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2006.04.19

最澄と天台の国宝

Sasityoublog
日曜日の午後、行ってきました。
とても良い展覧会で、充実した一日を過ごすことができました。
矢張り、混んでいましたよ。
5月7日まで開催されています。

これだけ重要文化財、国宝が並んでいると、何処に焦点を絞るか迷ってしまいます。
そこで、今回は仏像の横顔に焦点を絞ることにしました。
後姿からパーンして右から左から、じっくり観てみました。
惚れ惚れとするお顔でした。特に、四体は見ていて飽きることがありませんでした。
聖観音菩薩立像(滋賀 延暦寺像)、大日如来坐像(岐阜、横蔵寺蔵)、千手観音菩薩(滋賀 明王院蔵)、普賢延命菩薩坐像(大分 山王寺蔵)
何れも平安時代に作られたものです。

この様な展覧会を見るときは何時も井上靖の小説「天平の甍」の内容を思い出します。
彼らの命を賭けた真摯な努力の成果が、脈々と生き続けていることが思われます。

天台仏教から、日本仏教を概観できる良い展覧会です。

列ができていたのは、入り口の部分と、六道絵の展示コーナーでした。怖いもの見たさでしょうか?
企画展にも使えるフリーパスを持っていたので、途中庭園散歩で気分一新し、再度観てきました。3時間の鑑賞でした。

展示構成は次の通りです。
第一章 天台の始祖たち
第二章 法華経への祈り
第三章 浄土への憧憬
第四章 天台の密教
第五章 比叡の神と仏
第六章 京都の天台

Seikannnonn
重要文化財 聖観音菩薩立像
平安時代・12世紀
滋賀・延暦寺蔵


Seikannnonn2


Kyou
重要文化財 紺紙金銀交書法華経(巻第一 見返し)(部分)
平安時代・11世紀 滋賀・延暦寺蔵


Hokekyou2
国宝 一字蓮台法華経(巻第三) (部分)
 平安時代・11世紀 福島・龍興寺蔵

Rokudoue1
国宝  六道絵 阿鼻地獄(部分)
全15幅のうち
鎌倉時代・13世紀 滋賀・聖衆来迎寺蔵


天台宗は、平安京遷都から間もない806年(延暦25年)、桓武天皇の勅許(ちょっきょ)を得て開宗しました。宗祖・最澄(伝教大師)は、身分の差なく仏教はすべての人々を救うと説き、その教えは法然(浄土宗)、栄西(臨済宗)、親鸞(浄土真宗)など後世の諸宗派の開祖へも受け継がれ、1200年を経た現在も多くの人々の心を癒しています。

 近年、寺社関連の展覧会は数多く開催されていますが、本展覧会は名宝を紹介するだけではなく、法華経、浄土信仰から密教にいたる天台ならではの奥深い教義と、その幅広い信仰が育んだ文化を伝えようというものです。

 総本山である比叡山・延暦寺をはじめ全国の天台宗関係寺院の全面的なご協力を得て、国宝31件、重要文化財約100件を含む計166件を展示予定です。その中には、上野・寛永寺の秘仏・薬師如来像など、寺外初公開となる本尊仏も含まれており、量・質ともにまさに空前の展覧会にご注目ください。

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コメント

鑑賞に疲れ果て
それでも仏様に癒される
そんな奇妙な展覧会でした。

確かにもうこんな展覧会
開催されることないでしょうねー

投稿: Tak | 2006.04.22 15:40

elmaさん、コメントを頂き有難うございます。
東博の展覧会は、外れがないですね。
毎回楽しみに行っています。
今回も、充実した内容でした。
ゴールデンウィークは結構混むのではないでしょうか?
覚悟の上、お出かけください。

投稿: elmaさんへ | 2006.04.20 12:40

こんばんは!

「最澄と天台国宝は行ってみたい」と思っている展覧会ですが、今のところスケジュール的に厳しいですね。いくのはゴールデンウィークになると思います。

 仏像などをみるのは、好きです。特に、弥勒菩薩、薬師如来など…。

 ご紹介ありがとうございます。

投稿: elma | 2006.04.19 22:54

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東京国立博物館で開催中の 天台宗開宗1200年記念 特別展「最澄と天台の国宝」展に行って来ました。 仏教美術の展覧会も毎年平成館で何かしら催されています。 頭の中で整理のついていない「仏教の歴史」がこうした展覧会を 観ることによって少しでもまとまればよいのですが、単発では 感動することが出来ても中々それが線として結びつかずにいます。 (単に記憶力が悪いという話もチラホラ) ただこの展覧会に限り「仏教の歴史」はそれほど必要ないかもしれません。 ここから歴史が始まったと言... [続きを読む]

受信: 2006.04.22 15:40

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