2017.09.22

ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション

2017

「ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション」は、
東京都美術館で開催されています。

2017年7月20日(木)~10月9日(月・祝)

ボストン美術館の成り立ち、そして重要な役割を果たしてきた数々のコレクターの物語に光を当てながら作品を紹介しています。
古代エジプト美術 、 中国美術、 日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、 現代美術、合わせて80点の秀品ばかりを集めての展示です。
十分楽しめる展覧会です。

展覧会場内で、人だかりが動かないのは、「英一蝶の涅槃図」とフィンセント・ファン・ゴッホのルーラン夫妻の前です。中国絵画も人気です。

ルーラン夫妻の画像は、展覧会出口からエスカレーターに向かう所にある記念撮影コーナーにも使われています。
201709

「英一蝶の巨大涅槃図、約170年ぶりの修理を経て、初の里帰り!」
1年に及ぶ本格的な解体修理を経て高さは約4.8mにもなる巨大涅槃は見事に蘇りました。
(修理過程を紹介した資料も展示されています)

下記にチラシを参考にしたミニ解説を記しますのでご参考までに。
201701
英一蝶 涅槃図 正徳3年(1713)1幅、紙本着色

釈迦は長い布教の旅の途中、自らの死期を悟り、クシナガラに向かう。

釈迦が涅槃に入った2月15日の満月のもと。
涅槃の舞台となったクシナガラに川は流れる(跋堤河)

釈迦は頭を北に、顔を西に向けて宝台に横たわり、人々に最後の説法を行い、80歳で涅槃に入った。
枕元には布教の旅を象徴する仏鉢が置かれ、沙羅双樹には錫杖が掛けられている。

阿那律(十大弟子の一人)から釈迦入滅の知らせを受け、摩耶夫人(釈迦の母)が馳せ参じる。

周囲では・・
十大弟子の一人阿難が、悲しみに耐えられず気絶した(あるいは急遽駆けつけて昏倒する)姿で描かれている。
阿難は美男子であったといわれ、色白で若く表現されている。

三面で左右の手に太陽と月をいただく、八部衆のひとつ阿修羅がいる。

最後の供養者の純陀の手には釈迦に捧げる山盛りの飯。

入滅の知らせに集まった沢山の動物が嘆き悲しむ様子が描かれている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

展覧会の構成は以下の通りです。
I 異国を旅したボストニアンたち
1 古代エジプト美術
2 中国美術
3 日本美術

II 「グランド・ツアー」─ヨーロッパ美術を集めたボストニアンたち
4 フランス絵画

II Iアメリカン・ドリーム─自国の美術を収集するボストニアンたち
5 アメリカ絵画

IV 同時代の美術へ─未来に向かう美術館
6 版画・写真
7 現代美術

HPの解説。
世界有数の規模と質を誇るボストン美術館のコレクションは、国や政府機関の経済的援助を受けず、ボストン市民、個人コレクターや企業とともに築かれています。本展では、美術館を支えてきた数々のコレクターの物語に光を当てながら、発掘調査隊の成果を含む古代エジプト美術から、歌麿や蕭白らによる日本・中国美術の名品、ボストン市民の愛したモネやファン・ゴッホを含むフランス絵画のほか、現代美術までを選りすぐりの80点でご紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ボストン美術館の至宝展「古代エジプト美術」
InternetMuseum


ボストン美術館の至宝展「中国美術」「日本美術」
InternetMuseum


ボストン美術館の至宝展「フランス絵画」
nternetMuseum


ボストン美術館の至宝展「アメリカ絵画」「版画・写真」
InternetMuseum

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.20

ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信

2017


「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」は、
千葉市美術館で開催されています。

会期 2017年9月6日(水)~ 10月23日(月)

ボストン美術館所蔵の浮世絵は、質・量ともに世界第一級のコレクションとして有名で、過去に何度も関連する企画展が開催されています。

私も、かつて開催された企画展の図録を数冊持っていますが、今回来ている作品の中には、過去の展覧会に出展されていて図録に掲載されている作品も相当数あります。

「鈴木春信って良いな~」と展覧会に行く度に思っていたので・・・ 混雑する前にと思って行ってきました。
版画は、小振りでっすから混雑すると疲れますよね?

この展覧会のキャプションにも登場する「優美」という表現「上品で、控えめな美しさを持っているさま、美しさの中に落ち着きがあり、好ましい感じを与えるさま」と辞書にはありますが、春信の美人画にピタリの表現だと思います。歌麿、清長も好きですが、どこか気取った洗練された趣を感じますよね。

最も春信らしと感じるのは「Chapter 3 江戸の恋人たち」の作品ですね。
この情景は、ある意味とても新鮮です。


展覧会の構成は以下の通りです。

Prologue
春信を育んだ時代と初期の作品
春信は宝暦10年(1760)頃、主に鳥居清満(.1735-85)に私淑して、役者絵の世界でデビューしたらしい。
「我は大和絵師なり、何ぞ河原者(役者)の形を画くにたえんや」と言ったとされ、明和期(1749-4823)にはほぼ美人画に集中している。
Prologueでは、春信を導いた先行絵師たちの紅絵や紅摺絵を中心に、春信の希少な初期作品も展示。
02_2
鳥居清満(1735–85) 「名古屋小山三 坂東彦三郎 薪水」
宝暦9年(1759)11月 細判紅摺絵

01
鈴木春信 「風流やつし七小町 かよひ」
宝暦(1751-64)末期 細判紅摺絵

Chapter 1
絵暦交換会の流行と錦絵の誕生
錦絵は、明和期の初め、武家や裕福な商人の趣味人たちを中心に、私的な摺物である絵暦の交換会が流行したのがきっかけで誕生した。
春信による絵暦の高度な多色木版画の美しさに目をつけた版元たちは、その版木を求め、制作依頼者の名前や暦を削って商品化した。
錦織のように美しい絵「吾妻(東)錦絵」の誕生です。
03
鈴木春信 夕立
明和2年(1765)絵暦 中判摺物

