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2018.07.24

巨匠たちのクレパス画展

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「巨匠たちのクレパス画展 日本近代から現代まで
岡本太郎、梅原龍三郎、小磯良平、熊谷守一、猪熊弦一郎・・」は、
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
で開催されています。


会期 2018年7月14日(土)~9月9日(日)


「クレパス」と「クレヨン」って違うものなの?って思っている方、結構いるのではないでしょうか。

クレパスは、株式会社サクラクレパスの登録商標で・・・一般名称は「オイルパステル」だそうです。

「クレヨン」と「パステル」の優れた部分を組み合わせて作ったものなので「クレ+パス」クレパスなんですね。

この展覧会では、クレパスの由来、歴史も詳しく解説しています。

サクラクレパス創業90周年を記念して2012年に作られた700色のクレパスセットが展示されていて、これにはビックリでした。


そして、大正から昭和にかけて日本画壇で活躍した巨匠たちを中心に、現代の作家たちの作品も併せて100人を超える作家たちのクレパス画が展示されています。

山本鼎さんは、クレパスの発明に示唆を与え、クレパスに惚れ込んで機会あるごとに自ら描いたクレパス画を積極的に発表しました。
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山本鼎 《江の浦風景》 1934年

巴里のホテルでは油絵制作が不便ですから手軽に描けるクレパスで花の絵や風景を描きました。(三岸節子さん)
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三岸節子 《花Ⅰ》 1940年頃

「クレヨンで絵を描くのも好きだったが立体を作る方が楽しかった」と、舟越桂さん。
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舟越桂 《習作》 2002年

猪熊弦一郎さんは、クレパスは何モノにも束縛されない全く自由な絵具といえようと語っています。
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猪熊弦一郎 《顔》 1950年

寺内萬次郎さんは「クレパスは絵の具と筆が1つになった感じで誠に快適至極だった。非常に楽しく続けられて、こんな世界があったのかと思った」と語っています。
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寺内萬次郎 《緑衣の婦人像) 制作年不明

「クレパス画は、大きな作品を描く時のエスキースだが、それでは一つのタブローになっていないのかと言うとそうではない」というコメントもありました。

まさにパステル画のみの展覧会が、これほど楽しめるものだとは思っていませんでした。
拍手です・・・!

鴻池朋子さん 、 天明屋尚など多くの現役人気作家の作品も展示されていてこちらも楽しいですよ。


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熊谷守一 《 裸婦》  制作年不明.

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小磯良平 《婦人像》 1951年

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岡本太郎 《虫》 制作年不明

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山下清 《花火》制作年不明

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加山又造 《薫風》 制作年不明

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岡本太郎 《鳥と太陽》 制作年不明

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佐伯米子 《フランスのグリシーという田舎町の風景》制作年不明

(いずれもサクラアートミュージアムの所蔵品です)

HPの解説です。
知られざる名作が一堂に!
子供のころ誰もが手にしたことのあるクレパス。クレヨンとパステルの良さを兼ね備えた画材として、1925(大正14)年に日本で発明されました。画面によく定着し、伸びやかで発色がよく、混色や塗り重ね、ひっかくなどの幅広い表現が可能です。クレパスが学校教材として普及したため、もっぱら子ども向けのものと思われがちですが、その優れた特性は、油絵具の入手が難しかった第二次大戦直後に多くの画家たちに注目され、次第に独自な画材として絵画表現に取り入れられるようになりました。
本展では、サクラアートミュージアムの絵画コレクションから、クレパス開発と普及に関わった画家・山本鼎(かなえ)をはじめ、大正から昭和にかけて日本画壇で活躍した巨匠たちを中心に、現代の作家たちの作品も併せて紹介します。100人を超える作家たちの魅力あふれるクレパス画の競演をどうぞお楽しみください。

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