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2017.01.29

国立新美術館 開館10周年記念ウィーク

2007年東京ミッド タウン開業とともに、サントリー美術館が移転開館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館がが始動しました。

国立新美術館
では「国立新美術館 開館10周年記念ウィーク」として、館内でスペシャルイヴェントを開催しています。

会期:2017年1月20日(金)~1月30日(月)

会場では、
過去10年間の活動をポスターと資料で回顧しています。
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エマニュエル・ムホー《数字の森》が人気で皆さんカメラマンになっていました。
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地下鉄乃木坂駅から国立新美術館に向かうエスカレーターの天井には
石田尚志の映像インスタレーション
が展開されています。
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前庭では草間彌生の展覧会開催に先駆けて、インスタレーション《木に登った水玉》も行われています。
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会期中、多彩なイベントが行われていますので、参加してみるのも良いかと・・・思いますが、明日までですから今更ですかね?


サントリー美術館では、
開催中の
サントリー美術館新収蔵品 コレクターの目 ヨーロッパ磁器と世界のガラス
の中で、過去10年間に開催された展覧会を、ポスターで回顧しています。

次回展覧会からは、
六本木移転10周年記念展覧会が予定されています、こちらも楽しみですね。
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21_21 DESIGN SIGHTは記念イベントの予定、ないのでしょうか?
HPを見る限り現時点では無いようですね・・・・・

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2017.01.27

吉岡徳仁 スペクトル − プリズムから放たれる虹の光線

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吉岡徳仁 スペクトル − プリズムから放たれる虹の光線は、
資生堂ギャラリーで開催されています。

2017年1月13日(金)~3月26日(日)

受付けを階段の踊り場に移動して、地階フロア全体をインスタレーションの空間にしています。
薄靄の中に、Water Block(ベンチ)が2基、正面のスリット(壁の)の向こうに数多くのプリズムが真円状に配置されていて、光の照射を受けて、壁に、床に、スペクトルが写っています。
展示会場の構造を上手く利用した、シンプルな空間演出が見事です。

吉岡徳仁の作品は期待を裏切らない! 今回も!

奥の部屋で、吉岡徳仁の数々の作品がスライドで紹介されています。

以下の画像は、スマホで撮影しました。

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Water Block(ベンチ)が2基

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スライドで作品を紹介しています。
この画像は、KOU-AN Grase Tea House


HPの解説。


資生堂ギャラリーでは、プリズムでつくられた彫刻から放たれる、虹の光線による神秘的な光を体感する吉岡徳仁氏による新作のインスタレーションを展示します。自然哲学者であるニュートンは透明な多面体プリズムに太陽光を通して、光の中には様々な色の光が重なり合って存在するものだと示し、私たちは日々、自然から色を学び、感じてきました。そのプリズムによって分光された光が、美しい虹色の光線となったスペクトルを放ちます。
吉岡徳仁氏は、デザイン、アート、建築など、幅広い領域において、自由な着想と実験的なテクノロジーから生み出される作品により、世界に影響を及ぼす創り手の一人として、国内外で高く評価されています。吉岡氏はこれまで、自然と人間の関係性に着目し、光がもたらす感覚を追求し研究を重ね、独自の手法で作品を表現してきました。
2013年、東京都現代美術館で開催された個展「TOKUJIN YOSHIOKA_Crystallize」では、プリズムによって作られた「虹の教会 - Rainbow Church」、また、2011年に開催された「第54回ヴェネツィア ビエンナーレ国際美術展」では、建築プロジェクト「ガラスの茶室 - 光庵」を発表し、その建築は、2015年に京都の重要文化財に指定された天台宗青蓮院門跡境内将軍塚青龍殿の大舞台に設置されました。そのガラスの茶室と自然の光を一体化させることで、感覚の中に存在する日本文化の本質を見ることを試み、世界の注目を集めました。
本展においても、吉岡徳仁氏の新たな試みにご期待ください

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2017.01.23

映画『沈黙‐サイレンス‐』

Tinnmoku


映画『沈黙‐サイレンス‐』公式サイト


待ち望んでいた映画なので、早目に観に行こうと思っていました。
観る予定で出かけた展覧会の開催日を勘違いしていて、時間ができたので、急遽見ることにしました。
六本木の映画館でしたが・・・私の前の席には外国人のシスター二人、場所柄、他にも外国の方が散見されました。
日本語のみで語られる場面があって、(英文字幕なし)どうなのかな~なんて、余計なことも考えたりして・・・上映時間162分の長編ですが、長さは感じず楽しめましたよ!