04
鈴木春信 お百度参りの女
明和2年(1765)絵暦 中判摺物

05
鈴木春信 外出の支度
もと明和2年(1765)絵暦 中判錦絵

Chapter 2
絵を読む楽しみ
春信の当世風俗を描く作品の中には、古典物語や故事の名場面をひそませた「見立絵」「やつし絵」が多く含まれている。
高級な紙や絵具を使った春信の錦絵は高価であったと考えられ、また見立絵は知識がなければ読み解くことができないということも相まって、限られた享受者、趣味人にとって魅力的だった。
06
鈴木春信 いばらき屋店先(見立渡辺綱と茨木童子)
明和4-5年(1767-68)頃 中判錦絵

Chapter 3
江戸の恋人たち
春信の作品には、若い男女の恋を描いた多くの絵が名品として知られている。
優美な柄の振り袖姿の娘と前髪を残した若衆髷の男はともに華奢な体形で描かれていて、合わせた視線と共に淡い恋心を想わせる。
10
鈴木春信 「寄菊」夜菊を折り取る男女
明和6-7年(1769-70)頃 中判錦絵

11
鈴木春信 伊達虚無僧姿の男女
明和6-7年(1769-70)頃 大判錦絵

Chapter 4
日常を愛おしむ
江戸時代が誕生して150年あまり、春信は太平の世を謳歌する穏やかな日常を主題とした作品を残している。
愛情を注ぐ母親と無邪気に遊ぶ子供の姿を描いた浮世絵を多くの人が購入し楽しんだ。
09
鈴木春信 五常「智」
明和4年(1767)9月 中判錦絵

Chapter 5
江戸の今を描く
裕福な知識層の趣味人を対象に作品を制作していた春信ですが、明和5年(1768)から、当世の興味を直接刺激する作品で錦絵を大衆層にまで広めていく。
町で評判の茶屋の娘や吉原に実在する遊女などを主人公とした錦絵を制作している。
このようなな春信の方向性は、その後の錦絵の展開に大きな影響を与えた。
12
鈴木春信 遊女と禿と猿
明和4-5年(1767-68)頃 中判錦絵

Epilogue
春信を慕う
人気絶頂の絵師春信が急逝する。(明和7年(1770)6月)
明和6、7年頃から春信に倣う錦絵を描いていた浮世絵師たちは、需要にこたえて没後数年はその画風を大きく変えることはなかった。
やがて自らの画風を確立した磯田湖龍斎、司馬江漢(鈴木春重)勝川春章、北尾重政らも春信画風を慕い倣った錦絵を描いている。司馬江漢などは春信の名で偽物を制作していたことを告白している。
春信が没して20年後の寛政期に活躍した歌川喜多暦(?-1806)は春信の後継者を自負した。
08
喜多川歌麿(?-1806) 伊達虚無僧姿の男女
寛政6年(1794)頃 大判錦絵

HPの解説。
鈴木春信(1725?-70)は、高度な多色摺木版画、すなわち錦絵誕生の頃に第一人者として活躍した浮世絵師です。
  若い恋人たち、母と子、さりげない日常の生活の景、古典主題から発想された見立絵・やつし絵など、春信は小さな画面の中に詩的で洗練されたイメージを豊かに表現しました。江戸の評判娘や名所を主題に取り入れ、錦絵の大衆化に貢献したことでも知られています。上質な紙に色彩を重ねた木版の温かな風合い、主題にも工夫を凝らした春信の作品は、見る者に深い安らぎと至福のひとときを与えてくれることでしょう。

 この展覧会では、質・量ともに世界第一級の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館の所蔵品より、活躍の様子をほぼ網羅する春信の作品とともに、この絵師を育んだ時代の気風を伝える他の絵師の作品を加えた約150点により構成されます。希少な春信の作品は、8割以上が海外に所蔵され、日本国内で作品を見る機会は大変限られています。
  本展は、2002年に千葉市美術館で開催された「青春の浮世絵師 鈴木春信」以来、15年ぶりに春信を紹介する展覧会となります。本物と出会える最高の機会を是非お楽しみください。


13
記念撮影コーナーもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.17

町田ダリア園に行ってきました。 2017年9月

社会福祉法人まちだ育成会
町田薬師池公園四季彩の杜町田ダリア園に行ってきました。

この日はイベントの開催日で賑やかでした。

路傍の清楚な花が好きですが、これほど咲いていると流石に見事ですね。
最盛期にはどうなるのでしょうか?気になります。

休憩用のベンチもあって、のんびりゆっくり楽しめます。
開花期のみの開園です。
出来ればまた行きたいな~

撮影してきました。
下記写真の様に品種名と照合できるようにしようかな~と思ったのですが、品種の多さにすぐ諦めました。
201702
201701_2

つづいて・・・
201703


201704


201706


201707


201708


201709


201710


201712


201713


静止画、動画ともにミラーレス一眼で撮りました。


町田ダリア園
開園期間 7月1日~11月3日まで 開園期間中は無休です。
開園時間 9時30分~16時30分まで (入園は16時まで)

〒194-0074 東京都町田市山崎町1213-1

入園料 
大 人 500円
団体(20名~)、障がい者、JAF会員 450円
中学生以下 無料

35台分の無料駐車場がありますが、混雑時には利用できないかもしれません。
薬師池公園駐車場は、余程のことがない限り空きがありますので、こちらも利用できます。
土・日 祝祭日の休日 さらに5月の数週間は有料。
平日は無料です。
ダリア園まで七国山の自然の中を大人の足で15分程度歩くことになりますが。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017.09.12

「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」

2017

「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」は、
国立科学博物館で開催されています。

会期 2017年7月11日(火)~10月1日(日)

生物発光や巨大生物、超深海、深海と巨大災害、深海と資源などに焦点をあて、映像や実物とともに最新の研究成果を紹介します。(HPから)


老若男女、家族連れで大変混んでいる展覧会ですから、何を重点的に観るかを決めていくのが良いかも知れません。
展覧会の構成を下記に記します。

「第1章 深海とは」と「第2章 深海と生物」はNHKスペシャル ディープオーシャンの復習?
本展での詳細な解説と標本で放映内容の理解を深めるのに役立ちます。

NHKスペシャルを見なかった方は、映像と標本で、楽しさと驚きの連続になるはず!
(写真撮影可(条件付き)ですが動画の映り込みは禁止ですよ)

第3章からは、小さなお子さん連れの家族にはチョット・・・子供が飽きてしまうかもしれません。

「第3章 深海と巨大災害」はとても重要な展示です。
東日本大震災の発生原理、地球規模のプレートの構造、地震モニタリングなど、地震研究の成果が詳らかに解説されています。地震国に住む我々は理解しておく必要がありますね。


展覧会の構成です。(写真はスマホで撮りました)
201701
プロローグ 「深化」していく深海研究

第1章 深海とは
201706
1.1 どこからが深海?
1.2 深海はどんなところ?

