以上を含む前・後期合わせて総数450点が展示されています。

予め、焦点を絞って見に行かれることをお勧めします。
好きな絵師中心に?(約60名の絵師の作品が展示されています)
私は鈴木春信の作品が大好きなので、丹念に鑑賞してきました。

重要文化財・重要美術品中心に?

美人画?役者絵?風景版画?

全ての作品を一点一点丹念に見て回ると、3時間位は懸かりそう。

この展覧会、作品目録は置いてありません。
(紙媒体の目録を確認しながら(チェックしながら)という何時もの鑑賞方法は出来ません)
HPの作品リストをプリントアウトして持っていくのもいいかもしれません。


展示構成は以下の通りです。
第一章 初期浮世絵
第二章 錦絵の誕生
第三章 美人画・役者絵の展開
第四章 多様化する表現
第五章 自然描写と物語の世界


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重要文化財 石川豊信「花下美人」重要文化財平木浮世絵財団
[前期展示]

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鈴木春信「風流うたひ八景 紅葉狩夕照」 太田記念美術館
[後期展示]

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東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」日本浮世絵博物館
[後期展示]

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渓斎英泉「江戸不忍弁天ヨリ東叡山をミル図」太田記念美術館
[後期展示]

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葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」平木浮世絵財団 [前期展示]
後期は太田記念美術館蔵の同作品を展示


―HPの解説ー
浮世絵は、江戸時代の庶民たちに愛好された、日本を代表する芸術の一ジャンルです。その人気は海を渡り、印象派の画家をはじめとする欧米のアーティストたちに大きな影響を与え、ジャポニスム旋風を巻き起こしたことはよく知られています。また、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、世界で最も有名な日本の絵として、多くの人々に愛されています。

本展覧会は、質、量ともに日本の三大浮世絵コレクションと言っても過言ではない太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団の名品をはじめて結集し、選りすぐった約450点の浮世絵版画を展示します。浮世絵版画の名品は海外に流出したと言われることもありますが、実は日本国内に世界最高水準の浮世絵コレクションが存在するのです。浮世絵の初期から幕末まで、代表的な浮世絵師たちによる名品の数々をお楽しみください。


上野駅公園口~東京都美術館
(異なる日に撮った動画を繋げて編集しています)

 

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2020.09.13

美の競演 ー静嘉堂の名宝ー

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「美の競演 ー静嘉堂の名宝」展は、静嘉堂文庫美術館で開催されています。

会期 2020年6月27日(土)~9月22日(火)

   前期 6月27日~28月2日  後期 8月4日(火)~9月22日(火・祝)


三菱創業の岩崎家が収集した美術品の数々を収めた静嘉堂文庫美術館。

美術品どおしが互いに競い合うというようなイメージで、茶道具・絵画作品など、様々なジャンルから縁のあるものどおし、近い作風のものどおし、それぞれの魅力を発する作品を並べて比較した展覧会です。

後期展示を見てきました。

展示目録です。
(画面クリックで拡大表示になります)
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展覧会の構成は以下の通りです。 
1. 岩崎家 深川別邸(清澄園)洋館の、古伊万里、清朝陶磁の競演
2. 岩崎家 麻布鳥居坂本邸の、前田青邨「獅子図」と「唐三彩獅子」との競演
3. 茶道具名品の競演 天目天目台/茶入【後期】/墨蹟と青磁花入
4. 東アジア山水画の競演【前期】
5. 信仰の造形・祈りの競演
6. 旧襖絵、屏風の競演〈大和絵系〉土佐派と〈漢画系〉狩野派【前期】、狩野派と琳派【後期】
7. 同一モチーフの競演 中国と日本、師と弟子など
8. 刀剣・漆芸【前期】・絵画・刊本・浮世絵【後期】ー美と技の競演&共演

この展示(3点)のみ撮影可です。
1. 岩崎家 深川別邸(清澄園)洋館の、古伊万里、清朝陶磁の競演
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曜変天目は、
三菱一号館美術館で開催の展覧会に展示予定でいたが、
その展覧会が来年に延期になったため、この展覧会に特別展示されています。
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【特別展示】国宝《曜変天目(稲葉天目)》南宋時代(12~13世紀)建窯
徳川将軍家所蔵であったものが、三代将軍・家光の時代、春日局をへて、のちに淀藩主となる稲葉家へ伝えられたとされる。

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重要文化財 油滴天目 南宋時代(12~13世紀)
銀色から虹色に輝く斑文が茶碗内外にびっしりと浮かぶ本碗は、世界的に著名な作品。(HPから)

