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2017.12.30

観てきた展覧会ベストテン 2017年

今年も"10件"の展覧会を選んでみました。(順位はつけていません)

関西の美術館、博物館で(巡回しない)評判になった展覧会が気になって仕方がなかったのですが・・行くことができなかったのが残念です。

思いつくままに選んでいますので、漏れている展覧会があると思いますが、選んだ展覧会はそれだけ”印象に強く残った企画であった”のも確かだと思います。

今年は、「初めて知る素晴らしい画家」を企画展から沢山教えてもらったな~という印象も・・・・

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国立新美術館開館10周年 チェコ文化年事業
ミュシャ展

会期 2017年3月8日(水)~6月5日(月)
国立新美術館
(圧倒的なスケールと物語性。スラブ叙事詩の全点を見ることが出来たのは幸せ。日本では、今回が最初で最後かもしれません。


2017
ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信
会期 2017年9月6日(水)~ 10月23日(月)
千葉市美術館
(清長の八等身美人も良いけれど、春信の初々しい男女の姿も大好きです。
春信の展覧会は見逃しません。)


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運慶 興福寺中金堂再建記念特別展
会期 2017年9月26日(火)~11月26日(日)
東京国立博物館 平成館
(仏像に感性を刻んだ革命仏師運慶作品の大量展示は圧巻の一言)


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怖い絵展
会期 2017年10月7日 (土) 〜 12月17日 (日)
上野の森美術館
(これ程キャプションを熱心に読んだ展覧会も珍しい。大人気の企画展。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」一点だけでも大満足)


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特別展 「雪村-奇想の誕生-」
会期  2017年3月28日(火)~ 5月21日(日)
東京藝術大学美術館
(静と動の大胆な表現は、まさに奇想の画家。仏法の何たるか・・の方便でも有りました)


2017
「宮崎進-すべてが沁みる大地-」
会期 2017年7月15日(土)~10月9日(月)
多摩美術大学美術館
(時の権力、時勢の大きなうねりに翻弄された人(画家)の作品。このような展覧会はもっと企画されていい)


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「六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信」
会期 2017年9月16日(土)〜11月5日(日)
サントリー美術館
(「狩野派」って・・を狩野元信の作品を中心に分かりやすく解説した企画。サントリー美術館、こういうの得意ですね。


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オットー・ネーベル展
会期 2017年10月7日(土~12月17日(日)
Bunkamuraザ・ミュージアム
(色彩の研究を元に重層的なハッチング等も多用して独特の世界を作り上げた画家。カンデンスキーとクレーの間で埋もれていた感はありますが・・・。オットー・ネーベルという素晴らしい画家を教えてくれた企画展)


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シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才
会期 2017年2月28日(火)~2017年5月28日(日)
国立西洋美術館
(師アングルに「いずれ絵画のナポレオンになる」と言わしめた早熟の天才。37歳の若さで亡くなった画家。未知の画家を教えてくれました。)


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ゴッホ展 巡りゆく日本の夢
会期 2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)
東京都美術館
(ゴッホと浮世絵に焦点を当てることで、逆にゴッホの全体像が明瞭に見えてきた。素人には嬉しい展覧会。
展覧会をきっかけに、映画を見直したり…本を読み返したりしました。)


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以下、”観てきた展覧会備忘録2017”まとめです。

観てきた展覧会備忘録 2017年12月


観てきた展覧会備忘録 2017年11月


観てきた展覧会備忘録 2017年10月


観てきた展覧会備忘録 2017年9月


観てきた展覧会備忘録 2017年8月


観てきた展覧会備忘録 2017年7月


観てきた展覧会備忘録 2017年6月


観てきた展覧会備忘録 2017年5月


観てきた展覧会備忘録 2017年4月


観てきた展覧会備忘録 2017年3月


観てきた展覧会備忘録 2017年2月


観てきた展覧会備忘録 2017年1月

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2017.12.29

観てきた展覧会備忘録 2017年12月

六本木開館10周年記念展
フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年
会期 2017年11月22日(水)~2018年1月28日(日
サントリー美術館


北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃
会期 2017年10月21日(土)~2018年1月28日(日)
国立西洋美術館


オルビス30周年記念 「ケの美」展
会期 2017年11月17日(金)~12月24日(日) (会期終了)
ポーラ・ミュージアム・アネックス


上野アーティストプロジェクト「現代の写実―映像を超えて」
会期 2017年11月17日(金)~2018年1月6日(土)
東京都美術館


東京都現代美術館所蔵 近代の写実展
会期 2017年11月17日(金)~2018年1月6日(土)
東京都美術館


南方熊楠生誕150周年記念企画展 南方熊楠 100年早かった智の人
会期 2017年12月19日(火)~2018年3月4日(日)
国立科学博物館日本館1階 企画展示室


レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
会期 2017年11月18日(土)~ 2018年4月1日(日)
森美術館


神の手●ニッポン展 III(会期終了)
会期 2017年12月1日(金)~12月24日(日)
目黒雅叙園 百段階段


特別展 「典雅と奇想―明末清初の中国名画展」(会期終了)
前期 2017年11月3日(金・祝)~11月19日(日)
後期 11月21日(火)~12月10日(日)
泉屋博古館(六本木)で開催されています。


書の流儀Ⅱ  ─美の継承と創意(会期終了)
会期 2017年11月11日(土)~12月17日(日)
出光美術館


「【特別展】没後60年記念 川合玉堂 ―四季・人々・自然―」(会期終了)
会期 2017年10月28日(土)~12月24日(日)
山種美術館


「THE EUGENE Studio 1/2 Century later.」 
会期 2017年11月21日(火)~12月24日(日)(会期終了)
資生堂ギャラリー

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2017.12.27

散策中に見かけた草花 (2017年12月と2017年のまとめ)