蝉しぐれ・・・暗闇・・・silence・・・映画の導入部です。
エンドロールには虫の声が流れて・・・・
(小説の風景(情景)描写に多用されていたのを思い出す)
映画は、ほぼ原作通りに進行します。


江戸初期、幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎で宣教師フェレイラの消息が途絶えた。
「捕らえられたフェレイラが棄教した」という噂も伝えれれていた。

弟子のロドリゴとガルペは、師フェレイラを追い日本に潜入すべく、マカオで支那人の水夫と船を調達した。
その支那人に、日本に帰りたがっているキチジローという日本人がいると紹介される。
酒に溺れ、狡そうな目をしたこの男の手引きによって、マカオから長崎への潜入を企てる。

月の出ない暗闇の中、船は入り江の浅瀬に辿り着いた。
砂浜の窪地に隠れていた、ロドリゴとガルペの前にキチジローに導かれたトモギ村の信者たちが現れる。

二人は、トモギ村民の惨めな日々の生活の惨状を目の当たりにする。

トモギ村の炭小屋に隠された二人は、村民に告悔、洗礼などを行うようになる。

そして、宣教場所を、求めに応じて広げようと・・・手引きはキチジロー。

しかし、トモギ村にも突然、役人が捜査に入る。

ロドリゴとガルペは、宣教が途絶えることを懸念し、別行動をとることに決る。

幕府の取締りは厳しさを増し、拷問にかけられ死んでいく村民を前にロドリゴは苦しむ。

トモギ村を海路逃れ五島を目指すロドリゴの前に、あのキチジローが現れる。
ロドリゴが疑っていた通り、キチジローはロドリゴを売った。

囚われの身となったロドリゴの前に、マカオでも聞いていた最も恐ろれられた男、長崎奉行の 井上筑後守が現れる。
「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。
転びなさいと・・・・
次々と犠牲になる人々・・・・

守るべきは信念か?
虐げられ、惨めな生活の中で死にゆく隠れキリシタンの命か?

ロドリゴの決断は・・・・

フェレイラの消息は・・・

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ロドリゴとキチジローの心象風景のやり取りががもう少しきめi細やかだとよかったんだけど・・・
でもいい映画です。

以前から過剰演技が気になっていた役者さん、無難にこなしていて違和感がなかった。

モキチ役の塚本晋也がいいなぁ~

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書いていて気づいたのですが、拙ブログの前回投稿「岩佐又兵衛」と沈黙に登場する人物はほぼ同時代を生きた人々なんだと・・・
歴史は、かくも深く重層的なものなのだと・・・

拙ブログ関連投稿記事
特別公開「新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像」


朝日新聞デジタル
尊重が恐怖を緩和する スコセッシ監督インタビュー

スコセッシ監督の解釈が象徴的に映し出されているのが、棺の中のロドリゴが十字架を手にする最後のシーンだ。
「すべてはあのシーンに集結する。あのラストをどう描くかを決めるのに28年かかったといっても過言ではない」
~略~
最終的にロドリゴはキリスト教からは切り離されるが、自分の信条、信念は固く持ったままである。映画ではそこをもう少しはっきりと描きたかった。



映画『沈黙-サイレンス-』本予告


原題 Silence
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
上映時間 162分
映倫区分 PG12


