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2017.07.01

水墨の風 ―長谷川等伯と雪舟

Photo

水墨の風 ―長谷川等伯と雪舟展は、
出光美術館で開催されています。   

会期 2017年6月10日(土)〜 7月17日(月・祝)

展示会場では、先ず「山市晴嵐図」(玉澗)、「破墨山水図」(雪舟)、「布袋・山水図」(雪村)を展示して、玉澗様の継承を検証しています。

墨のグラデーションで即興的に、ダイナミックな景色に描いてしまう感性は、矢張り素晴らしい。

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山市晴嵐図 玉澗 南宋時代末期~元時代初期 紙本墨画 出光美術館蔵

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破墨山水図  画/雪舟 賛/景徐周麟 室町時代 紙本墨画 出光美術館蔵

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四季花鳥図屏風(右隻 )  伝 雪舟 室町時代 紙本着色 出光美術館蔵


そして、雪舟五代を名乗った長谷川等伯。
牧谿の絵画表現の影響が色濃く表れていると言われていますが、日本の風景へ見事にアレンジ、等伯の景色は素晴らしい。
湿潤な空気感と光の演出の見事さ!
「竹鶴図屏風」が展示されているケース前のベンチに座ってじっくり鑑賞してきました。
(6/25までの展示です)

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竹鶴図屏風 長谷川等伯 桃山時代 六曲一双 紙本墨画 出光美術館蔵(6/25までの展示です)
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竹鶴図屏風(部分)

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松に鴉・柳に白鷺図屏風 長谷川等伯 桃山時代 六曲一双 紙本墨画 出光美術館蔵


三章では、日本で水墨画が本格的に描かれ始めた室町時代のヴァリエーションに富んだ作品を展示。
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山水図 伝 周文 室町時代 紙本墨画淡彩 出光美術館蔵

四章で近世の水墨画として初期狩野派、そして江戸狩野派の作品、池大雅・浦上玉堂らによる文人画をとり取り上げています。

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日本における水墨の「風」を考える上で欠くことのできない雪舟と長谷川等伯。本展で、伝統、「画風」「遺風」を基盤としながらも新たなる風、「流儀」や「様式」を興したふたりの創作意欲の源に迫りつつ、さらに日本における水墨画がいかなる遺風にならい、いかなる新風を興したのかを、深く読み解いてゆきます。

展覧会の構成は以下の通りです。
第1章
雪舟を創りあげたもの ─「破墨山水図」への道
第2章
等伯誕生 ─水墨表現の展開
第3章
室町水墨の広がり
第4章
近世水墨 ─狩野派、そして文人画へ


開催概要(HPから)
会墨の濃淡によって生み出されるグラデーションが、画面に無限の奥行きと広がりをもたらす水墨画。中国を発祥とするこの斬新な絵画表現は日本にも伝播し、室町時代を経て独自の表現美を獲得することとなりました。本展では、この東洋独自の絵画表現である水墨画の魅力を、「風」をキーワードに迫ってゆきます。
「風」は、「かぜ」と読めるのと同時に、「画風」「遺風」といった言葉からもわかるとおり、「流儀」や「様式」といった意味も含んでいます。日本における水墨の「風」を考える上で欠くことのできないのが、雪舟と長谷川等伯というふたりの画家です。雪舟は、当時の日本で重んじられた画法を学びながらもそれに飽き足らず、中国に渡って日本とは全く異なる本場の絵画動向に触れ、強い表現性を持つ水墨画を生み出すに至りました。そして等伯は、雪舟以後に大きな飛躍をとげた水墨画をさらに変革し、日本人の心性にかなった、情緒あふれる絵画表現にまで高めたのです。
今回は、雪舟の「破墨山水図」、そして長谷川等伯の描いた「松に鴉・柳に白鷺図屏風」という、出光美術館を代表するふたつの作品を中心に、選りすぐりの中国・日本絵画の名品と、今回特別に出品される作品をまじえ、伝統を基盤としながらも新たなる風を興したふたりの創作意欲の源に迫りつつ、さらに日本における水墨画がいかなる遺風にならい、いかなる新風を興したのかを、深く読み解いてゆきます。


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