12月になると公園を歩いている方もまばらになり、咲く花も、早咲きの椿ぐらいでしょうか・・・
何故か、枯れた草花に視線が向くようにななりました。

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春の準備も始まっているようです。
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秋の頃でしょうか、初老の男性が「私、この花が好きなんですよ。去年は会えなかったので、今日は咲いていてよかった」とさかんにシャッターを押してました。
この様な感性をもっている人って羨ましいですよね。

この一年間に出合った草花をスマホで記録してきました。
楽しい時間でした。

散策中に見かけた草花(2017年11月)

散策中に見かけた草花(2017年10月)

散策中に見かけた草花(2017年9月)

散策中に見かけた草花(2017年8月)

散策中に見かけた草花(2017年7月)

散策中に見かけた草花(2017年6月)

散策中に見かけた草花(2017年5月)

散策中に見かけた草花(2017年4月)

散策中に見かけた草花(2017年3月)

散策中に見かけた草花(2017年2月)

散策中に見かけた草花(2017年1月)


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2017.12.24

トーハクの一品(その4)ハート形土偶

トーハク(東京国立博物館)は頻繁に訪れるのですが、特別展、企画展を観終わると疲労感があって、何時も平常展はさらっと流して観賞ということになります。
記録に残すこともめったにないので・・・・
気になった一品を少しづつ投稿してみようと思います。
スマホで撮っています。定期的に展示替えが行われますので、必ず展示されているわけではありません。

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ハート形土偶(重要文化財)
群馬県東吾妻町郷原出土
土製
縄文時代(後期)・前2000~全1000年
個人蔵

ハート形の顔をもつことからハート形土偶と呼ばれる。土中の石囲いの中に横に寝かされた状態で発見されたという。本例はデフォルメされた顔や体の表現と渦巻文を中心とした文様の表現とが見事に組み合わされた優品として、ハート形土偶の中でも最も著名である。

土偶とは・・・・
土偶とは人形をした土製の焼き物で,女性を誇張,あるいはデフォルメした像が多い。縄文時代の早期に出現し,頭部の表現を欠き,かろうじて人形と判断できる板状の扁平なものから,中期頃に立像へと発展する。後・晩期に最も発達し,様式化した各種の土偶が登場するに及びその極致を迎える。


縄文時代とは・・・
トーハクの「日本の考古・特別展(平成館)」でも観ることができますが、
ここは科博(国立科学博物館)の展示から見てみます。
日本館の「歴史を旅する日本人」展示コーナーからです。

縄文時代には、採集狩猟と初歩的栽培に基づく豊かな生活が日本列島の多くの地域に定着した。
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(縄文人)
若い父親が大きなスズキをモリで突いてきた。土器を作っていた妻、粘土で遊んでいた子供、そしてイヌも今夜のごちそうを期待して大喜び。縄文時代、森と海の幸に恵まれた日本列島では、各地で多様な食物資源を利用する定住性の生活が栄えていた。縄文犬は小型だが勇敢で、イノシシ猟には欠かせないパートナーだった。


そもそも土偶の意味するものとは・・・

子孫繁栄
宗教的象徴
精霊崇拝
五穀豊穣

などが考えられていますが、あくまでも想像でしかありません。
自分自身で想像を膨らませ、その造形を楽しむのも良いですね。

(画像の説明文は、各展示のキャプションの引用です)

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2017.12.22

ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

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ゴッホ展 巡りゆく日本の夢は、
東京都美術館で開催されています。

会期 2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)


フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)は、37年の短い生涯の中の9年間で900点以上の作品を制作、最後の3か月で200点を描き(多い時には日に3点も・・・)疲れ果て、麦畑で自らの腹を撃ちました。朝早くから夜遅くまで描き、そして最後はいつも独りぼっち・・・・

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ゴッホはミレーをとても尊敬していました。
そして、パリに移ってから浮世絵の構図と色面表現に刺激を受けました。
晩年には、うねるような筆触が表れます。
この作品は、ゴッホの全体像を象徴するような作品に思えました。
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フィンセント・ファン・ゴッホ《種まく人》1888年 油彩・カンヴァス
ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

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名所江戸百景 / 亀戸梅屋舗 歌川広重1857(安政4)年
木版、紙(縦大判錦絵)中右コレクション


ゴッホはパリ時代からアルル時代前半にかけて、浮世絵や日本に関する文献を集めるなど、日本に高い関心を寄せていました。
(本展にはゴッホの作品とともに、参考にしたと思われる浮世絵が沢山展示されています)

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《花魁(溪斎英泉による)》フィンセント・ファン・ゴッホ1887年 油彩・綿布 
ファン・ゴッホ美術館 (フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵


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雲龍打掛の花魁溪斎英泉1820~30年代(文政後期~天保前期)
木版、紙(縦大判錦絵 縦2枚続)千葉市美術館


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《カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ》フィンセント・ファン・ゴッホ1887年 油彩・カンヴァス
ファン・ゴッホ美術館 (フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵

カフェ・ル・タンブランでは「浮世絵展」が開催されました。
女主人の右上の壁に浮世絵が飾られているのが分かります。


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パリでの生活に疲れたゴッホは新天地アルルに向かいます。
パリ滞在中の最後期に描かれた自画像(本展のチラシの表紙にも使われている)が展覧会の冒頭に展示されています。
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《 画家としての自画像 》フィンセント・ファン・ゴッホ 1887/88年 油彩、カンヴァス
ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

ゴッホは、南仏アルルの光と色彩を日本のイメージとダブらせていました。
「ここではもう僕に浮世絵は必要ない。なぜなら、僕はずっとここ日本にいると思っているのだから。したがって、目を開けて目の前にあるものを描きさえすればそれでいい」


ゴッホは、日本人の自然観、人生観を理想化し、芸術家たちがお互いに高め合う共同生活を計画します。
そしてその理想を実現すべく、ゴーガンと「黄色い家」での共同生活を始めますが、「耳切り事件」で崩壊してしまいます。