キャスト

ロドリゴ: アンドリュー・ガーフィールド

ガルペ: アダム・ドライヴァー

フェレイラ: リーアム・ニーソン

通辞: 浅野忠信

キチジロー: 窪塚洋介

モキチ: 塚本晋也

井上筑後守: イッセー尾形

小松菜奈

加瀬亮

笈田ヨシ

キアラン・ハインズ

スタッフ

監督: マーティン・スコセッシ

製作総指揮:
デイル・A・ブラウン
マシュー・J・マレク
マニュ・ガルギ
ケン・カオ
ダン・カオ
ニールス・ジュール
ジャンニ・ヌナリ
レン・ブラヴァトニック
アヴィヴ・ギラディ
ローレンス・ベンダー

脚本:
ジェイ・コックス
マーティン・スコセッシ

音楽:
キム・アレン・クルーゲ
キャスリン・クルーゲ


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2017.01.20

開館50周年記念 岩佐又兵衛と源氏絵 ―〈古典〉への挑戦

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開館50周年記念 岩佐又兵衛と源氏絵 ―〈古典〉への挑戦は、
出光美術館で開催されています。

会期 2017年1月8日(日)~2月5日(日)

岩佐又兵衛(1578-1650)は戦国武将・荒木村重(1536-86)の子(一説に孫)として生まれます。

村重は信長に対する謀反により失脚。
信長の死後に堺に戻り大阪の茶人として復帰、利休とも親交を持ちました。

村重の子として生まれた岩佐又兵衛は、文芸や絵によって生計を立てることを余儀なくされ、京都、福井、江戸と移り住みます。

若いころから、日本と中国のあらゆる画題に対して、絵画の技法を学びましたが、生涯にわたって絶えず意を注ぎ続けたのが『源氏物語』を題材にした源氏絵です。

この展覧会では、当時の源氏絵を牽引する立場にあった土佐光吉(1539-1613)の源氏絵に始まり、岩佐又兵衛の描く源氏絵の個性と変遷をたどり、さらに〈浮世絵の開祖〉とも称された又兵衛と江戸の浮世絵師との接点を探ります。


展覧会の構成は次の通りです。

第1章  〈古典〉をきわめる―やまと絵の本流による源氏絵

第2章  ひとつの情景に創意をこらす ―又兵衛の源氏絵の新しい試み

第3章  さまざまな〈古典〉を描く―又兵衛の多彩な画業

第4章  単一場面から複数場面へ ―又兵衛の〈型〉とその組み合わせ

第5章  物語のながめ ―いわゆる54帖屏風にみる〈古典〉と創造

第6章  江戸への展開 ―又兵衛の源氏絵が浮世絵師に残したもの


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源氏物語 野々宮図(部分) 岩佐又兵衛 出光美術館

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源氏物語 花宴図 岩佐又兵衛 所在不明
実物大?プリントが展示されています。
『浮世絵大家集成1岩佐又兵衛・菱川師宣篇』大鳳閣書房より

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官女観菊図 岩佐又兵衛 山種美術館
実物大?プリントが展示されています。

私が、岩佐又兵衛で思い浮かべるのは、これらの斬新な表現の作品です。
山種美術館の《官女観菊図》を何度も観ているからかもしれません。

《野々宮図》以外は実物大?のプリントが展示されています。

物語の全体像を俯瞰的にとらえるよりも、個々の特徴的なエピソードに向き合い、その内容を深く理解することこそ、源氏絵の制作に臨む又兵衛の基本的な姿勢だったといえます。(HP解説から)

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源氏物語画帳 土佐光吉 京都国立博物館

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源氏物語図屏風(右隻部分) 岩佐勝友 江戸時代 出光美術館

