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2018.07.18

モネ それからの100年

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「モネ それからの100年」展は、
横浜美術館で開催されています。


会期 2018年7月14日(土) ~ 9月24日(月・休)


つまり、
モネは印象派ではなく、
あらゆる現代美術の
生みの親ではないのか?
(この展覧会は、アンドレ・マッソン、が1975年にインタビューに答えた言葉から始まります)

そして、モネの初期から晩年までの絵画25点と、後世代の26作家による絵画・版画・写真・映像65点で、時代を超えた結びつきを浮き彫りにしています。

私が見つける
新しいモネ。

展覧会の構成は以下の通りです。
Ⅰ新しい絵画へ ―立ち上がる色彩と筆触
Ⅱ形なきものへの眼差し ―光、大気、水
Ⅲモネへのオマージュ ―さまざまな「引用」の形
Ⅳフレームを越えて ―拡散するイメージと空間


モネは40歳を過ぎて、パリを離れジュ―ベルニーに転居し、自宅の庭に睡蓮の池を作ります。
この庭をモチーフにして300点以上の作品を制作しました。
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クロード・モネ《睡蓮》 1906年 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)


後の美術家は、モネの作品からそれぞれが、様々な視点でインスピレーションを得て(得た)作品を制作しています。

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鈴木理策《水鏡 14, WM-77》(左)《水鏡 14, WM-79》(右) 2014年 発色現像方式印画 作家蔵 ©Risaku Suzuki, Courtesy of Taka Ishi Gallery
《水鏡》はモネが執着した水面のヴィジョンを主題とした写真シリーズです。

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(左)福田美蘭《睡蓮の池 》 2018年 アクリル/パネルに貼った綿布
(右)福田美蘭《睡蓮の池 朝 》 2018年 アクリル/パネルに貼った綿布
《睡蓮の池》に描かれているのは、夜景の美しいレストランです。
窓に映ったテーブルクロスが、睡蓮に見えます。
福田美蘭さんは、モネの睡蓮の池(実像)に映る空・雲(虚像)を都会の夜の景色に例えました。
《睡蓮の池 朝》は同じ景色の夜明けを想像して描いた作品です。
横浜美術館で展示するために描いたそうです。(この展覧会は名古屋市美術館との共催)

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小野耕石《波絵》 2017年 油性インク/アルミに貼った紙 作家蔵
スクリーンプリントでドットの色(インク)を積み上げていく(インクの柱ができる)手法で制作しています。
モネとの接点をどうとらえればいいのでしょうか?


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(左)マーク・ロスコ《赤の中の黒》 1985年 油彩・キャンバス 東京都現代美術館
(右)《ボトル・グリーンと深い赤》 1985年 油彩・キャンバス 大阪新美術間建築準備室
抽象表現主義の画家ロスコは「モネを好む」といっています。
オランジュリーの睡蓮の部屋(空間)とロスコが作る部屋(空間)の通底する意図を感じながら・・・


近頃の展覧会で、モネの晩年作品を観る機会が増えたような気がします。
抽象そのものの様な作品も散見されます。
この展覧会にも「日本初公開」として、没する前年に描かれた作品が展示されています。
不明瞭な輪郭は、目の不調によるものなのでしょうか、真相は分かりません。
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クロード・モネ《バラの小道の家》 1925年 油彩・キャンバス 個人蔵(ロンドン)


会場内の丁寧な解説を読みながら鑑賞していくと、モネのミニ回顧展的な楽しさと、後の・・今の美術家が見つめ直したモネの魅力、そして作品の多様性に「納得と新たな魅力発見です」


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HPの「展覧会について」から・・・
モネは、いまも生きている。
印象派を代表する画家クロード・モネが、画業の集大成となる《睡蓮》大装飾画の制作に着手してから約100年。ひたすらに風景を見つめ、描き続けたモネの作品は、今日にいたるまで私たちを魅了してやみません。

躍動する線。響きあう色。ゆらめく光や大気の一瞬をとらえる眼差し。風景にもぐり込んでいくようなクローズアップによって、描かれたイメージが、逆に画面を超えてどこまでも続いていくかに思わせる《睡蓮》の広がり――こうしたモネの絵画の特質・独創性は、現代の作家たちにも、さまざまなかたちで引き継がれています。

本展では、モネの初期から晩年までの絵画25点と、後世代の26作家による絵画・版画・写真・映像66点を一堂に展覧し、両者の時代を超えた結びつきを浮き彫りにします。そして、「印象派の巨匠」という肩書にとどまらず、いまもなお生き続けるモネの芸術のゆたかな魅力に迫ります。

なぜ、モネの絵画に魅せられるのか――。本展を通じて、皆さまがそれぞれの「好き」の理由を見つけてくださることを願っています。


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展示風景です。
写真撮影に際しては、
「夜間特別鑑賞会のため、主催者から特別の許可をいただいています」

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