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《夾竹桃(きょうちくとう)と本のある静物》 フィンセント・ファン・ゴッホ1888年 油彩・カンヴァス
メトロポリタン美術館蔵(ジョン・L.・ローブ夫妻寄贈)


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《寝室》フィンセント・ファン・ゴッホ1888年 油彩・カンヴァス
ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

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《タラスコンの乗合馬車》フィンセント・ファン・ゴッホ1888年 油彩・カンヴァス
ヘンリー&ローズ・パールマン財団蔵 (プリンストン大学美術館 長期貸与)

黄色い家」の崩壊後は、「日本の夢」も遠ざかっていきますが、
サン・レミの精神病療養所に入ってからも、精力的に描き続け、独特のうねるような筆触で、オリーブの木を、空を、渓谷を描きます。そこには、まだ浮世絵のモチーフが見受けられます。

第1部の最最後に展示されている油彩画です。
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《ポプラ林の中の二人》フィンセント・ファン・ゴッホ1890年 油彩・カンヴァス
シンシナティ美術館蔵(メアリー・E.・ジョンストン遺贈)


この展覧会は、大枠で2部構成になっています。
第2部 は、日本人のファン・ゴッホ巡礼です。
ゴッホの死後、日本ではゴッホ憧憬が始まります。
1920年代に憧れの画家の終焉の地を多くの日本の画家や文学者た訪れました。
ゴッホが最晩年に交友を持ったオーヴェールの医師ガシェの一族のもとに残された3冊の芳名録には240名あまりの署名が記されています。
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(左)《芳名禄Ⅱ》1912~28 国立ギメ東洋美術館蔵
(右)ガシェ家を訪れた高田博厚と友人たち1939年4月24日 個人蔵


展覧会の構成は以下の通りです。
1 パリ 浮世絵との出逢い
2 アルル 日本の夢
3 深まるジャポニズム
4 自然の中へ 遠ざかる日本の夢
5 日本人のファン・ゴッホ巡礼


HPの解説。
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)は、パリ時代からアルル時代前半にかけて、浮世絵や日本に関する文献を集めるなど、日本に高い関心を寄せていました。一方で、ファン・ゴッホの死後、日本の芸術家や知識人が、この画家に憧れ、墓のあるオーヴェール=シュル=オワーズを巡礼していたことが明らかになりました。本展では、ファン・ゴッホの油彩画やデッサン約40点、同時代の画家の作品や浮世絵など約50点に加え、関連資料を通して、ファン・ゴッホと日本の相互関係を探り、その新たな魅力を紹介します。



東京都美術館「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」1~3章
InternetMuseum


東京都美術館「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」4章・5章
InternetMuseum

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2017.12.19

没後60年記念 川合玉堂 ―四季・人々・自然―

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没後60年記念 川合玉堂 ―四季・人々・自然―は、
山種美術館で開催されています。

会期 2017年10月28日(土)~12月24日(日)

玉堂の展覧会は、この美術館も含めて、何度も開催され、過去には大規模なものもありました。
本展は初期から晩年までの作品を分かり易く展示構成していて、人となりも含めて川合玉堂の全貌が概観出来るようになっています。

豊かな自然のなかに、何げなく描かれた素朴な人影が心和ませる・・・そんな玉堂作品が大好きです。

展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 若き日の玉堂―就学の時代―
第2章 玉堂とめぐる日本の原風景 ―四季・人々・自然
     大正から昭和へ
     身近なものへのまなざし
第3章 素顔の玉堂
     親しき人々
     松竹梅
     身近なものへのまなざし

以下の説明書きは、展示会場のキャプションの引用です。
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《鵜飼》1895(明治28)年 絹本・彩色  山種美術館
長良川の鵜飼は玉堂の少年時代を過ごした岐阜の代表的な風物であり生涯を通じて繰返し取り上げている。
本作品は初期の代表作で、金華山の麓の大きな岩面のそばに鵜舟が集まり漁が行われる様子を描く。
構図は江戸時代の名所絵版画や丸山応挙の《鵜飼図》などに準じたとみられるが、鵜を操る鵜匠たちや魚をとる
鵜の姿が活き活きを表現され、実感のこもった情景描写となっている。
(22歳作)

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《家鴨図》1897(明治30)年 絹本・彩色  東京国立博物館
上京した翌年に発表された作品。人物や山水の筆法は橋本雅邦のスタイルそのままだが、水面下にある水鴨の脚をわずかに透けてみえるように描くなど、円山四条派的な表現も含まれており、当時の過渡期的な状況をよく表している。
(24歳作)
23歳の時、玉堂は、橋本雅邦に学ぶべく、京都から東京に移りました。

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《夏雨五位鷺図》1899(明治32)年 絹本・彩色  玉堂美術館
(26歳作)

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《紅白梅》1919(大正8)年頃 紙本金地・彩色 玉堂美術館
尾形光琳の紅白梅図(MOA美術館)をはじめ琳派を強く意識した作品。
極端な抽象表現は避けて、あくまでも梅林として描いている。
四十雀を点在させているのが玉堂らしい。
(46歳作)

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《彩雨》1940(昭和15)年 絹本・彩色 東京国立近代美術館
昭和4年群馬県の四方温泉で雨にけぶる紅葉を見て画想を得、さらに昭和12年写生で甲州街道を歩いた際、水車小屋のある風景と葱を抱えた納富に出合い本作品が誕生した。
発表の翌年には朝日賞に選出された。円熟期の代表作。
(67歳)

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《山雨一過》1943(昭和18)年 絹本・彩色  山種美術館
新文展に出品され「文展中第一級の作」と評された。
(70歳作)