第2章 深海と生物
2.1 生物発光
201709_2

2.2 深海生物の多様性
201708

2.3 喰う・喰われる
2.4 巨大生物
201707
2.5 南極
2.6 化学合成生態系
2.7 生命の起源
2.8 超深海
2.9 海底下生命圏
2.1 日本周辺の深海生物相とその成り立ち

第3章 深海と巨大災害
3.1 巨大地震と日本列島
3.2 地震断層にせまる
201710
3.3 地震モニタリングと災害
3.4 地すべりと巨大津波・海底火山

第4章 深海と資源
4.1 エネルギー資源
4.2 鉱物資源
4.3 生物資源

第5章 深海と地球環境
5.1 深層循環
5.2 深海に記録された海洋酸性化の変動

第6章 深海を調査する機器
6.1 調査船
201703

6.2 潜水調査船
201705


ーーーーーーーーーーーーーー

私が拘ったのは「生命の起源」です。
というのも先月JAXA相模原キャンパス特別公開で聴講した
「アストロバイオロジー特別講演会 深海と深宇宙の生命探査」の講演内容がとても新鮮で、面白かったからです。
未知の分野で、半分も理解できなかったのですが・・・・・・

(深海展から)
生命の起源に関する研究は主として、膜をもちエネルギー代謝と遺伝(自己複製)を行うことができる個体がどこでどのように誕生したのか、を明らかにしようとするものである。このような研究は、大きくふたつのタイプに分けられる。
ひとつは、RNAワールド仮説に代表されるように生命を構成する重要な部分がどのような反応経路でできたものかを解明しようとする研究である。もうひとつは宇宙起源説、陸上温泉起源説、深海熱水起源説といった生命が誕生した環境や場所がどこであったかを解明しようとする研究である。

201713

201715

201716
201702
熱水噴出孔模型

(JAXAセミナーから)
アストロバイオロジー研究 にっほん初の宇宙実験「タンポポ」
風に舞うタンポポの種子のように、生命そのものやその原材料が、地球と他天体を往来しているという仮説を確かめることです。2015年から国際宇宙ステーションきぼう曝露部にて、毎年資料を交換し、地球に持ち帰った試料をISASはじめ26もの大学・研究所等がチームを組んで、分析を行います。


Jaxa
このパンフレットを読んでみようという方はこちらで。

JAXA|宇宙航空研究開発機構

これからも、研究成果を追いかけてみたいですね!
理解できるかな~自信はないのですが・・・

科博の深海シリーズはこれからも開催されるのでしょうか?
JAXA相模原キャンパス特別公開来年にも期待です。


国立科学博物館「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」 1章・2章
InternetMuseum


国立科学博物館「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」 3章・4章
InternetMuseum


国立科学博物館「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」 5章・6章
InternetMuseum


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.10

レオナルド×ミケランジェロ展

Photo_2

レオナルド×ミケランジェロ展は、
三菱一号館美術館で開催されています。

会期 2017年6月17日(土)~9月24日(日)


ルネサンス期では、「〈自然〉を母として、〈素描〉を父とすると、〈建築〉〈彫刻〉〈絵画〉の3姉妹がいる」という関係が強調されていました。(HPから)

全ての創造の源泉である素描にすぐれた、イタリアの二大天才レオナルドとミケランジェロの作品を通して、素描を中心に二人の全体像の対比をも試みる企画展です。

絵画と彫刻のどちらが優れた芸術か?論争。
創作活動における対象物の違い、二大天才の創造のバックボーンである生き方も含め、解り易く解説しています。

内面を映し出すような描写、表現力には感心するとともに見とれてしまいますね。

これから行かれる方は、HPの解説で予習していくことをお勧めします。
(企画ごとに、いつも丁寧な解説が掲載されて鑑賞の助けになります)


展覧会の構成は次の通りです。
序章:レオナルドとミケランジェロ─そして素描の力
7
マルチェッロ・ヴェヌスティ(帰属) ミケランジェロの肖像 1535年以降
油彩/カンヴァス| 360 × 270 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

5
レオナルド・ダ・ヴィンチ 自画像(ファクシミリ版) 1515-1517年頃
赤チョーク/紙 | 333 × 213 mm
トリノ、王立図書館

2
ミケランジェロ・ブオナローティ 《レダと白鳥》の頭部のための習作》 1530年頃
赤チョーク/紙 | 355 × 269 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

ミケランジェロの技法(HPから)
ミケランジェロは右利きで、クロスハッチングと呼ばれる、斜線を交差させる描き方をしています。頭部のところで分かるように、それによって立体感を出し、あたかも「削り取るように」素描を描いていました。本作では赤チョークが用いられ、濃淡によって凹凸を巧みに表現しています。

1
レオナルド・ダ・ヴィンチ 少女の頭部/《岩窟の聖母》の天使のための習作 1483-1485年頃
金属尖筆、鉛白によるハイライト/明るい黄褐色に地塗りした紙 |181 × 159 mm
トリノ、王立図書館

レオナルドの技法(HPから)
左利きのレオナルドは左上から右下へのハッチングが特徴的で、斜線の重なりによって濃淡が作られ、陰影が生まれています。左眼の上瞼、目元、左頬、ほうれい線、鼻梁、左頬、口元といったところに鉛白によるハイライトが施され、光が当たっていることを意味しています

I. 顔貌表現
II. 絵画と彫刻:パラゴーネ
4
レオナルド・ダ・ヴィンチ 髭のある男性頭部(チェーザレ・ボルジャ?) 1502年頃
赤チョーク/紙 |111 × 284 mm
トリノ、王立図書館

8
ミケランジェロ・ブオナローティ 河神 1525年頃
獣脂、松脂、蠟、テルペンチン|220 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

9
ミケランジェロ・ブオナローティ 背を向けた男性裸体像 1504-1505年
ペンとインク、黒チョークのあたりづけ/紙408 × 284 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

