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2008.11.16

沖縄・プリズム 1872-2008

Okinawapurizumu

沖縄に住んでみたい。
今でも、その気持ちはあるのですが、実現は難しい。

そんな沖縄、複雑な心境で観てきた。
観にいったのは、2週間前。

12月21日まで、竹橋の近美で開催されています。


「沖縄プリズム」
いいタイトルをつけたと思います。
Okinawapurizumu1blog

沖縄の抱えてきた、今も抱える問題をプリズムを通して細分化明示させてくれます。
基地問題、生きるためのブラジル移民、戦前戦中、国策宣伝映像。
戦中の沖縄県民の苦しみ。
佐藤、ニクソン会談。
沖縄県民の生活。
そして、沖縄の作家が描いた作品。
(國吉清尚、石川真生、平敷兼七、知花均、宮城明、粟国久直、圓井義典、阪田清子、伊志嶺隆、波多野哲朗、掛川源一郎、比嘉康雄、比嘉豊光、上原美智子、与那覇大智、山城知佳子、照屋勇賢)

そして、本土作家の描いた沖縄イメージ。
(山本芳翠、冨田溪仙、菊池契月、鳥海青児、藤田嗣治、前田藤四郎、木村伊兵衛、柳宗悦)


どちらかと言うと社会性の強い展覧会。
美術館の展示としては、特異な部分に入るのかもしれません。

昔の雑誌を探してみた。
雑誌「世界」には沖縄の記事は多い。
展覧会にも展示されていた。
大江健三郎「沖縄ノート」も書棚に残っていた。
内容は思い出せない。

私の頭の中も、綺麗な海の沖縄、が大半を占めてしまった。
この展覧会、もう一度じっくり、観たいとおもう。

そうそう、儀間比呂志は好きな作家、氏の描く人物は、ピカソ新古典主義時代の作風を髣髴とさせる力強さがある。

本展の見所をHPから引用させていただきます。


■沖縄と本土の対話
この展覧会は、昨秋オープンした沖縄県立美術館の開館記念展「沖縄文化の軌跡 1872-2007」(2007年11月-2008年2月)に連動するものと位置づけられています。同じ時代を扱いながらも、沖縄と本土それぞれの視点で構成された二つの展覧会の内容は、当然のごとく異なります。いわば展覧会を通した両者の対話の試みといえるでしょう。

■沖縄の「現在」に向き合う
沖縄を主題にした展覧会は数多く開催されてきましたが、そのほとんどが琉球王朝期の美術工芸を扱ったものでした。なぜ沖縄の「過去」ではなく「現在」に注目しないのでしょうか。この展覧会では、沖縄が経験した近・現代の苛酷な現実と、それを映し出す表現との関係を検証します。

■沖縄イメージの変遷とその更新
主として本土のマス・メディアや観光的な視線によって作り上げられた「青い海」「癒しの島」などステレオタイプな沖縄のイメージ。この展覧会で扱われる絵画や映像は、こうしたイメージの生産に関与しているのか、それとも抵抗を試みているのか。その可能性と限界を見きわめながら、既存の沖縄像を突き崩し、新たな視角から沖縄の複雑な現実に切り込むことを目指します。

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コメント

elmaさん、、コメントを頂きありがとうございます。

所謂、感動感激という展覧会ではありませんから、お勧めはしません。

今を生きる自分の政治的、社会的立ち位置を確認する。
沖縄は、そんなリトマス試験紙なのかもしれませんね。

展示そのものはチョト散漫な気もしましが、私はいい企画だと思っています。

投稿: elmaさんへ | 2008.11.18 21:42

こんばんは、makoさん!

沖縄というと、私にとっては、「基地」の島というイメージが強いですね。今でも、駐留する米兵の問題などをニュースで知ると胸が痛みます。

そして、さとうきび畑を歌った歌・・・。ザワワ、ザワワ・・・「さとうきび畑の歌」は、あの戦争を決して忘れてはならないということですよね。

「沖縄返還闘争」の時代・・・若い頃は、こんな記事を目にしていましたね。

今では、環境汚染・・・貴重な自然が汚されていく・・・珊瑚礁の海が荒らされていく・・・。

そして、「なだそうそう」に代表されるような島唄の流行・・・。やさしい歌は、なぜ作られたのだろうか、それは、人々の哀しみを知っているからなのだろうか・・・と考えさせられます。

いいところも悪いところも考えさせられる「沖縄」ですね・・・会期中にぜひ、出かけたいと思います。教えてくださって、ありがとうございます。

投稿: elma | 2008.11.17 21:34

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