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2018.10.05

特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」

Photo

特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」は、
東京国立博物館平成館 特別展示室第3室・第4室で開催されています。


会期 2018年10月2日(火) ~ 12月9日(日)


トーハクで行われる(行われてきた)仏像展示はインスタレーションとしても秀逸ですよね。
特別展の度に、作品そのものの魅力と共に展示方法が気になります。

この展覧会も素晴らしかったです。
釈迦如来坐像(快慶の弟子・行快作)をセンターに、十大弟子(快慶作)を配置した会場は、
当初の本堂での安置状況を再現するかのように、仄暗い展示空間に5~6個(だったと思う)の照明が仏像それぞれの姿を浮かび上がらせています。照明デザイナーと学芸員の拘りです。
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重要文化財 釈迦如来坐像 行快作 鎌倉時代・13世紀 大報恩寺蔵
重要文化財十大弟子立像 快慶作 鎌倉時代・13世紀 京都・大報恩寺蔵

面立ち、体躯、衣の襞、かすかに残る模様などなど・・・全周くまなく観てきました。
快慶の絵画的とも思える精緻な彫りには見入ってしまいます。
胸に浮く肋骨、腕には血管が走ります。
この御顔、誰かに似てるな〜なんて。
解説を読みながらです。

阿難陀[あなんだ]
多門第一 お釈迦様の話を一番たくさん聞きました
羅睺羅[らごら]
密業第一 綿密に、隅々まで怠らずに精進しました
優婆離[うぱり]
持律第一 基本に忠実、戒律を守ることが重要です
阿那律[あなりつ]
天眼第一 眼は見えませんが、心の眼で見通せます
迦旋延[かせんえん]
論議第一 教団きっての理論家で、問答が得意です
富楼那[ふるな]
説法第一 どのような人でも説得してみせましょう
須菩提[すぼだい]
解空第一 何事にも執着しないことこそ、真理です
大迦葉[だいかしょう]
頭陀第一 清貧をつらぬいて、日々修行に励みました
目犍連[もくけんれん]
神通第一 いざという時は、超能力が使えるのです
舎利弗[しゃりほつ]
知恵第一 頭脳明晰、聡明さでは誰にも負けません

センターの釈迦如来坐像は、寺外初公開で、大報恩寺でも年に数回しか公開されない秘仏です。


―開催概要(HPから)―
京都市上京区に所在する大報恩寺は、鎌倉時代初期に開創された古刹です。釈迦如来坐像をご本尊とし、千本釈迦堂の通称で親しまれています。本展では、大報恩寺の秘仏本尊で、快慶の弟子、行快作の釈迦如来坐像、快慶作の十大弟子立像、運慶の弟子で、行快とほぼ同じ世代である肥後定慶作の六観音菩薩像など、大報恩寺に伝わる鎌倉彫刻の名品の数々を展示いたします。

この展覧会の構成は次の通りです。
大報恩寺の歴史と寺宝-大報恩寺と北野経王堂
聖地の創出―釈迦信仰の隆盛
六観音菩薩像と肥後定慶


運慶の弟子・定慶作の六観音が横一列にずらりと並べて展示されています。
六観音では唯一重要文化財に指定されています。

六観音は、地獄をはじめ六道に堕ちた人々を救ってくれます。
展示会場で仏像の前に立って手を合わせる方も居ます。

材の香りが伝わるような・・綺麗に保存されています。

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重要文化財 六観音菩薩像
肥後定慶作 鎌倉時代・貞応3年(1224) 京都・大報恩寺蔵


光背を取り外しての展示も・・・・
―HPから―
本展では、「六観音菩薩像」を360度ご覧いただけるだけでなく、会期前半(~10月28日)は光背をつけた本来の姿で、会期後半(10月30日~)には光背を取り外し、その美しい背中も間近にご覧いただけます。会期前半と後半で、仏像の違う表情、魅力を堪能いただける、当館史上初の試みです。

聖観音のみ撮影可(条件あり)でした。(スマホで撮った写真を編集しています)
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大報恩寺とは(HPから)
1220年に義空上人によって開創された真言宗智山派の寺院で、「千本釈迦堂」の名で知られています。その名前の由来は、本堂の行快作の本尊「釈迦如来坐像」(重要文化財)が古来より厚く信仰されていること、近くに南北に走る千本通があることなど、諸説あります。年中行事も盛んで、2月の「おかめ福節分」、春の境内のしだれ桜、12月の大根炊きなど、京の四季を彩る寺院として、地元だけでなく多くの観光客にも親しまれています。「おかめ発祥の地」ともいわれており、縁結び、夫婦円満、子授けにご利益があると言われています。


【十大弟子 みほとけ総選挙】
も面白そうです。結果が楽しみですね!


「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」の15秒CM
美術展ナビAEJ


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