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《春日曼荼羅》南北朝時代(14世紀)
貴族が春日大社に参拝する代わりに、邸内に懸けて礼拝したというもの。
画面上部には春日大社の本陣と本地仏を描き本地垂迹思想を表す。

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重要文化財《春日本迹曼荼羅》鎌倉時代(14世紀)修理後初公開
春日大社の十社の神々と本地仏が描かれています。
着衣には截金を用い色彩豊かに描かれています。


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重要美術品 狩野探幽《波濤水禽図屏風》江戸時代(17世紀)
江戸狩野派の創始者。
中国水墨画を基礎に、カモメや鴨を丁寧に描いています。
余白の美しさと、軽快なタッチの岩と波。

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酒井抱一《波図屏風》江戸時代 文化12年(1815)頃
こちらは江戸琳派。
銀地の大画面に、墨のみで躍動感に満ちた大波を描いています。
 

―HPの解説ー
三菱創業150周年となる本年、三菱の第2代社長の岩崎彌之助(1851~1908)、三菱の第4代社長の岩崎小彌太(1879~1945)蒐集の古典籍、東洋の古美術品を所蔵する静嘉堂では、今日に伝えられた絵画や茶道具、陶磁器、漆工芸、彫刻、刀剣などから名品を精選し、前・後期に分けて展観します。展示室のエントランスでは、岩﨑家が明治から昭和初期にかけて所有した深川別邸(ジョサイア・コンドル設計、跡地は現在の清澄庭園)や麻布鳥居坂の本邸(跡地は現在の国際文化会館)に飾られていた作品が皆様をお迎えいたします。
本展では、重要文化財13点、重要美術品8点を含む、各ジャンルを代表する作品から数点ずつを選び、それぞれが互いの魅力を引き立て合い“競演”する様子を、楽しくご鑑賞いただけるような構成としています。名宝のたたえる格式ある美、斬新な意匠、卓越した技をご堪能いただければ幸いです。
また静嘉堂では開館以来、岩﨑家の社会貢献の精神を受継ぎ、わが国で作り出され、あるいは舶載された貴重な文化財を継承してゆくために、美術品の修理事業を行ってまいりました。本展では修理を終えて美しく蘇った山水画の屏風や掛幅、仏画や墨跡なども出品いたします。
夏の緑深い季節、自然豊かな世田谷の杜の中の“美の競演”を、どうぞお楽しみ下さい。

静嘉堂文庫バス停~静嘉堂文庫美術館


私は、二子玉川駅から歩きます。
(クリックで拡大)
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静嘉堂文庫美術館は、開館 30 周年を迎える 2022 年(令和 4)に、東京丸の内の明治生命館1階に移転する予定です。

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2020.09.10

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」

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「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展は、
東京都現代美術館で開催されています。

会期 2020年6月9日(火)~ 9月27日(日)
(3月14日~6月14日までの日程が変更になりました)

私が関心をもっているのは、どうすれば私たちひとりひとりが
「地球の気候変動とつながっている」
「気候変動の一部分に含まれている」
という実感をもてるかということです。

「私はこれまでさまざまな自然現象を、美術館の内外で再現してきました」
自然現象を再現すること、目に見える形で示すことによって
皆さんの感覚が研ぎ澄まされていく

頭の中で知っているだけのことは、必ずしも行動に結びつきません

そして実際の行動やふるまいに落とし込んでいくことも重要です。
身体的な関与から得られた実感や個人的な記憶や体験が
実際の行動につながっていくのです。
(次のビデオから一部抜粋です)

オルファ―・エリアソンの活動とその作品は多岐にわたります。
本展の展示はその一部ですが、ビデをのメッセージを念頭に鑑賞すると理解が深まるかもしれません。

【講演会】オラファー・エリアソン:アートをエコロジーの視点で見直すこと 

本展は写真撮影可です(条件あり、動画は1分以内です)
以下の画像はクリックで拡大表示になります。

展覧会の構成は以下の通りです。
01 あなたの移ろう氷河の形態学(未来)左《あなたの移ろう氷河の形態学(過去)》2019、中央《メタンの問題》2019
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右《あなたの移ろう氷河の形態学(未来)》2019
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02 クリチカルゾーンの記憶(ドイツーポーランドーロシアー中国ー日本)
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03《太陽の中心への探査》2017 
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04 氷の研究室
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05 あなたのオレンジ色の残像が現れる。
壁面に、四角い青色の照明が一定期間表示された後に消えて、その残像がオレンジ色に・・・

06 あなたに今起きていること、起きたことこれから起きること2020
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07《サステナビリティの研究室》
08 力と思いやりの部分(マインドマップ)
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ミュージアムショップで販売している作品もあります。

