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2018.10.02

カール・ラーション スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家

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「カール・ラーション
スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家」展は、
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されています。

会期 2018年9月22日(土)~12月24日(月・休)

カール・ラーション(1853~1919)はストックホルムに生まれ苦学の末パリに留学します。
印象派に影響を受けたカールは「日本は芸術家としての私の古郷である」と語りました。
パリ近郊の芸術家村で日常を切り取る穏やか作風を開拓し、このことが転機となり35歳頃から壁画の注文を獲得していきます。
いっぽう、苦学生時代の収入源であった挿絵にも創造性を発揮し、40歳代半ばから自分の画集の出版にも情熱を傾けました。

この展覧会のもう一つのテーマがリ ッ ラ ・ ヒ ュ ッ ト ネース(岬の小さな精錬小屋の意)です。
妻カーリンの父から譲り受けたスエーデンのダーラナ地方の小さな家を、理想の家に改装、増築しその成果を描いた水彩画を、199年46歳から18年間で4冊の画集まとめて出版し、現在でもスウェーデンイテリアに深く影響を及ぼしています。

この展覧会は、主に家族、暮らしに焦点をを当てた構成になっています。
タイトル「スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家」の所以です。

展覧会の構成は以下の通りです。
第Ⅰ部  カール・ ラ ーショ ン( 1953-1919) の画業
第1章  絵画・ 前期 〜1890年代前半
第1章  絵画・ 後期 1890年代後半〜
第2章  挿絵の仕事/
第3章  版画~家族の肖像
第4章  ラ ーショ ンと ジャ ポニスム
第Ⅱ部  ラ ーショ ン家の暮ら し と リ ッ ラ ・ ヒ ュ ッ ト ネース

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カ ール・ ラ ーショ ン アザレアの花 1906年  水彩
ティールスカ・ギャラリー
手前にアザレアの花が大きく描かれ、その後ろにこちらを振り返るカーリンの姿がある。この大胆な構図と明瞭な輪郭線による描写は、浮世絵など日本の絵画からの影響をはっきりと示している。(会場のキャプションから)
左手にはカーリンが食堂のために制作中のタペストリが見えます。

以下の写真は内覧会参加時に主催者の特別の許可をいただき撮影しました。 

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(左の作品)カール・ ラーショ ン《 冬至の生贄》 のための男性モデル 油彩・ カンヴァ ス
カール・ラーション・ゴーデン(記念館)
最晩年まで手を加えた未完成の壁画プランの習作。

前期の絵画作品
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(左)カール・ ラーショ ン 水差し のある静物 1873頃 油彩・ 紙
(右)カール・ ラーショ ン 衣服の習作 水彩
カール・ラーション・ゴーデン(記念館)

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(左)カール・ ラーショ ン カーリ ンの命名日のお祝い 1899年 水彩
カール・ラーション・ゴーデン(記念館)
(右)カール・ ラーショ ン 白樺の樹の下で1902年  水彩
ティールスカ・ギャラリー

後期の絵画作品
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(右)カール・ ラーショ ン ポント ゥ スと エッ チングプレス機 テンペラ
カール・ラーション・ゴーデン(記念館)
(左)カール・ ラーショ ン 自画像 1905年 油彩・ カンヴァ ス
ティールスカ・ギャラリー


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(右)カール・ ラーショ ン 母と 娘 1903年  水彩
ティールスカ・ギャラリー
(左)カール・ ラーショ ン 大きな帽子のカーリ ン 1905年  油彩・ カンヴァ ス
カール・ラーション・ゴーデン(記念館)

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カール・ ラーショ ンが家族を描いた版画作品。(展示風景)

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エッセイ集、画集(展示風景)


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リ ッ ラ ・ ヒ ュ ッ ト ネースの食堂(再現展示)

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カーリ ン・ ラーショ ン( デザイン)の作品展示
(展示品の多くは複製です)

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展示風景


イケアの家具をコーディネートした現代版のカールとカーリンの部屋・・・だそうです。
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