HPの解説。
日本の山河をこよなく愛し、豊かな自然とそこに暮らす人々の姿を叙情豊かに描き出した川合玉堂(かわいぎょくどう) (1873-1957)。山種美術館では、没後60年を記念し、玉堂の画家としての足跡をたどり、その芸術を紹介する回顧展を開催いたします。
愛知に生まれ、岐阜で育った玉堂は、14歳で京都の画家・望月玉泉(もちづきぎょくせん)に入門。画壇デビューを果たした17歳から同じ京都の幸野楳嶺(こうのばいれい)に師事しました。1896(明治29)年には23歳で京都から東京へ移り、橋本雅邦(はしもとがほう)のもとでさらなる研鑽を積んでいきます。若い頃から好んで風景を描いた玉堂は、円山四条(まるやましじょう)派の基礎の上に、雅邦が実践した狩野(かのう)派の様式を取り入れ、さらに各地を訪ねて実際の景色に触れることで、伝統的な山水画から近代的な風景画へと新たな境地を拓いていきました。また、官展で審査員をつとめ、帝国美術院会員となる一方、東京美術学校教授、帝室技芸員に任ぜられるなど、東京画壇における中心的な役割を果たし、1940(昭和15)年には文化勲章を受章しています。戦後は、疎開先の奥多摩にとどまって晩年を過ごし、大らかで温かみのある画風を展開させました。
本展では、初期の《鵜飼(うかい)》(1895年、山種美術館)から、大正期の《紅白梅(こうはくばい)》(1919年、玉堂美術館)をはじめとする琳派等さまざまな研究を経て新たな境地を拓いた作品、円熟期の《彩雨(さいう)》(1940年、東京国立近代美術館)、晩年の牧歌的な作風を示す《早乙女(さおとめ)》(1945年、山種美術館)や《屋根草を刈る(やねくさをかる)》(1954年、東京都)まで、代表作を中心とする名作の数々とともに、玉堂の70年にわたる画業をご紹介します。また、少年時代から俳句を嗜み、晩年には俳歌集『多摩の草屋(たまのくさや)』を刊行するなど、句作や詠歌は玉堂の生活の一部となっていました。玉堂の詠んだ詩歌が書かれた作品をとおして、家族や親しい芸術家との交流にもスポットをあて、素顔の玉堂の魅力をお楽しみいただきます。

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2017.12.17

表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち

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「表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」は、
パナソニック 汐留ミュージアムで開催されています。

会期 2017年10月17日(火)~12月20日(水)


「 20 世紀の色彩画家たちの共演!秋に楽しむ3展覧会」ということで・・・
(今年は、共催、関連企画展が多かったような気がします)
東京ステーションギャラリーで”シャガールの三次元作品(平面作品も)”
Bunkamura ザ・ミュージアムで”オットー・ネーベルとシャガール、カンデンスキー、クレー”
この展覧会で”カンデンスキーとルオーを中心に、ドイツ表現主義(「ブリュッケ」「青騎士」)の画家たち”と繋がっています。

ヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)は抽象絵画の創始者という印象が強く、抽象画しかイメージしていなかったのですが・・・

本展の第一章で展示されていた作品がとても印象に残りました。
故郷ロシアへの憧憬を理想郷的に描いた作品で、抽象画に至る以前の代表作だということです。
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ヴァシリー・カンディンスキー《商人たちの到着》1905年
宮城県美術館蔵
色彩、描かれた人々、その表情からフォーブ、象徴主義の下地を感じましたが・・・

ルオーの個性は一度見たら忘れられませんよね。
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ジョルジュ・ルオー《キリストの洗礼》1911年
ジョルジュ・ルオー財団蔵

カンディンスキーとルオーは、互いが本拠とする展覧会へ出品し合い、いわば活躍の場を共有していた時期がありました。
また、カンディンスキーは、1906年にパリ郊外に長期滞在した時期に、当時ルオーが館長を務めていたモロー美術館も訪ねています。

本展は、カンディンスキーらドイツ表現主義者とルオーとが共有した芸術表現への志向を探る初の展覧会です。
ドイツ表現主義(青騎士、ブリュッケ)に連なる、未知の画家にも興味を惹かれました。

展覧会の構成は以下の通りです。
1章:カンディンスキーとルオーの交差点
2章:色の冒険者たちの共鳴
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ジョルジュ・ルオー《ヒンデンブルク》1930年頃
個人蔵(ルオー財団協力)

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ヴァシリー・カンディンスキー《E.Rキャンベルのための壁画№4」の習作
(カーニバル・冬)1914年
宮城県美術館蔵

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エーリッヒ・ヘッケル《木彫りのある静物》1913年
宮城県美術館蔵

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ガブリエーレ・ミュンター《抽象的コンポジション》1917年
横浜美術館蔵

3章:カンディンスキー、クレー、ルオー -それぞれの飛翔
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パウル・クレー《橋の傍らの三軒の家》1922年
宮城県美術館蔵

HPの解説。
抽象絵画の創始者ヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)と、20 世紀フランス最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)。本展は、色とかたちを軸として、カンディンスキーを中心とするドイツ表現主義とルオーが共鳴するさまを探る初の試みです。
20世紀の初め、ルオーが重視したパリのサロン・ドートンヌにカンディンスキーが出品を続け、カンディンスキー率いるミュンヘン新芸術家協会の展覧会にルオーが出品するという時期がありました。それぞれがフォーヴィスムとドイツ表現主義の拠点となった展覧会で、互いの運動への関心を深めていたこともうかがえます。また、ドイツ表現主義の画家たちとルオーが共有していた感覚を、彼らの作品の色彩やモティーフに見出すこともできます。やがてカンディンスキーは「内的必然性」に導かれて抽象絵画に至り、彼と交流を深めていたパウル・クレー(1879-1940)も独自の抽象世界を築きます。ルオーもまた、彼の内的必然性に従ってキリスト教の信仰に根差した独自の絵画を追求しました。
本展には、国内有数のカンディンスキーやクレー、ドイツ表現主義絵画のコレクションを誇る宮城県美術館の作品を中心に、パリのルオー財団や国内の美術館などから、油彩画を中心に水彩画、版画、デッサン、書籍など、貴重な作品約130点※が出品されます。

