« トーハクの一品(その3) 夜着(白綾地雪輪摸様) | トップページ | 表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち »

2017.12.16

オットー・ネーベル展

1


オットー・ネーベル展は、
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催さrています。

会期 2017年10月7日(土~12月17日(日)

先ず、カラーアトラスの展示解説のある「4章イタリアの色彩」から見始めるのがお勧めです。
オットー・ネーベルの抽象画を鑑賞するうえで大きな助けになるはずです。
9
オットー・ネーベル《ポンペイ》『イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)』より、1931年、インク、グアッシュ・紙、オットー・ネーベル財団
― カラーアトラスの解説(HPから) ―
 1931年10月、ローマに到着したネーベルは南国の強い光の下で、驚くほどの階調を含む色彩の輝きに文字通り開眼し、訪れた各都市の色彩、光、響き、ニュアンスの詳細な記録にとりかかった。各頁に描かれた一見不揃いにみえる幾何学的な色面の形状は、ある景観において特定の色彩の占める量の大小やその響きの強弱によって定められた。各場所の「カラーアトラス」に添えられたメモには、家の壁や漁船、オリーブや松の林、山脈や海岸など色彩や響きの元となる「対象物」が記され、個々の対象をどのように色と形へと対応させていったのかが見てとれる。


また、オットー・ネーベルは、
バウハウスの校舎のあるワイマールに滞在した時に、パウル・クレーやワシリー・カンディンスキーと知遇を得て、彼らの作品から制作への多大なるインスピレーションを受けるとともに、生涯、切磋琢磨し共に励ましあった友でした。(パウル・クレーやワシリー・カンディンスキーの作品も展示されています)

初期作品にはシャガールの影響がみられ、シャガール作品の展示もあります。
8
オットー・ネーベル《アスコーナ・ロンコ》
1927年、水彩、グアッシュ・紙、厚紙に貼付、ベルン美術館

マチエール、色面が吸収する光、反射する光、光沢、ドット、重層するハッチングなどの微細摸様の効果・・・緻密に計算されたオットー・ネーベル作品は、印刷物では理解できませんよ!


展覧会の構成は以下の通りです。
プロローグ;オットー・ネーベル「シュトゥルム」と「バウハウス」時代の芸術家
1.初期作品
2
オットー・ネーベル《避難民》
1935年、グアッシュ、インク・紙、オットー・ネーベル財団


2.建築的景観
4
オットー・ネーベル《ムサルターヤの町 Ⅳ 景観B》
1937年、グアッシュ・紙、ベルン美術館

5
オットー・ネーベル《地中海から(南国)》
1935年、水彩・紙、厚紙に貼付、オットー・ネーベル財団

3.大聖堂とカテドラル
4.イタリアの色彩
5.千の眺めの町 ムサルターヤ
6.「音楽的」作品
3
オットー・ネーベル《ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)》
1936年、ラッカー塗料・紙、オットー・ネーベル財団

7.抽象/非対象
6
オットー・ネーベル《叙情的な答え》
1940年、テンペラ・紙、オットー・ネーベル財団

7
オットー・ネーベル《輝く黄色の出来事》
1937年、油彩・キャンヴァス、オットー・ネーベル財団

8.ルーン文字の言葉と絵画
9.近東シリーズ
10.演劇と仮面
11.リノカットとコラージュネーベルの技法の多様性。


HPの動画。


HPの解説。
スイス、ドイツで活動した画家オットー・ネーベル(1892-1973)。1920年代半ばにワイマールに滞在したネーベルは、バウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、長きにわたる友情を育みました。ベルンのオットー・ネーベル財団の全面的な協力を得て開催される、日本初の回顧展となる本展では、建築、演劇、音楽、抽象、近東など彼が手がけた主要なテーマに沿って、クレーやカンディンスキー、シャガールなど同時代の画家たちの作品も併せて紹介することで、ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自の様式を確立していく過程に迫ります。バウハウス開校100周年(2019年)を前に、若き日のバウハウス体験に始まり、素材やマチエールを追求し続けた画家ネーベルの知られざる画業を紹介します。

|

« トーハクの一品(その3) 夜着(白綾地雪輪摸様) | トップページ | 表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オットー・ネーベル展:

« トーハクの一品(その3) 夜着(白綾地雪輪摸様) | トップページ | 表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち »