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2006.01.15

書の至宝--中国と日本--

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良寛さんの書を見るのが大きな目的の一つだったのですが、例によって、6回にわたる展示替えが行われます。
良寛さんの書は1月31日~2月19日までの展示でした。(HPで確認すべきでした)チラシに「書は東洋における最も美しい芸術の一つです」とありますが、まさに墨による形状、構図、モノクローム諧調の醸し出す独特の芸術世界でした。

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11章に分けて展示されています。

1.文字の始まり~字体の変遷~
2.王羲之とその周辺
3.楷書表現の完成~中国・唐時代~
4.主観主義の確立~中国・宋元時代~
5.中国書法の受容~飛鳥時代~
6.奈良時代の写経と三筆~奈良時代から平安時代初期~
7.三跡と和様の成立~平安時代中期~
8.仮名の美~平安時代中期・後期~
9.伝統の和様と個性の墨跡~鎌倉時代から室町時代~
10.さまざまな到達点~中国・明清時代~
11.寛永の三筆と唐様~安土桃山・江戸時代~

北斎展ほどではないものの矢張り列のできている場所がありました。
王義之の書と空海の書が展示されている場所です。

私が、最も興味を持って鑑賞したのは、「第十章さまざまな到達点--中国、明清時代--」です。全て、中国・上海博物館からの出展です。草書、行書、隷書、楷書で書かれた作品にも、作家の強烈な個性があり、素晴らしい書が展示されていました。矢張り本家の重みを感じてしまいます。

和様書では、仮名の表現の美しさ、細筆で描かれた(あえて描かれたという表現を使います)流れるような書体は、 繊細、優美そのものです。

本阿弥光悦の立正安国論、始聞仏乗義、彩箋墨書の古今和歌集(元永本)、藤原佐里の書状(国申文帖)もとても素晴らしく、印象に残りました。

あの、荒木経惟氏も若い....を連れて例の調子で、そそくさと見て回っていました。

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コメント


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投稿: Dylanmku | 2006.03.23 08:29

コメントを頂き有難うございました。
貴blogの記事読ませていただきました。熱心に見てこられた様子が伝わってきました。書も時代背景、国民性、風土、人格個性が見事の伝わってきますね。私にとってとても良い経験でした。

投稿: anise さんへ | 2006.02.12 02:27

今日、ついに行ってきました。書の至宝展。とっても良かったです。ブログにも書きましたが、(ブログの方、感想がものすごく長くなってしまいました。)「至宝展」というタイトルにふさわしい、珠玉の作品ばかりですね。王義之、本当にきれいでした。良寛さんは、個性的でびっくりしました。作者のいろいろな要素を併せて理解するとまた違うのでしょうね。いろいろと勉強したくなりました。

投稿: anise | 2006.02.11 21:20

anise さん、コメントを頂き有難うございます。
東京博物館は、一日中いてもあきませんね。
法隆寺宝物館2Fの資料室で土門拳の写真集をじっくり読みたいと思っているのですが、なかなか実現しません。昨年、宝物館で夢違観音の特別公開がありました。美しさに圧倒されました。お参りすると悪い夢をよい夢に変えてくれるそうです。

投稿: anise さんへmako(雑感ノート) | 2006.01.28 03:07

今日、東京国立博物館に行ってきた(私もブログをやっています。今日ちょうど博物館のことを書いたところです。http://anise-haru.cocolog-nifty.com/blog/)のですが、仕事の空き時間に急いで行ったので、書の至宝展、見れませんでした。良寛さんの書が見れるなんて、とても興味あります。期間中にもう一度行ってみようと思いました。

投稿: anise | 2006.01.28 00:57

うしろの正面さん、コメントを頂き有難うございます。
良寛さんの書は1点のみの展示です。漢書と和様書の比較をして見るのも楽しいと思います。1月31日以降ですと、国宝展示室の長谷川等伯松林図が見られないのは残念ですね。

投稿: うしろの正面さんへmako(雑感ノート) | 2006.01.19 04:47

出ましたね、良寛さん。
1月31日以降、出かけることにいたしましょう。
どんなインパクトを受けるか楽しみです。
難しいことは全然わからないので、墨による平面構成だと思って鑑賞するしかないのですが。

投稿: うしろの正面 | 2006.01.18 16:41

elmaさん、はじめまして。
私も、最初は何とか内容をつかもうと勤めましたが、直ぐに無理だと分かりあきらめました。
改めて、書の素晴らしさに感激した、良い展覧会でした。

投稿: elmaさんへmako(雑感ノート) | 2006.01.18 04:05

はじめまして、TBさせていただきましたelmaと申します。
良寛さんの字はいいですね。
ただ、漢字はよめません、雰囲気が好きです。(笑)

投稿: elma | 2006.01.17 15:01

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受信: 2006.01.16 06:55

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 最近の寒さと比べたら、いくらか暖かい曇り空の14日、上野の国立博物館まで「書の至宝」展を見に行っってきました。日中の名筆が見られるとあって、館内は大賑わい。  王義之に代表される中国の美しい書、日本の書も聖徳太子、空海、小野道風、本阿弥光悦、良寛…etc...... [続きを読む]

受信: 2006.01.17 14:53

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