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09《サンライト・グラフィティ》2012 あなたの光の動き
展示会場での予約が必要。
光アートの体験ができます。 

10《人間を超えたレゾネーター》2019
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11《おそれてる?》2004 
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12《ときに川は橋となる》2020
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13《ビューティー》1993
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14昼と夜の溶岩
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15《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》2019
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16《9つのパブリック・プロジェクトの記録写真》
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17 フィヨルドハウス
ミュージアムショップの奥のスペースでビデオ放映しています。



オラファー・エリアソン ときに川は橋となる(展示風景)
Museum of Contemporary Art Tokyo

 

―HPの解説ー
オラファー・エリアソンは1990年代初めから、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、建築など、多岐にわたる表現活動を展開してきました。本展は、エリアソンの代表作を含む、多くが国内初公開となる作品の数々で構成されています。自然現象を再構築したインスタレーション、光と幾何学に対する長年の関心が反映された彫刻、写真のシリーズ、ドローイングと水彩画、公共空間への介入をめぐる作品等が展示されます。

エリアソンは、幼少期に多くの時間を過ごしたアイスランドの自然現象を、長年にわたり撮影してきました。《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019年)は、過去20年間の氷河の後退を鑑賞者に体感させます。また、私たちと自然との複雑な関係をめぐる思考が反映されたエリアソンのインスタレーションは、光、水、霧などの自然現象をしばしば用いることによって、周りの世界を知覚し、世界をともに制作する方法について、私たちひとりひとりの気づきをうながします。

さらに、本展覧会では、最初期の代表作として、暗闇の中に虹が現れる《ビューティー》(1993年)をご紹介します。アトリウムの吹き抜け空間では、大規模なインスタレーションが本展のために制作されます。

スタジオ・オラファー・エリアソンの活動は美術作品の制作に限定されません。スタジオでは日々、実験とリサーチ、コラボレーションによって、さまざまなアイデアやプロジェクトが開発されています。本展覧会では、サステナブルな生分解性の新素材やリサイクルの技術に関する近年のリサーチの一部をご紹介します。


清澄白河駅~東京都現代美術館

 

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2020.09.07

カワセミを4K動画で撮ってみました。 2020年8月

4Kモニターを持っていないので、いつも、カメラの記録方式設定をMP4にして撮影、
編集後1920×1080(フルHD)でファイルに落とし込んでいました。

使用中のパソコンのディスプレイが1920×1080にしているので・・・

このカメラで4K動画を撮ると、どれだけクリアな画質が得られるのだろうか?
との思いつきで、
カワセミを、
記録方式XASVCS4K設定で撮ってみました。

SONY α6300+SEL70350
望遠端 超解像ズーム2×

三脚は持ち歩かないので、カメラを棒杭に乗せて安定を図りました。 

4Kで見るには設定(歯車のマーク)をクリックして2160p4Kにチェックを入れます。

 

日本の鳥百科(サントリーの愛鳥活動)より
全長17cm。くちばしは体の割りに長い、魚取りにすぐれた鳥です。日本では全国にすんでいます。巣は土崖に横穴を掘ってつくります。池、川など淡水域の水辺で餌をとるのが普通ですが、離島などでは海岸で餌をさがすものも少なくありません。渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりしています。羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれ、その美しさは古代から注目されていました。また、昨今、現代人にもこれほど人気のある鳥も少ないでしょう。形態の美しさもさることながら、昭和40年以降の自然環境破壊で「ほろびゆく自然のシンボル」として扱われているためでしょうか。最近は都心でもすっかり回復しましたが、東京に清流が戻ったことにはなりません。清流にすんでいたメダカ・オイカワのかわりに、汚水にも強いフナやモツゴが増えてきたように、カワセミは自分たちの生活を変えて新・カワセミとしての存在をアピールしているのかも知れません。 

 

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2020.09.04

リニューアル・オープン記念展 Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY

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リニューアル・オープン記念展 Ⅰ
ART in LIFE, LIFE and BEAUTY

会期 2020年7月22日(水)~9月13日(日)
展示替えがあります。
(※本展は5月13日~7月5日の会期を変更しました。)

サントリー美術館

新コロナによる自粛でリニューアル・オープンがずれ込みました。
サントリー美術館は「生活の中の美(Art in Life)」を基本理念に展示・収集活動を行ってきました。(HPから)
この展覧会はその理念のもと、館蔵品を中心に現代作家の山口晃氏、彦十蒔絵・若宮隆志氏、山本太郎氏、野口哲哉氏の作品をクロスさせた展示がなされていて、新鮮な楽しい空間にもなっています。