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和漢故事説話図 須磨 岩佐又兵衛 福井県立美術館

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源氏物語図屏風 伝 岩佐又兵衛 江戸時代 大和文華館


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源氏物語図屏風 伝 岩佐又兵衛 江戸時代 細見美術館

HPの解説。


この度、桃山時代から江戸時代初期に活躍した絵師・岩佐又兵衛(いわさまたべえ 1578-1650)の絵画、とくに王朝文学の傑作『源氏物語』に題材をとった作品(源氏絵)に注目した展覧会を開催いたします。
戦国武将・荒木村重(あらきむらしげ 1536-86)の子(一説に孫)に生まれながらも、村重の謀反により、文芸や絵によって生計を立てることを余儀なくされた又兵衛。さまざまな絵画の技法を操り、和漢のあらゆる主題に貪欲に取り組んだ又兵衛の画域は、実に広い範囲におよんでいます。そのなかで、又兵衛が生涯にわたって絶えず意を注ぎ続けた画題のひとつに、源氏絵があります。又兵衛は、この古典中の古典ともいうべき難しいテーマに、どのように挑んだのでしょうか。この展覧会では、又兵衛の源氏絵を中心に、又兵衛と同じ時代を生きた絵師たちによる源氏絵を加え、彼らが伝統を真摯に学びつつも、それにとらわれることのない自由で柔軟な発想によって、過去に例のない新鮮な源氏絵を生み出してゆく様子をご覧いただきます。
2017年は、それまで京都と福井で絵筆をふるっていた又兵衛が、活動の拠点を江戸に移してから380年の記念の年にもあたります。そこで、〈浮世絵の開祖〉とも称された又兵衛の絵画が、江戸の浮世絵師たちにどのような刺激を与えたのかを考えるために、『絵入源氏物語』や『十帖源氏』、菱川師宣(ひしかわもろのぶ ?-1694)が江戸版の挿絵を担当したとされる『おさな源氏』など、歌人・俳人で古典学者の松永貞徳(まつながていとく 1571-1653)の流れをくむ文化人たちが携わり、版行された梗概書(こうがいしょ)(『源氏物語』のダイジェスト)を取り上げつつ、又兵衛との関係を探ります。

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2017.01.18

興福寺の寺宝と畠中光亨展(興福寺中金堂再建法相柱柱絵完成記念)

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興福寺の寺宝と畠中光亨展(興福寺中金堂再建法相柱柱絵完成記念)は、

日本橋髙島屋8階ホール で開催されています。
(今年一年間、各地を巡回します)

会期(高島屋) 2017年1月11日(水)~1月23日(月)


興福寺のHP

進められている興福寺の伽藍復興事業の中核が三百年ぶりの「中金堂」再建事業で、2018年秋の落慶を予定しています。
中金堂の内陣には法相宗祖師を描いた「法相柱」という柱が存在していたことが分かっていて、このほど日本画家畠中光亨氏による「法相柱柱絵」が完成しました。
この展覧会は、奉納前の祖師画を初公開しています。
至近距離で拝見できるまたとない機会です。
群青を背景に、祖師像が明瞭に浮かび上がる素晴らしい作品です。

また、畠中光亨の作品が沢山展示されています。
社会性に富んだ現代の仏画、その表現力は秀逸で魅力的です。
ダライ・ラマ、マザーテレサ、ガンジー、原発関連風景等々・・・

HPの解説。

法相宗大本山興福寺は、創建以来千三百年の間、我が国の歴史・文化に深くかかわってきた奈良の名刹です。法相教学の中心寺院として栄え、幾多の戦乱や災害の中で堂塔の焼失と再建を繰り返しながらも、優れた仏教美術を育み守ってきました。
現在、境内では、発掘調査をもとに創建時の伽藍復興が進められています。その中核となるのが、「中金堂」の約三百年ぶりの再建事業で、2018年秋の落慶を予定しています。中金堂の内陣には、法相宗祖師を描いた「法相柱(ほっそうちゅう)」という柱が存在していたことが数々の史料に記されており、この法相柱の再現は今回の中金堂の再建に欠かせない事業です。興福寺ならびに日本経済新聞社は、中金堂再建を記念した本事業を「興福寺プロジェクト」と名付け、仏教に造詣が深い日本画家の畠中光享(はたなかこうきょう)画伯に祖師画の制作を依頼、平成の法相柱再興に取り組んできました。
このほど法相柱柱絵の完成を記念し、お披露目の展覧会を開催する運びとなりました。本展覧会では奉納に先立ち、すべての祖師画を初公開し、あわせて興福寺の寺宝、加えて畠中画伯の代表作・新作も展観します。祖師画は高さ約10メートルにもおよぶ法相柱に貼り上げられたのちは、間近で鑑賞することは難しくなるため、本展は大変貴重な機会となります。


