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2018.11.22

アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展

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FUJIFILM SQUARE 企画写真展 「アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展」は、
フジフイルム スクエアで開催されています。

会期 2018年11月9日(金)~2018年11月28日(水)

フジフイルム スクエアで昨年開催された「アンセル・アダムス展」に引き続き「ギルバート・コレクション」からの出展です。
「アンセル・アダムス展」では、写真表現の原点を見るような気がしました。その何点かは、鮮明に記憶に残っています。

アーノルド&テミー・ギルバート夫妻の長男ジェフリー・ギルバート氏は「写真表現の源流は、ここにある」という文章を本展に寄せています。

ミニギャラりーでは、
「40年間ありがとうございました。 女優「樹木希林」さん 写真展」も開催されています。
(こちらも28日まで)

入場無料ですので東京ミッドタウンにお出掛の際は是非・・・・・・

ギルバート・コレクションは、米国シカゴ在住のアーノルド&テミー・ギルバート夫妻が約20年間にわたり収集した世界屈指の写真コレクションです。1986年、その膨大な写真コレクションの中から精選された1,050点が京セラ株式会社によって購入され、日本初の大規模な写真コレクションとして京都国立近代美術館に寄贈されました。
(HPから)


以下、展示会場で配布されているパンフレット(解説記事)からの引用です。

ストレート・フォトグラフィーの登場
1900年代初頭にアルフレド・スティグリッツが提唱したストレートフォトグラフィーは、レンズのシャープで直截な描写を生かした写真独自の表現を目指すものでした。今日の写真表現のほとんどは、カメラのレンズのメカニズムを生かすことを前提としており、現代にまで続く写真表現の系譜はこのストレートフォトグラフィーを出発点としているといっても過言ではありません。
アルフレド・スティグリッツ( (Alfred Stieglitz) 1864-1946

アメリカ近代写真の誕生
ドイツ留学から帰国したアルフレド・スティグリッツはアメリカの固有性に目覚め、写真芸術の確立を目指し、1902年にフォト・セッション(写真分離派)の運動を始めます。そして翌年、その機関紙である「カメラ・ワーク」を創刊しました。さらに、1905年にはニューヨークにギャラリー「291」を開設し新しい写真家や前衛的な美術家を紹介しました。

ピクトリアル写真との決別
「なぜ、1916年にニューヨーク州ポートケントで白いフェンスが立っているこの写真を撮ったのか?なぜなら、フェンスそのものが私にとって魅力的だったからだ、それは非常に生き生きとし、非常にアメリカ的で、その国の一部を非常によく体現していたのだ」フェンスという日常にありふれた題材を写したこの作品は、ピクトリアル写真から決別した画期的な写真であり、写真史において最も重要な写真の一枚となっています。
ポール・ストランド (Paul Strand) 1890-1976

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白いフェンス, ニューヨーク州ポートケント, 1916年
写真:ポール・ストランド
所蔵:京都国立近代美術館
©Aperture Foundation, Inc., Paul Strand Archive


グループf.64
1932年、ブレッド・ウエストン、イモジェン・カニンガム、アンセル・アダムスらによって「グループf.64」が結成されました。グループ名「f.64」は
大型カメラで手前から奥までをシャープに抽出できるレンズの最大絞り値「f.64」の由来しています。彼らは大型カメラの特性を生かした精緻な描写で、自然物が生み出すフォルムや広大な自然の景観を克明にとらえ、機械の眼を通して対象の本質に迫ろうとしました。
エドワード・ウェストン (Edward Weston) 1886-1958
ブレット・ウェストン (Brett Weston) 1911-1993
イモジェン・カニンガム (Imogen Cunningham) 1883-1976
アンセル・アダムス (Ansel Adams) 1902-1984

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ヌード, 1936年
写真:エドワード・ウェストン
所蔵:京都国立近代美術館
©Center for Creative Photography, Arizona Board of Regents

03
貝, 1927年
写真:エドワード・ウェストン
所蔵:京都国立近代美術館
©Center for Creative Photography, Arizona Board of Regents

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月とハーフドーム, ヨセミテ・ヴァレイ, 1960年
写真:アンセル・アダムス
所蔵:京都国立近代美術館
©The Ansel Adams Publishing Rights Trust
 
多様な写真表現
1940年代に入ると、アメリカの写真家はさらなる展開を迎えます。スティグリッツやウェストン、アダムスら、先駆者たちの影響を受けた写真家たちは、ファインプリントと呼ばれる美しい銀塩プリントの伝統を受け継ぎつつ、超越的なものに主題を求め、さらに独自の世界を深めていきました。
マイナー・ホワイト (Minor White) 1908-1976
ウィン・バロック (Wynn Bullock) 1902-1975
アーロン・シスキン (Aaron Siskind) 1903-1991
ハリー・キャラハン (Harry Callahan) 1912-1999


(HPの解説)
 本展は、京都国立近代美術館の協力を得て、同館所蔵の写真コレクション「ギルバート・コレクション」より、「近代写真の父」と称されるアルフレッド・スティーグリッツをはじめ、イモジェン・カニンガム、エドワード・ウェストン、アンセル・アダムス、ハリー・キャラハンら、アメリカ近代写真を代表する10人の写真家たちによる珠玉の写真作品、約70点を一堂に展示いたします。
 ギルバート・コレクションは、米国シカゴ在住のアーノルド&テミー・ギルバート夫妻が約20年間にわたり収集した世界屈指の写真コレクションです。1986年、その膨大な写真コレクションの中から精選された1,050点が京セラ株式会社によって購入され、日本初の大規模な写真コレクションとして京都国立近代美術館に寄贈されました。同コレクションの最大の特徴は、1930年代から50 年代のいわゆる近代写真の巨匠たちによる充実した作品群にあります。また、ニュー・バウハウス(シカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン)の写真家たちによる作品を豊富に有している点においても特に優れており、内容、質ともに大変価値の高い写真コレクションとなっています。
 ギルバート・コレクションのまさに至宝というべき傑作の数々は、アメリカの近代写真の表現と歴史を、直に現代に伝えるものです。巨匠たちが追求し、その頂点を極めたオリジナル・プリントを通じて、現代の写真表現の源流を再認識し、写真表現の本質とは何か、これからの時代における写真の可能性がどこにあるのかを見つめ直すきっかけになれば幸いです。

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