HPの動画。

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2017.12.16

オットー・ネーベル展

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オットー・ネーベル展は、
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催さrています。

会期 2017年10月7日(土~12月17日(日)

先ず、カラーアトラスの展示解説のある「4章イタリアの色彩」から見始めるのがお勧めです。
オットー・ネーベルの抽象画を鑑賞するうえで大きな助けになるはずです。
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オットー・ネーベル《ポンペイ》『イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)』より、1931年、インク、グアッシュ・紙、オットー・ネーベル財団
― カラーアトラスの解説(HPから) ―
 1931年10月、ローマに到着したネーベルは南国の強い光の下で、驚くほどの階調を含む色彩の輝きに文字通り開眼し、訪れた各都市の色彩、光、響き、ニュアンスの詳細な記録にとりかかった。各頁に描かれた一見不揃いにみえる幾何学的な色面の形状は、ある景観において特定の色彩の占める量の大小やその響きの強弱によって定められた。各場所の「カラーアトラス」に添えられたメモには、家の壁や漁船、オリーブや松の林、山脈や海岸など色彩や響きの元となる「対象物」が記され、個々の対象をどのように色と形へと対応させていったのかが見てとれる。


また、オットー・ネーベルは、
バウハウスの校舎のあるワイマールに滞在した時に、パウル・クレーやワシリー・カンディンスキーと知遇を得て、彼らの作品から制作への多大なるインスピレーションを受けるとともに、生涯、切磋琢磨し共に励ましあった友でした。(パウル・クレーやワシリー・カンディンスキーの作品も展示されています)

初期作品にはシャガールの影響がみられ、シャガール作品の展示もあります。
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オットー・ネーベル《アスコーナ・ロンコ》
1927年、水彩、グアッシュ・紙、厚紙に貼付、ベルン美術館

マチエール、色面が吸収する光、反射する光、光沢、ドット、重層するハッチングなどの微細摸様の効果・・・緻密に計算されたオットー・ネーベル作品は、印刷物では理解できませんよ!


展覧会の構成は以下の通りです。
プロローグ;オットー・ネーベル「シュトゥルム」と「バウハウス」時代の芸術家
1.初期作品
2
オットー・ネーベル《避難民》
1935年、グアッシュ、インク・紙、オットー・ネーベル財団


2.建築的景観
4
オットー・ネーベル《ムサルターヤの町 Ⅳ 景観B》
1937年、グアッシュ・紙、ベルン美術館

5
オットー・ネーベル《地中海から(南国)》
1935年、水彩・紙、厚紙に貼付、オットー・ネーベル財団

3.大聖堂とカテドラル
4.イタリアの色彩
5.千の眺めの町 ムサルターヤ
6.「音楽的」作品
3
オットー・ネーベル《ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)》
1936年、ラッカー塗料・紙、オットー・ネーベル財団

7.抽象/非対象
6
オットー・ネーベル《叙情的な答え》
1940年、テンペラ・紙、オットー・ネーベル財団

7
オットー・ネーベル《輝く黄色の出来事》
1937年、油彩・キャンヴァス、オットー・ネーベル財団

8.ルーン文字の言葉と絵画
9.近東シリーズ
10.演劇と仮面
11.リノカットとコラージュネーベルの技法の多様性。


HPの動画。


HPの解説。
スイス、ドイツで活動した画家オットー・ネーベル(1892-1973)。1920年代半ばにワイマールに滞在したネーベルは、バウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、長きにわたる友情を育みました。ベルンのオットー・ネーベル財団の全面的な協力を得て開催される、日本初の回顧展となる本展では、建築、演劇、音楽、抽象、近東など彼が手がけた主要なテーマに沿って、クレーやカンディンスキー、シャガールなど同時代の画家たちの作品も併せて紹介することで、ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自の様式を確立していく過程に迫ります。バウハウス開校100周年(2019年)を前に、若き日のバウハウス体験に始まり、素材やマチエールを追求し続けた画家ネーベルの知られざる画業を紹介します。

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2017.12.14

トーハクの一品(その3) 夜着(白綾地雪輪摸様)

トーハク(東京国立博物館)は頻繁に訪れるのですが、特別展、企画展を観終わると疲労感があって、何時も平常展はさらっと流して観賞ということになります。
記録に残すこともめったにないので・・・・
気になった一品を少しづつ投稿してみようと思います。
スマホで撮っています。定期的に展示替えが行われますので、必ず展示されているわけではありません。

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何故、掛け布団が着物の形に?
女性用それとも男性も?

一般的だったのでしょうか?庶民には縁がなかったでしょうが・・・・いろいろ調べてみると面白いでしょうね。

トーハク、この寒い時期を意識しての展示なのでしょうね。

Photo
夜着
白綾地雪輪摸様
江戸時代 18世紀

夜着とは、江戸時代の布団の一種である。
着物のように袖があるが、腕を袖に通すことはなく
表と裏地の間に分厚く綿を入れ、掛け布団として使用する。
通常は友禅染で吉祥摸様を染める。
絞りで雪輪の摸様を大胆に染めた夜着は、あまり例がなく珍しい。
(展示品のキャプションを引用)

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2017.12.11

THE ドラえもん展 TOKYO2017

201701

「THE ドラえもん展 TOKYO2017」は、
森アーツセンターギャラリーで開催されています。

会期 2017年11月1日(水)~2018年1月8日(月・祝)※会期中無休

この展覧会は、一部の作品を除いて撮影可です。(撮影条件ありです)