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祖師画法(相柱柱絵) 畠中光亨

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大職冠像(部分) 江戸時代17世紀 興福寺

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濁水に汚されない蓮の様に  畠中光亨

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私は行く(部分) 畠中光亨

興福寺中金堂再建記念展と銘打った特別展示が根津美術館で行われています。

秋にはトーハクでも・・・・

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興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」
東京国立博物館 平成館 特別展示室
会期 2017年9月26日(火) ~ 2017年11月26日(日)

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特別展示「再会―興福寺の梵天・帝釈天」
根津美術館 展示室3
会期:1月7日(土)〜3月31日(金)

根津美術館では コレクション展染付誕生400年
が開催されています。(上記特別展示は同時開催です)
2017年1月7日(土)〜2月19日(日)

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2017.01.15

「世界遺産 ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」

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「世界遺産 ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」は、
国立科学博物館で開催されています。

会期 2016年11月1日(火)~2017年2月19日(日)


今から2万年ほど前、フランス南西部のヴェゼール渓谷にある洞窟に、躍動感溢れる動物たちの彩色画が描かれました。

ラスコー洞窟に壁画を残したクロマニョン人は、「ヒト属」の中で生き残ったホモ・サピエンス(新人)がアフリカで進化し、5万年前以降に世界中へ大拡散、そのうち、南西フランスから北スペインに分布した人間集団です。

ラスコー洞口壁画は1940年に地元の少年が偶然発見しました。
発見を知って多くの見物客が訪れましたが、そのことにより洞窟環境が悪化した為、壁画を後世に残すため洞窟は閉鎖されました。

フランス政府は保全のため閉鎖されたラスコーの壁画の復元製作を始めました。
そして、精巧な洞窟壁画が実物大で再現されました。

この展覧会では、現在は入ることができない洞窟内部を再現し、素晴らしい洞窟壁画のレプリカで疑似体験出来るように、試みています。

展覧会の構成は次の通りです。

1章 衝撃の発見、壁画の危機、そして閉鎖

2章 よみがえるラスコー洞窟

3章 洞窟に残されていた画材、道具、ランプの謎
 
4章 ラスコー洞窟への招待

5章 ラスコーの壁画研究

6章 クロマニョン人の世界:芸術はいつ生まれたのか
 
7章 クロマニョン人の正体:彼らはどこから来たのか

8章 クロマニョン人がいた時代の日本列島


HPの解説。

 今から2万年ほど前、フランス南西部のヴェゼール渓谷にある洞窟に、躍動感溢れる動物たちの彩色画が描かれました。そこはラスコー洞窟、壁画を描いたのはクロマニョン人です。ラスコー洞窟の壁画は、彼らが描いた数ある壁画の中でも色彩の豊かさや、技法、そして600頭とも言われる描かれた動物の数と大きさなどが格別に素晴らしく、1979年に世界遺産に登録されました。壁画を保存するため、洞窟は現在非公開となっていますが、その魅力を広く人々に知ってもらうべく、フランス政府公認のもと制作され世界巡回している展覧会が「LASCAUX INTERNATIONAL EXHIBITION」です。 2016年秋、世界各国で人気を博しているこの巡回展に日本独自のコンテンツを加えた特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」が、国立科学博物館で開催されます。
 本展では、謎に包まれたラスコー洞窟の全貌を紹介するとともに、1ミリ以下の精度で再現した実物大の洞窟壁画展示によって、研究者ですら入ることができない洞窟内部の世界を体験することができます。また、クロマニョン人が残した芸術的な彫刻や多彩な道具にも焦点をあて、2万年前の人類の豊かな創造性や芸術のはじまりを知る旅にご案内いたします。


