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2019.08.19

山口蓬春展 新日本画創造への飽くなき挑戦

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「山口蓬春展 新日本画創造への飽くなき挑戦」は、
日本橋高島屋で開催されています。

会期 2019年8月7日(水)~8月19日(月)

1893年(明治23)年北海道松前町に生まれた蓬春は東京美術学校西洋画科に入学しますが、教員に日本画への才能を見込まれて日本画科に転じ、松岡映丘の指導を受けます。大和絵の第一人者として活躍するなか、古今東西の芸術を吸収して絵画領域を拡げてゆきます。
伝統的な日本画に西欧的モダニズムを加えた作風は、新日本画として一世を風靡しました。

東山魁夷が「肌理の美しい作風」と言っていますが的確な表現だと思いました。

神奈川県立近代美術館に行く度に「どうしようかな~」と思いながら未だ行っていない「山口蓬春記念館」にぜひ行きたいと思いました。

展覧会の構成は次の通りです。
1、大和絵の頂点へ
2、蓬春美への飛躍
3、南方へ
昭和13、14年に台湾総督府主催の芸術展に審査員として赴き街の風景や先住民、コブ牛を写生しました。発表は先の戦争前夜。
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《南嶋薄暮》1940年(昭和15年)山口蓬春記念館蔵

4、蓬春モダニズムの展開
冴えた色彩感覚。マチス、ブラックなどの作風に接近した時期でもある。
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《佐与利》1951年(昭和26年)山口蓬春記念館蔵

1951年(昭和26年)上野動物園にやってきた愛らしい白熊を見に行き、画題に選んだそうです。02_20190819081901
《望郷 小下絵》(部分) 1953年 山口蓬春記念館蔵

5、リアリズムの追及
隈取のように表現された陰影がこの時期の作品の特徴。
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《まり藻と花》1955年(昭和30年)山口蓬春記念館蔵

6、新日本画への昇華
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《洩るゝ陽》1961年(昭和36年)山口蓬春記念館蔵

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《新冬》1962年(昭和37年)山口蓬春記念館蔵


エピローグ 蓬春へのオマージュ

 

—HPの解説—
日本画家・山口蓬春 没後50年―
大正、昭和を彩ったモダニズムの軌跡

大正、昭和の画壇で新しい日本画の創造に力を尽くした山口蓬春画伯の代表作を一堂に集め、半世紀にわたった画業の足跡をたどります。
蓬春は1893年(明治26)、北海道松前町に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で西洋画科から日本画科に転じました。卒業後は、やまと絵の第一人者として活躍するとともに、古今東西の芸術を吸収して絵画領域を広げてゆきます。蓬春が創り上げた、伝統的な日本画に西欧的なモダニズムを加えた作風は「新日本画」として一世を風靡し、戦後の日本画壇を改革する原動力となり、後進の画家たちにも大きな影響を与えました。
つねに新しい時代の感覚を投影することで独自の世界を築き、日本画が進むべきひとつの方向を示した蓬春。初期から1971年(昭和46)に77歳で没するまでの代表作をそろえる本展は、まもなく没後50年の節目を迎えるのを前に、画伯が追い求めた新しい時代の日本の伝統美をあらためて堪能できるまたとない機会となるでしょう。

 


山口蓬春展 新日本画創造への飽くなき挑戦|高島屋
TakashimayaTV

 

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