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2018.06.06

田原桂一「Sens de Lumière」(光の感覚)

Tahara001

田原桂一「Sens de Lumière」(光の感覚)は、
ポーラ ミュージアム アネックスで開催されています。

会期 2018年6月1日(金)〜6月10日(日)


ヨーロッパの彫刻を撮影して、石・布・ガラスに焼き付けた『トルソー』シリーズを中心とした展示です。
目を引くのは、石灰石に印画した作品です。
フレスコのモノクロ版をイメージしましたが・・・
制作過程のビデオが放映されいました。
厚さ2㎝程度の石灰石に、乳剤を塗り乾燥後焼き付け、(手をかざして、画質の調整をしていました)そして現像、定着を行います。二人で作業です。
乳剤塗布後の石灰石に金箔をはり、さらに乳剤を塗り、焼き付けることもしています。
私も、子供の頃に暗室作業を経験していますが・・・・微妙な調整が必要で、全く同じ画像の再現は不可能です。

「光をつかみ取りたい・・・」と述べていた田原氏のこだわり、緻密な計算が作品に輝いています。

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Torse 布に印画 1996年

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Torse 石灰石に印画 2004年 金箔

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Torse 石灰石に印画 1996-1999年 

手の中に発光体があるような錯覚をしてしまいます。金箔の効果でしょうか?
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Torse 石灰石に印画 1996-1999年 金箔

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Torse 石灰石に印画 1996-1999年 金箔

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Torse ガラスに印画 1985-1990年 

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展示風景


展覧会の概要(HPから)
昨年、65歳で亡くなった故田原桂一氏の展覧会を開催致します。初期の作品『窓』シリーズや、ヨーロッパの彫刻を撮影し、石やガラスに焼き付けた『トルソー』シリーズなど、作品を通じて田原氏の活動の軌跡をたどることが出来ます。

田原氏は「光」をテーマに、フランスを中心に世界的に活躍されたアーティストで木村伊兵衛写真賞、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、パリ市芸術大賞など数多くの賞を受賞し、その表現方法は写真にとどまらず、彫刻や映像、インスタレーションなど、様々な領域にわたっていました。

本展では、初期の作品『窓』シリーズや、ルーブル美術館をはじめヨーロッパの彫刻を撮影し、石やガラスに焼き付けた『トルソー』シリーズなど、作品を通じて田原氏の活動の軌跡をたどることが出来ます。

さらに、作品と共にアトリエで使用されていたソファーや照明など田原氏の愛用の品々も展示予定です。

常に「光」を追い求め、「光をつかみ取りたい…」と言っていた田原氏。田原氏が思い描いていた「Sens de Lumière(光の感覚)」を会場で感じて下さい。

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