III. 人体表現
IV. 馬と建築
V. レダと白鳥
6
レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく レダと白鳥 1505-1510年頃
油彩/板 |1300 × 780 mm
フィレンツェ、ウフィツィ美術館

10
フランチェスコ・ブリーナ(帰属) レダと白鳥(失われたミケランジェロ作品に基づく)
1575年頃 油彩/板 | 500 × 605 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

VI.手稿と手紙
3
レオナルド・ダ・ヴィンチ 大鎌を装備した戦車の二つの案 1485年頃
ペンとインク、淡彩、金属尖筆の跡/紙210 × 292 mm
トリノ、王立図書館

終章:肖像画
本展の目玉作品でしょうか?
「神のごとき」と言われたミケランジェロのなせる業ですね!素晴らしい作品です。
数奇な運命をたどった作品です。その経緯についてはHPでご確認を・・・

(撮影可です(条件付き)スマホで撮りました)

Photo


2


3
ミケランジェロ・ブオナローティ(未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成)
十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト) 1514-1516年
大理石 | 2500(キリスト像だけで2010)mm
バッサーノ・ロマーノ、サン・ヴィンチェンツォ修道院付属聖堂

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

HPの解説―――本展の見どころ
15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。10代から頭角を現し「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。本展は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会です。素描のほかに油彩画、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心におよそ65点が一堂に会します。「最も美しい」素描とされる、レオナルド作《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》を間近で見比べる貴重な機会となります。


HPの動画から。


1
記念撮影コーナーもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.07

運慶の後継者たち―康円と善派を中心に

「運慶の後継者たち―康円と善派を中心に」は
東京国立博物館 本館 14室での特集展示です。

会期 2017年8月29日(火) ~ 2017年12月3日(日)

運慶の孫にあたる康円(こうえん、1207~?)、康円と同じ頃に活躍した仏師、善円(ぜんえん、のち善慶(ぜんけい)と改名、1197~1258)、善円に連なる善派の作品を展示。
善派は慶派の本流とは一線を画し、奈良を中心に活動していた仏師集団です。
運慶以後の鎌倉彫刻の展開について善派と慶派の作品を通して紹介しています。
表現方法の違いを丹念に見比べてみるのも楽しいですね!

特別展「運慶」(9月26日(火)~11月26日(日)、平成館)に期を合わせての特集です。

展示風景(スマホで撮影)
24

25
この展示ケース中の右には「愛染明王坐像 1躯 康円作 鎌倉時代・文永12年(1275) 京都・神護寺蔵」が展示されています。(この作品は撮影禁止)

8
重文 東方天眷属立像(四天王眷属のうち) 1躯 康円作
鎌倉時代・文永4年(1267)

7
重文 南方天眷属立像(四天王眷属のうち)1躯 康円作  
鎌倉時代・文永4年(1267)


27
この展示ケース中の右には「重文 地蔵菩薩立像 1躯 善円作 鎌倉時代・延応2年(1240) 奈良・薬師寺蔵」が展示されています。(この作品はは撮影禁止)

6
文殊菩薩立像 1躯
鎌倉時代・13世紀
(善円作と類推)

24
地蔵菩薩立像 1躯 
鎌倉時代・13世紀
(善派に連なる仏師の作品と考えられる)

23
菩薩立像 1躯
鎌倉時代・13世紀
(善円の作風に近い作品と解説にあり)

10
重要文化財 文殊菩薩坐像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 康円作
興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1273)

11
重文 光背および蓮華座(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯 康円作 
興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1273)

12
重文 獅子像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯 康円作
興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1273)


28

22

13
重文 仏陀波利三蔵立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯 康円作 
興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1273)

14
重文 善財童子立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯 康円作 
興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1273)

15
重文 于闐王立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯 康円作 
興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1273)

16
重文 大聖老人立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯 康円作 
興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1273)


HPの解説。
鎌倉時代に活躍した仏師運慶(うんけい、?~1223)に連なる一派を慶派(けいは)といいます。運慶は数多くの仏師を擁する工房を営み、数々の造仏を手がけました。その写実を基本とした、量感豊かで力強い作風は、新興の武家のみならず、寺社や公家をも魅了し、後の世代にも大きな影響を与えました。なかでも運慶の孫にあたる康円(こうえん、1207~?)は、当時の慶派を代表する仏師として注目すべき存在です。

康円と同じ頃に活躍した仏師、善円(ぜんえん、のち善慶(ぜんけい)と改名、1197~1258)も見逃せません。善円らの系統の仏師たちを善派(ぜんぱ)と呼んでいます。善派は慶派の本流とは一線を画し、奈良を中心に活動していたことが遺品からわかります。

本特集では、康円および善円の作品を中心に、運慶以後の鎌倉彫刻の展開について紹介します。彼らは運慶の作品から何を学び、継承していったのか。特別展「運慶」(9月26日(火)~11月26日(日)、平成館)と、あわせてご覧いただければ幸いです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.04

散策中に見かけた草花 (2017年8月)

今年の8月は猛暑日があったり、雨の降った日の連続記録?であったりで・・・出かける日が少なかったように思っていて、撮った花の写真も少ないかな~と思って整理してみましたが、そこそこありました。
効率がよかったかも?
以下の画像はスマホで撮った写真です。

20170801
ヒオウギ(檜扇 )
実はヌバタマ(射干玉)

20170802
ナツズイセン(夏水仙) ヒガンバナ科ヒガンバナ属
有毒植物だそうです。

20170804
アキノタムラソウ(秋の田村草) シソ科
道端に普通に生育し、山形県から九州地方、朝鮮半島、中国に広く分布している。

20170805
ヒメギボウシ(姫擬宝珠) ユリ科
名は花茎の苞の集まった形が宝珠の形に似ていることから付けられた。

20170806
ゲンノショウコ(現の証拠) ふうろそう科
民間薬 実際に効く証拠を意味する。

20170807
ヤブラン(藪蘭)
よく見かける植物ですね。

20170808
ルツボ(蔓穂) ユリ科
別名 サンダイガサ(参内傘)
名の由来は不明。 宮中に参内するときに使用する傘を畳んだ形に見立てたことによる。

20170812
ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科
名前の由来は、花が釣鐘状で根が朝鮮人参に似ていることから付けられた。
山菜 ととき

20170811
ハッカ(薄荷) シソ科

20170810
ツキクサ(鴨頭草)  つゆくさ つゆくさ科
別名 藍花(あいばな) 蛍草(ほたるぐさ)
月草に 衣いろどり 摺らめども
うつろふ色と いふが苦しき
(作者不詳) 
(口譯) 露草で着物を美しい色に染めようと思うけれど
      変わりやすいいろであるということが気懸りだ。

20170809
タカサゴユリ(高砂百合) ユリ科
タカサゴ(高砂)とは沖縄の方言で台湾を指す地名である。花はテッポウユリに似ているが、香りはほとんどない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017.09.02

観てきた展覧会備忘録 2017年8月

荒木経惟 写狂老人A
会期 2017年7月8日(土)~ 9月3日(日)
東京オペラシティ アートギャラリー

総合開館20周年記念
荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-
会期 2017年7月25日(火)~9月24日(日)
東京都写真美術館

エクスパンデットシネマ再考
会期 2017年8月15日(火)~10月15日(日)
東京都写真美術館

祈りのかたち ─仏教美術入門
会期  2017年7月25日(火)〜 9月3日(日)
出光美術館

ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)―ドイツ・スイス、北欧を中心に、
会期 2017年7月8日(土)~9月3日(日)
目黒美術館

練馬区独立70周年記念展 生誕150年記念 藤島武二展
会期 2017年7月23日(日)~9月18日(月)
練馬区立美術館

東京藝術大学創立130周年記念特別展
藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!
会期 第1期:2017年7月11日(火)~8月6日(日) 
    第2期:2017年8月11日(金)~9月10日(日)(後期のみ参加)
東京藝術大学美術館

レオナルド×ミケランジェロ展
会期 2017年6月17日(土)~9月24日(日)
三菱一号館美術館

ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション
会期 2017年7月20日(木)~10月9日(月・祝)
東京都美術館

杉戸洋 とんぼ と のりしろ
会期 2017年7月25日(木)~10月9日(月・祝)
東京都美術館

「和のあかり×百段階段展2017」~日本の色彩 日本の意匠~ (会期終了)
会期 2017年7月1日(土)~ 8月27日(日)
ホテル雅叙園東京

第23回秘蔵の名品 アートコレクション展 (会期終了)
佳人礼讃-うるわしの姿を描く-
会期 2017年7月31日 (月) ~ 8月24日 (木)
ホテルオークラ東京地下2階アスコットホール

生誕140年 吉田博展 山と水の風景 (会期終了)
会期 2017年7月8日(土)~8月27日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

写真家 チェ・ゲバラが見た世界 (会期終了)
会期 2017年8月9日(水)〜27日(日)
恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルーム
会期 2017年8月9日(水)〜27日(日)

没後40年 幻の画家 不染鉄展 (会期終了)
会期 2017年7月1日(土)~8月27日(日)
東京ステーションギャラリー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.09.01

三猿のぱっちり目 大きすぎ? 朝日新聞2017年8月31日社会面から

眠り猫の目・・・図面通りに塗り直し 日光東照宮(クリックすると拙ブログの関連投稿に移動します)
という話題が報道されたばかりだと思ったら、今度は「三猿」修理後の話題です。

日光「三猿」なぜ目が大きくなった? 専門家が問題視という記事が朝日新聞に掲載されました。 (クリックで朝日新聞デジタルに移動します)

次は、陽明門ですか?丹念に観察している方がいるんですね~

日光東照宮に特別な思い入れがあるわけではありませんが、面白いな、と思ったので投稿してみます。

以下の画像は、それぞれ上段が2017年(今年) 6月
下段が2015年11月に撮影したものです。

撮影角度が違うので、この画像で単純比較はできませんが・・・・修理後の眼はチョット大きく、真ん丸に見えますよね。
この様に並べて比較してみると、「見る角度によってこんなにも表情から受ける印象が違うんだ」とあらためて感じますね。
修理後の真ん丸眼も関係あるのかな~

ーーーーーーーーーーーーーー
三猿「見ざる・聞かざる・言わざる」
「礼節にそむくことに注目してはいけない。礼節にそむくことに耳を傾けてはいけない。礼節にそむくことを言ってはいけない」ということのようですが・・。

1
2017年(今年) 6月撮影
2704
2015年11月撮影

以下は、トリミング画像。
3


2703

Photo
「あらやだ・・アッレ~びっくりしちゃった~変なこと言っちゃった~」って感じ。

2702
「ごめんなさい、言ってはいけないことだったかしら?心配しちゃう」

2
「いやだ~、聞きたくないもん」

2701
「絶対聞かない!絶対!」意地になっているように感じますね。

朝日新聞に載った写真から

2


Photo


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017.08.30

第157回芥川賞受賞作「影裏」(沼田真祐著)を読んでみました。

201709

芥川賞受賞作が掲載されている文藝春秋はもう何十年も買っていますが・・・最近の受賞作は最後まで読むことが少なくなりました、数ページでリタイア。

受賞作ですから、最後まで読めば「なるほど~」とある程度の読後感は得られるには違いないのですが・・・
単に、読むことに根気がなくなっているのかな~

今回の受賞作「影裏」(沼田真祐著)は読み終えましたよ。
拙い感想文ですが以下に記してみます。

読書家でもないものにとって、小説は読み始めの導入部が重要ですね。
この小説は情景描写が(風景描写が)上手いですね。
景色が頭の中に浮かんできます。
こうなると物語の先々に興味が湧いてきます。

導入部はこうです。

 勢いよく夏草の茂る川沿いの小道。一歩踏み出すごとに尖った葉先がはね返してくる。かなり離れたところからでも、はっきりとそれとわかるくらいに太く、明快な円網をむすんだ蜘蛛の巣が丈高い草花のあいだに燦めいている。
 しばらく行くとその道が開けた。行く手の藪の暗がりに、水楢の灰色がかった樹肌が見える。
 もっとも水楢といっても、この川筋の右岸一帯にひろがる雑木林から、土手道に対し斜めに倒れ込んでいる倒木である。それが悪いことにはなかなか立派な大木なのだ。ここから先は、この幹をまたいで乗り越えなければ目的の場所までたどり着けない。
 近ごろではわたしは、それこそ暇さえあればここ生出川に釣りをしに出掛けることに決めている。

----------------------------

今野は岩手県はじつに樹木が豊富な土地だと夏が来て改めて思う。


今野は親会社から、岩手の今の会社に異動してきていた。
この会社で物流課の日浅と知り合いになる。
日浅と二人で釣りに、山菜採りに、ドライブにと一緒によく遊んだ。
日本酒が好きで酒量も同程度。
日浅は幼いころに母親を亡くし、父親と暮らしていて、東京で大学生活を送った後郷里に戻っていた。

(釣り、川辺の状況が丹念に綴られた行きます)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

知り合ってから一年数か月が過ぎ、雪深い2月の朝、出勤途中に後から追いついた同僚に突然、日浅が退職したと知らされる。
自前の携帯を持たない日浅との連絡手立てを失った今野は、同行者を失い渓流釣りの解禁日が過ぎても出かける気になれずにくすぶっていた。

そんな日々を送るなか、「偶然この近辺回ってたもんでよ。挨拶がてらちょっと寄ってみた」と日浅が訪ねてくる。
あれから4か月が経っていた。
話を聞くと、なんと退社2日後に再就職をしていた。
「互助会」の勧誘の仕事で優秀な成績を収めているようだった。
会話は20分程度で終わり日浅は迎えに来た同僚の車に乗って帰っていった。

ーーーーーーーーーーーーーー

今野は、日浅からお礼にと夜通しの釣行に誘われる。「こちらで全部用意するから手ぶらで来い」と。
場所は、日浅の顧客の持つ?川辺の掘っ立て小屋(バルコニー)
しかし、この日、神経質にいら立つ日浅に、今野は戸惑ってしまう。
この日ばかりは、酒を飲むことを今野は頑なに拒んだ。
意地になっていた。
日浅は後から来た顧客の男と酒を盛んに酌み交わす。

この日の朝には、妹からのメールが舞い込んだり、2年間付き合った性別適合手術(SRS)の施術をすると公言していた和哉から連絡が入ったりして、時間がとられる。

(このあたりで著者は今野の人となりを紹介しようと意図している?)

(お礼の意味は・・・)
8月の終わりに日浅は突然また現れたのだ。
「すまねえが、今野よ」
「互助会、入ってくんねえだろうか、一口足りねえんだ」
今野は日浅の指示通りに三枚の書類のそれぞれの箇所にそれぞれの必要事項を記入した。

今野は、日浅が十日前には切り出せずに、手ぶらで帰ったことに思いを馳せ自分の鈍さが呪わしかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてあの震災が襲った。
盛岡は内陸にあり、おおきな被害はなかったのだが、家族や知人から、また思いもよらぬ同級生から安否の確認連絡が舞い込む。

ーーーーーーーーーーーーーーー

連休も明けて、辛い1日が終わり家に戻ろうと駐車場で車に乗ると、パートの西山さんに呼び止められた。
「これからちょっとだけ、お時間もらえないよね」

お互いの車を少し走らせてログハウス風のベーカリーに車を止めて店に入った。
「課長死んだかもしれないね」津波で・・・(課長は当時の日浅のあだ名)
「課長が互助会の仕事しているのって、今野さん知ってた?」
西山さんは、日浅に30万円貸していたというのだ・・・・・

ーーーーーーーーーーーーーー

今野は日浅の消息を求めて、様々な土地を巡り歩くのだがその足取りは掴めない。
意を決して父親を訪ねることにする。
そして、父親との会話は意外な展開に・・・・

ーーーーーーーーーーーーー

偉そうに言わせてもらえば、よくかけた小説だと思いました!
情景描写は上手いし、ところどころに、意外性を持ったエピソードを 導入して次なる筋書きへの期待を抱かせて最後まで読ませてくれます。
ただ、この物語を書くにあたっての「どうしても伝えたかった」意図が何なのかは残念ながら見いだせなかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.28

荒木経惟 写狂老人A

Photo

「荒木経惟 写狂老人A」は、
東京オペラシティ アートギャラリーで開催されています。

会期 2017年7月8日(土)~ 9月3日(日)

本展に向けて制作した1000点を超える新作を中心に荒木経惟の「現在」の活動を伝えています。

ある程度荒木経惟の写真を継続的に見ている人でないと、この展覧会、首を傾げてしまうこともあるかもしれません。
という意味でいうと、東京都写真美術館で開催されている企画展「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」とぺアで観るのが良いかもしれませんね。

初期作品「八百屋のおじさん」のスライド以外は、今現在進行形のアラーキー作品集です。

この展覧会は撮影可でした。
(スマホで撮りました)

展覧会の構成は以下の通り。
(解説はHPから引用しています)
1. 大光画(2017年)
さまざまな年代の人妻たちを捉えた最新シリーズ。  
1

2. 空百景(2017年)
荒木の自宅のバルコニーから日々の「空」を捉えたモノクロームプリント100点のシリーズ。 
2

3. 花百景(2017年)
江戸時代の絵師、伊藤若冲の《百花図》に触発されたこのシリーズは、咲き誇り、枯れてゆく花を捉えたモノクロームプリント100点からなります。 
7

4. 写狂老人A日記 2017.7.7(2017年)
荒木のライフワークである「日記」シリーズの最新作。700点近い作品は日付表示がすべて今年の7月7日に操作されています。7月7日は亡き妻、陽子との結婚記念日です。
3

4

5. 八百屋のおじさん(1964年)
スクラップブック〈八百屋のおじさん〉第1巻。電通勤務時代(1963-72)の荒木が、銀座で行商する青果商を昼休みに足繁く通って撮り続けたものです。 
8

6. ポラノグラフィー(継続中のプロジェクトより)
荒木が2002年から継続的に行っているポラロイド作品の展覧会とその出品作のアーカイヴ映像を紹介します。)

7. 非日記(継続中のプロジェクトより)
デジタルカメラによるシリーズからの抜粋で、本展ではプロジェクターによるスライドショーとして紹介します。

8. 遊園の女(2017年)
プロのモデルではない一般の既婚女性をモデルに撮影しています。遊郭から足抜けしようとする遊女を女衒(ぜげん)となった荒木が捕らえるといった趣向ですが、本当に捕らえられているのは誰なのでしょうか──。

5

9. 切実(新作)
プリントした無数の写真をハサミで切断し、組み合わせを変えてコラージュしています。荒木にとってハサミで切ることも、コラージュすることも、カメラのシャッターを押すことと同じ感覚だといいます。 
6

HPのプロモーションムービー

イントロダクション(HPから)
荒木経惟は、1960年代から今日まで第一線で活躍を続け、日本を代表する写真家の一人として世界的に高い評価を得ています。
本展は、今年77歳を迎え、一層活発な活動を続ける荒木が本展に向けて制作した1000点を超える新作を中心に、荒木の制作の原点とも言える1960年代のスクラップブックなどもまじえながら、その多面的な活動を紹介します。
「写狂老人A」のタイトルは、老境に入り一層精力的に制作を続けた江戸時代の絵師・葛飾北斎が70代半ばで「画狂老人卍」と号したことになぞらえ、荒木自身を表しています。荒木の制作活動からは、北斎と同様の、生涯を通じてあくなき探究を続け、道を究めようとする者に共通する人並みはずれたエネルギーが、時代やジャンルの違いを超えて伝わってきます。2017年現在、既に500冊を超える写真集を上梓している荒木は、そのテーマや手法が多岐にわたることでも知られますが、近年、自らの「死」に直面するような数々の体験を経て、「生」を見つめる眼差しは鋭さと深みを増し、長年の重要なテーマである「生と死」がより鮮明に表現されています。荒木経惟の「現在」をいきいきと伝え、その活動の核心に迫ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.26

JAXA相模原キャンパス特別公開2017

今年もJAXA相模原キャンパス特別公開に行ってきました。
旅日記風に綴ってみます。写真はスマホで撮りました。

会期 2017年8月25日(金)、26日(土) 10:00~16:30

横浜線淵野辺駅で降りて南口に向かいました。
Jaxa20171

淵野辺駅からJAXAまで歩いて行くと20分位掛かります。
ほとんどの方が無料バスを利用します。
道順案内に従って2分程度歩いて・・・
バス待ちの長い行列に出合います。(この日は2台待ちで乗れました)
朝から暑い日でしたので、歩くのはきつい~
Jaxa20172
駅前から路線バスもあり、この場合は市立博物館前のバス停で降ります。(但し、午後からの運行の様ですから確認要です)

無料バスは、国立近代美術館フィルムセンターに到着するので、ここで降りたら、車道の向こう側のJAXA相模原キャンパスに向かいます。
先ず私は、13時開演のセミナー整理券を貰いに市立博物館に行きました。
(市立博物館で開催されるセミナー整理券はここで配布)
Jaxa20173_4
(JAXA相模原キャンパス正門)

キャンパスに入ってセミナー案内を見たら、10時半開演の整理券がまだあったので、さっそく調達。
フィルムセンターに戻って参加しました。
(フィルムセンター講堂で行われるセミナー整理券はキャンパス正門入口近辺で配られます。去年とは違う場所でしたが・・日除けのある場所にしたようです。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

10時30分からのセミナーに参加しました。
「太陽系大航海時代。社会と人間ドラマ。」

ーーーーーーーーーー

講演終了後キャンパスへ戻り、各会場のブースを概観しました。

昼食には、食堂がありますが大変混んでます。
中庭の屋台で軽食をとることができます。(焼きそばなど・・・)
大型テント内にテーブルあり。
Jaxa20174

中庭で今年もやってました。
”ファイトイパーツ”と唱和すると試飲できます。
Jaxa20175

持ってきた昼食は冷房が効いた休憩所(第4会場)でとることもできます。
食堂横の売店で軽食を調達して、ここで食べるのもいですね。
Jaxa20176

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

13時~15時30分過ぎまでセミナーに参加

アストロバイオロジー特別講演会
「深海と深宇宙の生命探査」

ーーーーーーーーーー

セミナー終了後、キャンパスに再度戻りました。

初公開の”宇宙探査実験棟”も大人気で昼間は行列ができていました。
小グループごとに、棟内に案内されて解説付きの見学ができます。(5分程度)
終了間際に行ってみたら、チョット待つのみで見学できました。

16時も過ぎたので、フィルムセンターに戻り、無料バスに乗って帰路につきました。
(このときは待たずに乗れました。)

この投稿は、後に加筆するかもしれません。しないかも?

昨年撮ってきた動画です。
会場の雰囲気のご参考までに。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017.08.24

荒木経惟センチメンタルな旅 1971-2017-

1

総合開館20周年記念
荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-は、
東京都写真美術館で開催されています。

会期 2017年7月25日(火)~9月24日(日)

いわゆる私写真に関しては荒木経惟自身の持論を過去に披歴していますが・・・
発表し続ける膨大な作品を理解するためには、ある程度の説明が必要です。(助けになります)

本展でも、展示会場と作品リストに解説があります。
読みながら、または読んでからの観賞がお勧めです。

展覧会の構成は以下の通りです。

1 プロローグ
荒木と陽子が恋人同士であった頃の写真《愛のプロローグ、僕の陽子》を スライドフィルムのまま展示。

2 センチメンタルな旅
荒木というと・・・この写真が使われますね。
1971年出版の二人の新婚旅行の写真集。
2
《センチメンタルな旅》 1971年 東京都写真美術館蔵
この写真撮影時の経緯についても語っていますが・・・

3 東京は、秋
電通退職後、東京の様々な街を撮り歩いた写真。10年後に陽子と の会話を加えて出版された。
3
《東京は、秋》1972-1973年 作家蔵

4 陽子のメモワール
荒木が「私写真」を追求していく中で陽子は最も重要な被写体であった。
5
《東京ノスタルジー》 1985年 作家蔵

5 食事
陽子が作った食事を撮ったた写真。
カラーからモノクロへと一変する写真は死へとむかっていく心境の変化が示されている。
6
《食事》 1985年 作家蔵

6 冬の旅
陽子の最後の誕生日から闘病生活、葬儀のまでの日付入りの写真。
このコーナーがとてもよかった、荒木の心象風景がひしひしと伝わってくる。
4
《愛のバルコニー》 1985年 作家蔵

7
《冬の城》 1991年 作家蔵 

9
《近景》 1990年 作家蔵

7 色景
陽子の死後、一周忌を迎えて自宅バルコニーで陽子のピンクのコートを着て陽子の遺影とともに写したセルフポートレート。

8 空景
妻が逝って私は空ばかり写していた。
8
《空景》 1989-1990年 作家蔵

9 近景
陽子の死後、二人の生活の舞台であったバルコニーで、陽子の生活、時間を感じさせるものを撮った。

10 遺作 空2
前立腺がんを発症し、自らに忍び寄る死の影を感じながら制作された。
10
《遺作 空2》 2009年 作家蔵

11 三千空
ひたすら、空のスライドがスクリーンに投影される。
流石に途中で次のコーナーへ移動しました。
11
《三千空》 2012年 作家蔵

12 写狂老人A日記 2017.1.1-2017.1.27-2017.3.2
ある日の一日を撮りまくった写真、文字通り、その日その時を写した写真。
撮影した順番に並べられている。

13 愛しのチロ
愛猫チロちゃんのポラロイド写真200点。
動物好きで、猫ちゃん、ワンちゃんを嘗て無くしている身にとっては、ちょっと辛い。
一点一点丹念に鑑賞してきました。

14 エピローグ
この展覧を締めくくる最後の一点。
この写真がとても良い。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

開催概要(HPから)
東京都写真美術館は、総合開館20周年を記念して「荒木経惟 センチメンタルな 旅 1971– 2017–」展を開催します。 荒木経惟は、1960年代から活動を始め、国の内外で高い評価を得ています。荒木の作品は、 テーマや手法が多岐にわたることでも知れ、これまでに500冊近い写真集を上梓するなど、 その制作意欲は現在もなお、尽きることがありません。
本展は、その膨大な作品群から、妻、「陽子」というテーマに焦点をあてた展覧会です。荒木 自らが「陽子によって写真家になった」と語るように、1960年代の出会いから1990年代のそ の死に至るまで、陽子はもっとも重要な被写体であり、死後もなお荒木の写真に多大なる 影響を与え続けてきました。本展では、陽子を被写体とするものや、その存在を色濃く感じさせる多様な作品を通して、荒木が重要視している被写体との関係性を探り、またその写真 の神髄である「私写真」について考察していきます。展覧会タイトルの「センチメンタルな旅 1971– 2017–」とは、1971年に出版された私家版の写真集に始まり、現在へと続いている荒木経惟の私写真、そしてその写真人生そのものを表しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.21

秘蔵の名品 アートコレクション展 佳人礼讃-うるわしの姿を描く-

Photo

第23回秘蔵の名品 アートコレクション展
佳人礼讃-うるわしの姿を描く-は、
ホテルオークラ東京地下2階アスコットホールで開催されています。

会期 2017年7月31日 (月) ~ 8月24日 (木)

今年は人物画特集ですね。
日本画では、上村松園、鏑木清方の作品が目立ちました(出展数からしても) 、「一点の卑俗さもない清楚な・・」面立ちだけでなく小袖の美しさにも表れています。やはり美人画は松園だと再認識です。

20174
上村松園 《三美人之図》 明治41年(1908) 光ミュージアム蔵

市井の生活の一瞬を情感豊かに描いた鏑木清方の作品にも見入ってしまいます。

20177
鏑木清方 《七夕》左隻  昭和4年(1929) 大倉集古館蔵

20176
鏑木清方 《七夕》右隻  昭和4年(1929) 大倉集古館蔵


キスリングんも良いですね、鮮烈なな色彩と独特の眼差し。

20173
キスリング 《スペインの女》 1925年


岡田三郎助の装飾的な背景に見事な小袖を着る女性も・・・

20172
岡田三郎助 《支那絹の前》 大正9年(1920) 高島屋記念館蔵

松岡美術館からは、ジョン・エヴァレット・ミレーの作品が出展されています。
松岡美術館は数点持っていて、たまに訪ねると今日はミレーの作品が展示されているかな~と気になります。

20175
ジョン・エヴァレット・ミレー 《聖テレジアの少女時代》 1893年 松岡美術館蔵

何時もの通り、展示環境が素晴らしく、涼しい会場で好きな作家の作品を探しながら楽しく過ごしてきました。

人気投票には、上村松園の《三美人之図》に投票してきました。

展示構成は次の通りです。
【第1章】 肖像画のまなざし
【第2章】 美人画にみるうるわしき佇まい
【第3章】 人物像の魅力に出会う


開催趣旨(HPから)
今年で23回目を迎えるチャリティーイベント「秘蔵の名品 アートコレクション展」。今年は人物の姿を特集します。
洋の東西を問わず、いにしえから現在に至るまで、人々の姿は絵画表現の大きなテーマとなってきました。
本美術展では、女性を主題とした作品を中心にさまざまな肖像画・風俗画をご紹介します。
西洋画、日本の洋画、日本画にあらわれる佳人の姿をぜひお愉しみください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.08.19

「和のあかり×百段階段展2017」~日本の色彩 日本の意匠~

2017

「和のあかり×百段階段展2017」~日本の色彩 日本の意匠~は、
ホテル雅叙園東京で開催されています。

会期 2017年7月1日(土)~ 8月27日(日) 会期中無休

東京都指定有形文化財「百段階段」の部屋にカテゴリー「祭り」「アート」「職人」の各作品が所狭しと並べられています。部屋の装飾とともに素晴らしい空間を演出しています。

和のあかり展コラボレーションイベントも盛りだくさんです。
浴衣姿の女性を多く見かけましたが・・・「お食事付浴衣プラン」の方でしょうか?
矢張り、女性集客が経済効果ありなのでしょうね。

10171

30172

この展覧会は撮影可(フラッシュ不可)です。ほとんどの方が撮ってました!
スマホで撮った写真をまとめてみました。

東京都指定有形文化財「百段階段」
 「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。 食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。 階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
 "昭和の竜宮城"と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。 最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。 2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。

開催趣旨(HPから)
昨年、百段階段史上最高の9万人を動員した恒例企画。
東京都指定有形文化財「百段階段」を舞台に全国から
「祭り」「アート」「職人」「アクアリウム」のジャンルを中心に30を超える
出展者が一堂に会します。毎年恒例、文化財の一部屋にダイナミックに展示されるねぶたの
インスタレーションをはじめ日本各地の作品が、あかりを落とした文化財を優しく照らします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«富岡八幡宮例大祭神輿渡御(平成29年)