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2009.08.09

ゴーギャン展

Gogyanblog

蒸し暑い日が続き、お酒ばっかり飲んでいるので、投稿をサボってばかり。
この展覧会、期待していました。

東京近美で9月23日まで開催されています。

1点集中とでも言ったら良いのでしょうか、展示作品数は多いとはいえません。
物足りなさを感じた方もおられるかもしれません。
でも、じっくり考えながら見るという意味では、お手ごろなのかもしれませんね。

私は、3時間程度掛けてゆっくり観て来ました。
ただ、混雑を予想してか、会場内に坐る場所が皆無というのは、高齢の方にはきわめて不親切。
(出口付近にはありますが)
ご高齢のご婦人が、申し訳ありませんがとことわって、空いていた監視員の椅子に座らせてもらっていました。
いつも、思うことは、人気展覧会に、障害者と高齢者に対する配慮が、無いことです。

さて本題。
3章に纏めた展覧会の内容は...。
第1章 野生の解放
第2章 タヒチへ
第3章 漂泊のさだめ

最後の大作「我々は何処から来たのか 我々は何者か 我々は何処に行くのか」が売りですよね。
解説DVDと詳細解説付展示で、2ブロック使っています。
ゴーギャンの生涯の集大成ですね。
Gogyanware


Gogyanwae2

「芸術は抽象なのだ」とするなら、当然どの様にこの作品を解釈するかは、個々人で違ってきます。
通りすがりの、団体鑑賞者が「なんだか分からないがが冥土の土産に」というのも正解。
後に、じんわりと、でしょう。
ただ、ゴーギャンに関しては、彼の生涯を多少なりと知っていて、観ると、かなりの助けになることは確かです。
この一枚の中に、人生が詰まっています。
自分を野蛮人と称したこと、幼少期のペルーでの生活、株取引仲介人からの、30歳半ばにしての画家への転進、焦り、周囲との軋轢、印象派にとどまれなかった気質、画家として認めない妻、最愛の娘の19歳での死、パリ画壇の評判、病、貧困。
キリスト教、西洋、未開への憧憬。
この作品を観ながら様々な連想をしていると直ぐ時間がたってしまいます。

全作品を観る中で、私は、ゴーギャンの魅力は、色彩にかなりの比重ありと思いました。
パリを離れてからの....。
マーク・ロスコの作品に感じるあの感情の高揚に似たもの感じました。

今回は、図録にも拍手、入場前に購入して図録に眼を通してからというのがお勧め。
一日掛けてじっくり、ゴーギャンの人生と作品について考えてみる。
そんな一日も良いかもしれませんよ。

こんな作品も気になりました。
Gogyan2tariblog
二人のブルターニュ女のいる風景

Gogyanjyunblog
純潔の喪失

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