以下の画像は、スマホで撮影しました。
(撮影不可の展示物が多数ありますので、注意が必要です)

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実際に見つかっている石骨をもとに復元したクロマニヨン人。
現代人と変わらない・・・・

クロマニョン人が活動した約4万5000 ~ 1万5000年前を後期旧石器時代といいます。今よりも気温が低く草原が広がる中を、マンモス、オオツノジカ、ホラアナライオンなどの動物たちが歩き回っていました


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ラスコー洞窟の1/10模型が展示されています。


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ラスコー洞窟壁画レプリカ展示コーナー入口で・・・・


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2メートルの巨大な「黒い牝ウシ」と馬の群れ


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ハシゴを登って描いた?「泳ぐシカ」


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春に描かれた「背中合わせのバイソン」


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トリ人間 !? 謎に満ちた「井戸の場面」



国立科学博物館、ラスコー展=クロマニョン人が残した洞窟壁画再現
時事通信社/JIJIPRESS

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2017.01.12

クラーナハ展―500年後の誘惑

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クラーナハ展―500年後の誘惑は、

国立西洋美術館で開催されています。

会期 2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)

1472年生まれのクラーナハは、同じ時代を生きたアルプレフト・デューラー(1471-1528)と並び称された、存命中から成功を収めた巨匠です。

父から絵の技術を学んだクラーナハは、32歳のころ宮廷画家として招かれて、ザクセン公国の都ヴィッテンベルクへ向います。
やがて、大規模な工房を経営して、絵画の大量生産をしていました。

当時のドイツでは、マルティン・ルターを中心とした宗教改革が行われていました。

クラーナハとルターは友人で、記憶に残っている(私の?)ルターの肖像画は、クラーナハによるものです。

宗教改革の余波で、祭壇画などの需要が減少したため、工房維持の為に、裸婦画等の作品制作が増えるという一面もあったようですが、カトリックの顧客である諸侯の作品も引き続き描いていたそうです。

《ヴィーナス》 (1532年)に代表される裸婦画と、数年間の修復を終えて日本初公開となる《ホロフェルネスの首を持つユディト》(1530年頃)がこの展覧会の目玉作品ですね。

「女のたくらみ」とうテーマが通底した作品群も・・・・そういう見方で鑑賞するのも面白いと思いました。

クラーナハの作品に刺激を受けた、近現代アーティストの作品んも多く展示されていて、二通りの楽しみ方ができる展覧会でもあります。

展覧会の構成。

1 蛇の紋章とともに─宮廷画家としてのクラーナハ

2 時代の相貌─肖像画家としてのクラーナハ

3 グラフィズムの実験─版画家としてのクラーナハ

4 時を超えるアンビヴァレンス─裸体表現の諸相

5 誘惑する絵─「女のちから」というテーマ系

6 宗教改革の「顔」たち─ルターを超えて

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ルカス・クラーナハ(父)
《マルティン・ルターの肖像》
1525年、油彩/板、ブリストル市立美術館


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ルカス・クラーナハ(父) ホロフェルネスの首を持つユディト
1530年頃、油彩/板 ウィーン美術史美術館

ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを多くの画家が作品を残していますね!

信仰篤い未亡人ユディトが住むベツリアの町を、ホロフェルネス率いるアッシリア軍が包囲した。

ユディトは「ベツリアの攻略方法を教える」と言って敵将ホロフェルネスに近づいた。

ホロフェルネスはユディトの美しさに気を許し、酒宴に招いた。

ユディトはホロフェルネスが酔いつぶれて寝込んでしまうのを待ち、首を切り落とした。

将軍のいないアッシリア軍はあっさりと敗退した。

旧約聖書外典の1つである『ユディト記』

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ルカス・クラーナハ(父)  ルクレティア
1529年 油彩/板 サラ・キャンベル・ブラッファー財団、ヒューストン