ドラえもん世代ではありませんが、現代を代表するアーティストの方々がどのように「ドラえもんの世界」を表現するのか、とても楽しみにして・・・行ってきました。

それぞれの作家の思い入れを楽しみながら(キャプションを読みながら)見てきました。
作品そのものも、楽しいものばかりです。


201705
蜷川実花 《ドラちゃん一日デートの巻2017》
インクジェットプリント

201708
鴻池朋子 《しずかちゃんの洞窟(へや)》
革にクレヨンでドローイング、毛皮(四次元ポケット)
牛革に水性のクレヨンで描きました。生々しく呼吸している革という素材と、人間が作ったはつらつとしたキャラクターを合わせることで、漫画にはないものが出てくると思いました。
(鴻池朋子)

201711
山口英紀 《ドラえもん ひみつの道具図典~タケコプター~》
紙本、水墨

201706
佐藤雅晴 《かくれんぼ》シングルチャンネル・ビデオ

201707
坂本友美 《僕らはいつごろ大人になるんだろう》部分
キャンバス、アクリル

201710
町田久美 《星霜》
高知和紙に岩絵の具、顔料、墨、金泥、金箔、銀箔、金属箔、鉛筆、油性色鉛筆 
ドラえもんて、結構辛辣なことも言う。私にとって、かわいいというよりクールな存在です。そして、時を越えて活躍してきた。「超越者」のようなイメージを感じるんです。
今回の作品では、そんな自分の思いを表現しています。
(町田久美)

201703
梅 佳代 《私の家のドラえもんの写真》
タイプCプリント

201702
奈良美智 《依然としてジャイアンにリボンを撮られたままのドラミちゃん@真夜中》
キャンバス、アクリル

201709
増田セバスチャン 《最後のウエポン》 
立体 巨大ぬいぐるみ
貼り付けた大量の小物は、アジア、欧米から集めました。
KAWAIIものを凝縮して作った日本のドラえもんを、世界中の人が見てくれたらとても平和なことじゃないかな。色はKAWAIIピンクにしました。ビビットなピンクは日本を象徴する色だと思います。
(増田セバスチャン)

スマホで撮った写真のまとめです。

本展HPの動画です。


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2017.12.09

Google Home mini&Googleカレンダー

Google Home miniとGoogleカレンダーの連携確認です。

普段カレンダーへの日程書き込みはiPhone、ipadを使っているのですが、Googleカレンダーに「適当に予定を書き込んで」テストしてみました。


「OK Google 今日の予定は」
 
「OK Google 明日の予定は」

「OK Google 明後日の予定は」

「OK Google 10日の予定は」

「OK Google 12日の予定は」

「OK Google 今週の予定は」

「OK Google 来週の予定は」

「OK Google 今月の予定は」

直近の3件のみ教えてくれるんですね!

過去のカレンダーも確認できるようですが・・・やってみましたが”だめ”でした。

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Google Home mini&YouTube

Google Home miniスマートホームの一例、YouTubeとの連携を試してみました。

準備したものは、同じルーターにリンクした、Google Home miniとChromecastです。
(共に初期設定済み)

以前はChromecast接続で、AmazonビデオやYouTubeを観ていたのですがレスポンスに不満があって(初期バージョンのChromecastでのことです)

今現在は、AmazonのFire TV Stickを繋いでいます。
(両機とも一長一短はありますね)

ということで、テストのためにChromecastに繋ぎ変えました。(テレビのHDMI端子に接続して電源供給)
そしてTV電源ON
テレビのリモコンで入力端子の切り替え(Chromecastが接続されているHDMI入力端子番号を選択)
Chromecast待ち受け画面が表示されていることを確認。

スマホでGoogle Home のソフトを立ち上げて、リンク端末Chromecastの登録を実施。
(今回は、Google Home ソフト を立ち上げたで時点でChromecastを自動検出し、リンクしました。

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「OK Google」
「ゴッホの最後の手紙の動画を流して」と呼びかけると・・・画面がYouTubeの切り替わります。

元見ていたチャンネルへの切り替えはTVリモコンで・・・ですよ!

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YouTubeは、自分で撮った動画のUPぐらいでしか、ほとんど使っていません。
今回はGoogle Homeのスマートホーム 機能確認をしてみたのですが・・・・
検索機能がいまいちかなぁ~
あまり使わないかなぁ~


2018年1月1日よりAmazon Fire TVではYouTubeが利用できなくなるだそうです。

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2017.12.08

ヤノベケンジ作品《SHIP'S CAT》銀座 蔦屋書店

GINZA SIX 6F 銀座 蔦屋書店
アート BOOK & EVENT SPACE で ~猫とアートとクリスマス~が開催されています。

期間 2017年11月15日(水) - 12月25日(月)

EVENT SPACE にはヤノベケンジ作品《SHIP'S CAT》が展示されています。

期間 12月5日(火)~12月28日(木)

ゴールドの台座に座る白い猫と伸びをしている?黒猫が空間を圧倒して対峙しています。
金属光沢の美しい、そしてヤノベケンジらしさを加味した"面白い作品"です。

猫本、グッズも販売展示していて、猫好きにはたまらない企画です。

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HPから・・・
アートのあるライフスタイルを提案する銀座 蔦屋書店で迎える初めてのクリスマス。大切な人へ贈るギフトとして、店内には絵画や写真、版画などのアート作品や、世界各国から取り揃えたアートブック、ステーショナリーなどがいっぱいです。

今年のテーマは「猫とアートとクリスマス」。
多くの作家を魅了し、何度となく作品のモチーフにもなってきた「猫」に関するアート書籍や写真集、グッズを、銀座 蔦屋書店のコンシェルジュが選りすぐってご提案します。また、12月5日(火)からは、ヤノベケンジ氏の大型アート作品《SHIP'S CAT》をEVENT SPACEで展示いたします。


