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2013.09.15

モローとルオー 聖なるものの継承と変容

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この展覧会は、パナソニック汐留ミュージアムで9月7日〜12月10日まで開催されています。


子弟を超えた、魂の絆。
19世紀パリ、美しき師弟愛の物語。


見どころ
1、師モロー、弟子ルオー、世界初の二人展
2、来日する作品の半数以上が初公開
3、ギュスターヴ・モロー美術館長渾身の作品コレクション
(以上、チラシから)

アット、驚くような作品が展示されているわけではありません。
師モローと弟子ルオーの関係に焦点を当てた展覧会です、
「納得、”なっとく”そして新たな発見」があるかもしれませんよ。

モロー教室の優等生ルオーとモローの師弟関係を超えた絆は、生涯続きます。
自作展示のために自宅を美術館にしたモロー、その美術館の初代館長はルオーです。

この展覧会では、モローとルオーの往復書簡(1892〜1897、98)全22通の中の数点が紹介されていて、その絆の一端を垣間見ることが出来ます。

この美術館での過去の展覧会でもルオーの初期の作品は展示されていましたが、今回もかなりの絵画、習作が展示されていて、その卓越した技量が分かります。
所謂ルオーらしい作品?への変遷を考えたりもしました。
また、モローの油彩下絵(エボーシュ)が数点展示されていて興味を持ちました。
モローが強調した「色彩の開放」「美しい材質感」のエッセンスですね、ルオーの作品絵の投影を考えたりしました。

HPの紹介文です。

象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826−1898)。国立美術学校の名教授としてマティス やマルケなど多くの画家を育てたモローが最も愛した生徒がいました。後に20世紀最大の 宗教画家と呼ばれるジョルジュ・ルオー(1871−1958)です。モローはルオーの才能を見抜き、 熱心に芸術上の助言を与えました。ルオーはマティエールや内的ヴィジョンへの感覚を師から 受け継ぎ、やがて自身の作品の中で我がものとしていきます。
「我が子ルオー」「偉大なる父」と彼らの往復書簡の中で呼び合う二人の間には、師弟を超えた 特別な絆がありました。モローは遺言によりルオーをモロー美術館初代館長に任命し、自分 亡き後も愛弟子を導き続けます。ルオーはモローへの感謝を生涯忘れることはなく、精神的な 父としてのその存在は彼の芸術と人生に深い影響を及ぼしたのです。
汐留ミュージアム開館10周年を記念する本展は、ギュスターヴ・モロー美術館館長監修により企画 され、パリに先駆けて開催される世界初の二人展です。モロー晩年の未公開作品やルオーの美術学校時代の作品など日本初公開を多く含む作品がフランスからやってきます。油彩画、素描、 書簡など約70点を通して、モローとルオーの芸術と心の交流の軌跡をたどる貴重な展覧会です。

展覧会の構成は以下の通りです。

・ギュスターヴ・モローのアトリエ
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ジョルジュ・ルオー 《トュリウスの家におけるコリオラヌス》 1894年

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ジョルジュ・ルオー 《夜の風景または作業場での乱闘》 1897年

・裸体表現

・ルオーとモローの往復書簡

・聖なる表現
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ジョルジュ・ルオー 《聖顔》 1993年


・マティエールと色彩

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ギュスターヴ・モロー 《パルクと死の天使》

1
ジョルジュ・ルオー 《我らがジャンヌ》 1948-49年

・特別セクション 幻想と夢

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ギュスターヴ・モロー 《一角獣》 1885年頃 

00013
ギュスターヴ・モロー 《ヘラクレスとレルネのヒュドラ》 

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