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ルカス・クラーナハ(父)  正義の寓意(ユスティティア) 
1537年 油彩/板 個人蔵

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ルカス・クラーナハ(父) ヴィーナス  
1532年 油彩/板  シュテーデル美術館、フランクフルト


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ルカス・クラーナハ(父)  泉のニンフ
1537年以降 ワシントン・ナショナル・ギャラリー


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ルカス・クラーナハ(父)   不釣り合いなカップル
1530/40年頃 ウィーン美術史美術館

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ルカス・クラーナハ(父)   ヘラクレスとオンファレ  
1537年 油彩/板 バンベルク財団、トゥールーズ

HPの解説。

ルカス・クラーナハ(父、1472-1553年)は、ヴィッテンベルクの宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家です。大型の工房を運営して絵画の大量生産を行うなど、先駆的なビジネス感覚を備えていた彼は、一方でマルティン・ルターにはじまる宗教改革にも、きわめて深く関与しました。けれども、この画家の名を何よりも忘れがたいものにしているのは、ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを、特異というほかないエロティシズムで描きだしたイメージの数々でしょう。艶っぽくも醒めた、蠱惑的でありながら軽妙なそれらの女性像は、当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。

日本初のクラーナハ展となる本展では、そうした画家の芸術の全貌を明らかにすると同時に、彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。1517年に開始された宗教改革から、ちょうど500年を数える2016-17年に開催されるこの展覧会は、クラーナハの絵画が時を超えて放つ「誘惑」を体感する、またとない場になるはずです。



クラーナハ展 細部に宿る美 西洋美術館で
NIKKEI


クラーナハ《ホロフェルネスの首を持つユディト》 国立西洋美術館 クラーナハ展 ─ 500年後の誘惑
InternetMuseum



クラーナハ展 4章「裸体表現の諸相」 国立西洋美術館 クラーナハ展 ─ 500年後の誘惑
InternetMuseum


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2017.01.03

博物館に初もうで 2017年

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博物館に初もうでは、
東京国立博物館で開催されています。

会期 2017年1月2日(月) ~ 2017年1月29日(日)


「博物館に初もうで」は、今年で14年目を迎えました。
このイベントも毎年入場者が増加傾向で、昨日( 2日)も大変な人出でした。

特に
博物館に初もうで 新年を寿ぐ鳥たち 」の展示会場はワークシート (2日、3日先着3000名)参加者でごった返していました。
私も参加し、正解して、メモパッドを頂いてきました。


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国宝「松林図屛風」の前は人には常時人だかり。

HPの解説。

新春気分を盛り上げる展示・イベントが盛りだくさん!

新年恒例となる「博物館に初もうで」も、今年で14年目を迎えます。
トーハクでは、国宝「古今和歌集(元永本) 上帖」や国宝「松林図屛風」をはじめとする名品の新春特別公開と、吉祥をテーマにした作品、干支の酉にちなんだ特集など、お正月らしい作品の数々で皆さまをお迎えします。また、和太鼓や獅子舞などの伝統芸能もお楽しみいただけます。
一年のスタートにぜひトーハクへお越しください!

新春特別公開
特集 博物館に初もうで 新年を寿ぐ鳥たち
黒田記念館
新春イベント
お年玉・プレゼント


2日、3日は、
屋外でも獅子舞などの新春に相応しいイベントが行われて、この日も人気を集めていました。

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2017.01.02

新年のご挨拶

明けましておめでとう御座います。
旧年中は拙blogにお付き合い戴き有難う御座いました。
本年もよろしくお願い致します。

Houou
伊藤若冲 旭日鳳凰図(部分)


本年も、美術館めぐりの記事投稿が主になると思いますが、ジャンルに拘らず読書、旅行、祭りなどの感想記事投稿の割合も増やしていきたいと考えています。
パソコンのスイッチを入れたついでにでも拙blogに寄ってみて下さい。

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