EVENT SPACEでは、クリスマスフェア期間中、12月5日(火)より、ヤノベケンジ氏によるアート作品《SHIP'S CAT》(シップス・キャット)を展示いたします。
《SHIP'S CAT》とは、大航海時代にネズミから貨物や船を守り、疫病を防ぎ、時に船員の心を癒す友として世界中を旅した猫のことです。旅をして福を運ぶ猫《SHIP'S CAT》をぜひ会場でご覧ください。
また、12月8日(金)にはヤノベケンジ氏と雑誌「GG」編集長 岸田一郎氏によるトークイベントも開催いたします。銀座 蔦屋書店限定の《SHIP'S CAT》関連グッズも合わせてお楽しみください。



Ship’s Cat Kenji Yanobe シップス・キャット ヤノベケンジ

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2017.12.06

トーハクの一品(その2) 聖母像(親指のマリア)

トーハク(東京国立博物館)は頻繁に訪れるのですが、特別展、企画展を観終わると疲労感があって、何時も平常展はさらっと流して観賞ということになります。
記録に残すこともめったにないので・・・・
気になった一品を少しづつ投稿してみようと思います。
スマホで撮っています。定期的に展示替えが行われますので、必ず展示されているわけではありません。

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「聖母像(親指のマリア)」は何度か拝見していますが、現在トーハクの本館 特別2室で12月25日(月)まで「親指のマリアとキリシタン遺品 」が開催されています。
とても興味深い企画です。

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重要文化財 聖母像(親指のマリア)
17世紀後期 銅板油彩
長崎奉行所旧蔵品

新井白石が書き残したシドッチの携行品の記録に表れるマリア像。中世においてキリストの死を嘆く聖母の悲しみの色とされた、青色のマントに身を包む。17世紀のフィレンツェで活躍した宗教画家カルロ・ドルチ(1616~87)に酷似する。


宗教画家カルロ・ドルチの作品「悲しみの聖母」は、同じ上野の国立西洋美術館が所蔵していて、人気があります。

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悲しみの聖母 1655年頃 油彩、カンヴァス 82.5 x 67(cm)
国立西洋美術館

ドルチは17世紀フィレンツェを代表する画家です。鮮やかで深みのある色彩と緻密な描写を特徴とし、冷ややかながら甘美な愁いを帯びた、独自に理想化された宗教人物(とりわけ女性)像で人気を博しました。本作の主題は、わが子キリストの運命をめぐって悲しみにくれる聖母マリアという極めて伝統的なもので、ドルチはこれを何枚も制作しています。ドルチ本人も敬虔な信仰の人で、生涯ベネディクトゥス信者会に属していました。

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「親指のマリアとキリシタン遺品 」は興味深い企画と記しました。

平成2年(2014)文京区小日向の切支丹屋敷跡から発掘された人骨が、文京区、国立科学博物館、早稲田大学の調査によって、イタリア人宣教師ジョバンニ・バッティスタ・シドッチ(1667~1714)のものと確認された。新井白石(1657~1725)がまとめたシドッチ尋問記録『西洋紀聞』によると、シドッチはシチリア島パレルモ出身。キリスト教禁制下日本に潜入したところを捕らえられ、切支丹屋敷の地下牢に幽閉されたまま47歳で没した。


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西洋紀聞(写本)
新井白石著
「小宮山氏之蔵書」印記
江戸時代・文政4年(1821)
徳川宗敬氏寄贈

江戸幕府高官で学者の新井白石がシドッチへの尋問をまとめた記録の写本。白石はキリスト教の教養の他、ヨーロッパの状勢、哲学、地理など幅広く尋ねている。その問答からは、文化的背景や立場の異なる二人が互いを敬う姿が浮かび上がってくる。

(それぞれの展示会場のキャプションを引用しています)


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2017.12.05

典雅と奇想―明末清初の中国名画展

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特別展 「典雅と奇想―明末清初の中国名画展」は、
泉屋博古館(六本木)で開催されています。

前期 2017年11月3日(金・祝)~11月19日(日)
後期 11月21日(火)~12月10日(日)

この展覧会は、静嘉堂文庫美術館で開催中の特別展「あこがれの明清絵画 ~日本が愛した中国絵画の名品たち~」(10月28日~12月17日)との連携企画です。

静嘉堂文庫美術館では、明清時代の二大潮流、呉派と浙派の作品、そして日本人画家への継承を検証する展示でしたが、
こちらは明末から清への朝廷移行期に(動乱期に)活躍した画家という視点・・・・
前朝の人民として義を守り、新朝に仕えなかった「遺民」
隠遁生活を送った画家
明、清両朝に仕えた「弐民」
それぞれの画家人生から生まれた典雅な、そして奇想の作品に注目しています。


展覧会の構成は次の通りです。
Ⅰ文人墨戯
Ⅱ明末奇想派
Ⅲ都市と地方
Ⅳ遺民と弐民
Ⅴ明末四和尚

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米万鍾 「寒林訪客図」
明・16-17世紀 橋本コレクション

03
呉彬 「渓山絶塵図」
明・万暦43年(1615) 橋本コレクション
呉彬は万暦年間に宮廷画家を務めていたとされ、明代の奇想派を代表する画家。
長大な画面に描かれた重力を無視するようにそびえる奇怪な山容表現は、古画の学習や実景の観察から生み出されたもので、マニエリスティックな造形感覚は明末の豊かで不安定な世相を象徴しているよう。


04
徐渭 「花卉雑画巻」(部分)
明・万暦3年(1575) 東京国立博物館
徐渭は、詩書画や戯曲に優れるも不遇で失意と狂気の放浪生活を送った。
にじみや、かすれを駆使した自由な筆致は激烈な表現から晩年は淡白で柔和な淡墨となる。妻を殺害した罪により六年間に及ぶ獄中生活をへた徐渭は55歳で釈放となる。「史甥」なる人物が酒と河蟹を持ち絵画を求めたのに応じたのがこの作品