本展を企画した学芸員のコメントです。(サントリー美術館ニュースから)
「『装い』『祝祭・宴』『異国趣味』の3つのテーマに沿って、小さな櫛や盃から重厚な鎧兜、壮大な屏風絵まで、平面あり立体あり、素材も様々な作品が並びます。当館を代表する作品も目白押しです。」
(佐々木康之主任学芸員)

「展示演出にも工夫を凝らしたいと思っています。部分を超拡大してみたり、平面に描かれた空間を立体化してみたり、いくつかの作品を関連づけて見ていただいたり。また、古美術に造詣の深い現代作家の方々の作品と、関連のある古美術作品を同じ空間で鑑賞していただく試みも、本展の特徴です。
(池田葵美主任学芸員)

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国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱 》 一合 鎌倉時代  13世紀 サントリー美術館蔵

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《兜型蒔絵櫛》 一枚 江戸時代 17世紀 サントリー美術館蔵

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《誰が袖図屏風》 六曲一双のうち左隻 江戸時代  17世紀 サントリー美術館蔵

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《桐鳳凰図屏風》狩野探幽 六曲一双のうち右隻 江戸時代 17世紀 サントリー美術館蔵

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《日吉山山王祇園祭礼図屏風》 六曲一双のうち右隻 室町時代16世紀 サントリー美術館蔵

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《五節句蒔絵手箱》 柴田是真 一合 明治時代 19世紀 サントリー美術館蔵


本展は一部の作品を除き撮影可です。(撮影条件あり)
画像クリックで拡大表示になります。
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加茂の競馬図屏風(部分)(江戸時代17世紀 サントリー美術館蔵)を眺める?
Avatarー現身ー(野口哲哉 平成28年(2016) 個人蔵

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厩圖 山口晃 平成13年(2001年)高橋龍太郎コレクション

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泰西王侯騎馬図屛風  桃山~江戸時代初期17世紀 サントリー美術館蔵



サントリー美術館 リニューアル・オープン記念展Ⅰ「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」 学芸員による展示レクチャー
サントリー公式チャンネル (SUNTORY)  

展覧会の構成は次の通りです。
第一章 一節 装い:浮線綾螺鈿蒔絵手箱と化粧道具
第一章 二節 装い:美人画と着物
第一章 三節 装い:鎧兜と戦のいで立ち
第二章 一節 祝祭・宴:祝いの調度
第二章 二節 祝祭・宴:宴の屏風と酒のうつわ
第三章 一節 異国趣味:南蛮屏風と初期洋風画
第三章 二節 異国趣味:異国趣味の意匠(デザイン)

―HPの解説ー
サントリー美術館は「生活の中の美(Art in Life)」を基本理念に展示・収集活動を行ってきました。絵や彫刻だけではなく、日常使う道具や調度に美を認め、生活の中で味わい愉しむ。これがわが国の美意識の特徴のひとつです。そしてその美意識のもと、多くの名品が見出され育まれてきました。当館では、1961年の開館以来、企画展や収蔵品展を通じて、このような美術作品を広く紹介してきました。
リニューアル後初となる本展では、改めてこの基本理念に立ち返り、酒宴で用いられた調度、「ハレ」(=非日常)の場にふさわしい着物や装飾品、豪華な化粧道具などから、異国趣味の意匠を施した品々まで、生活を彩ってきた華やかな優品を厳選してご覧いただきます。また、新たな試みとして、古美術に造詣の深い現代作家の山口晃氏、彦十蒔絵・若宮隆志氏、山本太郎氏、野口哲哉氏にご協力いただき、現代アートと当館のコレクションをクロスさせた特別展示を行います。

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2020.09.01

JR上野駅公園口移設で西洋美術館が駅前美術館に・・?

JR上野駅公園口が100m移設されました。

移設前は、改札を出てから東京文化会館前の横断歩道で信号待ちし、
横断歩道を渡って右側へ・・というルートでした。

移設されたことによって、
改札を出て真っ直ぐ進むとすぐ右に西洋美術館が見えてきます。

改札口が東京文化会館側から公園案内所、西洋美術館側に移設されたということですね。
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旧公園口

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新公園口駅舎

車道はロータリーになり横断歩道が無くなりました。信号待ちなしです。
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整備が進めれれてきた恩賜公園の最終段階なのでしょうか?

まだ工事は進行中で駅前は雑然としてますが・・・
動線・景色がスッキリして、とても良いことだと思いました。

JR上野駅公園口~国立西洋美術館

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