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重要文化財 八大山人 「安晩帖」
清・康煕33年(1694) 泉屋博古館


06
米万鍾 「柱石図」
明・17世紀 根津美術館
米万鍾は、呉彬とともに明代の奇想派を代表する画家。
友石、友隠の号からわかるように怪石趣味をもち、彼の収蔵する奇石を巻物に描かせたり、また、奇石だらけの庭「勺園」を築き、それも呉彬に描かせている。


07
龔賢 「山水長巻」(部分)
清・17、世紀 泉屋博古館
龔賢は崑山(江蘇省)の人。全体に均一な淡墨で山水が描かれているが人物を描くことはなく、山や雲や樹木または水辺と屋舎という少ないモチーフが白黒の最低限の色数によって描きだされ、幻想的な空間に寂莫たる山水景が出現している。


08
重要文化財 石濤 「黄山図巻」(部分)
清・康煕38年(1699) 泉屋博古館


HPの解説。
中国の明時代末期(16世紀後期-17世紀前期)は、反乱や飢饉など政治的経済的混乱から不安な時代が続き、ついには北方の異民族であった清の支配へと大きく社会が変動しました。明に仕えた画家たちは追われる中で絵を描く者や新たに清朝に仕えるなど、先の見えない時代の中で創造力を発揮したのです。
この明末清初(16世紀後期~18世紀初)の中国には、主流となった呉派を発展させた正統派の画家が活躍する一方で、彼らの典雅な山水表現に背を向けた異端の画家たちが現れます。呉彬はじめ徐渭や石濤、八大山人から清初の惲寿平など、これらの画家たちは非常に個性的で、人目を驚かすような奇想的ともいえる造形を生みだしました。彼らの作品は、中国絵画史の中では長く等閑視されてきましたが、近年の研究によってその造形的魅力が広く認識されはじめています。
本展は、当館のコレクションを軸として、他の美術館・博物館所蔵の名品優品をこれに加え、「典雅と奇想」という切り口で明末清初の中国絵画を見直し、歴史の変動期に生きた画人たちを紹介するものです。

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2017.12.03

Google Home miniを買ってみました。

Amazon Echoをリクエストしたのですが、なかなか招待状が届かない!

焦れているのですが、近所のヤマダ電機に行ったら、Google Home miniが半額の3000円(税別)で売っていたので、即買い。ビッグカメラにも行ってみたらこちらも同額で売っていました。こういうものって値下がりが激しいのかな~

ということで、「OK Google」と呼びかければ、音声認識が開始するという知識ぐらいはあったので早速試してみました。

勿論ソフトのダウンロードをして、ソフトの指示に従っての設定は必要(ルーターとの接続も含まれます)

最低限の予備知識だけで使えるというのって重要ですよね。

眠れない寒い夜中に布団から手を出さずにラジオ聴けるのって良いかなぁと・・・・・・・

まだ出来ること、試してみますね・・・

Amazon Echoと比較してみるのも面白いかな?と・・・・・・

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2017.12.02

散策中に見かけた草花 (2017年11月)

11月に入ると、咲き始める花は少なくなりました。
早咲きの椿ぐらいでしょうか?
20171101_2


10月下旬から11月にかけて、菊花展があちらこちらで開催されていました。
20171104

そんな中で、サクラ?が咲いていました。
20171102
アーコレード
英国で育成された品種で、日本では春と秋の二季咲きとなります。


この時期は紅葉狩りの人が殆どですね。
薬師池公園の紅葉です。
20171109

20171107

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20171112

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おまけです。
神宮外苑いちょう祭りは、出店、フードコーナーが大幅に拡張されて、花(いちょう)より団子の方も沢山いました。
外国人観光バスも数台停車して、完全に観光地の様相。落ち葉は、大勢の人々に踏まれて、粉末状になって・・・・今後は、お祭り前に行くしかないですね!


青の洞窟には、飲み屋帰りに通過しました。
相変わらずの人出で、床面に移り込むイルミネーションは、余程運がよくなければ遭遇できません。

静止画、動画ともスマホで撮りました。

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2017.12.01

観てきた展覧会備忘録 2017年11月

単色のリズム 韓国の抽象
会期 2017年10月14日(土)~ 12月24日(日)
東京オペラシティー アートギャラリー


「特別展 光彩の巧み」瑠璃・玻璃・七宝
会期 2017年10月21日(土)~12月3日(日 )
五島美術館


あこがれの明清絵画
~日本が愛した中国絵画の名品たち~

会期 2017年10月28日(土)~12月17日(日 )
静嘉堂文庫美術館


パリ♥グラフィック
― ロートレックとアートになった版画・ポスター展

会期 2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝)
三菱一号館美術館


シャガール 三次元の世界
会期 2017年9月16日(土)~12月3日(日)
東京ステーションギャラリー


開館35周年記念展 ディエゴ・リベラの時代 メキシコの夢とともに
会期 2017年10月21日(土)~ 12月10日(日)
埼玉県立近代美術館


ゴッホ展 巡りゆく日本の夢
会期 2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)
東京都美術館


THE ドラえもん展 TOKYO2017
会期 2017年11月1日(水)~2018年1月8日(月・祝)
森アーツセンターギャラリー


安藤忠雄展―挑戦―
会期 2017年9月27日(水)~12月18日(月)
国立新美術館


FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展
二十世紀の巨匠
美と崇高の風景写真家 アンセル・アダムス

会期 2017年11月17日(金)~12月6日(水)
FUJIFILM SQUARE


三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館
 (会期終了)
会期 2017年10月7日(土)〜11月26日(日)
渋谷区立松涛美術館


円覚寺宝物風入れ (会期終了)
会期 2017年11月3日(金・祝)~5日(土)

建長寺宝物風入れ (会期終了) 
会期 2017年11月3日(金・祝)~5日(土)

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